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缶部

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「罍」と呼ばれる青銅製あるいは陶製の酒や水を入れる容器
康熙字典 214 部首
糸部 缶部 网部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

缶部(ふぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では121番目に置かれる(6画の4番目、未集の4番目)。

「缶」字は、胴が太く口が小さい、飲料を入れる素焼きの器を意味する。蓋付きの容器の形に象る。なお「缶」の字音はフであり、常用漢字の「缶」は「罐」(音はクヮン、円筒形の容器)の新字体である。

偏旁の意符としては液体を入れる容器(陶器を主とする)に関することを示す。「」に類似し、「甕」と「」、「瓶」と「」のような異体字を作っているが、どちらかといえば「瓦」は土製という素材に重みがあり、「缶」は液体を入れておく容器という形体に重みがある。

缶部をこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。

部首の通称

  • 日本:ほとぎ、ほとぎへん、かん
  • 韓国:장군부부(janggun bu bu、ほとぎの部)
  • 英米:Radical jar

部首字

例字

  • 3:缸、4:缺(欠→欠部)、11:罅、14:罌、15:罍(𦉩)、18:罐