アップホルダー級潜水艦

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アップホルダー級潜水艦
HMCS Victoria SSK-876 near Bangor.jpg
艦級概観
イギリス海軍
就役開始 1990年6月2日
退役完了 1994年10月
前級 トラファルガー級原子力潜水艦
次級 アスチュート級原子力潜水艦
カナダ海軍
就役開始 2000年12月
退役完了 就役中
前級 オジブワ級潜水艦(オベロン級)
次級 -
性能諸元
艦種 潜水艦
排水量 基準:1,870t
水上:2,185t
水中:2,400t
全長 70.26m
全幅 7.6m
吃水 5.5m
機関 ディーゼルエレクトリック 1軸推進
ディーゼル 2基、6,070kW
電動機 2基、5,000kW
速力 水上:12ノット、水中:20ノット
潜航深度 200m
行動日数 8週間
乗員 48人
武装 533mm魚雷発射管 6門
(Mk 48魚雷 18発)
レーダー Type 1007航海レーダー
ソナー Type 2040
Type 2007パッシブソナー
Type 2046曳航ソナー
電子戦 シーサーチII

アップホルダー級潜水艦 (Upholder class submarine) はイギリス海軍が建造した最後の通常動力型潜水艦

概要[編集]

イギリス海軍は、1960年代に就役したオベロン級潜水艦の後継として、当初原子力潜水艦を検討していた。しかし、当時の原潜は静粛性において通常動力型に未だ及ばず、また沿岸・浅海域での作戦においては通常動力型潜水艦にも戦術的価値が残されていることから、原潜への転換は見送られた。海外への輸出市場も考慮し、排水量は2,400tに設定して1970年代後半より開発が開始された。一番艦は1983年に起工している。

しかし冷戦終結に伴って当初12隻が予定されていた建造数は4隻にまで削減。各艦は1990年代前半に就役したが、イギリス海軍が将来の潜水艦兵力を原子力潜水艦に一本化する方針を決定したことによりいずれも数年ほどで退役。イギリス製のオベロン級潜水艦英語版を購入しオジブワ級潜水艦として運用していたカナダ海軍1998年に全艦が売却され、ヴィクトリア級潜水艦となった。

涙滴型の船殻を持ち、艦体には約22,000枚もの吸音タイルが貼られている。

同型艦[編集]

艦番号 艦名 起工 進水 就役 退役 カナダ海軍艦名
S40 アップホルダー(Upholder) 1983年11月 1986年12月2日 1990年6月2日 1993年4月 シクティミ
S41 アンシーン(Unseen) 1986年1月 1989年11月14日 1991年6月7日 1994年7月 ヴィクトリア
S42 アーシュラ(Ursula) 1987年2月 1991年2月22日 1992年5月8日 1994年6月 コーナー・ブルック
S43 ユニコーン(Unicorn) 1989年2月 1992年4月16日 1993年6月25日 1994年7月 ウィンザー

カナダ海軍[編集]

艦番号 艦名 就役
SSK 876 ヴィクトリア(Victoria) 2000年12月
SSK 877 ウィンザー(Windsor) 2003年6月
SSK 878 コーナー・ブルック(Corner Brook) 2003年3月
SSK 879 シクティミ(Chicoutimi) 2004年10月

イギリス海軍在籍時にはハープーン艦対艦ミサイル及び機雷の運用能力を有していたが、カナダ海軍では省略されている。

シクティミは、2004年10月5日アイルランド沖で火災を起こして航行不能となり犠牲者1名を出した上、長期修理を要することとなった。[1]ヴィクトリア及びコーナー・ブルックを復帰させるため、復帰は2012年以降となる見通しである。[2]

ウィンザーは、2005年10月30日、潜航中に火災を起こしているが[3]、当時カナダ海軍で行動可能な唯一の潜水艦であった。

外部リンク[編集]

[編集]

  1. ^ HMCS Chicoutimi - News Room
  2. ^ Fire-damaged sub won't be operational until 2012
  3. ^ Fire on 2nd Canadian sub