木賊温泉
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![]() 岩風呂 | |
温泉情報 | |
所在地 |
北緯37度3分36秒 東経139度29分0秒 |
交通 |
車 : 東北自動車道西那須野塩原ICより約120分 |
泉質 | 硫黄泉、単純温泉[1] |
泉温(摂氏) | 40-47℃[1] |
宿泊施設数 | 8 |
外部リンク | 木賊温泉 南会津町による観光情報 |
木賊温泉(とくさおんせん)は、福島県南会津郡南会津町(旧国陸奥国、明治以降は岩代国)にある温泉[2]。平安時代から続く秘湯[3]。
概要[編集]
発見され約1000年が経つといわれ、古くより“会津の隠れ湯”と呼ばれていた。温泉の名は植物の木賊が群生していたことに由来する。川床から湧く露天風呂が渓流沿いにある。16軒の旅館、民宿が散在する[2]。2件の共同浴場のうち西根川沿いの「岩風呂」は2017年10月23日台風21号による大雨で西根川が氾濫し湯小屋が崩壊したが、同年11月17日完全復興した。
2018年10月1日台風24号による大雨で上流の砂防ダムが決壊し、西根川全体に大量の砂が流入したことで川底が浅くなり、湯船も埋るが同年11月4日に再開した。対岸の岩には洪水時の水位が赤ペンキで記されている。[4]
泉質[編集]
※無色透明[1]
温泉街[編集]
奥会津の山深くに、旅館・民宿が13-16軒、及び2軒の共同浴場が存在する。民宿の中には自前の温泉施設を持たず、共同浴場を利用する施設も有る[2][1]。
2軒の共同浴場のうち、西根川沿いの混浴露天風呂、「岩風呂」がよく知られる。水害により何度も建物が倒壊し、その都度、地元のみならず遠方からも寄付が集まり再建された。湯小屋の壁には、寄付をした人々の名札が並ぶ。その他、内湯の共同浴場、「広瀬の湯」16:00~19:00(水曜定休日)がある。
歴史[編集]
開湯は約1000年前とされる[2]。
作品の舞台[編集]
つげ義春の『会津の釣り宿』で、ラストシーンに木賊温泉の露天風呂が描かれている。作中では、1970年(昭和45年)に玉梨温泉を訪問するが、台風被害のため目的の温泉宿に宿泊できずに、台風のために露天風呂ができたという上流の民宿に泊まったところ、旅こころをくじかれる思いをし、気分直しに木賊温泉へ赴いたとある。5月27日であった[5]。
所在地[編集]
福島県南会津郡南会津町宮里字湯坂[2]
交通アクセス[編集]
- 自動車
- 鉄道
- 会津鉄道・野岩鉄道会津高原尾瀬口駅より会津バス檜枝岐方面行きを利用
- ①約40分「舘岩観光案内所前」バス停下車→タクシー または「南会津町舘岩地域乗合タクシー」利用(1日1~2本/運行状況は事前に要確認)
- ②約45分「木賊入口」バス停下車→徒歩110分(約7km)
- ※宿泊施設によっては、事前に相談すると「木賊入口」バス停まで送迎してくれるところもある。
脚注[編集]
- ^ a b c d ふくしま温泉.com
- ^ a b c d e f 南会津町公式サイト 温泉・宿泊施設 木賊温泉
- ^ 南会津町観光物産協会
- ^ 「【木賊温泉】岩風呂について(10月15日追記) | 南会津観光物産協会 舘岩観光センター」『』(ja)。2018年10月24日閲覧。
- ^ 「必殺するめ固め」つげ義春漫画集(晶文社 1981年5月30日)
外部リンク[編集]
- 木賊温泉 南会津町による観光情報
- 南会津町観光物産協会
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