2017 FIFA U-20ワールドカップ
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2017 FIFA U-20ワールドカップ | |
---|---|
大会概要 | |
開催国 | 韓国 |
日程 | 2017年5月20日 - 6月11日 |
チーム数 | 24 (6連盟) |
開催地数 | 6 (6都市) |
大会結果 | |
優勝 | イングランド (1回目) |
準優勝 | ベネズエラ |
3位 | イタリア |
4位 | ウルグアイ |
大会統計 | |
試合数 | 52試合 |
ゴール数 |
140点 (1試合平均 2.69点) |
総入場者数 |
410,795人 (1試合平均 7,900人) |
得点王 | リッカルド・オルソリーニ[1](5点) |
最優秀選手 | ドミニク・ソランケ[1] |
< 20152019 > |
2017 FIFA U-20ワールドカップ (英: 2017 FIFA U-20 World Cup)は、2017年5月20日から6月11日にかけて行われた21回目のFIFA U-20ワールドカップである[2]。2013年5月のFIFA理事会で開催希望国の最終候補を絞り込み[3]、同年12月ブラジルで行われたFIFA理事会で韓国が開催国として承認された[4]。イングランドが初優勝を果たした。イングランドは同年10月にインドで行われたFIFA U-17ワールドカップでも優勝したため、U-20とU-17の2つのカテゴリーでFIFA主催のワールドカップを優勝した国となった。
出場資格
[編集]各チームの登録人数は21人 (うち、ゴールキーパーは3人まで)。年齢制限は、誕生日が1997年1月1日以降の選手。
出場国
[編集]今大会はOFCの出場枠が1から2に増え、逆にUEFAの出場枠が6から5に減った[5]。
大陸連盟 | 出場 枠数 |
予選大会 | 予選順位 | 出場国・地域 | 出場回数 |
---|---|---|---|---|---|
AFC | 1+4 | 開催国 | 韓国 | 2大会ぶり14回目 | |
AFC U-19選手権 | 1位 | 日本 | 5大会ぶり9回目 | ||
2位 | サウジアラビア | 3大会ぶり8回目 | |||
3位 | ベトナム | 初出場 | |||
3位 | イラン | 8大会ぶり3回目 | |||
OFC | 2 | OFC U-20選手権 | 1位 | ニュージーランド | 3大会連続5回目 |
2位 | バヌアツ | 初出場 | |||
CAF | 4 | アフリカユース選手権 | 1位 | ザンビア | 5大会ぶり3回目 |
2位 | セネガル | 2大会連続2回目 | |||
3位 | ギニア | 19大会ぶり2回目 | |||
4位 | 南アフリカ共和国 | 4大会ぶり3回目 | |||
CONCACAF | 4 | CONCACAF U-20トーナメント | 1位 | アメリカ合衆国 | 3大会連続15回目 |
2位 | ホンジュラス | 2大会連続7回目 | |||
3位 | コスタリカ | 3大会ぶり9回目 | |||
3位 | メキシコ | 4大会連続15回目 | |||
CONMEBOL | 4 | 南米ユース選手権 | 1位 | ウルグアイ | 3大会連続14回目 |
2位 | エクアドル | 3大会ぶり3回目 | |||
3位 | ベネズエラ | 4大会ぶり2回目 | |||
4位 | アルゼンチン | 2大会連続15回目 | |||
UEFA | 5 | UEFA U-19欧州選手権 | 1位 | フランス | 2大会ぶり6回目 |
2位 | イタリア | 4大会ぶり6回目 | |||
3位 | イングランド | 2大会ぶり11回目 | |||
3位 | ポルトガル | 4大会連続11回目 | |||
5位 | ドイツ | 2大会連続11回目 |
会場
[編集]会場は以下の通りである[2]。
天安 | 大田 | 仁川 | |
---|---|---|---|
天安総合運動場 | 大田ワールドカップ競技場 | 仁川サッカー競技場 | |
収容人数: 26,000人 | 収容人数: 40,535人 | 収容人数: 20,891人 | |
西帰浦 | 全州 | 水原 | |
済州ワールドカップ競技場 | 全州ワールドカップ競技場 | 水原ワールドカップ競技場 | |
収容人数: 35,657人 | 収容人数: 42,477人 | 収容人数: 43,959人 | |
グループステージ
[編集]競技スケジュールは2015年11月23日に決定。
各組2位まで及び3位の成績上位4チームが決勝トーナメント進出。
スケジュールは以下の通り[6]。いずれも試合の日時は現地時間による (韓国標準時:UTC+9)。
組み合わせは2017年3月15日に水原で行われて、組み合わせが決まった[7]。
グループA
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | イングランド (A) | 3 | 2 | 1 | 0 | 5 | 1 | +4 | 7 | 決勝トーナメントに進出 |
2 | 韓国 (H, A) | 3 | 2 | 0 | 1 | 5 | 2 | +3 | 6 | |
3 | アルゼンチン (E) | 3 | 1 | 0 | 2 | 6 | 5 | +1 | 3 | |
4 | ギニア (E) | 3 | 0 | 1 | 2 | 1 | 9 | −8 | 1 |
グループB
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ベネズエラ (A) | 3 | 3 | 0 | 0 | 10 | 0 | +10 | 9 | 決勝トーナメントに進出 |
2 | メキシコ (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 3 | 0 | 4 | |
3 | ドイツ (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 | −1 | 4 | |
4 | バヌアツ (E) | 3 | 0 | 0 | 3 | 4 | 13 | −9 | 0 |
グループC
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ザンビア (A) | 3 | 2 | 0 | 1 | 6 | 4 | +2 | 6 | 決勝トーナメントに進出 |
2 | ポルトガル (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 4 | 0 | 4 | |
3 | コスタリカ (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 4 | |
4 | イラン (E) | 3 | 1 | 0 | 2 | 4 | 6 | −2 | 3 |
グループD
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ウルグアイ (A) | 3 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | +3 | 7 | 決勝トーナメントに進出 |
2 | イタリア (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 3 | +1 | 4 | |
3 | 日本 (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 5 | −1 | 4 | |
4 | 南アフリカ共和国 (E) | 3 | 0 | 1 | 2 | 1 | 4 | −3 | 1 |
- 日本対イタリア戦は、後半5分に日本が堂安律の2得点目で2-2の同点に追いついた。このままの状態で試合が終了した場合日本・イタリアのどちらも決勝トーナメントへの出場権を獲得できるため、試合終了にかけてイタリアが最終ラインでボール回しを続け、日本は一度も選手交代を行わないまま試合が終了した。このような試合展開は、2002年日韓W杯のイタリア対メキシコ戦や2016年J2最終節・北海道コンサドーレ札幌対ツエーゲン金沢でも見られた[8]。
グループE
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | フランス (A) | 3 | 3 | 0 | 0 | 9 | 0 | +9 | 9 | 決勝トーナメントに進出 |
2 | ニュージーランド (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 3 | 0 | 4 | |
3 | ホンジュラス (E) | 3 | 1 | 0 | 2 | 3 | 6 | −3 | 3 | |
4 | ベトナム (E) | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 | 6 | −6 | 1 |
グループF
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アメリカ合衆国 (A) | 3 | 1 | 2 | 0 | 5 | 4 | +1 | 5 | 決勝トーナメントに進出 |
2 | セネガル (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | +1 | 4 | |
3 | サウジアラビア (A) | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 | −1 | 4 | |
4 | エクアドル (E) | 3 | 0 | 2 | 1 | 4 | 5 | −1 | 2 |
各組3位チーム
[編集]順 | グ | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | C | コスタリカ | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 4 | 決勝トーナメント進出 |
2 | D | 日本 | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 5 | −1 | 4 | |
3 | B | ドイツ | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 | −1 | 4 | |
4 | F | サウジアラビア | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 | −1 | 4 | |
5 | A | アルゼンチン | 3 | 1 | 0 | 2 | 6 | 5 | +1 | 3 | |
6 | E | ホンジュラス | 3 | 1 | 0 | 2 | 3 | 6 | −3 | 3 |
出典: FIFA
決勝トーナメント
[編集]ラウンド16 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | |||||||||||
5月30日 — 天安 | ||||||||||||||
韓国 | 1 | |||||||||||||
6月4日 — 大田 | ||||||||||||||
ポルトガル | 3 | |||||||||||||
ポルトガル | 2 (4) | |||||||||||||
5月31日 — 水原 | ||||||||||||||
ウルグアイ (p) | 2 (5) | |||||||||||||
ウルグアイ | 1 | |||||||||||||
6月8日 — 大田 | ||||||||||||||
サウジアラビア | 0 | |||||||||||||
ウルグアイ | 1 (3) | |||||||||||||
5月30日 — 大田 | ||||||||||||||
ベネズエラ (p) | 1 (4) | |||||||||||||
ベネズエラ (延長) | 1 | |||||||||||||
6月4日 — 全州 | ||||||||||||||
日本 | 0 | |||||||||||||
ベネズエラ (延長) | 2 | |||||||||||||
6月1日 — 仁川 | ||||||||||||||
アメリカ合衆国 | 1 | |||||||||||||
アメリカ合衆国 | 6 | |||||||||||||
6月11日 — 水原 | ||||||||||||||
ニュージーランド | 0 | |||||||||||||
ベネズエラ | 0 | |||||||||||||
6月1日 — 天安 | ||||||||||||||
イングランド | 1 | |||||||||||||
フランス | 1 | |||||||||||||
6月5日 — 水原 | ||||||||||||||
イタリア | 2 | |||||||||||||
イタリア (延長) | 3 | |||||||||||||
5月31日 — 西帰浦 | ||||||||||||||
ザンビア | 2 | |||||||||||||
ザンビア (延長) | 4 | |||||||||||||
6月8日 — 全州 | ||||||||||||||
ドイツ | 3 | |||||||||||||
イタリア | 1 | |||||||||||||
6月1日 — 仁川 | ||||||||||||||
イングランド | 3 | 3位決定戦 | ||||||||||||
メキシコ | 1 | |||||||||||||
6月5日 — 天安 | 6月11日 — 水原 | |||||||||||||
セネガル | 0 | |||||||||||||
メキシコ | 0 | ウルグアイ | 0 (1) | |||||||||||
5月31日 — 全州 | ||||||||||||||
イングランド | 1 | イタリア (p) | 0 (4) | |||||||||||
イングランド | 2 | |||||||||||||
コスタリカ | 1 | |||||||||||||
1回戦
[編集]準々決勝
[編集]ポルトガル | 2 - 2 (延長) | ウルグアイ |
---|---|---|
シウヴァ 1分 ゴンサルヴェス 41分 |
レポート (PDF) | ブエノ 16分 バルベルデ 50分 (pen.) |
PK戦 | ||
ディアス ダロト シャダス フェルナンデス ペペ ゴメス リベイロ |
4 - 5 | バルベルデ ロドリゲス カノッビオ アルダイス アマラル ビーニャ ブエノ |
準決勝
[編集]ウルグアイ | 1 - 1 (延長) | ベネズエラ |
---|---|---|
デ・ラ・クルス 49分 (pen.) | レポート (PDF) | ソーサ 90+1分 |
PK戦 | ||
バルベルデ ロドリゲス カノッビオ ベンタンクール デ・ラ・クルス |
3 - 4 | ペニャランダ ソーサ エルナンデス ソテルド エレーラ |
3位決定戦
[編集]決勝
[編集]ベネズエラ | 0 - 1 | イングランド |
---|---|---|
レポート (PDF) | キャルバート=ルーウィン 35分 |
優勝国
[編集]2017 FIFA U-20ワールドカップ優勝国 |
---|
イングランド 初優勝 |
表彰
[編集]本大会で表彰された選手は以下の通りとなった。[9]
ゴールデンボール | シルバーボール | ブロンズボール |
---|---|---|
ドミニク・ソランケ | フェデリコ・バルベルデ | ヤンヘル・エレーラ |
ゴールデンシューズ | シルバーシューズ | ブロンズシューズ |
リッカルド・オルソリーニ | ジョシュ・サージェント | ジャン=ケビン・オーギュスタン |
5得点 (0アシスト) | 4得点 (1アシスト) | 4得点 (0アシスト) |
ゴールデングローブ賞 | ||
フレディ・ウッドマン | ||
FIFAフェアプレー賞 | ||
メキシコ |
脚注
[編集]- ^ a b “FIFA U-20 World Cup South Korea 2015 – Award”. FIFA. 2017年6月11日閲覧。
- ^ a b FIFA tweet - 2015年9月25日
- ^ “Bidding process opened for five FIFA competitions in 2016 and 2017”. FIFA. (2013年4月17日) 2013年5月15日閲覧。
- ^ “FIFA launches 2014 FIFA World Cup Legacy Trust”. FIFA.com (5 December 2013). 11 February 2015閲覧。
- ^ FIFA executive vows to improve governance and boost female participation in football - 2015年9月25日 FIFA
- ^ “Match Schedule FIFA U-20 World Cup Korea 2017”. FIFA.com. 25 August 2016閲覧。
- ^ Hosts Korea Republic to play Guinea in FIFA U-20 World Cup opener - 2017年3月15日、FIFA.com
- ^ “日本対イタリアのドローに透けた“談合” 日韓W杯やJ2最終節でも起きた利害一致の駆け引き”. Football ZONE WEB. (2017年5月27日) 2017年5月29日閲覧。
- ^ “Awards”. FIFA.com (11 June 2017). 2017年6月11日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- FIFA U-20ワールドカップ, FIFA.com