塚本由晴
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塚本 由晴(つかもと よしはる、1965年 - )は、日本の建築家。東京工業大学環境・社会理工学院建築学系教授。アトリエ・ワン共同主宰。建築家の貝島桃代は妻。
人物・経歴
[編集]神奈川県茅ヶ崎市出身。神奈川県立湘南高等学校を経て[1]、1987年東京工業大学工学部建築学科卒業。1987年から88年までパリ建築大学ベルビル校(U.P.8)。1992年貝島桃代とアトリエ・ワンを設立。1994年東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了、博士(工学)[2][3]。坂本一成研究室出身[4]。
2000年東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻准教授。2003年ハーバード大学大学院客員教員。2007年ハーバード大学大学院客員教員、カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員准教授。2008年カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員准教授。2011年デンマーク王立アカデミー客員教授、Barcelona Institute of Architecture客員教授[5][2][3]。
2012年Riba International Fellowship、京都精華大学客員教授。2013年コーネル大学visiting critic。2014年ライス大学客員教授。2015年東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻教授、デルフト工科大学客員教授。2016年東京工業大学環境・社会理工学院建築学系教授。2017年コロンビア大学客員教授[5][2][3]。2022年ウルフ賞芸術部門受賞[6]。
研究室出身者
[編集]建築家の香川貴範、吉村英孝、武井誠、高木俊、長谷川豪[7]、藤村龍至、能作文徳、金野千恵、アリソン理恵、千田知己、起業家の中村真広など[8]。
親族
[編集]著書
[編集]- 『ハウジング・プロジェクト・トウキョウ』東海大学出版会 1998
- 『観察と定着(対談)』TOTO出版 2000
- 『建ち方、隣接性、空間の勾配(講演)』INAX出版 2000
- 『ひとつの住宅を建てることによって“住宅地”を設計すること(座談会)』ギャップ出版 2000
- 『Mini House,Moca House』Velrag Anon Pustet Salzburg 2000
- 『メイド・イン・トーキョー』(貝島桃代, 黒田潤三と共著)鹿島出版会 2001
- 『ペット・アーキテクチャー・ガイドブック』ワールド・フォト・プレス 2001
- 『もっと小さな家』アトリエ・ワン 2001
- 『建築の言葉』建築資料研究社 2001
- 『ポジティブ・トーキョー』TNプローブ 2001
- 『空所:都市をいかに再生させるのか?』TOTO出版 2001
- 『ブロークン・パリ』アトリエ・ワン 2001
- 『東京の都市空間のリサーチ』INAX出版 2002
- 『観察と定着』慶應義塾大学出版会 2002
- 『ランドスケープを包囲する建築 「社会性」に対する戦略として』INAX出版 2002
- 『Tokyo Customization Workshop(urban project)』COSTOMIZE 2002
- 『architectural works of Atelier Bow-Wow』Archilab Orleans 2002
- 『メイド・イン・トーキョーの風景ー多重なる社会性』NTT出版 2002
- 『Mini House』Small urban interiors prgeone 2003
- 『レイアウトの法則 アートとアフォーダンス』春秋社 2003
- 『その先の建築』TOTO出版 2003
- 『秋吉台国際建築ワークショップ2002「日常ー風景」』秋吉台国際芸術村 2003
- 『アート・ユニバーシアード 菜の花里美発見展記録集 「晴耕雨読カフェ」』現代企画室 2003
- 『読むことが作ること』東京電機大学出版局 2003
- 『現代住宅研究 隙間』Inax出版 2003
- 『「小さな家」の気づき』王国社 2003
- 『水戸空間診断』アートによる街の再生のための地域教育支援事業実行委員会 2004
- 『狭くて小さいたのしい家』原書房 2004
- 『水戸空間診断、植物の家』カフェ・イン・水戸 2004
- 『現代住宅研究』(西沢大良と共著)INAX出版 2004
- 『10x10_2 100Architects 10 Critics』PHAIDON 2005
- 『EXTREME EURASIA』ARCHITECTURA VIVA 2005
- 『植田実の編集現場』ラトルズ 2005
- 『日本の現代住宅1985-2005』TOTO出版 2005
- 『吉阪隆正の迷宮』TOTO出版 2005
- 『卒業設計で考えたこと。そしていま』彰国社 2005
- 『アトリエ・ワン・フロム・ポスト・バブル・シティ』INAX出版 2006
- 『Future Vision の系譜ー水の都市の未来像』鹿島出版会 2006
- 『マゾヒスティック・ランドスケープ』学芸出版社 2006
- 『建築家の仕事』平凡社 2006
- 『図解アトリエ・ワン』TOTO出版 2007
- 『<<Autrement rue Rebiere>>』Pavillion de l'arsenal 2007
- 『アトリエ・ワンと歩く 金沢、町家、新陳代謝』金沢21世紀美術館 2007
- 『現代住宅のディテール』丸善 2009
- 『空間の響き/響きの空間』(貝島桃代と共著)INAX出版 2009
- 『WindowScape :窓のふるまい学』(能作文徳, 金野千恵と共著)フィルムアート社 2010
- 『建築はどこにあるの?7つのインスタレーション』(貝島桃代と共著)東京国立近代美術館 2010
- 『トウキョウ・メタボライジング』(北山恒, 西沢立衛と共著)TOTO出版 2010
- 『アーキテクチャとクラウド : 情報による空間の変容』(原広司, 池上高志, 吉村靖孝, 柄沢祐輔, 掬矢吉水, 森川嘉一郎, 藤村龍至, 大山エンリコイサム, 南後由和と共著) Millegraph 2010
- 『WindowScape 窓のふるまい学(中国語版)』(能作文徳, 金野千恵と共著)城邦文化事業股份有限公司 2011
- 『北本らしい”顔”の駅前つくりプロジェクト本』(貝島桃代と共著)北本らしい”顔”の駅前つくり実行委員会 2011
- 『治具』教育出版 2012
- 『建築構成学 建築デザインの方法』(坂本一成と共著)実教出版 2012
- 『JA85住宅の系譜 アトリエ・ワンの全42住宅』(貝島桃代と共著)新建築社 2012
- 『Public Space by Atelier Bow-Wow, Tokyo. In the state od Spatial Practice』(貝島桃代と共著)AEDES 2012
- 『WindowScape -Window Behaviourology-』(能作文徳, 金野千恵と共著)pageone 2012
- 『第4世代の住宅』平凡社 2012
- 『線の演習 −建築学生のための美術入門』彰国社 2012
- 『建築と言葉 ー日常を設計するまなざし』(小池昌代と共著)河出書房新社 2012
- 『京都土壁案内』(森田一弥と共著)学芸出版社 2012
- 『線の演習 : 建築学生のための美術入門』(小沢剛と共編著)彰国社 2012
- 『Atelier Bow-Wow: A Primer』Verlag der Buchhandlung Walther Konig 2013
- 『マイクロ・パブリック・スペース』広島市現代美術館 2014
- 『図解2アトリエ・ワン』TOTO出版 2014
- 『コモナリティーズ ふるまいの生産』(佐々木啓, 能作文徳と共著)LIXIL出版 2014
- 『窓と街並の系譜学』(能作文徳と共著)フィルムアート社 2014
- 『WindowScape2 窓と街並の系譜学』(能作文徳と共著)瞼譜出版 2014
- 『窓の仕事学』(能作文徳と共著)フィルムアート社 2017
- 『共感・時間・建築』(山名善之と共編著)TOTO出版 2019
- 『Shinohara's Contrast』Lars Muller 2021
脚注
[編集]- ^ Case Study #2 建築家たちの原点/2 都市住宅を探究しつづけるTOTO
- ^ a b c biographyAtelier Bow-Wow
- ^ a b c 風土や暮らしに根差した先人の知恵を建築設計に生かしたい — 塚本由晴東京工業大学
- ^ 建築に内在する言葉TOTO出版
- ^ a b 塚本由晴研究室 | TSUKAMOTO Yoshiharu Lab東京工業大学
- ^ Elizabeth Diller, Momoyo Kaijima and Yoshiharu Tsukamoto Receive 2022 Wolf PrizeArchDailyFebruary 11, 2022
- ^ 仕事と研究、刺激しあうことで豊かな建築を株式会社長谷川豪建築設計事務所代表東京工業大学
- ^ 21世紀のバウハウス。僕らがやらなきゃならないのは、これだと思うんです。INCLUSIVE Inc. 2014年 6月26日
- ^ 日本館企画者、再選考で貝島氏に 8月にも選出、夫が委員で疑義 18年ベネチア国際建築展朝日新聞デジタル2017年9月19日