THE MODS
THE MODS | |
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出身地 |
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ジャンル |
パンク・ロック ポストパンク ロカビリー オルタナティヴ・ロック ハードロック スカ レゲエ |
活動期間 | 1979年 - |
レーベル |
エピックソニーレコード (1981年 - ) スカーフェイス (1991年 - ) アンティノスレコード (1995年 - ) ロッカホリック (2003年 - ) |
公式サイト | Crazy Com World, [1] |
メンバー |
森山達也(ボーカル、ギター) 苣木寛之(ギター) 北里晃一(ベース) 佐々木周(ドラムス) |
旧メンバー | 梶浦雅裕 (ドラムス) |
THE MODS(ザ・モッズ)は、日本のパンク・ロック・バンド。1974年に前身のバンド「開戦前夜」を発展させて結成[1][2]。1981年デビュー。80年代のパンク・ロックシーンを牽引したバンドの1つである。
目次
メンバー[編集]
- 森山達也(もりやま たつや) ボーカル・ギター・ブルースハープ
1956年3月30日生。
使用楽器:フェンダー・テレキャスター、レスポールTV Jr.等。福岡市立警固中学校出身。 - 苣木寛之(ちさき ひろゆき) ギター・ボーカル
1960年4月25日生。
使用楽器:ギブソン・レスポール・カスタム、ギブソン・レスポール・ゴールドトップ、ギブソン・ES-335、グレッチ等 - 北里晃一(きたざと こういち) ベース・ピアノ・ボーカル
1957年12月7日生。
使用楽器:フェンダー・ムスタングベース - 佐々木周(ささき しゅう) ドラムス ・ボーカル
1984年2月3日生。
2009年1月1日正式メンバー加入。
主に森山がリードボーカルだが、アルバム曲やライブでは他のメンバーがリードボーカルを担当する楽曲もある。
- 元メンバー
デビュー前のメンバー[編集]
- 開戦前夜
- 森山達也、浅田孟
- THE MOZZ
- 森山達也、白浜久、浅田孟、川嶋一秀(白浜は後にARB、浅田はサンハウス、ARB、川嶋はサンハウス、SHEENA & THE ROKKETSで活動。)
- THE MODS
- #1 森山、北里、七田、白浜、黒田
- #2 森山、北里、川嶋、樋口、後藤
- #3 森山、北里、七田、樋口、後藤
- #4 森山、北里、宮本、後藤
- #5 森山、北里、苣木、梶浦、白浜、都留
バイオグラフィ[編集]
1974年: ブリティッシュビートに多大な影響を受けた森山達也は福岡県博多で第一期「THE MOZZ」を結成[2]。数度のメンバーチェンジを行ないながら次第に頭角を現していく。当時隆盛を極めつつあった「めんたいビート」と呼ばれるムーヴメントの中心的存在になる。
1976年: 前年に「THE MOZZ」を解散し、第二期「THE MODS」を結成[2]。
1979年: 映画『狂い咲きサンダーロード』のサウンドトラックに参加。レコーディングは森山、北里と元MODERN DOLLZの苣木、梶浦の4人で行い、第三期「THE MODS」となる[1][2]。
1980年: 福岡「80's FACTORY」で開かれた2日間のコンサートで、「80's FACTORY」の歴代最高動員記録を樹立[2]。上京し、ROCK専門のテレビ番組「FIGHTING 80's」にレギュラー出演する。これによってTHE MODSの名は全国区となり、新宿LOFTで行なわれた東京での初のワンマンコンサートは瞬く間に売り切れとなる。
1981年: EPIC/SONY、英CBSと契約。ロンドンでレコーディングを開始する[3]。6月21日にシングル「崩れ落ちる前に」、アルバム『FIGHT OR FLIGHT』でデビュー。この年、2度目の来日公演を果たしたTHE JAMの前座を務めた[1][4]。11月には再びロンドンに渡り、ライヴハウス「マーキー」にて3日連続のコンサートを行ない、最終日には満員となる。なお、その際のバンド名は、モッズとの混同を避けるために「NEWS BEAT」とした[1]。
1982年: 6月20日に4000人を動員した日比谷野外音楽堂にてデビュー1周年コンサートを行なう。途中、記録的な集中豪雨に見舞われたにもかかわらず、誰1人として帰らなかった聴衆に応えて最後までステージをこなした。後に「雨の野音」という名で語られている[1][5][6]。8月8日には、長崎を襲った豪雨の救済コンサートを福岡国際センターで開催。義援金を被災地へ送った。
2007年: ドラムの梶浦が脱退[7]。その後、サポートを務めていた佐々木周(ドラム)が正式に加入[8]。
ディスコグラフィ[編集]
シングル[編集]
- 崩れ落ちる前に (1981年6月21日)
- ゴキゲンRADIO (1981年10月21日、07・5H-97)
- LET'S GO GARAGE (1982年10月21日)
- 激しい雨が (1983年9月21日)作詞:森山達也、作曲:THE MODS
- maxell カセット XLシリーズ・キャンペーンソング
- バラッドをお前に (1984年2月1日)
- テレビドラマ『中卒・東大一直線 もう高校はいらない!』主題曲
- 夜のハイウェイ (1985年5月22日)
- BABY BLUE (1985年10月21日)
- READY STEADY GO (1986年7月21日)
- BREAKIN' MY HEART (1986年9月21日)
- ジャマをするな (1987年10月21日)
- 涙のLAST NIGHT (1988年3月21日)
- ACE BOON (1988年9月21日)
- NAPALM ROCK (1989年11月21日)
- HEY!! TRAVIS (1990年4月21日)
- FRIEND OR FOE (1990年9月21日)
- それで満足かい? (1990年12月21日)
- UNDER THE GUN 〜市街戦 (1991年6月1日)
- LESS THAN ZERO (1995年9月1日)
- 今夜決めよう (1996年6月21日)
- It's Alright 〜Kissでも決め恋をしよう (1996年11月25日)
- Heavy so Heavy (1997年5月2日)
- ロメオとジュリエット (1997年7月21日)
- 壊れたエンジン (1998年6月19日)
- junk yard 九龍 (1999年6月18日)
- IL GARAGE (1999年11月3日)
- SPICY SPUNKY PUNK (2001年5月2日)
- F.T.W."Fuck The World" (Scramble Version) (2003年4月21日)
- LAST DNA ROCK'N'ROLL (2004年11月24日)
- HELLO (2007年6月22日マキシシングル)
- LONG WAY(basement take) (2007年12月25日)
- NEW BLEED vol.1 (2009年1月7日)
- 再レコーディング・配信限定シングル
- NEW BLEED vol.2 (2009年9月2日)
- 再レコーディング・配信限定シングル
- NEW BLEED vol.3 (2010年7月7日)
- 再レコーディング・配信限定シングル
- US 4 (2010年9月17日)
- NEW BLEED vol.4 (2013年1月9日)
- 再レコーディング・配信限定シングル
- CHRISTMAS TIME ska version (2013年12月1日)
- NEW BLEED vol.5 (2014年7月16日)
- 再レコーディング・配信限定シングル
- BADLAND (2015年3月1日マキシシングル)
その他のシングル[編集]
- Love, かくし色 (1985年7月25日)
- 森山のソロ。カネボウ化粧品秋のキャンペーンソング
アルバム[編集]
- FIGHT OR FLIGHT (1981年6月21日)
- NEWS BEAT (1981年10月21日)
- LOOK OUT (1982年9月22日)
- HANDS UP (1983年11月21日)
- JAIL GUNS (1984年6月21日)
- BLUE 〜Midnight Highway (1985年7月25日)
- CORNER (1986年9月21日)
- JUKE JOINT (1987年4月22日)
- YUM-YUM GIMME SOME (1987年10月21日)
- EASY COME EASY GO (1988年9月21日)
- NAPALM ROCK (1989年12月21日)
- PROUD ONES (1990年10月21日)
- 叛 〜REBEL (1991年6月1日)
- F.A.B. (1992年9月25日)
- TIES (1993年7月21日)
- TRUST ME TRUST YOU (1993年11月25日)
- KILBURN BRATS (1995年9月21日)
- ZA MOZZ (1996年7月21日)
- CLOUD 9 (1998年9月2日)
- KOWLOON JUNK (1999年8月4日)
- Paradice (2000年11月1日)
- RISING SUN(2001年6月20日)
- COMPADRE (2003年9月3日)
- LIVE WITH ROCK'N'ROLL (2004年7月7日)
- DAILY HOWL (2005年9月7日)
- FREED (2007年11月21日)
- MOONSHINER (2008年11月19日)
- Gang Rocker...If (2009年6月3日)
- SHOTGUN SQUALL (2010年1月20日)
- LIKE OLD BOOTS (2011年1月19日)
- JACK & JOKER (2012年10月24日)
- ROCKTIONARY (2014年2月19日)
- HAIL MARY (2016年3月23日)
ベストアルバム[編集]
- BEAT ODYSSEY (1986年7月21日/EPICソニー)
- LEATHER FILE 1981〜1991 (1991年9月21日/EPICソニー)
- JUNGLE CRUISE 1991〜1994 (1995年3月16日/徳間ジャパン)
- THE MODS BEST "Records" (2001年12月5日/アンティノスレコード)
- THE LEGEND THE MODS GOLDEN 80's COLLECTION (2003年1月1日/EPICソニー)
- THE MODS BEST (2003年1月22日/徳間ジャパン)
- SPADE FILE -THE MODS ROCKAHOLIC BEST- (2008年4月23日/ロッカホリック)
- NEW BLEED "HASH" (2011年6月2日/ロッカホリック/再録ベスト)
- NEW BLEED "GUNNERS" (2014年12月17日/ロッカホリック/再録ベスト)
その他のアルバム[編集]
- GANG ROCKER (1983年4月21日)- ミニアルバム
- RODEO LIVE VOL.1 (1994年2月2日)- ライブベスト
- RODEO LIVE VOL.2 (1994年2月2日)- ライブベスト
- easy listening (1997年5月21日)- セルフカバー集
- FIGHT OR FLIGHT-WASING (2006年6月21日)- スタジオ新録
- LIVEGEAR (2013年2月19日) - ライブベスト
映像作品[編集]
- THIS IS THE GANG ROCKER 1981〜1983 (1983年12月1日)
- HANDS UP (I Crowns) (1984年6月21日)
- ROCK THE BLUE (1985年10月2日)
- THE MODS 夜のハイウェイ (1985年11月1日)
- JUKE JOINT (1987年4月22日)
- Yum-Yum Gimme Some Little Live (1988年7月21日)
- REVENGE (1991年9月25日)
- SCARFACES DRIVE 〜ギャング達の行進 (1992年9月25日)
- SHADOW 〜SCARFACE NITE 1993 HIBIYA LIVE (1993年7月21日)
- LIVE BRATS (1995年10月1日)
- ZA MOZZ La VIDEO (1997年2月21日)
- 〜easy listening?〜 (1997年11月21日)
- LIVE 9+ (1999年3月20日)
- IL GARAGE FESTA (1999年11月3日)
- HIGH FIVE (2001年12月5日)
- It's a Kingsway 〜THE MODS LIVE 2001 (2002年3月27日)
- Paradice (2003年2月5日)
- NO EXCUSE! (2003年3月5日)
- LAST DNA ROCK'N'ROLL (2004年11月24日)
- FIGHT OR FLIGHT-WASING (2006年6月21日)
- LIVESLINGER 〜YA-ON COMPLETE〜 (2007年1月24日)
- LIVE FREED(2008年8月20日)
- SPEAKEASY(2009年6月3日)
- GANGWAY(2010年6月23日)
- YA-YA-ROCK ON!!(2012年2月8日)
- LOOSE GAME(2012年6月20日)
- LIVE PAROLE (2015年10月21日)
影響[編集]
1980年代の日本のロックシーンを築いた彼らは、多くのミュージシャンに影響を与え、2001年にTHE MODSのトリビュートアルバム『THE MODS TRIBUTE SO WHAT!!』[9]、2006年に『THE MODS TRIBUTE SO WHAT!! VOL.2』が発売されている[10]。 中でも福山雅治はラジオや雑誌で何度も彼らの影響を受けたことを公言しており、ラジオで自身のルーツの話となるとTHE MODSに触れ、曲もかけている[11]。
脚注[編集]
- ^ a b c d e 『別冊宝島 ROCK FILE Vol.5 1989 特別版 日本ロックバンド完全事典』JICC出版局、1989年、220頁。
- ^ a b c d e “Biography 1973-1980”. THE MODS Official web site. 2014年11月13日閲覧。
- ^ “森山達也ロングインタビュー - デビュー”. FACTORY721 CSフジテレビ (1998年9月9日). 2014年11月16日閲覧。
- ^ “Biography 1981”. THE MODS Official web site. 2014年11月13日閲覧。
- ^ “THE MODS 30th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE “YA-YA-ROCK ON!!”2011/6/25@日比谷野外大音楽堂”. JUNGLE LIFE (2011年6月25日). 2014年11月13日閲覧。
- ^ “森山達也ロングインタビュー - 雨の野音”. FACTORY721 CSフジテレビ (1998年9月9日). 2014年11月16日閲覧。
- ^ “Biography 2007”. THE MODS Official web site. 2014年11月13日閲覧。
- ^ “Biography 2009”. THE MODS Official web site. 2014年11月13日閲覧。
- ^ “THE MODS TRIBUTE SO WHAT!!”. CD Journal. 2014年11月13日閲覧。
- ^ “THE MODS TRIBUTE SO WHAT!! VOL.2”. CD Journal. 2014年11月13日閲覧。
- ^ “福山雅治のオールナイトニッポン”. オールナイトニッポン (2012年4月25日). 2014年11月13日閲覧。