睡眠障害
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睡眠障害 | |
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概要 | |
診療科 | 神経学, 睡眠医学[*], 精神医学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | F51, G47 |
ICD-9-CM | 307.4, 327, 780.5 |
DiseasesDB | 26877 |
eMedicine | med/609 |
MeSH | D012893 |
睡眠障害(すいみんしょうがい, 英: Sleep disorder)とは、入眠、睡眠に何らかの異常のある状態を指す。
睡眠障害の分類
1990年に発表された睡眠障害国際分類 (ICSD) では、睡眠障害を大きく4つに分類している。
- 睡眠異常
- 睡眠自体が疾患であるものを指す。不眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、睡眠相後退症候群など。
- 睡眠時随伴症
- 睡眠中に見られる異常な行動。夜驚症、夜尿症、睡眠麻痺、周期性四肢運動、睡眠関連摂食障害 (英: Nocturnal sleep related eating disorder) など。
- 内科・精神科的睡眠障害
- 精神病や不安障害、うつ病などに伴う不眠や過眠。
- その他
- 未だ分類が正確になされていない、短時間睡眠者や長時間睡眠者など。
起床障害
睡眠障害の分類方法
- 睡眠障害国際分類(ICSD)
- 疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD) - 睡眠だけに限らない分類であり、日常の臨床場面ではこの分類(最新版であるICD-10)を用いるほうが使いやすいとしている専門家もいる。
睡眠障害の治療法、治療薬
睡眠導入剤による改善の他、漢方薬、運動療法、食事療法などが治療に用いられることがある。 治療薬としては、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が主流である。ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は以前使用されていたバルビツール酸系の薬物よりも副作用の心配が少ないとされ、大量服用などをしても生命の危険が少ないものである。非薬物療法ではまだ認知度が低いものの、認知行動療法による睡眠の改善が挙げられる。