帯織駅
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帯織駅 | |
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![]() 駅舎(2021年9月) | |
おびおり Obiori | |
◄見附 (4.1 km) (2.6 km) 東光寺► | |
![]() | |
所在地 | 新潟県三条市帯織[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■信越本線 |
キロ程 | 88.5 km(直江津起点) |
電報略号 | ヒオ←ヒヲ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
開業年月日 | 1898年(明治31年)6月16日[1] |
備考 | 無人駅[1](乗車駅証明書発行機 有) |
帯織駅(おびおりえき)は、新潟県三条市帯織にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅である[1]。
歴史
[編集]大正時代に駅近くの大面油田で原油が産出され、昭和30年代まで積み出し基地として賑わった[1]。
年表
[編集]- 1898年(明治31年)6月16日:北越鉄道の駅として開業[1][2]。
- 1907年(明治40年)8月1日:北越鉄道が国有化され、帝国鉄道庁(国有鉄道)の駅となる[2]。
- 1970年(昭和45年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止[1][2]。
- 1985年(昭和60年)11月:棒線化[3]。
- 1986年(昭和61年)3月3日:駅員無配置駅となる[4](簡易委託化)[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[2]。
- 1992年(平成4年)12月:現駅舎に改築[1]。その後、簡易委託中止、無人化。
- 2008年(平成20年)3月15日:新潟近郊区間が拡大され、ICカード「Suica」の利用が可能となる[5]。
駅構造
[編集]単式ホーム2面2線を有する地上駅である[1]。元々は2面3線であったが、現在は2番線は廃止されている。両ホームは跨線橋で連絡している。
燕三条駅管理の無人駅となっている[1]。駅舎には乗車駅証明書発行機、自動販売機、トイレなど設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■信越本線 | 下り | 新津方面[6] |
3 | 上り | 見附・長岡方面[6] |
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待合室(2021年9月)
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改札口(2021年9月)
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ホーム(2021年9月)
駅周辺
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周辺は宅地や農地となっている。北西側では2018年(平成30年)から新たに市の県央土地開発公社による宅地造成が行われ、同じ栄地区に整備中の工業流通団地の従業者を主な狙いとして売り出されている[7]。
- 新潟県道107号帯織停車場大面線
- 新潟県道256号分水栄線
- EkiLab 帯織[8] - ものづくりの交流拠点(詳細は後述参照)
- JAえちご中越 帯織プラザ店
- 帯織郵便局
- 三条市立大面小学校
バス路線
[編集]越後交通の「帯織駅」バス停にて、東三条駅方面や栄庁舎方面へと結ぶ路線が発着していたが[9]、2024年(令和6年)3月31日をもって廃止された[10]。
その他
[編集]2019年(令和元年)11月7日に、JR東日本とストカが、無人駅を活用して燕三条地域の産業発信地と交流拠点を作ることを目的に、クラウドファンディングを活用した上で、当駅にものづくりの交流拠点施設「EKILAB」を建設することを発表した[11]。2019年(令和元年)9月30日 - 11月29日までクラウドファンディングの募集を行った[11]。ストカによると、目標金額以上の募金があったとしており[12]、燕三条地域の有志がドッツアンドラインズを設立した[13]。その後、2020年(令和2年)10月1日に「EkiLab 帯織」としてオープンした[8][13]。なお、同施設は作業スペースや交流スペース、シェアオフィスなどで構成されている[8][13]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l 『週刊 JR全駅・全車両基地』 14号 長野駅・新津駅・高田駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月11日、24頁。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、586頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『五十年史』P219 新潟鉄道管理局
- ^ 「「通報」紀勢本線朝来駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年3月1日、8面。
- ^ 『2008年3月 Suicaがますます便利になります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2007年12月21日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ 。2020年5月29日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(帯織駅)”. 東日本旅客鉄道. 2025年5月4日閲覧。
- ^ 「三条の住宅団地 販売伸び悩み 「帯織街苑」増税影響? 5件だけ」『新潟日報』2019年10月17日。2020年12月6日閲覧。
- ^ a b c 『JR信越本線帯織駅にものづくり交流拠点「EkiLab 帯織」がオープンします!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、ストカ、ドッツアンドラインズ、2020年7月17日。オリジナルの2020年7月17日時点におけるアーカイブ 。2020年7月18日閲覧。
- ^ “東三条駅前=大面=栄庁舎 線” (PDF). 越後交通. 2024年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月4日閲覧。
- ^ “大面小学校~栄庁舎間運行終了、東三条駅~大面線一部バス停の廃止について” (PDF). 越後交通. 2024年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月4日閲覧。
- ^ a b 『グラウンドファンディング、無人駅活用プロジェクト 帯織駅を燕三条地域の産業発信地と交流拠点に!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、ストカ、2019年11月7日。オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ 。2020年5月18日閲覧。
- ^ 「【インタビュー】帯織駅の新しい施設「駅ラボ帯織」を考案した有限会社ストカ(三条市) 斎藤和也専務」『にいがた経済新聞』2020年1月24日。オリジナルの2020年5月17日時点におけるアーカイブ。2020年5月18日閲覧。
- ^ a b c 「無人駅 ものづくりの拠点に 三条・帯織に「エキラボ」開業」『新潟日報』2020年10月6日。オリジナルの2020年12月5日時点におけるアーカイブ。2020年12月6日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(帯織駅):JR東日本