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2010年1月24日 (日) 07:23時点における版
1938 FIFAワールドカップ | |
---|---|
大会概要 | |
開催国 | フランス |
日程 | 1938年6月4日 - 6月19日 |
チーム数 | 15 (4連盟) |
開催地数 | 10 (10都市) |
大会結果 | |
優勝 | イタリア (2回目) |
準優勝 | ハンガリー |
3位 | ブラジル |
4位 | スウェーデン |
大会統計 | |
試合数 | 18試合 |
ゴール数 |
84点 (1試合平均 4.67点) |
総入場者数 |
483,000人 (1試合平均 26,833人) |
得点王 | レオニダス(7点) |
< 19341950 > |
1938 FIFAワールドカップは、1938年6月4日から6月19日にフランスで15ヶ国が参加して開催されたサッカーの国際大会である。
概要
FIFAの2大会連続でヨーロッパで開催するという決定は、大会が2つの大陸の間で交互に行われると考えていた南アメリカで大問題になり、ウルグアイとアルゼンチンが参加を辞退した。
前回優勝国が自動的に予選を免除された初めての大会であり、予選免除のイタリアを含まずに15カ国が予選を通じて選ばれた。オーストリアは予選を通過したが、同年のナチス・ドイツによるオーストリア併合によって国家が消滅したため、スウェーデンが準々決勝からの参加となった。第1ラウンドの5つの試合が延長戦になり、さらに2試合が再試合となった。再試合のスイス対ドイツ戦は4対2でスイスが勝ち抜き、もう1試合ではキューバがルーマニアを下した。
スウェーデンは途中からの参加となったが、キューバを8対0で下し、実力を発揮した。フランスはイタリアに敗れ、スイスはハンガリーに敗れた。チェコスロバキアはブラジルを再試合まで持ち込んだが、再試合でブラジルに2対1で敗れている。
ハンガリーは準決勝でスウェーデンを5対1で下し、イタリア対ブラジル戦は2対1でイタリアが勝利した。3位決定戦はブラジルがスウェーデンを4対2で下した。
決勝戦はパリのコロンブ・スタジアムで行われた。ヴィットーリオ・ポッツォに指揮されたイタリアが、始めにリードを奪ったが、2分以内にハンガリーが追いついた。イタリアはその後2点を追加し、前半終了時点で3対1とリードしていた。後半は両チームが1点ずつ加点し、イタリアが4対2でワールドカップ初の連覇を達成した。
この大会は第二次世界大戦前最後のワールドカップで、次に開催されたのは12年後の1950年である。
出場国
ヨーロッパ
- フランス(開催国・3大会連続3度目)
- イタリア王国(前回優勝国・2大会連続2度目)
- チェコスロバキア(前回準優勝国・2大会連続2度目)
- ドイツ国(前回3位・2大会連続2度目)
- ベルギー(3大会連続3度目)
- ルーマニア王国(3大会連続3度目)
- オランダ(2大会連続2度目)
- スイス(2大会連続2度目)
- スウェーデン(2大会連続2度目)
- ハンガリー民主共和国(2大会連続2度目)
- ノルウェー(初出場)
- ポーランド(初出場)
(オーストリアは不参加)
南米
- ブラジル(3大会連続3度目)
北中米カリブ海
- キューバ(初出場)
アジア
- オランダ領東インド(現インドネシア)(初出場)
決勝トーナメント
ラウンド16 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | |||||||||||
6月4日 - パリ (再試合 6月9日) | ||||||||||||||
ドイツ | 1 (2) | |||||||||||||
6月12日 - リール | ||||||||||||||
スイス | 1 (4) | |||||||||||||
スイス | 0 | |||||||||||||
6月5日 - ランス | ||||||||||||||
ハンガリー | 2 | |||||||||||||
ハンガリー | 6 | |||||||||||||
6月16日 - パリ | ||||||||||||||
オランダ領東インド | 0 | |||||||||||||
ハンガリー民主共和国 | 5 | |||||||||||||
6月5日 - リヨン | ||||||||||||||
スウェーデン | 1 | |||||||||||||
スウェーデン | w/o | |||||||||||||
6月12日 - アンティーブ | ||||||||||||||
オーストリア[1] | - | |||||||||||||
スウェーデン | 8 | |||||||||||||
6月5日 - トゥールーズ (再試合 6月9日) | ||||||||||||||
キューバ | 0 | |||||||||||||
キューバ | 3 (2) | |||||||||||||
6月19日 - パリ | ||||||||||||||
ルーマニア | 3 (1) | |||||||||||||
ハンガリー | 2 | |||||||||||||
6月5日 - パリ | ||||||||||||||
イタリア | 4 | |||||||||||||
フランス | 3 | |||||||||||||
6月12日 - パリ | ||||||||||||||
ベルギー | 1 | |||||||||||||
フランス | 1 | |||||||||||||
6月5日 - マルセイユ | ||||||||||||||
イタリア | 3 | |||||||||||||
イタリア (AET) | 2 | |||||||||||||
6月16日 - マルセイユ | ||||||||||||||
ノルウェー | 1 | |||||||||||||
イタリア | 2 | |||||||||||||
6月5日 - ストラスブール | ||||||||||||||
ブラジル | 1 | 3位決定戦 | ||||||||||||
ブラジル (AET) | 6 | |||||||||||||
6月12日 - ボルドー (再試合 6月14日) | 6月19日 - ボルドー | |||||||||||||
ポーランド | 5 | |||||||||||||
ブラジル | 1 (2) | スウェーデン | 2 | |||||||||||
6月5日 - ル・アーヴル | ||||||||||||||
チェコスロバキア | 1 (1) | ブラジル | 4 | |||||||||||
チェコスロバキア (AET) | 3 | |||||||||||||
オランダ | 0 | |||||||||||||
第1ラウンド
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準々決勝
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準決勝
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3位決定戦
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決勝
ハンガリー | 2–4 | イタリア |
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ティトコシュ 8分 シャロシ 70分 |
コラウシ 6分 35分 ピオラ 16分 82分 |
パリ, スタッド・オランピック・イヴ=ドゥ=マノワール
観客: ~60,000人 主審: Capdeville(フランス) |
最終結果
1938 FIFA ワールドカップ優勝国 |
---|
イタリア 2大会連続2回目 |
得点者
7得点
6得点
5得点
4得点
3得点
2得点
脚注
- ^ Austria unable to compete because of the Austrian Anschluss in March 1938, so Sweden advanced automatically