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サッカーノルウェー代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サッカーノルウェー代表
国または地域  ノルウェー
協会 ノルウェーサッカー協会
FIFAコード NOR
愛称 The Vikings (Great warriors of the cold)
Røde, Hvite, Blå (Red, White and Blue)
Landslaget (National Team)
Drillos
監督 ノルウェーの旗 ストーレ・ソルバッケン
キャプテン マルティン・ウーデゴール
最多出場選手 ヨン・アルネ・リーセ(110試合)
最多得点選手 アーリング・ハーランド(62得点)
ホームスタジアム ウレヴォール・スタディオン
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
初の国際試合
 スウェーデン 11 - 3 ノルウェー 
ヨーテボリ, 1908年7月12日)
最大差勝利試合
 ノルウェー 12 - 0 フィンランド 
ベルゲン, 1946年6月28日)
最大差敗戦試合
 デンマーク 12 - 0 ノルウェー 
コペンハーゲン, 1917年10月7日)
FIFAワールドカップ
出場回数 4回(初出場は1938
最高成績 ベスト8 (2026)
UEFA欧州選手権
出場回数 1回
最高成績 グループリーグ敗退 (2000)
2026 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選でのノルウェー代表 (2025年6月6日)

サッカーノルウェー代表(サッカーノルウェーだいひょう、ノルウェー語: Norges herrelandslag i fotball)は、ノルウェーサッカー協会(NFF)によって構成されるノルウェーサッカーナショナルチームである。

歴史

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初期

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ノルウェー代表として初の国際試合は、1908年7月12日にヨーテボリスウェーデンとの間で行われた。オリンピックでは1920年のアントワープ大会でベスト8、1936年のベルリン大会では開催国のドイツを下して準決勝進出。準決勝では優勝国のイタリアに敗れたが、3位決定戦ではポーランドを下し銅メダルを獲得した。FIFAワールドカップにも2年後の1938年のフランス大会に出場を果たしたが、第二次世界大戦の影響により1939年10月22日のデンマーク戦を最後に国際試合は中断された。

戦後に国際舞台への復帰を果たすが、ワールドカップやUEFA欧州選手権では予選敗退が続くなど長きに渡って低迷が続いた。1990年にエギル・オルセンが監督に就任。オルセンに率いられた代表チームは1994年アメリカW杯1998年フランスW杯と2大会連続でワールドカップに出場を果たした。1994年大会のヨーロッパ予選では強豪のイングランドオランダを退けて1位で本大会出場を果たし、1998年大会ではグループステージ最終戦でブラジルを2-1で下す番狂わせを演じ、初めてノックアウトステージに進出した。1回戦ではイタリアと対戦したが、0-1で敗れた。

EURO初出場と低迷期

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EURO2000は初戦でスペインに勝ったが、グループステージ突破は逃した。2002 FIFAワールドカップ地区予選では初戦から8試合連続で勝ち星を挙げられず敗退、UEFA EURO 2004予選ではプレーオフ出場を果たすがスペインに完敗、2006 FIFAワールドカップでは地区予選プレーオフでチェコに敗れ去った。またEURO2008予選では、ホームのトルコ戦に勝てば出場が決まるところ、逆転負けを喫し敗退。さらには2010 FIFAワールドカップ地区予選でも9組2位に入りながらプレーオフ枠から外れるなど、メジャー大会への出場権を逃し続けた。EURO 2012予選ではポルトガルなどを破り開幕3連勝を果たしたものの、そのポルトガルと勝点で並びながら得失点差で敗退となった。2014 FIFAワールドカップヨーロッパ予選ではトップシードとなりながら4位で敗退、UEFA EURO 2016予選はプレーオフでハンガリーに敗れた。

その後、2018 FIFAワールドカップ地区予選2022 FIFAワールドカップ地区予選でも敗退するなど低迷が続いていたが、2026 FIFAワールドカップ地区予選では、イタリアと同組の予選グループIを、エースストライカー・アーリング・ハーランドの活躍により8戦全勝で予選突破、1998年フランスW杯以来7大会ぶりにワールドカップ出場を決めた[1][2][3]

2026年W杯ベスト8

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2026 FIFAワールドカップは、フランスセネガルイラクと同組のグループIに入る。初戦のイラク戦は、期待のエースストライカー・ハーランドが2ゴールを決め、4-1と快勝[4]。続くセネガル戦は、後半にハーランドが2試合連続の2ゴールを決め、3-2と競り勝った[5]。最終戦のフランス戦では、ソルバッケン監督がハーランドら主力10人を休ませる大胆な戦略で、1-4で敗れるも、グループ2位でノックアウトステージ進出を決めた[6]。ラウンド32のコートジボワール戦では、前半にFWアントニオ・ヌサのゴールで先制、後半に追いつかれるも、後半終盤にハーランドが決勝弾を決めて勝利、28年ぶり3度目のベスト16進出を決めた[7]

ラウンド16ではブラジルと対戦。前半14分にPKを取られるも、GKニーランが好セーブ、スコアレスドローで前半終了、後半14分には相手交代出場のFWエンドリッキがスルーパスに飛び出し、GKをかわして放ったシュートをゴール左に外すと、同22分FWネイマールを投入、流れを変えようとするが、同34分にハーランドがヘディングで先制弾、同90分にも左足で追加点を決める[8]。アディショナルタイムにPKで1点を返されるも、2-1で逃げ切り、1998年大会グループステージ最終戦に続くブラジル戦勝利となった[8]。ブラジルはノルウェーに過去国際Aマッチで4戦未勝利(2敗2分け)といわば"天敵"にまたも敗れ、ベスト16で大会を去った[9]。ノルウェーは史上初のW杯準々決勝進出で次節、イングランドと対戦する[10]

準々決勝は60年ぶりの優勝を目指すイングランドと対戦。前半36分に幸先よくMFシェルデルップが先制点を奪うも、前半折り返し直前にMFベリンガムのゴールで同点とされ、直後ゴール前に抜け出したFWケインがネットを揺らすが、オフサイドの判定[11]。同点で折り返した後半9分、右CKをハーランドが落としたところをMFベルグがボレーで合わせ、相手GKが弾いたこぼれ球をDFヘッゲムが押し込んでネットを揺らす。しかし、VAR判定でCK前のポジション取りでハーランドが相手MFアンダーソンを押しのけた点をファウルとされ、ゴール取り消しに[12]。このままスコアは1-1のまま延長戦に突入。すると、延長戦開始早々FWラッシュフォードのミドルシュートをGKニーランが弾いたところをベリンガムに押し込まれて逆転[11]。99分にはペナルティエリア内に切込んだ相手DFを倒してしまいPK献上かと思われたが、VARの末にPKは取り消され、追加点献上の危機を脱する[11]。ここまで7得点と大活躍だったハーランドは足を痛めて延長HTで交代、延長後半ノルウェーも攻め込むが、守りを固めたイングランドに最後まで得点を奪えず、快進撃を見せたノルウェーの戦いはベスト8で幕を閉じた[11]

成績

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FIFAワールドカップ

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FIFAワールドカップ FIFAワールドカップ・予選
開催年結果順位試合勝利引分敗戦得点失点試合勝利引分敗戦得点失点
ウルグアイの旗 1930不参加不参加
イタリアの旗 1934
フランスの旗 1938ベスト1612位100112211065
ブラジルの旗 1950不参加不参加
スイスの旗 1954予選敗退402249
スウェーデンの旗 19584103315
チリの旗 19624004311
イングランドの旗 19666312105
メキシコの旗 19704103413
西ドイツの旗 19746204916
アルゼンチンの旗 1978420234
スペインの旗 19828224815
メキシコの旗 19868134410
イタリアの旗 19908224109
アメリカ合衆国の旗 1994グループステージ17位31111110721255
フランスの旗 1998ベスト1615位4121558620212
大韓民国の旗日本の旗 2002予選敗退102441214
ドイツの旗 200612534129
南アフリカ共和国の旗 2010824297
ブラジルの旗 2014103341013
ロシアの旗 2018104151716
カタールの旗 202210532158
アメリカ合衆国の旗カナダの旗メキシコの旗 2026ベスト85位640213118800375
合計TBD4/23146352019144573354222191

UEFA欧州選手権

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開催年結果順位試合勝利引分敗戦得点失点
フランスの旗 1960予選敗退
スペインの旗 1964
イタリアの旗 1968
ベルギーの旗 1972
ユーゴスラビアの旗 1976
イタリアの旗 1980
フランスの旗 1984
西ドイツの旗 1988
スウェーデンの旗 1992
イングランドの旗 1996
ベルギーの旗オランダの旗 2000グループステージ9位311111
ポルトガルの旗 2004予選敗退
オーストリアの旗スイスの旗 2008
ポーランドの旗ウクライナの旗 2012
フランスの旗 2016
欧州連合の旗 2020
ドイツの旗 2024
合計グループステージ1/17311111

UEFAネーションズリーグ

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開催年リーググループ順位試合勝利引分敗戦得点失点変動ランキング
ポルトガルの旗 2018–19 C 3 1位641172昇格26位
イタリアの旗 2020–21 B 1 2位6312127無し22位
オランダの旗 2022–23 B 4 2位631277無し24位
ドイツの旗 2024-25 B 3 1位6411157昇格12位
合計4/4241446412318位

オリンピック

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開催年結果試合勝利引分敗戦得点失点
フランスの旗 1900不参加
アメリカ合衆国の旗 1904
イギリスの旗 1908
スウェーデンの旗 1912準々決勝100107
ベルギーの旗 1920210135
フランスの旗 1924不参加
オランダの旗 1928
ドイツ 1936銅メダル4301104
イギリスの旗 1948不参加
フィンランドの旗 1952ベスト16100114
オーストラリアの旗 1956不参加
イタリアの旗 1960予選敗退
日本の旗 1964不参加
メキシコの旗 1968
ドイツの旗 1972
カナダの旗 1976
ソビエト連邦の旗 1980予選敗退
アメリカ合衆国の旗 1984グループリーグ敗退311132
大韓民国の旗 1988予選敗退
通算5/19115151722

歴代監督

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歴代選手

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主要大会のメンバー

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主な代表選手

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歴代記録

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2026年7月12日現在

出場数ランキング

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  水色は現役代表選手
順位名前出場得点期間
1ヨン・アルネ・リーセ110162000-2013
2トルビョルン・スヴェンセン10401947-1962
3ヘニング・ベルグ10091992-2004
4エリク・トルストベット9701982-1996
5ヨン・カリュー91241998-2011
ブレデ・ハンゲラン9142002-2014
7オイビンド・レオナルドセン86191990-2003
8ヒェティル・レクダル83171987–2000
モアテン・ガムスト・ペデルセン83172004-2014
10ステファン・イヴェルセン79211998–2011

得点数ランキング

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  水色は現役代表選手
順位名前得点出場得点率期間
1アーリング・ハーランド62551.132019-
2イェルゲン・ユーヴェ英語版33450.731928-1937
3エイナー・グンデルセン英語版26330.791917-1928
アレクサンダー・セルロート26760.342016-
5ハラルド・ヘヌム英語版25430.581949-1960
6ヨン・カリュー24910.261998-2011
7オーレ・グンナー・スールシャール23670.341995-2007
トーレ・アンドレ・フロー23760.301995-2004
9グンナー・トーレセン英語版22640.341946-1959
10ステファン・イヴェルセン21790.271998–2011

サポーター

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2026年FIFAワールドカップでは、チームのサポーターが行う船を漕ぐパファーマンス「バイキング・ロウ英語版」が話題になった[13]。数千人のサポーターが「ロウ!(漕げ!)」という轟くような叫びに合わせて、バイキングがオールを漕ぐ動きを繰り返す[14]。発案者は、2025年12月にバイキングの舟漕ぎに着想を得たこのパフォーマンスを思いつき、ノルウェー代表の公式サポーターグループが引き継ぎ、彼らが世界中で見られる儀式(チャント)へと昇華させた[14]。今では会場全体で動きを同期させるために、2つのドラムが使われている[14]。今大会ではノルウェー代表選手たちも勝利後にサポーター席に向かって整列し「バイキング・ロウ」を行うのが、恒例となっている[13][14]

脚注

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出典

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  1. ノルウェー、7大会ぶり通算4度目のW杯出場が決定! 後半4発で“大勝必須”のイタリアに逆転勝利サッカーキング 2025年11月17日
  2. ノルウェー代表、欧州予選全勝で28年ぶりのW杯出場決定!イタリア代表はプレーオフへ”. Goal.com (2025年11月17日). 2025年12月10日閲覧。
  3. 予選16得点でノルウェーを28年ぶりのW杯本戦に導いたハーランド「安堵。これでようやくW杯について考えることができる」”. Goal.com (2025年11月17日). 2025年12月10日閲覧。
  4. W杯デビューの怪物ハーランドが流石の2ゴール!…イラクは善戦もノルウェーに屈し今大会アジア勢初黒星に”. サッカーキング (2026年6月17日). 2026年6月17日閲覧。
  5. ハーランドがまたも2得点! セネガルは終盤に1点差に詰め寄るも...ノルウェーが3-2で競り勝つ 【W杯】”. サッカーダイジェスト (2026年6月23日). 2026年6月23日閲覧。
  6. ノルウェー代表監督:「フランス戦でハーランドを起用するほど、私は愚かではない」”. Goal.com (2026年6月27日). 2026年6月27日閲覧。
  7. 最後はやっぱりこの男!ノルウェーがハーランドの勝ち越しゴールで16強入り!!敗れたコートジボワールはアマド弾で反撃も一歩及ばず…”. ゲキサカ (2026年7月1日). 2026年7月1日閲覧。
  8. 1 2 ワールドカップ【詳報】ノルウェーがブラジル撃破、初のベスト8…怪物ハーランド2発」『読売新聞オンライン』2026年7月6日。
  9. 【W杯】ブラジルまた負けた…“天敵”ノルウェーに5戦未勝利 6大会連続Vなしは王国史上初の屈辱」『スポニチアネックス』2026年7月6日。
  10. ノルウェー、ブラジルを破り史上初のW杯準々決勝進出! ハーランドは2発で今大会7点目、GKニーランが好セーブ連発”. サッカーキング (2026年7月6日). 2026年7月6日閲覧。
  11. 1 2 3 4 イングランドがベリンガム2発で2大会ぶりベスト4へ!ハーランド不発でノルウェー敗退”. Goal.com (2026年7月12日). 2026年7月12日閲覧。
  12. 異例の判定でノルウェーのゴールが取り消され、ハーランドがその代償を払った。”. Goal.com (2026年7月12日). 2026年7月12日閲覧。
  13. 1 2 ノルウェー代表の「バイキング・ロウ」で観客熱狂 その意味と誕生の背景とは? FIFAワールドカップ2026”. Olympics.com (2026年6月23日). 2026年6月24日閲覧。
  14. 1 2 3 4 舟を漕ぐ数千人:世界を席巻するノルウェーの応援「バイキング・ロウ」誕生秘話”. FIFA.com (2026年7月4日). 2026年7月5日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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