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ルイス・ビスカイーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルイス・ビスカイーノ
Luis Vizcaíno
義大ライノズ時代
(2014年7月19日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 バニ英語版
生年月日 (1974-08-06) 1974年8月6日(50歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1994年 アマチュアFA
初出場 MLB / 1999年7月23日
CPBL / 2013年8月24日
最終出場 CPBL / 2014年8月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ルイス・ビスカイーノ・アリアスLuis Vizcaíno Arias, 1974年8月6日 - )、ドミニカ共和国バニ英語版出身のプロ野球選手投手)。

はとこホセ・ビスカイーノもメジャーリーグで活躍した内野手

経歴

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1994年オークランド・アスレチックスに入団。1999年にメジャーデビュー。その後2001年までアスレチックスでリリーフ投手を務めていたが、2002年のシーズン開幕直前の3月19日テキサス・レンジャーズへとトレードされる。ところが、5日後の3月24日に今度はミルウォーキー・ブルワーズへとトレードされ、結局ブルワーズで開幕を迎えた。最終的にはレイ・キングと並んでチーム最多タイの76試合に登板。防御率2.99という安定した数字を残した。更に2003年2004年もチーム最多の登板数を記録した。

2004年12月に、今度はシカゴ・ホワイトソックスへと移籍。2005年のシーズンは65試合に登板しただけでなく、ヒューストン・アストロズとの2005年のワールドシリーズ第1戦では自身初のポストシーズンでの登板だったにもかかわらず勝利投手となり、チームの世界一に大きく貢献した。

2005年のシーズン終了後にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍し、1年間リリーフ投手として活躍。チーム最多の70試合に登板して存在感を示した。

ニューヨーク・ヤンキース時代
(2007年7月29日)

2007年1月にランディ・ジョンソンとの1対4のトレードでアルベルト・ゴンザレスらと共にヤンキースに移籍し、チーム最多の77試合に登板。同年7月21日タンパベイ・デビルレイズ戦では、ダブルヘッダーで両試合とも救援登板し、両試合とも勝利投手となった。ヤンキースでは、1970年3月24日以来の珍記録である。

コロラド・ロッキーズ時代
(2008年8月7日)

オフにFAとなり、2007年12月21日コロラド・ロッキーズと契約した。

2008年10月27日には、飲酒運転スピード違反の容疑で逮捕された。

2009年1月、ジェイソン・マーキーとのトレードでシカゴ・カブスに移籍したが、4月23日に戦力外となり解雇。5月8日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び[1][2]、5月14日にメジャーへ昇格した[3]。しかし、6月23日にDFAとなり、ウェイバー公示の後、30日に放出された。

2010年は所属球団はなく、ドミニカン・リーグでプレー[4]。12月19日に古巣・ヤンキースとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリングトレーニングに参加予定だった[5]。しかし、アキレス腱断裂の重傷を負ったため、2011年2月9日に契約は無効となった[6]

同年6月29日には薬物検査で陽性反応が出たため、50試合の出場停止処分を受けた[7]

2013年は当初メキシカンリーグユカタン・ライオンズでプレーしていたが[8]、8月11日に中華職業棒球大聯盟統一セブンイレブン・ライオンズと契約。(登録名は坎諾

2014年1月14日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[9]が、3月27日に放出。その後メキシカンリーグユカタン・ライオンズでプレーする。5月には中華職業棒球大聯盟義大ライノズと契約するも、不振のため8月13日に解雇された。

2015年はメキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズと契約したが、4月25日に解雇となる。5月2日にメキシコシティ・レッドデビルズと契約。

特徴

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故障による離脱がほとんどなく、連投を全く苦にしないタフさを持つ。150キロ前後の直球と高速で曲がるスライダーを中心に投球を組み立てている。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
1999 OAK 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 16 3.1 3 1 3 0 0 2 1 0 2 2 5.40 1.80
2000 12 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 96 19.1 25 2 11 0 2 18 1 0 17 16 7.45 1.86
2001 36 0 0 0 0 2 1 1 3 .667 156 36.2 38 8 12 1 0 31 3 0 19 19 4.66 1.36
2002 MIL 76 0 0 0 0 5 3 5 19 .625 326 81.1 55 6 30 4 3 79 3 2 27 27 2.99 1.05
2003 75 0 0 0 0 4 3 0 9 .571 272 62.0 64 16 25 3 1 61 3 0 45 44 6.39 1.44
2004 73 0 0 0 0 4 4 1 21 .500 298 72.0 61 12 24 3 1 63 9 0 35 30 3.75 1.18
2005 CWS 65 0 0 0 0 6 5 0 9 .545 305 70.0 74 8 29 6 2 43 3 0 30 29 3.73 1.47
2006 ARI 70 0 0 0 0 4 6 0 25 .400 272 65.1 51 8 29 6 4 72 1 0 26 26 3.58 1.22
2007 NYY 77 0 0 0 0 8 2 0 13 .800 334 75.1 66 6 43 11 2 62 1 0 37 36 4.30 1.45
2008 COR 43 0 0 0 0 1 2 0 1 .333 203 46.0 48 10 19 1 1 49 0 0 28 27 5.28 1.46
2009 CHC 4 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 13 3.2 2 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0.00 0.55
CLE 11 0 0 0 0 1 3 1 1 .250 56 11.2 8 2 12 2 0 9 1 0 7 7 5.40 1.71
'09計 15 0 0 0 0 1 3 1 2 .250 69 15.1 10 2 12 2 0 12 1 0 7 7 4.11 1.43
2013 統一 14 0 0 0 0 0 2 6 2 .000 56 14.2 8 1 2 1 0 18 0 0 3 2 1.23 0.75
2014 義大 11 0 0 0 0 1 3 4 1 .250 55 11.2 18 0 1 0 0 17 0 0 8 5 3.86 1.63
MLB:11年 543 0 0 0 0 35 30 8 102 .538 2347 546.2 495 79 237 37 16 492 26 2 273 263 4.33 1.34
CPBL:2年 25 0 0 0 0 1 5 10 3 .167 111 26.1 26 1 3 1 0 35 0 0 11 7 2.39 1.10

背番号

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  • 61 (1999年 - 2000年、2008年 - 2009年)
  • 51 (2001年 - 2005年)
  • 52 (2006年 - 2007年、2014年)
  • 39 (2007年)
  • 47 (2009年)
  • 54 (2013年)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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