散乱円盤天体
| 太陽系外縁天体 | |
|---|---|
| エッジワース ・カイパー ベルト (海王星との 軌道共鳴) |
(3:4) |
| 冥王星族 (2:3) | |
| (3:5) | |
| キュビワノ族 ( - ) | |
| (1:2) | |
| 散乱円盤天体 | |
| オールトの雲 | |
| 類似天体 | ケンタウルス族 |
| 海王星のトロヤ群 | |
| 彗星(遷移天体) | |
| 関連項目 | 準惑星(冥王星型天体) |
| 太陽系小天体 | |
| ■Portal ■Project ■Template | |
散乱円盤天体(さんらんえんばんてんたい Scattered Disk Object, SDO) とは、海王星の重力によって、エッジワース・カイパーベルトから外側に散乱させられた太陽系外縁天体の名称である。
概要 [編集]
散乱円盤天体の軌道要素は非常に幅が大きい。近日点距離はおおむね約30~40 AU(ほとんどは約30 AUを大きく超えないが、20 AU以下や50 AU近いものもある)、遠日点ははるか遠く(約65~数百 AU)にある。すなわち、近日点の付近ではエッジワース・カイパーベルト内に位置するが、軌道の大部分はその外側に位置する。離心率は0.3~0.7程度(最大のものでは0.9以上)、軌道傾斜角は0~30°がほとんどで、公転周期は350年以上。
最初に散乱円盤天体に分類されたのは1996年にマウナケア天文台群によって発見された (15874) 1996 TL66であるが、最初に発見されたのは (48639) 1995 TL8(1995年、スペースウォッチ)である。その他、代表的な散乱円盤天体に外縁天体としては最も大きい (136199) エリスや (84522) 2002 TC302など、珍しい例としては小さな離心率と大きな軌道傾斜角 (e=0.11, i=46.8) を持つ2004 XR190や、公転周期が1万年を超える (308933) 2006 SQ372、(87269) 2000 OO67などがある。 太陽から遠く暗いため、未発見の大きなものが多数あると推測されている。
散乱円盤天体をエッジワース・カイパーベルト天体 (EKBO) に含むか否かについては見解が分かれるが、海王星と軌道共鳴の関係にあると推測されている天体のうち、最外部の天体(公転周期が海王星との比率で2:5や3:8など)には散乱円盤天体と区別しにくいものがあることは事実である。なお、近日点がエッジワース・カイパーベルトの外にある E-SDO (Extended Scattered Disk Object, Scattered-Extended Object) または DDO (Distant Detached Object) の存在が語られるようになって来ているが、E-SDOはEKBOには含めない。(90377) セドナは便宜上、散乱円盤天体に含まれることもあったが、むしろE-SDOに含まれるべきであろう。
関連項目 [編集]
- ケンタウルス族 - 散乱円盤天体とは逆に、エッジワース・カイパーベルトから内側に散乱させられたもの。
- ダモクレス族 - 離心率や軌道傾斜角が極めて大きい小天体。近日点は木星より内側で、遠日点は散乱円盤天体並みかそれ以上。
- 惑星X - 海王星より外側にあると仮定される惑星サイズの天体。散乱円盤天体の分布をこの惑星Xに関連付ける説もある。
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| 太陽 ・ 太陽圏 |
惑星 ☾ = 衛星 ∅ = 環 |
水星 | 金星 | 地球 ☾ | 火星 ☾ | |
| 木星 ☾ ∅ | 土星 ☾ ∅ | 天王星 ☾ ∅ | 海王星 ☾ ∅ | |||
| 準惑星 (冥王星型天体) |
ケレス | |||||
| 冥王星 ☾ | ハウメア ☾ | マケマケ | エリス ☾ | |||
| 小天体 | 小惑星 (アステロイド) |
バルカン群 - 地球近傍小惑星 - 小惑星帯(小惑星族) - 木星トロヤ群 · ケンタウルス - 海王星トロヤ群 - 小惑星の衛星 - 流星物質 |
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| 小惑星の一覧も参照 | ||||||
| 外縁 天体 |
カイパーベルト(冥王星族 - キュビワノ族) - 散乱円盤天体 | |||||
| 準惑星候補の一覧も参照 | ||||||
| 彗星 | 周期彗星 - 非周期彗星 - ダモクレス族 - ヒルズの雲 - オールトの雲 | |||||
| 太陽系地球型惑星の地質、太陽系の元素組成、地球外の地形の一覧、太陽系の天体の一覧、大きさ順の太陽系天体の一覧も参照。 | ||||||
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