遊☆戯☆王 ワールドチャンピオンシップ

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遊☆戯☆王 ワールドチャンピオンシップ』(ゆうぎおう ワールドチャンピオンシップ)は、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売されたテレビアニメ「遊☆戯☆王ゼアル オフィシャルカードゲーム」(以下、OCG)を題材とした対戦型カードゲームシリーズの名称、およびそのゲーム、OCGを利用した大会名。略称は、WCS

概要[編集]

遊戯王OCG事務局とコナミが主催する最大規模の大会で、世界選手権試合。日本においては国内公式大会「デュエリストキングトーナメント」の国内ランキング上位150名以内にランキングされた者同士で代表選考試合が行われる。「デュエリストキングトーナメント」は小学生までが参加できる「チャレンジクラス」、中学生までが参加できる「レギュラークラス」、年齢制限の無い「エキスパートクラス」に分かれている[1]

選考会に招待されたプレイヤーは東京会場か大阪会場のどちらの会場から出場するかを選択でき、各会場上位2名、計4名が世界大会に出場することができる。2012年は仙台会場の1名が増え、計5名となった[2]。OCGが発売されている諸外国でも同様の選考を経て選出された選手が参加し、最終的に世界一を決めるトーナメント戦が行われる。2012年大会は10周年ということで、「小学生の部」が設けられた東京会場、大阪会場の優勝者1名、計2名が世界大会に出場することができる[3]2013年以降も「小学生の部」は継続して行われている。

2013年大会、2014年大会は従来のランキング戦のほかに、予選トーナメントが開催された[4]

2015年大会は当初韓国で行われる予定だったが、京都国立京都国際会館に変更された。

ルール[編集]

2014年大会の第3回店舗代表決定戦以降、通常のリミットレギュレーションに加えて禁止カードが追加されるようになっている。「レインボー・ライフ」「三位一択」「神秘の中華なべ」「非常食」といった、ライフポイントを大きく回復してエキストラターンでの勝利に関連して来るカードと、条件を満たしていれば強制的に引き分けにする「自爆スイッチ」が指定されている。

世界大会本戦では、世界大会用の特殊なレギュレーションが用意されており、他の国で発売されていないカードがある場合、そのカードは禁止カードとして扱われる。直近のカードの他、最初期の通常モンスターなどは出ていない国があるため、同じく禁止カードとなる。また、日本で禁止だが海外で無制限、逆に日本で無制限だが海外で禁止といったカードは一律禁止となる。同じようにどちらかのレギュレーションで制限のカードは制限といった形で、規制が厳しい方に合わせるようになっている。

ゲーム[編集]

EX3、EX2006、WCS2007はデュエルシミュレーターとして特化しており、シナリオなどは存在しない。複雑なルール解釈、チェーンなどを自動処理するゲームならではの機能も搭載されており、通信対戦時には遊戯王OCGと比べても遜色のない対戦が楽しめるようになっている。WCS2008、2009、2011の世界大会予選は事前応募不要の自由参加制[5]だったが、それ以外の作品は事前応募、抽選となっている。

WCS2007以降はDSに移行し、ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応している。この機能によって、家にいながら世界中のプレイヤーとデュエルすることが可能になった。また、日替わりのカードや、半年ごとに変わる禁止・制限カードのリストをダウンロードすることができた[注釈 1]。WCS2008以降の神のカードはこの方法でのみ入手することができた[注釈 2]遊☆戯☆王5D'sを題材にしたWCS2009以降はアニメの中で行われているライディング・デュエルをゲーム内で再現している。

OCGとの違いとして、収録されているカードが若干古いという点が挙げられる。ゲーム発売日から3、4ヶ月ほど前までのパックのカードが収録され、それ以後から大会が始まるまでの期間に発売したカードが未収録になるため、大会でプレイされるカードが大きく異なることも珍しくない。また、バグが存在することで現実のOCGよりも禁止カードが増えるという場合がある[6]

2003年から現実のOCGとゲームの両方で行われることが慣例となっていた[7]。だが、2012年以降は大会開催可能なゲーム自体が発売されなかった為、OCGと同ルールであるコンピューターゲームでの大会は行われていない。

2017年から「遊戯王 デュエルリンクス」の世界大会が開催されるようになった。地域別にアプリ内で予選、最終予選が行われ、開催地にて本戦が行われた。このゲームはスピードデュエル準拠であり、スキルといった要素を含めてOCGのルールとは大きく異なるゲームになっている。

ゲームシリーズタイトル一覧[編集]

年度 ソフト名 発売日 プラットフォーム
2003年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ インターナショナル ワールドワイドエディション 2003年4月17日 GBA
2004年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ エキスパート3 2004年2月5日 GBA
2005年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ インターナショナル2 2004年12月30日 GBA
2006年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ エキスパート2006 2006年2月23日 GBA
2007年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2007 2007年3月15日 DS
2008年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2008 2007年11月29日 DS
2009年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王5D's STARDUST ACCELERATOR -WORLD CHAMPIONSHIP 2009- 2009年3月26日 DS
2010年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王5D's WORLD CHAMPIONSHIP 2010 Reverse of Arcadia 2010年2月18日 DS
2011年世界大会公式ソフト 遊☆戯☆王5D's WORLD CHAMPIONSHIP 2011 OVER THE NEXUS 2011年2月24日 DS

開催地[編集]

回数 大会名 開催日 開催地
第1回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2003 2003年8月10日 ニューヨークアメリカ
第2回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2004 2004年7月25日 ロサンゼルス(アメリカ)
第3回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2005 2005年8月6日7日 有明日本
第4回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2006 2006年8月5日・6日 秋葉原(日本)
第5回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2007 2007年8月4日・5日 サンディエゴ(アメリカ)
第6回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2008 2008年8月9日・10日 ベルリンドイツ
第7回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2009 2009年8月8日・9日 秋葉原(日本)
第8回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2010 2010年8月14日15日 ロングビーチ(アメリカ)
第9回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2011 2011年8月13日・14日 アムステルダムオランダ
第10回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2012 2012年8月11日12日 六本木(日本)
第11回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2013 2013年8月10日・11日 ラスベガス(アメリカ)
第12回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2014 2014年8月9日・10日 リミニイタリア
第13回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2015 2015年8月15日・16日 京都(日本)
第14回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2016 2016年8月20日21日 フロリダ(アメリカ)
第15回 Yu-Gi-Oh! World Championship 2017 2017年8月12日・8月13日 品川(日本)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ただし、CPUの使用するデッキはダウンロードしたリストに対応することはない。
  2. ^ DSのダウンロードサービス終了に伴い、神のカードを正規の方法で入手することは不可能になった。

出典[編集]

外部リンク[編集]