「鋼鉄神ジーグ」の版間の差分
180行目: | 180行目: | ||
: 初代ビッグシューターは第3話の回想シーンにて初登場し第12話で宙の元へ美和が乗って駆けつける。 |
: 初代ビッグシューターは第3話の回想シーンにて初登場し第12話で宙の元へ美和が乗って駆けつける。 |
||
; 鋼鉄ジーグ |
; 鋼鉄ジーグ |
||
: 第3話の回想から登場。サイボーグ司馬宙が頭部になる。本作では鋼鉄神ジーグと区別をつけるためと宙が核である事を現すためか眼の部分に[[瞳孔|黒眼]]が存在する<ref>小説版「スーパーロボット大戦」(ゲームとは無関係)の後書きにて、[[石川賢]]が「ジーグも出して欲しかった」と発言して'''真・ジーグ'''のイラストを描いているが、このジーグも黒眼が存在した。</ref>。50年前の戦いで行方不明となったが、第12話で復活(宙自身は第11話で復活している)。剣児の鋼鉄神ジーグに引けを取らない活躍を見せた。なお、『[[スーパーロボット大戦K]]』では剣児のジーグと区別する為、「'''磁偉倶'''(じいぐ)」と書いて、「ジーグ」と読むようにしている。 |
: 第3話の回想から登場。サイボーグ司馬宙が頭部になる。本作では鋼鉄神ジーグと区別をつけるためと宙が核である事を現すためか眼の部分に[[瞳孔|黒眼]]が存在する<ref>小説版「スーパーロボット大戦」(ゲームとは無関係)の後書きにて、[[石川賢 (漫画家)|石川賢]]が「ジーグも出して欲しかった」と発言して'''真・ジーグ'''のイラストを描いているが、このジーグも黒眼が存在した。</ref>。50年前の戦いで行方不明となったが、第12話で復活(宙自身は第11話で復活している)。剣児の鋼鉄神ジーグに引けを取らない活躍を見せた。なお、『[[スーパーロボット大戦K]]』では剣児のジーグと区別する為、「'''磁偉倶'''(じいぐ)」と書いて、「ジーグ」と読むようにしている。 |
||
; ギガシューター |
; ギガシューター |
||
: 九州にあった50年前の戦いで使用されていた列車砲。ゾーン内部と外では時間の進み方が違う為、新品同様で残されていた。ビッグシューターから遠隔操作でジーグの強化パーツ、弾丸状に梱包されたマリン、スカイ、アースの各パーツを射出する。第4話で登場。後の話で複数台存在する事が確認されている。 |
: 九州にあった50年前の戦いで使用されていた列車砲。ゾーン内部と外では時間の進み方が違う為、新品同様で残されていた。ビッグシューターから遠隔操作でジーグの強化パーツ、弾丸状に梱包されたマリン、スカイ、アースの各パーツを射出する。第4話で登場。後の話で複数台存在する事が確認されている。 |
||
; Xボンバー(正式名称不明) |
; Xボンバー(正式名称不明) |
||
: 第12話で宇宙での最終戦に臨んだ際に旗艦となった船。代理所長が管理し、ビルドベースを収容した後は旗艦となる。決戦兵器「オーバブラスター」を搭載し、敵母艦の大量破壊兵器エネルギー柱(名称不明)を破壊する活躍を見せた。元ネタは永井豪原作の特撮人形劇[[Xボンバー]] |
: 第12話で宇宙での最終戦に臨んだ際に旗艦となった船。代理所長が管理し、ビルドベースを収容した後は旗艦となる。決戦兵器「オーバブラスター」を搭載し、敵母艦の大量破壊兵器エネルギー柱(名称不明)を破壊する活躍を見せた。元ネタは永井豪原作の特撮人形劇『[[Xボンバー]]』。 |
||
; ビルドエンジェル機 |
; ビルドエンジェル機 |
||
: 戦闘機部隊「ビルドエンジェル隊」が乗る戦闘機。主な任務はジーグやビッグシューターの戦闘支援や偵察。武装はバルカン砲の他にミサイル、レーザー兵器であるサークルブラスターがある。コクピット部分には脱出ユニットと兼用されたHMBを収納、搭乗者はHMBを操作して機体を操縦する。尚サークルブラスターをはずしただけの量産機Verも存在する。『スーパーロボット大戦K』では「ビルトエンジェル」表記となっている。 |
: 戦闘機部隊「ビルドエンジェル隊」が乗る戦闘機。主な任務はジーグやビッグシューターの戦闘支援や偵察。武装はバルカン砲の他にミサイル、レーザー兵器であるサークルブラスターがある。コクピット部分には脱出ユニットと兼用されたHMBを収納、搭乗者はHMBを操作して機体を操縦する。尚サークルブラスターをはずしただけの量産機Verも存在する。『スーパーロボット大戦K』では「ビルトエンジェル」表記となっている。 |
2009年7月2日 (木) 15:31時点における版
アニメ:鋼鉄神ジーグ | |
---|---|
原作 | 永井豪 |
監督 | 川越淳 |
シリーズ構成 | 早川正 |
脚本 | 早川正 高橋ナツコ 外池省二 柿原優子 |
キャラクターデザイン | 菊池晃 |
メカニックデザイン | 堀井敏之 |
音楽 | 平野義久 |
アニメーション制作 | アクタス |
製作 | ビルドベース |
放送局 | WOWOW |
放送期間 | 2007年4月5日 - 7月12日 |
話数 | 13話 |
テンプレート - ノート |
鋼鉄神ジーグ(こうてつしんジーグ)は、『鋼鉄ジーグ』の続編にあたるアニメ作品。2007年4月5日から7月12日まで、毎週木曜23時30分-24時00分に、WOWOWスクランブル枠で放送された。
概要
時代は『鋼鉄ジーグ』から50年後という設定、TVアニメ版『鋼鉄ジーグ』の続編ではなく安田達矢作画でテレビマガジン誌上で連載されたコミック版の続編であるが、一部キャラクター設定等が異なっている。本作は熱血主人公設定やヒロインなどのお色気シーン描写などがあり、70-80年頃の永井豪作品を彷彿させる作風になっている。
メカデザインも前作のものをリファインしたものとなっており、鋼鉄神ジーグも旧パーツやオプションを装着できる。2008年7月に玩具が発売されたが、発売元はタカラトミーではなくバンダイとなり、超合金魂ブランドとして発売することとなった(本来は超合金ブランドとして発売する予定だったが、諸事情で超合金魂に変更された)。なお、超合金魂のパッケージ表記は音読表記から来たと思われる「ZYYG」であるが、「ジーグ」と言う名の発祥から考えるとこの記述は誤りである(詳しくは「鋼鉄ジーグ」参照)。ただし、ディスプレイ台にあるレリーフには「JEEG」と記されているため、パッケージ表記のみの誤字である。
旧タカラ版マグネモ玩具に比べると、超合金魂鋼鉄神ジーグは磁石が接する面積が狭いため磁力がやや弱く、ジョイント径の違いなどもあるため、完全な互換性は求めるべくもないが、一部のパーツは換装できる。開発スタッフもマグネモジーグにあやかって鋼鉄神ジーグをこの仕様にしたそうである。
ストーリー
『鋼鉄ジーグ』から50年後の2025年。九州全域は50年前に発生した謎のゾーンに覆われたままになっていた。
その九州に近い下関にハニワ幻神(げんじん)が再び出現。草薙剣児は鋼鉄神ジーグのパイロットとなり、幼馴染の珠城つばきや親友の美角鏡らと共に新ビルドベースの下、妃魅禍率いる邪魔大王国に戦いを挑む。
キャラクター
ビルドベース
- 草薙剣児(くさなぎ けんじ)
- 声:小野大輔
- 本作の主人公。学生ながらハイパーモーターバイク (HMB) に所属し、チャンピオンライダーとして活躍する。鋼鉄ジーグ及び鋼鉄神ジーグのパイロット。
- 初代鋼鉄ジーグ=司馬宙とは異なり、彼はサイボーグではない。バイクを乗りこなすだけでなく柔道・剣道・空手・合気道など武道百般に長けるが、精神面での鍛錬が欠けており、同級生から(特に女子から)は「バカ」もしくは「スケベ」の一言で片付けられてしまう。
- ジーグの操縦者に最もふさわしい者として選ばれ、雷光馬を駆りジーグの頭部パーツへと変形、更に鋼鉄神ジーグへとビルドアップを果たし、邪魔大王国との戦いの先頭に立つ。
- 実家のバイク屋「草薙モーターズ」(閉店中)で一人暮らし。両親は行方不明。第5話の剣児の回想シーンでビルドベース関係者であった事が分かる。最終決戦後はバイクチームに復帰し、鏡の遺品となったバイクでレースに出場する。
- 珠城つばき(たましろ つばき)
- 声:植田佳奈
- 本作のヒロイン。剣児の幼馴染みで、麻布都珠勾(まふつすく)神社の巫女でもある。美和の孫娘に当たる。ビッグシューターのサブパイロット(副操縦士)で、ジーグパーツ射出は彼女が担当する。第10話で銅鐸の巫女である事が判明する。
- 最終回のエピローグは彼女のモノローグで締めくくられる。
- 美角鏡(みすみ きょう)
- 声:千葉進歩
- 剣児やつばきの通う高校の同級生で、同じバイクチームの仲間。剣児の好敵手的な関係にある。ビッグシューターのパイロット(機長)を務める。剣児と異なり、クールで落ち着いた性格から女子の人気は高く剣児とつるんでいる事を不思議がられる場合も。第10話で戦死する。
- 実は大昔に妃魅禍を止めるためにやってきた宇宙人であり、本名は「タケル」という。
- 最終決戦後、彼の死は秘密にされ、クラスメイトやファンの女子達には突然転校したと説明がなされている。
- 珠城美和(たましろ みわ)
- 声:兵藤まこ
- 50年前に先代鋼鉄ジーグこと司馬宙と共に戦った、ビッグシューターの初代パイロット。旧姓・卯月。つばきの祖母であり新ビルドベースの司令である。第12話で初代ビッグシューターで出撃し、宙と往年のコンビネーションを見せる。
- 司馬遷次郎(しば せんじろう)
- 声:上田陽司
- 司馬宙の父。鋼鉄ジーグではアニメ版、コミック版共に死亡しており、その意識をコンピュータに移した「マシーンファーザー」として登場したが、本作では生身である。第7話でゾーン内部に取り残されていた妻菊枝と娘まゆみと再会する。最終決戦後は本業の考古学者に戻った。なお前作から50年が経過しているだけに、体格はやせ衰えていたが、性格は余り変わっていない。
- 柳生充子(やぎゅう みつこ)
- 声:野田順子
- 鋼鉄神ジーグの支援を目的とした戦闘機部隊「ビルドエンジェル隊」の隊長を勤める女性パイロット。隻眼であり左目に眼帯をしており柳生十兵衛(-じゅうべえ)の血脈を受け継いでいると言われている。ネーミングや設定は「ハレンチ学園」に登場した“十兵衛”こと柳生みつ子の引用と思われる。
- 最終決戦後は剣児の所属するバイクチームのレースクィーンになる。
- 早乙女門子(さおとめ もんこ)
- 声:森夏姫
- ビルドエンジェル隊一の大柄な女性。眉間から鼻筋にかけて大きな傷痕があり、早乙女主水之介(-もんどのすけ)の血脈を受け継いでいると言われている。力だけなら剣児でも適わないパワフルな性格の持ち主で、その大柄な容姿故に剣児からは常にゴリラと称されていた(なお、「ゴリラ」と呼ばれるとすぐ激怒する)[1]。
- 最終決戦後は柳生隊長と同様に剣児のバイクチームのレースクィーンとなる。ネーミングや設定は「ガクエン退屈男」に登場した早乙女門土(-もんど)の引用と思われる。
- 身堂竜子(みどう たつこ)
- 声:岡村明美
- ビルドエンジェル隊の一員。第5話で渦潮の講釈をするなど知性派を思わせる博識な描写がされているが、同時に物騒な発言をすることも。早乙女隊員ともども50年前に時間軸が停止したゾーンからの帰還者である。ネーミングや設定は「ガクエン退屈男」に登場した身堂竜馬(-たつま)の引用と思われる。
- 最終決戦後は柳生隊長と同様に剣児のバイクチームのレースクィーンとなる。
- 司馬宙(しば ひろし)
- 声:諏訪部順一
- 50年前に邪魔大王国と戦った初代鋼鉄ジーグ本人。父の司馬遷次郎にサイボーグに改造された。九州・阿蘇での最終決戦では自らの体内に隠されていた銅鐸の力を発動させ、発生したゾーンの中に邪魔大王国と共に消え消息不明となる。第11話で復活した後は戦線に参加。第12話ではサイボーグ形態への変身や鋼鉄ジーグへのビルドアップを果たすが、前作後半の新サイボーグ形態ではなく旧作序盤のサイボーグ形態だった(現代風のリファインはされていた)。
- 最終決戦後、剣児が所属するバイクチームのオーナーだった事が判明する。
- 卯月美和のことは、本作の過去にあたるテレビマガジン版鋼鉄ジーグでは美和っぺだが本作第3話の回想ではアニメ版のミッチーの愛称で呼んでいる。 なお、剣児達にサイボーグである事が伝わっていなかったのか、第12話で普段着姿で宇宙空間に飛び出した姿に剣児達が驚いていた。
- 黒鷲のドン、パンチョ、チビ
- 旧作の登場人物。第2話登場。年老いた姿がビルトベース内で見られた。メカドンも登場せず、セリフ等も特に無し。
- 破瑠覇(バルバ)
- 物語の後半から登場した巨大な白き虎。剣児の力を見定めるために何度も現れ、彼に襲い掛かる。後に剣児の「つばきを命に掛けても救って見せる」という意志を受け取り良きパートナーとなり、ジーグと共に戦うことになる。作中では語られなかったが、元は鏡がかわいがっていた宇宙生物である。元ネタは永井豪の中編マンガ「電送人バルバー」の寅型ロボットバルーと思われる。
邪魔大王国(じゃまだいおうこく)
- 本作では外宇宙からやってきた宇宙人であるという設定がとられている。
- 妃魅禍(ヒミカ)
- 声:木村亜希子
- 三幹部やハニワ幻神らを従える邪魔大王国の女王。鋼鉄ジーグ(=雷鋼馬)と司馬宙の持つ二つの銅鐸を狙っている。
- 本作では鋼鉄ジーグとは違い、竜魔帝王が登場しない為、事実上ラスボス扱い。
- 壱鬼馬(イキマ)
- 声:石上裕一
- 主に参報役を務める、三幹部のリーダー格。
- 本作では幹部の中で一番の戦闘力を持ち、剣からの稲妻などの妖術や剣術を駆使して戦う。ギャグシーンは無く、要所要所で幹部らしい働きを見せる実用要員。第13話で妖術を暴走させ自爆した。
- 壬魔使(ミマシ)
- 声:松岡大介
- 全てを力で捻じ伏せようとする、典型的な豪腕タイプ。
- 壱鬼馬と阿磨疎のキャラが濃い為少々影が薄くなりがちだった。第6話では阿磨疎と指揮権を巡って、漫才のごとく言い争った。
- 第10話の戦いで、鏡に一刀両断され死亡。
- 阿磨疎(アマソ)
- 声:小伏伸之
- 子供のような無邪気さと残忍さを併せ持つ幹部。
- 他の二人と違いノリが軽く、お笑い要員という位置付けがなされてる。第12話の月面の戦いで巨大化し、剣児と宙のジーグに挑むもダブルスピンストームを受けて絶命した。彼の発した台詞はスタッフの遊び心が投影された物が多い。
- 第3話(ハニワ幻神が負けて)「おしかったなぁ、もう」
- 第6話(ハニワ幻神に対して)「いけいけ、ハニワボンバーだ! ハニワパンチだ! ハニワバックラーだ! ハニワブリーカーだ! 死ねぇって言えぇ!!」:旧作のパロディ
- 第12話(ジーグのダイナマイトキックを受けて)「け、蹴ったなぁ〜! 妃魅禍様にもまだ蹴ってもらってないのに!」:『機動戦士ガンダム』におけるアムロ・レイの台詞のパロディ(なお、アムロのCVの古谷徹は旧作の司馬宙も演じた)
その他
本編では漫画『バイオレンスジャック』同様、スターシステムとして、一話限定でのサブキャラクターや群衆などに永井豪の他作品キャラクターが多数登場している(カメオ出演)。
- 第1話
- 第4話
- 身堂・早乙女の回想救出シーンに出てくる自衛隊の参謀があばしり一家の亜馬尻 直次郎
- 佐世保基地救援時に剣児に救援される自衛官が五右衛門
- 第5話
- ハニワ幻神の精神攻撃で夢世界内でのお祭りの仮面が各他作の主役キャラクター
- 第11話
- 剣児の宇宙用ヘルメットのデザインが鋼鉄ジーグの新サイボーグ宙の顔
- 第13話
登場メカ
鋼鉄神ジーグ
ビルドベースが作り上げた、新しいジーグ。先代同様、戦況によりパーツ交換ができる。初代鋼鉄ジーグとジョイントが同じであり、旧ジーグパーツも使用可能で武装や技も同類と見られる。剣児が乗るHMB雷鋼馬が変形し、コクピットを内蔵した頭部が先代と異なる。ジーグパーツやオプション武装はビッグシューターのコンテナ部分から射出されるが、TPOに応じてギガシューターからも射出される場合がある。第2話で妃魅禍が銅鐸の力を感じており、初代同様に銅鐸が頭部に内蔵されている。またビルドアップには銅鐸の力を利用しているようで、銅鐸を奪われた第10話ではビルドアップ出来なかった(これは宙のジーグも同じ)。最終決戦時に2つの銅鐸の力によりバルバの力を持った「鋼鉄神ジーグ」となる。
公式サイトでは剣児がジョイントしたジーグを「鋼鉄神ジーグ」と紹介されているが、劇中では第1話で「鋼鉄ジーグ」と呼ばれて以降、単に「鋼鉄ジーグ」もしくは「ジーグ」としか呼ばれていない[2]。なお、「鋼鉄神」の呼び名は最終話での、鋼鉄神ジーグへ変化した直後の司馬博士の「あれはまさしく鋼の神、鋼鉄神ジーグ」という台詞と最終話タイトル「鋼鉄神になれ!」に出るのみで、「鋼鉄神ジーグ」という呼称を剣児自身は劇中で用いていない。
なお、ビルドアップ時のかけ声が宙のジーグと異なっており、「ビルドアップ」を先に叫び、ジーグパーツと合体後に「鋼鉄ジーグ」と叫ぶ[3]。
通常武装・技
- ジーグビーム
- 目から出す破壊光線。
- ナックルボンバー
- 両手を組んで手首から先を撃ち出す。
- マグネットロープ
- 胸の6つの射出口から発射する磁力線。相手に巻きつき動きを止める。
- スピンストーム
- 腹部の発射口より磁流波エネルギーを噴出させる。
- ダイナマイトキック
- 飛び蹴り。
- ジーグクラッシャー
- 変形した左腕を切り離して殴る。
- 地獄ビンタ
- 手の平からスパイク(棘)を露出し、手の甲からのジェット噴射の勢いで相手の顔に強烈なビンタ(平手打ち)を浴びせる。初使用の際に剣児はジーグオカンビンタと叫んでいた。
- 猛烈地獄張り手
- 12話で使用した地獄ビンタのバリエーション技。掌からスパイクを出し、相撲の張り手を連続で放つ。
- ジーグブリーカー
- 胸部を開き、磁力で相手を引き付けてから胸部の棘で固定し、相手を両腕で挟み込む。プロレス技のベア・ハッグに相当。ハニワ幻神の胴体を切断するほどの破壊力がある。
ちなみにゲーム『スーパーロボット大戦K』におけるジーグブリーカーは先述のダイナマイトキックと猛烈地獄張り手と地獄ビンタを組み合わせた複合技となっている。 - マグネットプレッシャー
- ジーグブリーカー同様に胸部を開き、磁力で二体の相手を磁力で引き寄せ合わせて両者を押しつぶす。
- ダブルスピンストーム
- 宙の鋼鉄ジーグと並んで二人同時にスピンストームを放つ。二つのスピンストームは目標に当る前に一体化し、白い光線となる。第12話で初使用し阿磨疎を倒した。
- トリプルストーム
- 第13話で鋼鉄神ジーグに変化した際に使用した。両肩の装甲が開き砲口が現れ、更に腹が開いてバルバの顔を展開して放つ黄金の光線。発射された三つの光線は目標に当る前に一体化する。大銅鐸から現れた怪物を一撃で葬り去った。
オプション武装
- オプション武装は鋼鉄ジーグと共用可。
- ジーグバズーカ
- 鋼鉄ジーグが腕部を外して換装する巨大無反動バズーカ。連射可能。
- マリンパーツ
- 第4話で登場したユニットで両手足を水中用推進に換装し、水中機動性を高める。追加武装としてマグネットストームとマリンミサイルがある。
- スカイパーツ
- 第8話で登場したユニットで両手足を空中用推進に換装。変形可能であり、飛行形態に推移する事により空中機動性を高める。対空戦ではマッハドリルより高機動である。
- アースパーツ
- 第9話で登場したユニットで両手足を土中用推進に換装。変形する事により土中機動性を高める。
- マッハドリル
- 先端がドリルになっている飛行用のブースター。本作のものは腕そのものを切り離した上で、肩部のジョイントによって合体・飛行する。体当たりの他、敵に向けてドリルを発射する「マッハドリルシュート」が必殺技。軌道は直線的である為、高機動な空中戦に強い敵には弱い。6話で登場した際、剣児におっぱいドリルと呼ばれ、初登場の第6話では合体に不慣れな彼はこれを「おっぱい」とみなし、敢えて両腕を破壊させる形で合体に成功している。
その他
- 銅鐸(どうたく)
- 本編において最重要とされるキーアイテム。ジーグには起動&コアユニットとして働き、大銅鐸には封印解除アイテムとして働く。ラングーンの制御ユニットでもある。人体に例えると脳+心臓みたいなもの。感情の起伏によりその効果が最大限に発揮する。旧作「鋼鉄ジーグ」ではラスボス竜魔帝王の封印の鍵だった。
- HMB(ハイパーモーターバイク)
- 剣児と鏡が愛好しているバイクで、この世界でのバイクの通称。戦闘機に搭載されているものは操作と脱出ユニットを兼用している。
- 雷鋼馬(ライコウバ)
- 剣児専用のHMBで、これが変形する事で鋼鉄神ジーグの頭部になる。剣児の父が製作者である事が第5話で判明。
- ビッグシューター
- 先代とは違い二人乗りで、つばきと鏡が乗りこむ。搭乗員が乗員する戦闘機部分とジーグパーツを運送・射出するコンテナ部分とに分かれており、ジーグが出撃の際にはビルドベースから両部分を、戦闘機部分が上になる形で合体させて出撃する。先代ビッグシューターの様に双胴。同時に雷鋼馬も運搬し空中から射出する[4]。
- 尚ジーグパーツの射出口は先代同様の機体左右に加え、機体中央にもう一つ、左右に比べ大口径のものがあり、都合三ヶ所。左右からは主に手足を、中央からは胴体部やマッハドリル(本作では二本合わせた状態で収納・射出している)などの比較的大きなパーツが射出され、前作・初代ビッグシューターの時点で指摘されていた「径が全然違う腕と胴体の部品が、全く同じ径の射出口から全く同じ様に射出されている」という大きな矛盾は解消されている。
- 鏡の死後はつばき1人で操縦とジーグパーツの射出ができるように改修された。
- 初代ビッグシューターは第3話の回想シーンにて初登場し第12話で宙の元へ美和が乗って駆けつける。
- 鋼鉄ジーグ
- 第3話の回想から登場。サイボーグ司馬宙が頭部になる。本作では鋼鉄神ジーグと区別をつけるためと宙が核である事を現すためか眼の部分に黒眼が存在する[5]。50年前の戦いで行方不明となったが、第12話で復活(宙自身は第11話で復活している)。剣児の鋼鉄神ジーグに引けを取らない活躍を見せた。なお、『スーパーロボット大戦K』では剣児のジーグと区別する為、「磁偉倶(じいぐ)」と書いて、「ジーグ」と読むようにしている。
- ギガシューター
- 九州にあった50年前の戦いで使用されていた列車砲。ゾーン内部と外では時間の進み方が違う為、新品同様で残されていた。ビッグシューターから遠隔操作でジーグの強化パーツ、弾丸状に梱包されたマリン、スカイ、アースの各パーツを射出する。第4話で登場。後の話で複数台存在する事が確認されている。
- Xボンバー(正式名称不明)
- 第12話で宇宙での最終戦に臨んだ際に旗艦となった船。代理所長が管理し、ビルドベースを収容した後は旗艦となる。決戦兵器「オーバブラスター」を搭載し、敵母艦の大量破壊兵器エネルギー柱(名称不明)を破壊する活躍を見せた。元ネタは永井豪原作の特撮人形劇『Xボンバー』。
- ビルドエンジェル機
- 戦闘機部隊「ビルドエンジェル隊」が乗る戦闘機。主な任務はジーグやビッグシューターの戦闘支援や偵察。武装はバルカン砲の他にミサイル、レーザー兵器であるサークルブラスターがある。コクピット部分には脱出ユニットと兼用されたHMBを収納、搭乗者はHMBを操作して機体を操縦する。尚サークルブラスターをはずしただけの量産機Verも存在する。『スーパーロボット大戦K』では「ビルトエンジェル」表記となっている。
スタッフ
- 原作:永井豪
- プロデューサー:渡辺隆、永井一臣、岡崎聖、南喜長、水野さつき、松村起代子、細川修、北浦宏之
- アニメーションプロデューサー:丸山俊平
- 監督:川越淳
- 助監督:河村智之
- シリーズ構成:早川正
- キャラクターデザイン:菊池晃
- メカデザイン:堀井敏之
- ハニワ幻神デザイン:小川浩
- 美術監督:坂本信人
- 撮影監督:阿部安彦
- CGI監督:小林賢次
- 音響監督:岩浪美和
- 音楽:平野義久
- 音楽制作:ランティス
- アニメーション制作:アクタス
- 製作:ビルドベース
主題歌
オープニングテーマ
- 「STORMBRINGER」(第1話 - 第13話)
- 歌:JAM Project(水木一郎、影山ヒロノブ、松本梨香、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹、ヒカルド・クルーズ)、作詞・作曲:影山ヒロノブ、編曲:須藤賢一、栗山善親
- レーベル:ランティス
エンディングテーマ
挿入歌
- 「Dead or Alive」
- 歌:JAM Project(影山ヒロノブ、松本梨香、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹)、作詞・作曲:影山ヒロノブ、編曲:須藤賢一、栗山善親
- レーベル:ランティス
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | キャラ作監 | メカ作監 | 登場怪獣、メカ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ビルドアップ! 鋼鉄ジーグ!! | 早川正 | 川越淳 | 菊池晃 | ハニワ幻神・魔愚羅 | ||
2 | 蘇る妃魅禍! 復活! 邪魔大王国 | 大平直樹 | 江原康之 | 阿部宗孝 | |||
3 | じゃじゃ馬ならし! 炸裂! 地獄ビンタ | 高橋ナツコ | 河村智之 | 伊藤岳史 | ハニワ幻神・馬頭羅 | ||
4 | 決死の水中バトル! 列車砲準備よし! | 外池省二 | 戸部敦夫 | 登坂晋 | 井口忠一 | 山下将仁 | ハニワ幻神・加治羅 |
5 | 無我夢中? 恐るべし、邪魔大王国の罠 | 早川正 | 川越淳 | 菊池晃 | ハニワ幻神・罵玖羅 | ||
6 | 摩訶不思議 大黒様もビルドアップ! | 柿原優子 | 井硲清高 | 岡嶋国敏 | 小峰正頼 | ハニワ幻神・魔可羅 | |
7 | 侵入! 高千穂の峰へ! 霧の大地にヤツを見た! | 藤瀬順一 | 井口忠一 江原康之 |
阿部宗孝 | - | ||
8 | 愛の力でジーグを狙え! 換装完了 高度1万メートル! | 外池省二 | うえだひでひと | 古川政美 | 伊藤岳史 | 神部一朗 | ハニワ幻神・徒鼻羅 |
9 | 非情なる策略! ビルドベース殲滅作戦! | 井硲清高 | 五十嵐達矢 | 永田正美 | 松原豊 | ハニワ幻神・玄武羅 | |
10 | 囚われたつばき! 邪悪なる妃魅禍の儀式! | 高橋ナツコ | 河村智之 | 菊池晃 | 山下将仁 | - | |
11 | 月を睨め!! 悪を絶つ、不屈の想いで! | 柿原優子 | 佐野隆史 | 登坂晋 | 江原康之 | ||
12 | 最終決戦! 大銅鐸、立つ! | 早川正 | 大平直樹 | 伊藤岳史 | 阿部宗孝 | ||
13 | 鋼鉄神になれ!! | 川越淳 | 河村智之 | 羽山賢二 江原康之 佐藤修 伊藤岳史 阿部宗孝 |
関連商品
ゲーム
- スーパーロボット大戦K(NDS・バンダイナムコゲームス/バンプレストレーベル)
- スパロボ学園(NDS・バンダイナムコゲームス/バンプレストレーベル)
関連項目
注釈
- ^ ちなみに、ゲーム『スーパーロボット大戦K』においてもこのような設定が反映されている。
- ^ 『スーパーロボット大戦K』のHPでは一時「鋼鉄ジーグ(新)」と表記されていた。
- ^ 宙は逆に「鋼鉄ジーグ」を先に叫び合体後に「ビルドアップ」と叫んでいる。
- ^ 雷鋼馬の空中射出に関しては2話での出撃時において剣児への事前説明無しにいきなり行われた。剣児は射ち出されながら「お前らバカかぁ〜!!」と怒っていた。
- ^ 小説版「スーパーロボット大戦」(ゲームとは無関係)の後書きにて、石川賢が「ジーグも出して欲しかった」と発言して真・ジーグのイラストを描いているが、このジーグも黒眼が存在した。