クロックタワー

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クロックタワー
ジャンル アドベンチャー
対応機種 スーパーファミコン (SFC)
プレイステーション (PS)
ワンダースワン (WS)
開発元 ヒューマン
発売元 ヒューマン
人数 1人
メディア SFCカセット
PSCD-ROM1枚
WSカセット
発売日 SFC1995年9月14日
PS1997年7月17日
WS1999年12月9日
価格 SFC:11,400円(税抜)
PS:3,800円(税抜)
WS:3,980円(税抜)
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クロックタワー』(CLOCK TOWER)はヒューマンから発売された日本ゲームソフト1995年9月14日スーパーファミコン用のアドベンチャーゲームとして発売された。監督・ゲームデザインは河野一二三

目次

概要 [編集]

セプテントリオン』、『ザ・ファイヤーメン』に続くパニックソフトシリーズの完結編。

正体不明の殺人鬼の住む館に招かれた主人公が、殺人鬼からひたすら逃げながら館からの脱出を図るアドベンチャーゲーム。主人公はか弱い少女であり、敵に見つかればなす術が無いという緊張感と、ゴシックホラー的な世界観が独特な恐怖感を醸し出している。また、キャラクター的に間接的な指示を与えるとい「King's Quest」と同様のゲームシステムを取り入れることにより、ホラー映画さながらの「逃げ惑うキャラクターを鑑賞者の視点で見守るもどかしさ」を演出するとともに、ゲーム上の恐怖演出として効果的に成立させている。

続編にプレイステーション用ソフトとして開発された『クロックタワー2』があり、1996年に発売された。また、1997年にプレイステーションで今作が「CLOCK TOWER 〜The First Fear〜」というタイトルで再発売されている。さらに1999年ワンダースワンで本作が移植された。

2010年8月3日からWiiバーチャルコンソールでスーパーファミコン版が配信されている(配信元:サンソフト)。 また、2011年11月9日からゲームアーカイブスPS3PSP)でプレイステーション版が配信されている(配信元:サンソフト)。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


ストーリー [編集]

北欧の山間にある大きな屋敷。主人の名はバロウズ。屋敷には大きな時計塔があり、土地の人々はその時計塔の鐘の音を合図に放牧を行っていた。いつしか人々は屋敷の事をクロックタワー、時計塔屋敷と呼ぶようになった。しかし、いつしか鐘の音はまるで時を止めてしまったかのように途絶えてしまう。

1995年9月。両親を早くに亡くしグラニット孤児院で育った少女ジェニファーは、養育先が見つかったとの連絡を受け、孤児院の教師メアリーの引率の元、同じ養育先へ引き取られる3人の友人と共に、引き取り手が待つ屋敷バロウズ邸へと向かうこととなった。そこに隠された秘密、自身を襲う恐るべき恐怖が待ち受けていることを知る由もなく……。

登場人物 [編集]

ジェニファー・シンプソン
本作の主人公。14歳。可憐な容姿の美少女。両親を亡くした後孤児院で育ったが、バロウズ家の養子として屋敷へ向かうが、恐ろしい殺人鬼に狙われることになってしまう。転んだだけで体力が減少してしまうほど身体が弱い。
アン
ジェニファーの親友。15歳。4人の中では年長である為か、ややワガママな性格。内気なローラとは仲良し。ゲーム中では一番死亡のパターンが多い。姓がないのは、捨て子のためである(小説版クロックタワー2より)。
ローラ・ハリントン
ジェニファーの親友。14歳。おっとりかつ内気な性格で上品な雰囲気の少女。強気なアンとは仲良し。
ロッテ
ジェニファーと最も気が合う親友。14歳。メンバーでは唯一ショートヘアにGパンというボーイッシュなスタイルで、性格も活発かつ快活。ジェニファーとは別に単独でバロウズ家の秘密を探ろうとするが重傷を負わされ、ジェニファーにシザーマン打倒のヒントを遺して息を引き取る。アン同様、捨て子。
メアリー・バロウズ
グラニット孤児院の教師。35歳。ヒステリックで生徒からは煙たがられている。ジェニファー達を時計塔屋敷に引率してきた。実は今回の事件の首謀者でボビィとダンの母親でありサイモンの妻。エンディングによって死亡の仕方は様々だが、小説版クロックタワー2では“鳥に全身をついばまれた死体”となっている。
ボビィ・バロウズ
本作におけるシザーマン。サイモンとメアリーの息子で、ダンの双子の弟。9歳。巨大なハサミが特徴の殺人鬼。物理的な攻撃では決して死ぬことがない。動物、人間とその手に掛けた者の数は計り知れない
ダン・バロウズ
サイモンとメアリーの息子で、ボビィの双子の兄。9歳。肥大化した巨大な肉体を持つが運動器官が未発達で、超能力を持つ。屋敷内の怪奇現象は彼の仕業と思われる。
サイモン・バロウズ
屋敷の当主。37歳。当主だが中庭の牢屋に入れられているうえ、酷い虐待を受けたせいか発狂している。ジェニファーを食べ物と認識して襲い掛かる。小説版クロックタワー2では、死亡したことが判明。
ウォルター・シンプソン
ジェニファーの実父。産婦人科医。メアリーの出産に立ち会うためにバロウズ家へ来るが、出産の際にダンとボビィに腕を食いちぎられた上に密室に幽閉され、ジェニファーとの再会が叶わぬまま死んでしまう。

ゲームシステム [編集]

体力回復
画面両端以外の場所で、Xボタン(PS版では△ボタン。これらは初期配置による)を押すか立ち止まると、ジェニファーが座り体力を回復する。体力は敵の攻撃を受けたり転んだり、一部ショッキングなイベントに遭遇すると減少するが、走るだけでも減少するので、こまめな回復が必要。
逃走状態
主人公がシザーマンに追跡されている状態。クリックポイントが通常状態と異なり、何らかのイベントによってシザーマンを撃退、もしくは回避しない限り解除されない。シザーマンは特定のイベントで出現する。2以降では時間経過でランダムに出現する場合があるが、本作にはない。また、シザーマンが絶対に入ってこないマップもある。但し、それで逃走状態が解除される訳ではない。
パニック回避
シザーマンに近接した場合、又は他の敵やトラップに襲われて主人公の生命が危険に晒されている時、×ボタン(PS版。初期配置)を連打すると一時的に回避できる。ただしシザーマンの場合は完全に回避するには隠れるか、撃退するしかない。このシステムは「Renda Sezuniha Irarenai(連打せずにはいられない)」の頭文字を取って、「RSIシステム」と呼ばれる(株式チャートのテクニカル指標などでよく用いられる指標の一つ「RSI」=相対力指数とはもちろん無関係である)。
このRSIシステムだが、PS版は2のように「成功したら体力減少で回避、失敗したら即死」といった判り易いものではなく、特にシザーマンが相手の場合は「成功したら僅かに体力が減少し、一時的に回避。失敗したら攻撃を受けて体力が大幅に減少する」となっている。SFC版は比較的2に近く、後先考えずパニック回避をしていてはすぐにやられてしまう。無論、体力が最低の状態でシザーマンに接近されれば無条件でゲームオーバーとなる。このイベントは廊下などの開けた場所でシザーマンに近接した場合に発生するものであり、個室などの狭い空間、或いはマップの端付近で近接した場合はRSIシステムが発生すらせず、一方的に殺されてしまう。
シザーマン以外の即死トラップ等で発生する場合では連打に失敗すると同時に死亡するものが多い。しかし、体力の状態は回避の成否には影響しない。体力が最低でも連打さえすれば回避できる。
ゲームオーバー
ジェニファーが死亡してしまうとゲームオーバーとなり、タイトル画面に戻る。メインメニューからコンティニューを選択すれば、ゲームオーバー直前からやり直せる。ただし、次回作以降のように体力が一段階回復するといった措置はない。
バッドエンディングでは最後にゲームオーバーと同じ画面が表示されるがコンティニューは不可能。

スタッフ [編集]

移植版 [編集]

CLOCK TOWER 〜The First Fear〜

SFC版の移植版。1997年7月17日発売。

基本的にグラフィックやゲーム性自体に大きな変更はないが、細部で追加要素、変更が施されている。

  • 「カラスの屍骸のアップ」「ミイラが動き出して襲い掛かって来る」「シザーマンが踊るような動きをする」などの要素の追加
  • 一部のアイテムの配置と効果音の変更。ハードが異なるため、BGMの音色も異なる
  • ジェニファーの体力の回復に要する時間の大幅短縮。逆に体力は減り易くもなっている
  • SFC版にあったバグ等の修正
  • 続編『クロックタワー2』への伏線となる演出の追加。
  • 「転んだ時のジェニファーの台詞」「体力の消耗に伴うジェニファーの表情の変化」といった一部の要素の削除。

初回版として、メモリーカードホルダー・ブックレット・オリジナルソフトカバーが付いた。

CLOCK TOWER for windows95

windows95向けの移植版。

クロックタワー for ワンダースワン ==

SFC版をWSに移植した作品。1999年12月9日発売。

モノクロということやBGMの質、グラフィックなどに多少の差異はあるものの、基本的には第一作を再現している。携帯機という制約上、画面に表示されるのは最低限の情報のみで各登場人物の顔が表示されなくなった。ジェニファーも例外ではない。また、この時すでに『クロックタワー2』が存在していたため、PS版において追加された一部グラフィックが収録されている他、PS版の「アイテムの配置が違う」「ミイラが動き出す」等の演出も付加されている。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]