台南空港

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台南飛行場(台南空港)
Tainan Airbase (Tainan Airport)
台南空港

IATA: TNN - ICAO: RCNN

TNN/RCNNの位置(台湾内)
TNN/RCNN
TNN/RCNN
空港の位置(台湾)
概要
国・地域  台湾
所在地 台南市南区
種類 軍民共用
運営者 台湾空軍
所在部隊 第443戦術戦闘機連隊
標高 19 m (63 ft)
座標 北緯22度57分01秒 東経120度12分20秒 / 北緯22.95028度 東経120.20556度 / 22.95028; 120.20556座標: 北緯22度57分01秒 東経120度12分20秒 / 北緯22.95028度 東経120.20556度 / 22.95028; 120.20556
ウェブサイト http://www.tna.gov.tw/
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
18L/36R NO 3,050×45 アスファルト
18R/36L YES 3,050×45 アスファルト
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空港の一覧
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台南空港
各種表記
繁体字 臺南航空站
簡体字 台南航空站
拼音 Táinán Hángkōngzhàn
注音符号 ㄊㄞˊ ㄋㄢˊ ㄏㄤˊ ㄎㄨㄥ ㄓㄢˋ
発音: タイナンハンコンヂャン
英文 Tainan Airport
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台南飛行場(たいなんひこうじょう、繁体字:臺南機場英語:Tainan Airbase)は台湾中華民国台南市南区[1]に位置する飛行場。「台南基地」とも呼ばれるが、一般に台南空港繁体字:臺南航空站英語:Tainan Airport)と呼ばれる。台湾空軍第443戦術戦闘機連隊により管理されている。航空機のメンテナンスを行う亜洲航空が本拠を置く。

概要[編集]

日本統治時代に開港以来、南台湾の玄関口として機能していたが、高雄飛行場の民間空港化や台湾高速鉄道の開業等により、その地位は低下しつつあったが、国際空港化により盛り返している。現在は馬公金門への離島便が中心で、年間利用客数は、国内259,287人、国際99,378人(2016年)。[2]

歴史[編集]

台南基地に関する事項は、後述の「空軍台南基地」の歴史を参照。

  • 1935年昭和10年) - 翌年8月から台湾島内の民間定期便開放にともない、[3]台南州が飛行場用地の選定に入る。
  • 1936年(昭和11年) - 台南州と高雄州の交渉では両州の中間地点の岡山が望ましいとされたが、台南州は飛行場用地を新豊郡永寧庄鞍子の18万坪に決定、同年12月23日に予算を通過させた。[4]
  • 1937年(昭和12年) - 1月30日に地鎮祭を挙行、5月30日に完成。[5]6月27日に開場式を挙行。[3][6]開港時は日本航空輸送の島内便のみであったが、暫く後に馬公便が就航した。[7]
  • 1940年昭和15年) - 旧海軍航空隊による接収に伴い、新空港を3月1日に開港(所在地は永康庄、現在永康区台南応用科技大学附近)。
  • 1947年 - 台南飛行場を軍民共用とし、[5]永康庄の飛行場を廃止。[7]

旅客施設・サービス[編集]

現在の旅客ターミナルビルは2002年開業、面積は3,900平方メートル(業務施設を含む)で、正面は飛行機を模したデザインとなっている。ターミナルが小規模なため、入口から搭乗用バスに乗車するまでの移動距離が非常に短い。

バリアフリー(スロープ、トイレ等)に対応しており、授乳室も備える。チェックインカウンターにはユニー航空(自動チェックイン・購入機を3台設置)と、チャイナエアライン(チャイナエアライン。チェックイン機なし)が入居している。2015年、国際線増発に合わせ大規模な改装が行われ、カウンターの数が大幅に増えると共に、その場で受託手荷物の受け入れが可能となった。出発口は便が少ないことから、それぞれの出発便に合わせた時刻に開門する(国際線の場合は30分前に開門し、それまでは荷物検査や出国手続きができない)。

なお、空港の規模が限られているため、トランジットトランスファーの場合でも、受託手荷物が一旦返却される(積み替えるまでの間保管する場所がないため)。ロビーにも荷物預かり所もない。空港内にもわずかにロッカーがあるが、収容できるサイズが大きくないため、スーツケースなどは収納できない場合がある。後続便の搭乗時刻までの間、市内を観光しようとする場合には注意が必要である。

ターミナル内には、台湾鉄路管理局台南駅と同様に観光案内所が設置され、英語や日本語のパンフレットも常備されている。航空警察派出所や、売店(1店舗。工芸品や帆布鞄などの土産物も扱う)もあるが、レストランはすでに廃止され、食事は売店での軽食販売のみとなっている(公式ページでの案内図面は、営業していた頃のままになっているので注意が必要である)。出発前の待合スペースはチェックインカウンターを挟んで2箇所あり、小規模な空港ながらやや多めの席数が確保されている。旅客が利用できるのは1階と地下駐車場のみで、2階には空港事務所などがある。館内は禁煙だが、出入口横に喫煙コーナーがありベンチも設置されている。

インフォメーションカウンターでは、VIPラウンジの利用手続きを有料で受け付けるほか、レンタサイクルや、携帯電話の充電サービスがそれぞれ無料で提供されている。またターミナル内ではWi-Fiでのネット接続も無料で利用できる。長らく外貨からの両替が空港内ではできなかったが、2015年の改装時に台湾銀行による両替所が設置された。

ボーディングブリッジはなく、航空機にはバスとタラップでの搭乗(降機)となる。軍用空港でもあるため、滑走路や軍用施設など、機内やタラップ・バスからの撮影は、台湾の上空と同様に一切禁止である(肉眼では軍用機のシェルターなどを見ることができる)。そのため展望デッキなど、滑走路が見渡せる施設も設置されていない。ただし、航空祭の開催日に限っては、空軍基地内の一部が見学可能となる(外国人は申請が必要)。

空港前にはバス・タクシーのりばと車寄せが、地下には駐車場が整備されている。なお、空港正面には台北までの格安チケット店が営業していたが、高鉄開業後は閉店し建物のみが残っている。

就航航空会社と就航都市[編集]

2016年12月現在[8]

国際線[編集]

航空会社 就航地
中華民国の旗 チャイナエアライン 関西国際空港大阪府[9]香港国際空港香港
ベトナムの旗 ベトジェットエア タンソンニャット国際空港

国内線[編集]

航空会社 就航地
中華民国の旗 ユニー航空 馬公空港澎湖県)、金門空港金門県

台湾高速鉄道の開通にともない台北線が間もなく廃止された。現在[いつ?]、中国(厦門・武漢など)と日本(小松・那覇など)へのチャーター便がある。[要出典]

中華民国空軍台南基地[編集]

台南基地正門

台南基地(たいなんきち、繁体字:臺南基地英語:Tainan Airbase)は1941年(昭和16年)10月1日に台南海軍航空隊が開隊、第二次世界大戦後に中華民国空軍が接収して使用している。かつてはアメリカ合衆国空軍も駐屯していた。

歴史[編集]

  • 1940年昭和15年) - 旧海軍航空隊が接収。
  • 1941年(昭和16年)10月1日 - 台南海軍航空隊が正式に開隊
  • 1945年(昭和20年) - 日本敗戦に伴い中華民国空軍第22地区司令張柏寿が接収。

配置部隊[編集]

  • 第443戦術戦闘機連隊(使用機材:経国戦闘機(F-CK-1))

空港へのアクセス[編集]

  • 台湾鉄路管理局西部幹線に隣接し、台南市街地地下化の際に台南空港駅設置の計画があったが、旧台南南駅附近に開業する事となり、旅客ターミナルからの乗り換えについてはやや不便である。[10]
  • 現状の最寄駅は保安駅。タクシーで5分、100台湾ドル
  • 台南市バス(台南市公車)が台南市内とアクセスしている。

ギャラリー[編集]

国際線増発に合わせ2015年に改装されている。

脚注[編集]

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  • 蕭文 (2012-12). “〈臺南機場的歷史轉場〉”. 《臺南文獻》 (臺南市政府文化局) (第2輯): 155-175頁. ISSN 2227-8168. 
  • 修瑞瑩 (2013年10月14日). “〈台南曾有核武基地 有人見過核彈〉”. 《聯合報》: p. A5 
  1. ^ 実際は仁徳区との両方にまたがっており、ターミナル出入口にある郵便ポストは仁徳区の扱いとなる。区内と区外郵便ではポストの投函口が異なるため、投函時には注意が必要。
  2. ^ 交通部民用航空局-民航運輸統計資料
  3. ^ a b 洪致文 (2015-06-19), 不沈空母─ 台灣島內飛行場百年發展史, ISBN 978-957-43-2515-3 
  4. ^ 《臺南飛行場建設費 きのふ州會で決定 場所は新豐郡鞍子面積十八萬坪 明年五月一杯で完成》,昭和十一年十二月二十四日,臺灣日日新報,第一萬三千二百號(九)
  5. ^ a b 杜正宇 (2012-07). “〈日治下的臺南機場〉”. 《臺南文獻》 (臺南市政府文化局) (創刊號): 27-54頁. ISSN 2227-8168. 
  6. ^ 〈飛行場設置〉(告示第169號),《總督府府報》(1937年8月10日)。
  7. ^ a b 日治下臺南永康機場的時空記憶,臺灣文獻季刊第63卷第1期,國史館臺灣文獻館
  8. ^ 定期便タイムテーブル - 台南空港
  9. ^ チャイナエアライン、10月28日から関西/台南線に就航Flyteam 2015年6月5日付
  10. ^ 臺南市區鐵路地下化計畫”. 交通部鉄路改建工程局. 2017年7月6日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]