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* [https://www.jp.playstation.com/psn/playstation-music/ PlayStation Music]
* [https://www.playstation.com/ja-jp/network/music/ PlayStation Music]


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2020年5月10日 (日) 17:54時点における版

Spotify
設立 2006年 (18年前) (2006)
本社 スウェーデン
ストックホルム
創業国 スウェーデン
創業者 ダニエル・エク(Daniel Ek), Martin Lorentzon
CEO ダニエル・エク
業種 音楽
サービス 音楽ストリーミング
従業員数 3000人
ウェブサイト www.spotify.com
登録 必要
ユーザー数 2.3億人[1]
開設 2008年10月7日
現況 運営中
スポティファイ・テクノロジー
Spotify Technology SA
種類 公開会社
市場情報
本社所在地  スウェーデン
ストックホルム 111 53
Regeringsgatan 19
設立 2006年4月23日 (18年前) (2006-04-23)
業種 音楽
事業内容 音楽ストリーミング
代表者 ダニエル・エク(CEO)
売上高 増加40億9000万ユーロ(2017年)[2]
営業利益 ネガティブな増加 3億7800万ユーロ(2017年)[3]
純利益 増加 12億4000万ユーロ(2017年)[4]
純資産 ネガティブな増加 11億8200万ユーロ(2017年)[5]
総資産 増減なし 31億700万ユーロ(2017年)[6]
従業員数 3,000人[7]
主要株主 ダニエル・エク(23.8%)
Martin Lorentzon(12.4%)
ソニー・ミュージック(5.7%)
ユニバーサル・ミュージック(5.7%)
ワーナー・ミュージック(5.7%)
2018年3月時点
テンプレートを表示

Spotify(スポティファイ)とは、スウェーデンの企業スポティファイ・テクノロジーによって運営されている音楽ストリーミングサービス2019年現在、2億3,200万人(うち有料会員数1億800万人)のユーザーを抱えており[1]、音楽配信サービスとしては世界最大手である。パソコン・スマートフォン・タブレット型端末・ゲーム機などの電子端末に対応している。日本では2016年9月にサービスが開始された[8]

概要

運営会社のスポティファイ・テクノロジーは2006年夏にスウェーデンで創業され、2008年10月にサービスを開始した。背景には、当時スウェーデンの音楽業界が海賊版や違法音楽データの横行による音楽セールスの激減に悩まされていたという事情があり、その問題を解決しアーティストらに十分な利益を還元することが当初の目的であった[9]。同社は創業から1年半で、800万人を超える顧客をヨーロッパで獲得し、2011年にはアメリカ進出を果たした。2018年現在、65の国と地域でサービスを展開している[注 1][10][11]

4大レコードレーベルソニー・ミュージックエンタテインメントEMIワーナー・ミュージック・グループユニバーサルミュージック、および独立系のマーリン・ネットワーク英語版オーチャード英語版コスモス・ミュージック・グループ英語版と契約を結び、合法的な音楽配信ビジネスを行なっている。経営理念として海賊版の撲滅を掲げるSpotifyは、優れたサービスの構築により、発足から5年間で海賊版の利用者を著しく減少させたとしている。

Facebookとの連携も行なっており[12]、以前まで配信にはP2P技術を利用していた[13](現在はP2Pは採用していない[14])。

2013年時点では年間10億ドル(約1000億円)以上の収益をあげており、そこからアーティストへのロイヤルティー印税)として5億ドル(約513億円)を支払っている[15]。これが重荷となってSpotifyは赤字が続いており、権利者への印税の減額交渉を開始するなど、収益改善に取り組んでいる[16]

2015年3月に、ソニーとの提携によりPlayStation Musicを世界41カ国で開始[17]し、ソニー・コンピュータエンタテインメント製のゲーム機PlayStation 3及びPlayStation 4でのサービス利用を可能にした。

2016年9月に、日本でのサービス開始を発表[18]。招待制を経て、同年11月9日から正式サービスを開始した。

2017年3月には、全世界での有料会員数が5,000万人を突破し[19]、同年8月には6,000万人を超えたことを発表した[20]。その後も有料会員数は年々増え続け、2019年には上記の1億800万人に至っている。

2017年8月、マイクロソフトのゲーム機Xbox Oneでのサービスを開始した[21]。また同月、人種差別的な白人至上主義の「ヘイト・バンド」の楽曲を配信楽曲中から削除したことを発表した[22]

2018年2月に、ニューヨーク証券取引所へ上場申請し、同年4月に初値165.90ドルで上場した[23][24][25]

サービス

現在提供されているサービスには、無料のSpotify Free(以下、Free)と月額制のSpotify Premium(以下、Premium)の2種類があり[注 2][26]、いずれも4000万を超える楽曲を提供している[27]。ただし、Freeでは広告の挿入や機能制限がある。[27][28]。Premiumのみで利用できる機能としては、再生する曲の自由選択や曲順の変更に加え、端末に楽曲を落としてオフラインで再生する機能や、対応するワイヤレス機器やネットワーク機器から直接ログインして再生するSpotify Connectが挙げられる[27][29]

日本での展開

スポティファイジャパン株式会社[30]
Spotify Japan K.K.[31]
種類 株式会社
市場情報 非上場
設立 2013年[32]
業種 音楽
事業内容 音楽ストリーミングサービス
代表者 黒川剣
資本金 1000万円[33]
純利益 増加 1億379万円(2017年)
外部リンク www.spotify.com/jp
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2013年に日本法人が設立。設立当初の代表取締役はハネス・グレー[32]。2016年9月29日に日本でのサービスを開始した。メールアドレスを登録し、招待コードを受けた者からサービス利用可能。Freeでもはじめの30日間はPremium(月額980円)を体験できる。
同年10月1日、玉木一郎(前・アマゾンジャパンKindle事業本部長)が社長に就任。2016年11月10日には一般公開が開始され、招待コードなしで誰でも利用できるようになった[34]

沿革

  • 2013年 - 日本法人を設立[32]
  • 2015年3月29日 - Music Unlimitedが終了し、PlayStation Musicへの移行発表[35]
  • 2016年
    • 9月29日 - 招待制によるサービス開始。
    • 10月1日 - 玉木一郎が代表取締役に就任。
    • 10月7日 - 歌詞表示機能導入[36]
    • 11月10日 - 一般公開によるサービス開始。
  • 2017年
    • 4月19日 - 学割プランを開始[37]
    • 5月12日 - 利用者の好みに合わせた新曲を探す機能「Release Radar」提供開始[38]
    • 6月1日 - 利用者の好みに合わせた再生リストを作成する機能「Daily Mix」提供開始[39]
    • 6月13日 - お気に入りの音楽を自動的に選曲してくれるラジオステーション「Spotify Radio」提供開始[40]
    • 11月10日 - 日本上陸1周年を記念し、Premiumを3か月間、月額100円で試せるキャンペーン展開[28]
  • 2018年
    • 2月27日 - ファミリープラン開始[41]
    • 5月21日 - 視聴履歴に基づいたおすすめの未視聴曲でプレイリストを自動生成する機能「Discover Weekly」提供開始[42]
  • 2019年
    • 8月16日 - SUMMER SONIC 2019にて「Spotify on Stage in MIDNIGHT SONIC」開催[43]
    • 10月23日 - プレミアムプランを1カ月利用できる「Spotify Premium ギフトカード」をファミリーマートで販売開始[44]
    • 11月26日 - ボーカルの音量を下げて一緒に歌える機能「シンガロング」提供開始[45]
  • 2020年
    • 1月1日 - 黒川剣が代表取締役に就任。

CM

2018年3月に、俳優の清水尋也三吉彩花が出演するTV広告が関東地区東海地区関西地区で放送された[46]

同年4月には、俳優のが出演するCM3篇が関東地区で放送された[47]

批判

Spotifyをはじめとした定額制音楽配信サービスは、従来のCDレコードによる音楽販売や、先行する音楽配信サービスであるiTunesビジネスモデルを脅かすサービスとして注目を集めている。一方で、これらのサービスの普及によるアーティストの収入低下が懸念されている[48]

例えば、アメリカの人気ロックバンドであるメタリカは、Spotifyに楽曲を提供してからアルバムの売上が35パーセント落ちたと主張している[49]トム・ヨークはソロ作品とアトムス・フォー・ピースの作品をSpotifyから引き上げており、「このシステムでは弱小レーベルや新人アーティストに十分な報酬が入らない」とSpotifyを批判している[50]テイラー・スウィフトも自身のアルバム『1989』を含む全楽曲をSpotifyから引き上げ、「音楽は芸術であり、価値がある。音楽は無料であるべきではない」と主張した[51](なお、2017年6月には再び配信を開始し[52]、2018年4月にはSpotify限定曲も発表した[53])。キング・クリムゾンもSpotifyのストリーミング・サービスへの音源提供を拒んでいた[50][注 3]

その他にも、人気でありながらSpotifyでの楽曲リリースをしていないアーティストたちは数多く存在する。

貢献

世界規模の利用者の広がりにより、人気の高い音楽家の作品は1曲だけで10億回を超える再生回数を記録することもある。2017年の間で14億回再生された『シェイプ・オブ・ユー』をはじめとしたエド・シーランの楽曲は合計で累計63億回の再生回数を記録し、2017年Spotifyで最もよく聴かれたアーティストとなった[56]。日本でも、英米歌手の規模には及ばないにせよ、新人にもかかわらずAmPm[57]のように世界でヒットする新人が出始めている。

サービス対象地域

2018年3月現在、Spotifyのサービスを利用できる国および地域は、以下のとおり[58][59]

脚注

注釈

  1. ^ かつてはロシアでもサービスが稼働していたが、2015年2月に起きた経済危機を理由に停止された。
  2. ^ 2011年時にアメリカで提供されていた月額性サービスでは、4.99ドルと9.99ドルの2種類の料金メニューが存在していた。
  3. ^ なおその後、拒否する妥当性が無くなったとしてストリーミングを解禁することを発表し[54]、2019年6月10日に配信が開始された[55]

出典

  1. ^ a b Spotify決算、31%増収、有料会員数は31%増の1億800万人”. ITmedia (2019年8月1日). 2019年8月3日閲覧。
  2. ^ https://www.marketwatch.com/story/spotify-technology-files-for-direct-listing-says-revenue-grew-39-last-year-2018-02-28
  3. ^ https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1639920/000119312518063434/d494294df1.htm
  4. ^ https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1639920/000119312518063434/d494294df1.htm
  5. ^ https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1639920/000119312518063434/d494294df1.htm
  6. ^ https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1639920/000119312518063434/d494294df1.htm
  7. ^ https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1639920/000119312518063434/d494294df1.htm
  8. ^ 無料で4000万曲が聴ける「Spotify」が日本でサービス開始
  9. ^ 定額制サービス成長の鍵は “パーソナライゼーション””. MarkeZine (2018年2月28日). 2018年5月26日閲覧。
  10. ^ 定額制音楽配信のSpotify、ロシアでのサーヴィス開始を中止。原因は加速する経済危機。”. ミュージックマンネット. 2015年2月4日閲覧。
  11. ^ Spotifyで新生活を!お気に入りの映画音楽と共に過ごそう。”. FILMAGA (2018年4月27日). 2018年5月26日閲覧。
  12. ^ 音楽配信、聴き放題サービス続出のワケ 3/3 東洋経済オンライン 2013年3月3日
  13. ^ How exactly does Spotify utilise my internet connection? (Spotify Customer Support)” (英語). 2009年7月9日閲覧。
  14. ^ Spotifyの日本インフラ  
  15. ^ 音楽ストリーミング「Spotify」はどうやって音楽業界に貢献しているのか? GIGAZINE 2013年12月5日
  16. ^ Inside Spotify's Financials: Is There a Path to Profitability Or an IPO? Billboard 2017年6月22日
  17. ^ PlayStation Musicが世界41カ国で30日開始。日本は未定 SpotifyとPSがタッグを組んだ定額制音楽配信”. Impress AV Watch. 2015年6月15日閲覧。
  18. ^ 無料で4000万曲が聴ける「Spotify」が日本でサービス開始
  19. ^ Spotifyの有料会員数が5000万人を突破”. ITmedia (2017年3月3日). 2018年5月26日閲覧。
  20. ^ 「Spotify」有料会員数が6000万人突破、「Apple Music」の2倍以上に”. CNET Japan (2017年8月1日). 2018年5月26日閲覧。
  21. ^ Spotify makes its Xbox One debut CNN Money 2017年8月8日
  22. ^ Spotify Removes Hate Music as Streaming Companies Struggle to Police Their Tunes Billboard 2017年8月16日
  23. ^ Spotify Files to Go Public on the New York Stock Exchange”. The New York Times (2018年2月28日). 2018年5月26日閲覧。
  24. ^ Spotifyが上場申請。CEOが語る夢と現実”. ギズモード・ジャパン (2018年3月5日). 2018年5月26日閲覧。
  25. ^ 音楽ストリーミング配信のSpotifyが上場! 初値165.90ドル”. ギズモード・ジャパン (2018年4月4日). 2018年5月26日閲覧。
  26. ^ 月契約で音楽聴き放題! アップルの前に現れた伏兵スポティファイが目指す デジタル音楽市場の創造的破壊 1/2 ダイヤモンド・オンライン 2011年7月29日
  27. ^ a b c 新製品レビュー:日本に上陸したSpotifyをSpotify Connect対応機で聴く”. Stereo Sound ONLINE (2017年1月14日). 2018年5月26日閲覧。
  28. ^ a b 無料でも聴き放題の「Spotify」、プレミアムプランが月額100円になるキャンペーン”. ケータイWatch (2017年11月10日). 2018年5月26日閲覧。
  29. ^ スマホだけじゃない! Spotifyが快適に楽しめるAV機器はコレだ”. ITmedia (2017年6月10日). 2018年5月26日閲覧。
  30. ^ TDB企業サーチ - 帝国データバンク(2016年11月13日)
  31. ^ お住まいの国のSpotify - Spotify”. 2016年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月11日閲覧。
  32. ^ a b c Spotify、ついに日本でサービス開始 歌詞付き機能初導入 - ORICON STYLE(2016年11月23日)
  33. ^ スポティファイジャパン株式会社のプレスリリース一覧 - PR TIMES(2016年11月23日)
  34. ^ Spotify、誰でも利用可に 日本で本格展開始まる”. ITmedia (2016年11月10日). 2018年5月26日閲覧。
  35. ^ ソニー、Music Unlimitedを終了し、日本ではまだ使えないSpotify提携の新サービスへ - ITmedia LifeStyle(2016年11月23日)
  36. ^ 世界最大の音楽ストリーミングサービス「Spotify」へ同期歌詞データの提供を開始いたしました - シンクパワー(2016年10月7日)
  37. ^ Spotify Premium 学割プラン、本日より世界33カ国で提供開始 - PR TIMES(2017年4月22日)
  38. ^ Spotifyが「Release Radar」を日本のユーザーに提供開始 - PR TIMES(2017年5月13日)
  39. ^ Spotifyが「Daily Mix」を日本のユーザーに提供開始 - PR TIMES (2017年6月2日)
  40. ^ Spotifyが「Spotify Radio」を本日より日本で提供開始 - PR TIMES (2017年6月18日)
  41. ^ Spotifyが「プレミアム ファミリープラン」をスタート - PR TIMES (2018年5月6日)
  42. ^ Spotifyが「Discover Weekly」を日本のユーザーに提供開始 - PR TIMES (2018年5月21日)
  43. ^ Spotify on Stage in MIDNIGHT SONIC - SUMMER SONIC 2019 (2019年8月12日)
  44. ^ Spotify有料プランを1カ月使えるギフトカード、ファミマで販売開始 - AV Watch (2019年12月2日)
  45. ^ Spotify、ボーカル音量を下げて一緒に歌える新機能「シンガロング」 - AV Watch (2019年8月12日)
  46. ^ 三吉彩花・清水尋也が新CM共演! サカナクション「新宝島」で描く青春”. マイナビニュース (2018年3月23日). 2018年5月26日閲覧。
  47. ^ 杏、家族は「みんな音楽好き」 愛用していたSpotifyの新CMに出演”. マイナビニュース (2018年4月11日). 2018年5月26日閲覧。
  48. ^ 音楽配信サービスの進化とアーティストの苦境 2/3 日経トレンディネット 2013年2月14日
  49. ^ メタリカ、ストリーミング・サーヴィスに楽曲を提供したら、アルバム・セールスが35パーセントも減少 ro69.jp 2013年2月1日
  50. ^ a b トム・ヨーク、「これでは新人アーティストが食っていけない」とSpotifyから音源を引き上げる ro69.jp 2013年7月16日
  51. ^ Spotify、レーベルには20億ドル以上支払った──テイラー・スウィフトの楽曲引き上げにコメント ITmedia NEWS 2014年11月12日
  52. ^ テイラー・スウィフトとSpotifyが復縁――全楽曲が主要サービスで聞けるように TechCrunch Japan 2017年6月10日
  53. ^ テイラー・スウィフトの「Spotify Singles」は、「Delicate」アコースティック再録 AV Watch 2018年6月2日
  54. ^ キング・クリムゾンのロバート・フリップ、バンド・メンバーのミスを歓迎していると語る
  55. ^ キング・クリムゾンのスタジオ&ライヴ・アルバムがSpotifyで配信スタート
  56. ^ Spotify’s most-streamed artist of 2017 is: Ed SheeranSpotify News 2017年12月7日
  57. ^ 覆面の日本人アーティストAmPmにインタビュー。デビューシングルが530万回再生、リスナーの90%以上が海外の理由とは? - ギズモード・ジャパン (2017年7月)
  58. ^ Spotifyはどの国で使えますか?”. Spotify. Spotify Ltd. 2017年9月16日閲覧。
  59. ^ Spotify、イスラエル、ルーマニア、南アフリカ、ベトナムの4ヶ国で新たにサービス開始”. musicman-net (2018年3月13日). 2018年3月23日閲覧。

関連項目

外部リンク