而部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年4月6日 (土) 13:40個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 4 件をウィキデータ上の (d:Q156842 に転記))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

康熙字典 214 部首
老部 而部 耒部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

而部(じぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では126番目に置かれる(6画の9番目、未集の9番目)。

「而」字は頬を意味し、長く伸びた毛の形に象る。古代社会において髭や髪などの毛を剃ることは刑罰の一つであり、剃髪された人は罪人であることを意味した。また仮借して接続詞に用いられ、語や句、文同士をつないだり、副詞と被修飾語とを結んだりする。また二人称すなわち聞き手のことを指す代名詞としても用いられる。古漢語の接続詞である「然・爾・而・如・若」、二人称代名詞である「汝・爾・而・乃・若」はどれも日母(鼻音声母の一つ)であり、同源の語に由来すると思われる。それを音の類似した「而」を始めとするこれらの字を借りることによって文字表記したものである。

偏旁の意符としては頬髭に関することを示す。

而部はこのような意符を構成要素とする漢字を収める。また「而」の字形を筆画にもつ漢字を収める。

部首の通称

  • 日本:しこうして
  • 韓国:말이을이(mal ieul i bu、言葉を続ける而部)
  • 英米:Radical and

部首字

例字

  • 3:耐
  • 𦓐𦓔𦓙𦓝𦓡𦓢

最大画数

𦓣