CBSイブニングニュース
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| CBSイブニングニュース CBS Evening News | |
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| 別名 |
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| ジャンル | 報道番組 |
| 原案 | ドン・ヒューイット |
| 監督 |
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| 司会者 | トニー・ディコウプル |
| ナレーター | ジョー・シプリアーノ |
| テーマ曲作者 |
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| 作曲 | リック・パターソン、ロン・ウォルツ、ニール・フォックス(1991年、2026年) |
| 国・地域 |
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| 言語 | 英語 |
| シーズン数 | 72 |
| 話数 | 16,400以上 |
| 各話の長さ |
15分(1941年 - 1963年) 30分(1963年 - ) |
| 製作 | |
| 製作総指揮 | キム・ハーヴェイ(Kim Harvey) |
| 撮影地 | |
| 撮影体制 | マルチカメラ |
| 製作 | CBSニュースプロダクションズ |
| 放送 | |
| 放送チャンネル | CBS |
| 放送期間 | 1941年7月1日 - 放送中 |
| 公式ウェブサイト | |
| 番組年表 | |
| 関連番組 | |
『CBSイブニングニュース(CBS Evening News)』(2026年1月3日以降は『CBS Evening News with Tony Dokoupil(CBSイブニングニュース・ウィズ・トニー・ディコウプル)』の番組名で放送)は、アメリカ・CBSテレビネットワークの報道部門であるCBSニュースが制作する夕方のニュース番組。世界各地で起きている出来事について、CBSニュースの特派員や記者によるニュース報道、特集記事、インタビューなどを伝えている。2025年以降、ニュースマガジン色の強い構成となり、長尺の特集報道により重点を置く形式へと移行している。当初は1941年7月1日に、『CBSテレビジョンニュース(CBS Television News)』の名称で放送を開始し、1963年に現在の番組名を採用した。
2026年1月3日以降、ニューヨーク市にあるCBS放送センターから、トニー・ディコウプルがアンカーを務めている。これまで平日版のアンカーを務めた人物には、ダグラス・エドワーズ、ウォルター・クロンカイト、ダン・ラザー、コニー・チャン、ボブ・シーファー、ラス・ミッチェル、ケイティ・クーリック、ハリー・スミス、スコット・ペリー、アンソニー・メイソン、ジェフ・グロール、ノラ・オドネル、ジョン・ディカーソン、モーリス・デュボアなどが含まれる。
土曜・日曜版の放送は、1966年2月に開始された。2016年5月2日、CBSは週末版を同年5月7日付で『CBSウィークエンドニュース(CBS Weekend News)』に改称すると発表した。週末版はニューヨーク市のCBS放送センターから放送されており、現在はジェリカ・ダンカンがアンカーを務めている。2016年から2020年にかけては、土曜日をリーナ・ナイナン、日曜日をエレイン・キハノがそれぞれ担当していた。2020年夏までに、ナイナンとキハノはメイジャー・ギャレットおよびジェイミー・ユッカスに交代した。2020年12月には、エイドリアナ・ディアスとジェリカ・ダンカンが新たな週末アンカーに就任することが発表され、ディアスは2024年に番組を離れている。
平日版は、東部時間では18:30、中部時間では17:30に生放送され、山岳部時間では録画放送(テープ・ディレイ)で放送されている。最新の速報ニュースを反映した内容に差し替えた「西部版(Western Edition)」は、太平洋時間の大半の放送局では18:30、アラスカ時間では17:30に、あらかじめ収録された番組として放送され[1]、ハワイ・アリューシャン時間では録画放送となっている[2]。この西部版は、東部時間深夜0:00にCBSニュースの公式ウェブサイトおよびYouTubeチャンネルに掲載される[3]。また、西部版は、週末版と共にストリーミングチャンネル「CBS News 24/7」でも放送されている。
2024年4月11日時点で、三大テレビニュース番組の中で引き続き3位に位置しており、総視聴者数は約496万9,000人となっている[4]。
歴史
[編集]草創期
[編集]CBSネットワークの旗艦局であるWCBW(現:WCBS-TV)では開局当初、午後8時に平日夜のニュース番組を放送していた。1946年からはCBSラジオ出身のダグラス・エドワーズがアンカーを務め、1948年5月3日に『CBSテレビジョンニュース』として再出発を切る。この番組は後に『ダグラス・エドワーズ・ウィズ・ザ・ニュース』とタイトルを変え、これが『CBSイブニングニュース』と一般に呼称されるようになった。
番組は1950年代半ばまでは好評を得ていたが、1956年、NBCが同時間帯で『ハントリー・ブリンクリー・リポート』の放送を開始したことにより、視聴率が低下する。その結果、『ダグラス・エドワーズ・ウィズ・ザ・ニュース』は放送時間の変更を余儀なくされた。
クロンカイト時代
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1962年4月16日、ウォルター・クロンカイトが後任のアンカーに就任し、1963年9月2日、番組名は正式に『CBSイブニングニュース』と変更される。
ジョン・F・ケネディ大統領時代の1960年代、クロンカイトはNBCの『ハントリー・ブリンクリー・リポート』に劣っていた番組視聴率を就任後トップに引き上げた。クロンカイトの真摯な報道姿勢はアメリカ国民の70%以上から支持され、クロンカイトは別名「大統領よりも信頼できるニュースアンカー」と呼ばれるほどであった。クロンカイトの存在がこの番組の全盛期を築いたといえる。
『CBSイブニングニュース』は、その日一日に起きたニュースをスタジオからメインアンカーがまとめて放送するという形式を初めて採用したニュース番組であり、現在、この方式は世界中のテレビ局で採用されている。そのため、この番組は他のニュース番組と比べて歴史的に特別視されている。
ベトナム戦争について、クロンカイトは当初は客観的な立場からの報道を続けていたものの、南ベトナム解放民族戦線による南ベトナムへの攻撃「テト攻勢」が起きると、1968年2月に「民主主義を擁護すべき立場にある『名誉あるアメリカ軍』には、これ以上の攻勢ではなく、むしろ交渉を求める」と厳しい口調で発言。ベトナム戦争継続に反対を表明し、アメリカの世論に大きな影響を与える。クロンカイトの発言を聞いた当時の大統領リンドン・ジョンソンは「クロンカイト(の支持)を失うということは、アメリカの中産階級(の支持基盤)を失うということだ」と嘆いたという。その後、保守派の多くもベトナム戦争継続に懐疑的となり、ジョンソンは再選を目指す1968年アメリカ合衆国大統領選挙への立候補断念を発表するに至った。
1980年2月14日にクロンカイトは番組からの降板を発表し、1981年3月6日をもって降板する。これはCBSの定年退職制度によるもので、番組降板後もクロンカイトはCBSやCNNなどの特派員や執筆活動を通じてジャーナリストとして活動した。
ラザー時代
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1981年3月9日、ダン・ラザーが平日版の新たなアンカーに就任する。クロンカイト同様、ラザーも国際的に有名なアンカーとなり、『NBCナイトリーニュース』のトム・ブロコウ、『ワールドニューストゥナイト』のピーター・ジェニングスと並んで「ビッグ3」と称される。
前任アンカーのクロンカイトは、番組のエンディングを「And that's the way it is.(日本語訳:「では、今日はこんなところです」)」という挨拶で締めくくっていたが、ラザーは「That's the part of world tonight.(日本語訳:「今夜世界では、こんなこともありました」)」という挨拶を使用していた。
1990年代後半には、番組プロモーションのBGMにジーザス・ジョーンズの『Right Here Right Now』が使用されている。
2003年2月にはサッダーム・フセインとの単独会見に成功するも、他のメディアからは「利敵行為」として批判を受けた。併せて、ホワイトハウスからもフセインの主張に反論する機会を要求される。ラザーはCNNの『ラリー・キング・ライブ』に出演し、「様々な批判を受けることは承知の上で、私とアメリカ国民が知りたいことを問い質すことがジャーナリストの務めだと考えたため、単独会見を行った」と釈明した。会見に際してフセイン側から質問の事前提示は要求されなかったことや、取材における制限は受けなかったこと、すべての取材テープをそのまま持ち帰ったことなどを説明した。
2004年大統領選挙期間中、現職大統領ジョージ・W・ブッシュの軍歴詐称をスクープして反響を呼ぶが、詐称の証拠とされた文書が偽造されたものであることが判明し、番組内で謝罪した。その後の社外調査の結果、報道内容が公正さと正確さを欠いていたとの結論が出され、CBSは報道部門の幹部4人を解雇するとともに、ラザーとの番組契約を更新しないことを決定する。番組担当開始から24年目にあたる2005年3月9日を最後に、ラザーは番組を降板した。当時の一部報道によると、問題の起こる以前からCBS首脳陣と降板について調整が行われていたという(なお、ラザーは『60 Minutes II』への出演は続けていたが、この番組も2005年6月に終了。2006年6月、ラザーはCBSを退社した)。
クーリック時代
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ラザーの後任として日曜の政治討論番組『フェイス・ザ・ネイション』ホストのボブ・シーファーが暫定的にアンカーを担当したが、2006年4月5日、CBSはこれまで有力候補とされていたNBCのモーニングニュースショー『トゥデイ』の女性アンカー、ケイティ・クーリックが『トゥデイ』を5月末に降板し、『CBSイブニングニュース』のアンカーになることを正式に発表する。3大ネットワークの全国ニュース番組で女性が単独アンカーを務めるのはアメリカテレビ史上これが初めてとされ、注目された。
ジャーナリスト経験が浅いクーリックの起用に関しては賛否両論が起きたが、2006年9月5日にクーリックが平日版の新アンカーに就任した結果、視聴率で『NBCナイトリーニュース』と『ABCワールドニュース』を抜いてトップに立つなどして当初は一応の成功を収める。しかし、懸念が的中したのか、すぐに定位置の「視聴率3位」に逆戻りし、前述の2番組に大きく水をあけられることとなった[5]。
2006年から2009年まで、平日版オープニング時に流れる「This is the CBS Evening News with Katie Couric.(日本語訳:「ケイティ・クーリックがお伝えする『CBSイブニングニュース』の時間です」)」というタイトルコールは、平日版の元アンカーであったクロンカイトの声を使用していた。2009年7月のクロンカイト逝去後もしばらく使用されていたが、2010年1月2日の放送を最後にクロンカイトのタイトルコールは使われなくなった。なお、クロンカイトのタイトルコールが最後に使用された日、クーリックは休日で、アンカーは代理が担当していた。
ペリー時代
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2011年4月、一部メディアでクーリックの番組降板が報道される。CBSは5月6日、クーリックの降板を公式に認めるとともに、後任アンカーをスコット・ペリーに決定したと発表。5月13日には、番組内でクーリック本人が5月19日放送分を最後に番組を降板することを発表する。
ハリー・スミスによる暫定アンカー期間を経て、6月6日、ペリーが平日版の新しいアンカーに就任した。2016年5月、番組のテーマ曲がジョエル・ベッカーマン作曲のオリジナル曲へと変更された。
クーリック時代のソフト路線・インフォテインメント路線とは対照的に、ペリー時代には外交政策や経済問題をはじめとする硬派路線が採用された[6]。結果として『CBSイブニングニュース』の視聴者数は2011年から6年連続で増加したものの、3大ネットワークの夕方ニュース番組としては「視聴率3位」の定位置を脱却するまでには至らなかった。2016年大統領選挙のCBS開票特別番組では『CBSイブニングニュース』のフォーマットが応用され、ペリーがメインのアンカーを担当した。
2017年5月30日、ペリーの番組降板が一部メディアで報じられる。5月31日にペリーの降板が正式に発表され、6月6日にはペリーが番組アンカーとして出演する最後の放送回が6月16日に決定したことも発表された。『CBSイブニングニュース』降板後も、ペリーは引き続き『60 Minutes』のリポーターとしてCBSに残留する。
グロール時代
[編集]2017年6月19日からは『CBSディス・モーニング・サタデー』アンカーのアンソニー・メイソンが暫定アンカーを務めていたが、2017年10月25日、『CBSイブニングニュース』平日版の新しいアンカーに元土曜版アンカーのジェフ・グロールが就任することが発表される。
12月4日、グロールが平日版の新アンカーに就任した。土曜版アンカーのリーナ・ナイナン、日曜版アンカーのエレイン・キハノはそれぞれ続投し、番組のテーマ曲も2016年5月から使用されている楽曲が引き続き採用された。
オドネル時代
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2019年5月6日、5月10日の放送をもってグロールが番組を降板し、『CBSディス・モーニング』アンカーのノラ・オドネルが後任の平日版アンカーに就くことが発表される。併せて、同年秋ごろからは番組がワシントンD.C.のスタジオから生放送されることも発表された。3大ネットワークの夕方ニュース番組がニューヨーク以外のスタジオから放送されるのは、1978年の『ABCワールドニュース』以来のこととなる。また、週末版のアンカーであるナイナンとキハノは続投とされたため、CBSの夕方ニュースは全日において女性がアンカーを務めることになった。
アンソニー・メイソンやジム・アクセルロッドらによる暫定アンカー期間を経て、7月15日、オドネルが平日版の新アンカーに就任する。スタジオセットがわずかにリニューアルされたほか、番組のテーマ曲にもアレンジが加えられた。
2022年4月8日、オドネルが少なくとも2024年大統領選挙までの契約を更新したと報じられた[7]。番組のリブランディングが同年8月29日に発表され、世界地図のモチーフ(クロンカイト時代へのオマージュとしてCBSニュースの番組で頻繁に使用されてきたデザイン)と、2020年に初めて導入されたCBSのブランドアイデンティティの要素が特徴となった[8]。併せて、ブランド変更の一環としてアントフード作曲の新しいテーマ曲を導入した。このテーマ曲はラザー時代とペリー時代に使用されていたジョン・トリヴァーズとエリザベス・マイヤーズによるテーマ曲をアレンジしたもので、ネットワーク向けの音響ブランディングが組み込まれている[9]。
ディッカーソン、デュボア時代
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2024年7月30日、オドネルが2024年大統領選挙後に番組を降板することが発表される[10]。8月1日、リニューアル後の番組では1997年以来となる共同アンカー制を採用することが発表されるとともに、『60ミニッツ』エグゼクティブプロデューサーのビル・オーウェンズをスーパーバイジングプロデューサーに起用することが公表された[11]。
2025年1月23日をもってオドネルが番組を正式に降板し、1月27日からジョン・ディッカーソンとモーリス・デュボアによる共同アンカー制がスタートする。番組のリニューアルに伴い、トリヴァーズ=マイヤーズ作曲のオリジナルテーマ曲が復活した[12]。リニューアル当初は『60ミニッツ』のように特定のニュースを深掘りして報じていたが、2月以降はその日のニュースをヘッドライン形式で伝える伝統的なフォーマットに改めた[13]。
2月10日、延長版となる『CBSイブニングニュース・プラス(CBS Evening News Plus)』が開始した。この番組ではディッカーソンが単独でアンカーを務め、本編は『CBS News 24/7』で放送されたのち、YouTube公式チャンネルなどでも配信される。2025年10月、CBSニュースが新会社パラマウント・スカイダンス傘下で再編される中、ディッカーソンは年末をもって同部門を離れることを発表した。さらに、パラマウント・スカイダンスによる人員削減の一環として、同月末を以て『CBSイブニングニュース・プラス』は打ち切られた[14][15][16]。
現在(ディコウプル時代)
[編集]2025年12月10日、『CBSモーニングス』共同ホストのトニー・ディコウプルが、2026年1月5日からアンカーに就任することが発表された[17][18]。この就任は、2週間にわたるツアー企画「Live from America」によって幕を開ける予定とされ、ディコウプル自身の出身地であるマイアミをはじめ、アトランタ、ダラス、デンバー、サンフランシスコ、デトロイト、ミネアポリス、シカゴ、シンシナティ、ピッツバーグから番組の進行を担当することとなっていた[19]。
新編集主幹のバリ・ワイス主導で進められている編集方針の変更のさなか、ディコウプルはプロモーション映像を公開し、『CBSイブニングニュース』は政治家、広告主、企業利益(CBS自身のものを含む)から独立した、客観的な報道を維持する方針であると約束した。彼は、イラク戦争、新型コロナウイルスのパンデミック、ヒラリー・クリントンの電子メール問題、ハンター・バイデンのノートパソコンをめぐる問題といったテーマに関するCBSの報道が、「一般の人々の関心から離れ、政治的・学術的エリートに有利な方向に偏っていた」と主張した[20]。CBSは、全38ページに及ぶ原則ハンドブックを「5つのシンプルな価値観(5 simple values)」に簡略化したと発表しており、その一つが「私たちはアメリカを愛している」という内容だった。業界誌「バラエティ」は、この親米的な誓約について、「会長兼CEOのデヴィッド・エリソンがワイスをCBSニュースの責任者に据えたのは、MAGA支持者全般、そして特にトランプ大統領への訴求力を高める狙いがあったのではないか、という憶測を強めるものだ」と報じている[21]。
2026年1月3日、アメリカによるベネズエラへの攻撃を受けて、「Live from America」の開始が延期されたこと、またディコウプルはニューヨークのCBS放送センターに戻る前に、攻撃を報じるためサンフランシスコのKPIXのスタジオから週末特別版を担当し、アンカー就任を試験的に開始することが報じられた[22]。ディコウプルの正式デビューに伴い、番組は概ね従来の形式へと戻った。新たに「Only in America」と呼ばれるエンディングコーナーが導入され、アメリカ人を取り上げた軽快なニュース記事が紹介されるようになった[23]。また、ディカーソンとデュボアの在任期間中に実施されていたビジュアル刷新も見直され、他のCBSニュース番組により近いデザインへと回帰した。伝統的なニュースルームと世界地図の背景が復活し、ロゴや一部のグラフィックには、1950年代以降CBSで歴史的に使用されてきたディドット体が採用された[24]。さらに、トリヴァース=マイヤーズのテーマ曲は、ダン・ラザー後期に使用されていた、1991年にリック・パターソンが作曲したテーマ音楽に差し替えられた。一方、旧テーマ曲と従来のグラフィックパッケージは『CBSウィークエンドニュース』で引き続き使用されることとなった[25][26]。「Live from America」は、1月6日にマイアミから正式にスタートした[26][27]。
ディコウプルのアンカー就任後最初の1週間の放送は、1日あたり平均417万人の視聴者数を記録したが、これは2025年の同週(ノラ・オドネルがアンカーを務めていた最終週にあたる)と比べて23%の減少となった[28][29]。
週末版
[編集]1966年2月5日に『CBSイブニングニュース』は、週末夜にも放送枠を拡大した。1971年9月には、連邦通信委員会(FCC)のプライムタイム・アクセス・ルールにより加盟局が課された要件を満たすため、CBSが東部時間18:00枠で『60ミニッツ』の放送を開始したことに伴い、日曜日版は終了した。その後、1976年1月にCBSが『60ミニッツ』を東部時間19:00へと移動したことにより、日曜日版は復活した。週末版は、CBSスポーツの中継編成の影響で、たびたび放送時間が短縮されたり、完全に放送休止(差し替え)となったりしていた。2016年5月2日、CBSは同年5月7日付で、『CBSイブニングニュース』週末版を刷新し、『CBSウィークエンドニュース(CBS Weekend News)』として再編すると発表した。新番組では、CBSのストリーミングニュースチャンネルCBSN(現:CBS News 24/7)のリソースに加え、加盟局からのリポートや、過去1週間のハイライトなどが活用されることとなった[30][31]。
2026年1月に、トニー・ディコウプルが平日版アンカーになるのと同時にテーマ曲がダン・ラザーのアンカー時代に1992年から2006年まで使われていたものが再び使われたが、週末版は引き続き2025年12月までのトリヴァーズ=マイヤーズの曲とタイトルグラフィックがそのまま使われ、2026年1月31日分放送分より平日版と同じリック・パターソンのタイトル音楽及びロゴを使用するようになり、タイトルも『CBS WEEKEND NEWS WITH JERICKA DUNCAN(CBSウィークエンドニュース ウィズ ジェリカ・ダンカン)』と変更になった。
西部版
[編集]CBSは1979年に番組の「西部版(Western Edition)」を導入した。この版はテリー・ドリンクウォーターがアンカーを務め[32]、ロサンゼルス支局を拠点とするスタッフが、平日毎晩放送される『CBSイブニングニュース』本編に対する更新に備えて待機する体制が取られていた。この体制は、テッド・ターナーによるネットワーク買収の試みを退けた後、CBSニュースがロサンゼルス支局で人員削減を実施した1985年9月まで続いた[33]。その後、番組はニューヨーク市およびワシントンのスタジオから西部版の制作を再開した(必要に応じて、番組が放送される遠隔地から制作される場合もある)。アンカーはかつて「good evening to our viewers in the West(西部の視聴者の皆さん、こんばんは)」と前置きして挨拶しており、パッケージ(収録VTR)は最新の速報ニュースを反映する形で更新されることもあった。
歴代アンカー
[編集]平日版
[編集]- 1948年5月 - 1962年4月:ダグラス・エドワーズ(Douglas Edwards)
- 1962年4月 - 1981年3月:ウォルター・クロンカイト(Walter Cronkite)
- 1981年3月 - 1993年5月:ダン・ラザー(Dan Rather)
- 1993年6月 - 1995年5月:ダン・ラザー、コニー・チャン(Connie Chung)
- ※2人アンカー体制になる。
- 1995年5月 - 2005年3月:ダン・ラザー
- ※2人アンカー体制は2年間続いたが、ラザーとチャンのソリが合わず、ラザーが単独でアンカーを務める元の体制に戻る。
- 2005年3月 - 2006年9月:ボブ・シーファー(Bob Schieffer)
- ※クーリック就任までの暫定アンカー。シーファーは過去に『CBSイブニングニュース』週末版でアンカーを務めていた。
- 2006年9月 - 2011年5月:ケイティ・クーリック(Katie Couric)
- 2011年5月 - 2011年6月:ハリー・スミス(Harry Smith)
- ※ペリー就任までの暫定アンカー。
- 2011年6月 - 2017年6月:スコット・ペリー(Scott Pelley)
- 2017年6月 - 12月:アンソニー・メイソン (Anthony Mason)
- ※グロール就任までの暫定アンカー。
- 2017年12月 - 2019年5月:ジェフ・グロール(Jeff Glor)
- 2019年7月 - 2025年1月:ノラ・オドネル(Norah O'Donnell)
- 2025年1月 - 2025年12月:ジョン・ディッカーソン(John Dickerson)、モーリス・デュボア(Maurice DuBois)
- ※1997年以来となる2人アンカー体制。
- 2026年1月 - トニー・ディコウプル(Tony Dokoupil)
週末版
[編集]
土曜日と日曜日には、平日版と同様のフォーマットで「週末版」が放送されている。1971年9月から1975年12月までは、同時間帯に『60 Minutes』が放送されたため週末版が放送されないことがあった。
2016年5月7日の放送回から番組名が『CBSウィークエンドニュース』(CBS Weekend News)に変更され、平日版とは別番組扱いとなったが、フォーマット自体に大きな変更はない。

- 土曜版
- ※日曜版と兼務。
- 1996年 - 1998年頃:ポーラ・ザーン(Paula Zahn)
- 1998年頃 - 2000年代:ソーリア・アシューラス(Thalia Assuras)
- 2007年以降 - 2011年:ジェフ・グロール(Jeff Glor)
- 2011年 - 2011年12月:ラス・ミッチェル(Russ Mitchell)
- ※日曜版と兼務。
- ※ただし、ジム・アクセルロッド(Jim Axelrod)が務めることが多かった。
- 2013年1月 - 2016年5月:ジム・アクセルロッド
- 2016年5月 - 2020年:リーナ・ナイナン(Reena Ninan)
- 2020年 - 2024年:エイドリアナ・ディアス(Adriana Diaz)
- 2024年:ナンシー・チェン(Nancy Chen)
- 2024年 - 現在:ジェリカ・ダンカン(Jericka Duncan)
- 日曜版
- ※1977年から1996年まで土曜版と兼務。
- 1988年 - 1989年:スーザン・スペンサー(Susan Spencer)
- 1990年代:コニー・チャン
- ※チャンは1993年から1995年までダン・ラザーと共同で平日版アンカーを務めていたが、その後週末版アンカーに降格した。
- 1990年代:ジョン・ロバーツ(John Roberts)
- 2011年 - 2011年12月:ラス・ミッチェル
- ※土曜版と兼務。
- 2012年1月 - 2016年5月:ジェフ・グロール
- 2016年5月 - 2020年:エレイン・キハノ(Elaine Quijano)
- 2020年 - 現在:ジェリカ・ダンカン(Jericka Duncan)
- ※2024年からは土曜版と兼務。
音声形式
[編集]かつてCBSラジオが所有していたニュース放送局では、平日に『CBSイブニングニュース』の音声同時放送が行われていた。これを現在も実施している最後の放送局がKYWである。同放送では、番組の冒頭約13~15分のみが放送され、その後は通常編成に戻る。
WCLOは、マディソンに拠点を置くWISC-TVからの『CBSイブニングニュース』全編を、音声同時放送として放送している。
ラジオ放送に加えて、ポッドキャストとしても配信されている[34]。
国際展開
[編集]日本ではニュース提携を結んでいるTBSテレビを通じて、以前は地上波で早朝および深夜に放送していた(TBSテレビ以外でも、北海道放送、静岡放送など一部TBS系列局で2002年 - 2003年ごろまで放送していた)。また、CS「TBS NEWS(旧TBSニュースバード)」では同時放送が行われ(毎週火曜日から金曜日まで朝の時間帯、いずれも二ヶ国語放送)、現地日曜版も日本時間月曜午前11時38分ごろから放送(ただし通訳はなし)、毎週火曜日から金曜日まで同時間で再放送もされていたが、いずれも2021年3月までに放送を打ち切った。
なおBS-TBSでも2013年9月27日の放送まで、基本的にアメリカが夏時間となる年度上半期(4-10月)のみに限って放送していた(11-3月は休止。この間TBSスタジオからの「TBSニュースバード」同時放送)が、10月1日からの番組改編に伴いBS-TBSとニュースバードのサイマル放送が4時台に繰り上げられたため、終了となった。
イギリスでは「SKY NEWS」が毎週火曜から土曜まで、午前0時30分から1時00分までと5時30分から6時00分までの2回放送している(時刻はイギリス時間)。
同時通訳者
[編集]NHK BS1での『ABCワールドニュース』には3人、日テレNEWS24・BS日テレでの『NBCナイトリーニュース』には2人の同時通訳者が就くのに対し、この番組では1人の同時通訳者が30分通して担当する。
- 永井恵理子
- 柴原早苗
- 石木明美
- 鶴田知佳子
- 富田嘉子
- 石川由利子
- 飯田雅美
- 加賀谷まり子
- 稲生衣代
- 山田敦子
- 石井麻由子
- 鎌倉みどり
- 高山絵美
- 戸谷比呂美
- 野口由紀子
- 吉田久子
- 新崎隆子
- 松田喜和子
- 杉澤紀美子
- 武内千瑞子
脚注
[編集]- ↑ 大きな速報ニュースが発生した場合、またはその日の放送をアンカーがCBSの西海岸加盟局(主にロサンゼルス)から進行する場合には、西海岸向けの生放送版を放送する。
- ↑ Alagot, Calvin "CBS Evening News Gives The West Coast Some Love", LA Weekly, March 4, 2014. Retrieved March 18, 2015.
- ↑ “CBS Evening News | Full Episodes”. YouTube. 2023年12月18日閲覧。
- ↑ “Week of March 25 and Q1 2024 Evening News Ratings” (2024年4月3日). 2026年1月18日閲覧。
- ↑ NHK放送文化研究所『放送研究と調査』2008年2月号「放送界の動き - 北中南米」
- ↑ “New life in television's evening news”. Yahoo! News (2011年10月17日). 2014年4月5日閲覧。
- ↑ “Norah O'Donnell Lands New CBS Deal to Extend 'Evening News' Run”. The Hollywood Reporter (2022年4月8日). 2022年4月9日閲覧。
- ↑ “'CBS Evening News' to debut design, music refresh focused on global reach and heritage” (英語). NewscastStudio (2022年8月29日). 2022年8月29日閲覧。
- ↑ “'CBS Evening News' to debut design, music refresh focused on global reach and heritage” (英語). NewscastStudio (2022年8月29日). 2023年2月27日閲覧。
- ↑ Koblin, John (2024年7月30日). “Norah O'Donnell to Step Down as Anchor of 'CBS Evening News'” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2024年7月31日閲覧。
- ↑ Johnson, Ted (2024年8月1日). “'CBS Evening News' Revamp Unveiled: John Dickerson & Maurice DuBois To Anchor From New York With Focus On Ensemble Team” (英語). Deadline. 2024年8月1日閲覧。
- ↑ P. Hill, Michael (2025年1月29日). “CBS debuts reimagined 'Evening News' with clean graphics, LED volume set”. Newscast Studio. 2025年1月29日閲覧。
- ↑ “'CBS Evening News' updating overhauled broadcast's format” (英語). NewscastStudio. 2025年2月22日閲覧。
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