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日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育する。[[景観植物]]としての利用例が多く、河原や休耕田、[[スキー場]]などに植えられたコスモスの花畑が[[観光]]資源として活用されている。<!--訂正歓迎-->ただし、河川敷の様な野外へ外来種を植栽するのは在来の自然植生の攪乱(かくらん)であり、一種の自然破壊であるとの批判がある。 |
日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育する。[[景観植物]]としての利用例が多く、河原や休耕田、[[スキー場]]などに植えられたコスモスの花畑が[[観光]]資源として活用されている。<!--訂正歓迎-->ただし、河川敷の様な野外へ外来種を植栽するのは在来の自然植生の攪乱(かくらん)であり、一種の自然破壊であるとの批判がある。 |
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日本での「秋桜」という表記は、[[さだまさし]]が作詞作曲した楽曲『[[秋桜 (山口百恵の曲)|秋桜]]』で初めて用いられ |
日本での「秋桜」という表記は、[[さだまさし]]が作詞作曲した楽曲『[[秋桜 (山口百恵の曲)|秋桜]]』で初めて用いられたと言われるが、これは誤りである。『西部劇通信』(春陽堂・1930年)に収められた『円卓子での話』(牧野信一)に、「コスモス」というルビを振られた「秋桜」という語が登場する。 |
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== 種類 == |
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2020年4月19日 (日) 07:21時点における版
コスモス属 | ||||||||||||||||||||||||
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オオハルシャギク Cosmos bipinnatus
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Cosmos Cav.[1] | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
コスモス属 | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
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コスモス(英語: Cosmos [ˈkɒzmɒs]、学名:Cosmos)は、キク科コスモス属の総称。また、種としてのオオハルシャギク Cosmos bipinnatus Cav.[2] を指す場合もある。アキザクラ(秋桜)とも言う。
特徴
一年生の草本[3]。茎は高さ2-3mになり、よく枝を出す。葉は対生で二回羽状複葉[4]。細かく裂け、小葉はほぼ糸状になる。頭花は径6-10cm、周囲の舌状花は白から淡紅色、あるいは濃紅色。中央の筒状花は黄色。葯は黄褐色。通常は舌状花は8個。開花期は秋で、短日植物の代表としても知られる。
秋に桃色・白・赤などの花を咲かせる。花は本来一重咲きだが、舌状花が丸まったものや、八重咲きなどの品種が作り出されている。本来は短日植物だが、6月から咲く早生品種もある。
分布など
熱帯アメリカ原産[2]。メキシコからスペインに渡りマドリード王立植物園に送られ、コスモスと名づけられた。日本には1879年(明治12年)に渡来した。これは美術学校の教師ラグザーがイタリアから持ち込んだものである[5]。秋の季語としても用いられる。
利用
観賞用に栽培される。 日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育する。景観植物としての利用例が多く、河原や休耕田、スキー場などに植えられたコスモスの花畑が観光資源として活用されている。ただし、河川敷の様な野外へ外来種を植栽するのは在来の自然植生の攪乱(かくらん)であり、一種の自然破壊であるとの批判がある。
日本での「秋桜」という表記は、さだまさしが作詞作曲した楽曲『秋桜』で初めて用いられたと言われるが、これは誤りである。『西部劇通信』(春陽堂・1930年)に収められた『円卓子での話』(牧野信一)に、「コスモス」というルビを振られた「秋桜」という語が登場する。
種類
- オオハルシャギク Cosmos bipinnatus Cav.
- 一般的なコスモスといえばこれを指す。高さ1 - 2m、茎は太く、葉は細かく切れ込む。
- キバナコスモス Cosmos sulphureus Cav.
- 大正時代に渡来。オオハルシャギクに比べて暑さに強い。花は黄色・オレンジが中心。
- チョコレートコスモス Cosmos atrosanguineus (Hook.) Voss
- 大正時代に渡来。黒紫色の花を付け、チョコレートの香りがする。多年草で、耐寒性がある。
コスモスの語源
語源「コスモス」(κόσμος, kósmos)はギリシャ語の「宇宙」の「秩序」を意味し[6]、「コスモス」とはラテン語で星座の世界=秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙の事である。 対義語は、「カオス(ケイオス)」(χάος, khaos)混沌である。
メキシコにいたスペイン出身の聖職者が中南米原産のコスモスをみて、花びらが整然とバランスよく並んでいることに、ギリシャ語の(調和)と名付けた。
ギャラリー
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国営昭和記念公園の「花の丘のコスモスまつり」(2010年10月19日撮影)
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ラジアンス
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コスモスの咲き乱れる山荘
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コスモスと少女(コスモス、キバナコスモスとの群生)
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コスモス畑と漆喰壁の民家
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コスモス(群生)
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コスモス(群生)
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キバナコスモス
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キバナコスモス(群生)
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水管橋とコスモス(群生)
コスモスをシンボルとする団体
日本
市町村
- 北海道:士別市・滝川市・仁木町・大樹町・標茶町・鶴居村
- 秋田県:大仙市
- 福島県:浪江町
- 茨城県:筑西市・小美玉市
- 埼玉県:久喜市・神川町
- 千葉県:茂原市・市原市・印西市・大網白里市
- 東京都:西東京市
- 神奈川県:松田町
- 新潟県:阿賀野市・湯沢町
- 長野県:佐久市・下條村・信濃町
- 静岡県:袋井市
- 奈良県:大和高田市・川西町
- 和歌山県:有田川町
- 京都府:木津川市
- 大阪府:貝塚市
- 兵庫県:相生市・豊岡市・加東市・稲美町
- 徳島県:阿波市・勝浦町
- 香川県:坂出市・さぬき市
- 高知県:越知町
- 福岡県:久留米市・直方市・飯塚市・行橋市・中間市・古賀市・粕屋町・水巻町・大木町
- 長崎県:東彼杵町・時津町
- 熊本県:宇城市・嘉島町
- 大分県:豊後高田市・由布市
- 宮崎県:小林市・国富町・木城町
行政区
その他の団体
- 行政書士:許認可行政を主に扱う士業
日本国外の自治体
脚注・出典
参考文献
- 『園芸植物大事典 2』、(1994)、小学館
- 堀田満他編、『世界有用植物事典』、(1989)、平凡社
関連項目
外部リンク
- コスモス - 岡山理科大学 生物地球学部 植物生態研究室