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*スジャータホイップ([[ホイップクリーム]])
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*スジャータ [[乳製品]]を使っていない[[豆乳]]入りホイップ
*スジャータ [[乳製品]]を使っていない[[豆乳]]入りホイップ
*フルーツフェスタ([[果汁飲料]])
*フルーツフェスタ([[ジュース|果汁飲料]])
*苦味とコクの[[アイスコーヒー]]
*苦味とコクの[[アイスコーヒー]]
*きくのIFC[[コーヒー]]
*きくのIFC[[コーヒー]]

2020年5月7日 (木) 08:27時点における版

名古屋製酪株式会社
Nagoya Seiraku Co.,Ltd.
めいらくグループ第2事務所(2014年3月)
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 名酪、めいらく
本社所在地 日本の旗 日本
468-8588
愛知県名古屋市天白区中砂町310番地
北緯35度7分11.9秒 東経136度57分56.3秒 / 北緯35.119972度 東経136.965639度 / 35.119972; 136.965639座標: 北緯35度7分11.9秒 東経136度57分56.3秒 / 北緯35.119972度 東経136.965639度 / 35.119972; 136.965639
設立 1952年昭和27年)12月19日
業種 食料品
法人番号 1180001109053 ウィキデータを編集
事業内容 スジャータ、コーヒー、乳製品、ミディアムアイス、飲料、食品等の生産・直販
代表者 日比 治雄(代表取締役社長
資本金 1億9050万円
売上高 1395億円(2011年(平成23年)3月決算)
従業員数 2713名(2018年(平成30年)4月1日現在)
外部リンク 公式ウェブサイト
特記事項:めいらくグループは、名古屋製酪株式会社を中心に12社で構成。創業は1946年昭和21年)12月、創立は1949年(昭和24年)4月。
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スジャータのトラック

スジャータ めいらくグループは、名古屋製酪株式会社(なごやせいらく、略称:名酪、めいらく)をはじめとする次の会社(スジャータめいらく株式会社、株式会社東京めいらく、株式会社大阪めいらく、株式会社九州めいらく、株式会社ラトリア、株式会社めいらくコーポレーション、日照名酪食品有限公司、メイラク・ド・ブラジル、日照名酪貿易有限公司)による企業グループ。

概説

コーヒーフレッシュチルドスープでは、販売シェア第1位(2009年平成21年))である。また、豆乳類や低果汁入清涼飲料水も販売シェア上位となっている[1]。スジャータのイメージが強いが、多岐にわたる乳製品を中心とした食品の開発、製造、販売を行っている。

グループ企業

スジャータめいらく株式会社
本社:愛知県名古屋市天白区中砂町310番地(〒468-8588)
名古屋製酪株式会社
本社:愛知県名古屋市天白区中砂町310番地(〒468-8588)
株式会社東京めいらく
東京都豊島区南大塚2-45-8(ニッセイ大塚駅前ビル3F・〒170-8465)
株式会社大阪めいらく
大阪府大阪市淀川区宮原3-5-24(新大阪第一生命ビル・〒532-0003)
株式会社九州めいらく
福岡県糟屋郡宇美町大字井野304-7(〒811-2104)
株式会社ラトリア
愛知県名古屋市天白区中砂町310番地(名古屋製酪株式会社内・〒468-8588)
株式会社めいらくコーポレーション
愛知県名古屋市天白区中砂町310番地(名古屋製酪株式会社内・〒468-8588)
日照名酪食品有限公司
中国山東省日照市開発区上海路603号(〒276826)
MEIRAKU DO BRASIL
AV.BOSQUE DA SAUDE, 399 SAUDE,SAO PAULO,SP,BRAZIL(〒04142-090)
日照名酪貿易有限公司 上海分公司
中国上海市普陀区陝西北路1438号財富時代大厦417室(〒200060)

沿革

  • 1946年昭和21年)12月 - 静岡県浜松市で行商、露天商を開始。
  • 1952年(昭和27年)12月19日 - 愛知県名古屋市で名古屋製酪株式会社を設立。
  • 1972年(昭和47年) - ラトリア「そばかすていら」発売。
  • 1976年(昭和51年)3月23日 - 「褐色の恋人 スジャータ」を発売。
  • 1990年平成2年)
    • 「蓬莱」(現めいらくアホエン)を配布開始。
    • 業界初チルドのレギュラーコーヒーを発売。
  • 2001年(平成13年) - TOMIスジャータミディアムアイス発売。
  • 2006年(平成18年) - 中華人民共和国の旗 中国日照市に工場。
  • 2009年(平成21年) - 世界パティスリー2009を支援。
  • 2013年(平成25年) - グループを統括する持株会社としてスジャータめいらく株式会社を設立[WEB 1]
  • 2017年(平成29年) - 創業者・日比孝吉が死去[WEB 1]

主な製品

スーパープレミアムアイスクリーム(2010年)
新幹線車内販売での定番商品として広く知られている[WEB 2]JRの新幹線以外でも取り扱っている列車は存在する(近鉄特急の一部列車など)
  • TOMIスジャータ ミディアムアイス・シルクアイス(業務用商品)
ラクトアイスソフトクリームのコーンに盛り付けられるよう改良したもの。カートリッジ式のアイスの入ったカップに、専用のディスペンサーで圧力をかけて、コーンの上に絞り出せるようになっている。

スジャータ

初代「褐色の恋人 スジャータ」は1976年昭和51年)3月23日 に発売された。

商品名の由来は、仏典に登場する釈迦牟尼乳粥を差し上げた少女の名「スジャータ」からである。

現在のポーションタイプ「スジャータP」は1977年(昭和52年)3月に発売、その後東海道・山陽新幹線ひかり」で採用され全国へ広まった。植物性脂肪シリーズと乳脂肪シリーズがある。

容器アルミ蓋のデザインが特徴である。366種類の誕生花をはじめ、過去には日本の昔話、健康体操エクササイズ、大相撲決まり手などがあった。

その後、コーヒーフレッシュ以外の商品でも「スジャータ」がブランドとなり、配送トラックに「スジャータ」と大きく描かれていたり、ラジオ時報CMでも「スジャータ」を強調していることから、「スジャータ」が会社名であると勘違いする人も少なくない。

無臭・生にんにくめいらくアホエン

1987年(昭和62年)より無臭にんにくの研究を開始した。

アホエンとは、生にんにくをすり潰すと有効成分アリインアリシンに変化し、ここに油を混ぜることで生成する。アリシンに比べ安定しているだけでなく、無臭であり有効性も高いとされている。

この方法は「ニンニクの加工処理方法及びアホエン含有油脂の製造方法」として、日本アメリカEU中国で特許取得[WEB 3]している。

かつては、アホエンを含有するソフトカプセル「めいらくアホエン(旧蓬莱)」を希望者に無料でサンプル配布していた。継続する場合は「めいらく健康と長寿の会」に入会すると、年会費1,800円で1年間定期的に届くというシステムであった。なお2014年7月より新規入会の受付を中止している[公式 1]

工場・営業所

本社工場
愛知県名古屋市天白区中砂町310[公式 2]
大府工場
愛知県大府市横根町坊主山1-118[公式 2]
千葉工場(東京めいらく所属)
千葉県佐倉市大作1-5-1[公式 2]
中国工場
中国山東省日照市開発区上海路603号[公式 2]
営業所 
全国に70箇所

研究所

中央研究所
研究開発室、バイオ開発室、調理加工食品開発室、コーヒー開発室、ラトリア(洋菓子)開発室[WEB 4]
波動医科学総合研究所
名古屋本社、東京分室(大塚、1996年(平成8年)設立[2]、大阪分室[WEB 4]、広島分室[要出典]
創業者の日比孝吉(2017年に88歳で死去[WEB 1])によって1994年に設立された、「波動」の研究機関[3]。60名の所員を擁し[4][2]、MRA、LFT、LFA、BICS、MIRS、QRSといった「波動測定器」を用いて社員の健康状態や自社製品を検査している[5][WEB 5]。同所の訓示には医療行為や薬事法に抵触する行為を禁ずる心得の張り紙がある[6][7]。日比の信仰する天理教には「病は諭し」(病には必ず原因が存在する)という教えがあり、船井幸雄の唱える波動に関心を寄せていた[8]

CM

テレビCM

歌手の藤山一郎をイメージキャラクターに起用した「スジャータ」のCMやミヤコ蝶々が出演した「ラトリア」のCMが放映されていた時期もあるが、現在はぐっさん家東海テレビ)(2016年7月~)の番組にて提供。

時報CM

2018年4月7日より中京テレビ中京広域圏)にて、2012年(下記参照)に終了していた時報CMを復活した。毎週土曜日の20時59分45秒から15秒のCMを放送している。地上デジタル放送特有の遅延があるため時報音は挿入せず、『まもなく9時です』のナレーションとテロップを挿入している[WEB 6]

ラジオCM(時報CM)

かつては全国の民放ラジオ局でラジオ時報CMを放送していた。特に主要都市圏のAMラジオ局では約35年間に渡って放送されていたこともあり、時報CMとしての知名度は高かったが、会社の事情によりいずれの局も2012年(平成24年)12月31日深夜(翌年1月1日4時放送分まで)に終了した。

なおAMラジオ局6局での後継は、同社と同じ名古屋市と縁が深いユニーグループ・ホールディングスユニーサークルKサンクス[WEB 7]で、2013年から時報CMの放送を開始したが、2016年3月31日のCBCラジオを最後に全ての局での時報スポンサーを撤退している。

また2007年4月から5年9か月の間、JFN系列各局でも土曜14:00 - 翌4:00・日曜14:00 - 放送休止時刻(局により異なる)の時間帯に時報CMを放送していたが、こちらも2012年12月をもって終了した。

時報CMを放送したことがない東海ラジオでも、時報前に局名IDとのセットによるスポットCMが放送されていたが、2017年の秋の改編をもって終了となった。

また、2005年(平成17年)2月25日9月25日には愛・地球博イベント放送局FM LOVEARTH」でも同社による時報CMを放送していた。ただしこの局用に独自に制作されたものであり、時間帯によって3パターン用意されていた(7時~11時・12時~17時・18時~24時)。何れも最後に他のラジオ局と同じメロディで“スジャータ”と1回シャウトが入る。

時報パターン

「スジャータ」と繰り返し歌うCMソングに続くパターンはこれまで3種類(時期によっては6番・7番を追加)だったが、2011年(平成23年)10月1日放送分より従来の女声合唱団のコーラス部分に子供の歌声を合わせた「めいらくグループバージョン」が加わり、5種類となった(オンエアパターンは局により異なる)。

  1. 「コーヒーにスジャータ。」(女性)、スジャータが○時をお知らせします(男性)。(基本形)
  2. スジャータのめいらくが○時をお知らせします。
  3. スジャータのめいらくグループが○時をお知らせします。
  4. 褐色の恋人、スジャータのめいらくが○時をお知らせします。
  5. 褐色の恋人、スジャータのめいらくグループが○時をお知らせします。
  6. ただ今、フレーバースジャータキャンペーン実施中。
  7. チルド売り場のスジャータに、きくのIFCコーヒーがついてくるお試しキャンペーン実施中。

備考

CMソング「スジャータ」は、青山八郎[注 2]作曲。本来は1976年(昭和51年)の発売開始の際、藤山が出演するテレビCMのために作曲されたものである。公式サイトの特集ページ[公式 3]で、CMソングのロングバージョンとショートバージョンを聴くことができる。

なお、藤山はこのCMで「コーヒー紅茶褐色の恋人」というキャッチコピーを述べていた。また、テレビにおいても時報前のCMを流していた時期があった。

2016年、楽曲が「音商標」として登録された[WEB 8]

脚注

注釈

  1. ^ 1980年代前半頃迄は土曜日も無し。
  2. ^ 作曲家。映画「新幹線大爆破劇伴など。

出典

公式サイト

  1. ^ めいらく健康と長寿の会”. めいらく. 2018年6月7日閲覧。
  2. ^ a b c d 事業所一覧”. めいらく. 2018年6月7日閲覧。
  3. ^ 特集ページ

WEB

書籍

  1. ^ 『2009年マーケティング要覧』富士経済
  2. ^ a b 福本博文 2001, p. 262.
  3. ^ 日比孝吉 1997, p. カバー折り返し.
  4. ^ 日比孝吉 1997, p. 241.
  5. ^ 日比孝吉 1997, p. 35.
  6. ^ 日比孝吉 1997, p. 4.
  7. ^ 福本博文 2001, p. 263.
  8. ^ 福本博文 2001, p. 265.

参考文献

  • 日比孝吉『波動を知って100歳を得よう』文化創作出版、1997年。ISBN 4893871463 
  • 福本博文『ワンダーゾーン』文藝春秋、2001年。ISBN 4163578900 

関連項目

外部リンク