Wikipedia:IP利用者は匿名ではない
この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。 |
この文書の要旨: IP利用者として編集することはアカウントを取得して編集するより匿名性が低い。 |
IP利用者としてウィキペディアを編集することは一般的な印象と違い、アカウントを取得して編集することより匿名性が低い。
理由
[編集]IPアドレスからは一般的にはインターネットサービスプロバイダ(ISP)に辿ることができ、また大まかな地理的位置あるいは会社に特定することもできます。WHOISやDNS逆引きといったツールを使用することで、あなたと同じIPアドレスを使用するメールサーバーやウェブサーバー、あなたが働く会社や行く学校、ひいてはあなたを特定できる可能性があります。このようにIP利用者から取得できる情報は多く、アカウントを作成して、登録利用者として編集することより匿名性が低い理由となっています。
例外
[編集]インターネットカフェ、図書館などで公衆無線LANを利用したり、旅行中に編集した場合、IPアドレスから取得できるあなたの情報は少なくなります。プロキシ経由で編集した場合、表示されるIPアドレスはあなたのアドレスではなく、プロキシサーバーのアドレスになります。ただし、アノニマイザー、VPN、Tor経由でウィキペディアを編集することは論争を呼ぶことであり、また荒らしの温床となる可能性が高いため、(これらのネットワークから切断しない限り)投稿ブロックされている場合がほとんどです。
IP利用者の二流扱い
[編集]ウィキペディアの登録利用者、管理者の一部はIP利用者を歓迎されない来訪者として、さらにひどい場合は荒らし予備軍として扱うことがあります。一部ではIP利用者が「匿名である」という理由だけでIP利用者の意見を無視したり、その編集を取り消したりします。しかし、このような扱いはウィキペディアの方針に基づいておらず、「だれでも編集できる」という原則にも反しています。ウィキペディアでは固定IPアドレスから接続して、長期間建設的に貢献するIP利用者もいます。
関連項目
[編集]- Wikipedia:IP利用者も人間である
- Wikipedia:ウィキペディアは匿名である
- Wikipedia:自身に関する記事は常に望ましいとは限らない
- Wikipedia:個人情報の拡散に関する注意