勇翔
ゆうひ 勇翔 | |
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生年月日 | 1993年2月5日(30歳) |
出身地 |
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身長 | 178 cm |
血液型 | A型 |
職業 | 俳優・歌手・タレント |
ジャンル | 舞台・テレビ番組・映画 |
活動期間 | 2010年 - |
事務所 | フォーチュンエンターテイメント |
公式サイト | プロフィール |
主な作品 | |
テレビドラマ 『マジで航海してます。』 『GARO -VERSUS ROAD-』 |
勇翔(ゆうひ、1993年2月5日[1] - )は、日本の俳優、タレント。男性グループBOYS AND MENおよびその派生ユニット誠のメンバーである。
長野県上高井郡高山村出身[2]。フォーチュンエンターテイメント所属。2010年にBOYS AND MENの一員としてデビュー。グループでのメンバーカラーは白と紺[3]。「勇翔」は本名の名である[3][4]。
略歴[編集]
長野県生まれ。小学2年生のときに県内で転居をして、高校卒業までの間を高山村で過ごした[5][6]。幼少の頃から仮面ライダーシリーズなどの特撮作品が好きで、ヒーローを演じたいと俳優を志すようになる[3][7]。県内の高校に進学し、2年生のときからオーディションを受けはじめ、その年の夏に所属事務所(当時はタニプロモーション)のオーディションに合格した[2]。事務所社長の谷口誠治は勇翔を「いい意味で純朴」と評して、そこを気に入って採用したと述べている[8]。ここで高校を辞めることを考えたが、谷口から高校卒業を条件とされ、長野在住のままで芸能活動を始めた[9]。「下の名前が珍しいから、その名前で呼んでほしい」という考えで、本名から姓を省いた「勇翔」を芸名とする[10]。谷口は名古屋でBOYS AND MEN結成の基となったプロジェクト「NAGOYA DREAM PROJECT」を進めており、勇翔も同じタニプロモーション所属で東海地方外の出身である小林豊と同様にこれに合流することになる[8][11]。
高校3年時の2010年10月、同じタニプロモーションの新人であった水野勝とともにBOYS AND MENに加入[注 1]。BOYS AND MENに加入して1週間後にはじめて名古屋を訪れて、グループの旗揚げ公演『ストレートドライブ!』で舞台に初出演[9]。高校在学中は主に長期休暇中に活動に参加した[6][9]。2011年3月に高校を卒業[13]。長野から名古屋に移り住み[2]、小林豊と同様に東海地方在住のBOYS AND MENメンバーとなった[14]。4月からバラエティ番組『サタメン!!!』にレギュラー出演する[15]。加入後は公演の出演メンバーに定着できなかったが、公演が変わるごとにキャストに就くようになった[16]。2012年2月、派生ユニット誠のメンバーとなる。この後、小林と水野、浜尾京介らとともにタニプロモーションからフォーチュンエンターテイメントへ転籍をしている。
2015年から舞台・CM・映画に単独で出演する機会を得る[17][18]。2017年に『マジで航海してます。』で単独で連続ドラマにレギュラー出演[19]。BOYS AND MENのメンバーとして名古屋を拠点としながら、長野放送の情報番組『土曜はこれダネッ!』レギュラー、長野を舞台とした映画『瞬間の流レ星』・『透子のセカイ』出演など、出身である長野に携わる単独での活動も行う[11][20][21]。
2020年、学生時代からファンであった牙狼シリーズ『GARO -VERSUS ROAD-』にメインキャスト・天羽涼介役で出演[7][22]。外部舞台『路地裏の優しい猫』で主演を務める[23]。年末に新型コロナウイルスへの感染が公表され[24]、1週間ほどの自宅療養を送った[25]。同年に上演予定であったが新型コロナウィルス感染症流行の影響により延期となっていた舞台『舞台『弱虫ペダル』SPARE BIKE篇〜Heroes〜』が2021年に上演され、福富寿一役でこれに出演した[26]。
人物[編集]
身長は178cm、血液型はA型[1]。特技は水泳・陶芸、趣味はサイクリング[1][27]。漫画やアニメが好きで、「オタク」を自称している[3]。憧れの人物としてミュージシャンで俳優のGACKT[28]、俳優の山田孝之[11]、尊敬する人物としてGACKTのほかに俳優の竹内力や哀川翔の名を挙げている[29]。
BOYS AND MENでのキャッチフレーズは「世界の救世主」[30]。「ゆうぴん」という愛称を持った[31][32]。寡黙な性格で、それがグループ内でのキャラクターともなっているが、自身は「好きなことや得意なことでは饒舌になる」と述懐している[29]。BOYS AND MENの他のメンバーやスタッフらからしばしば「独特の感性を持っている」と評されている[33][34][35]。勇翔はグループの中で唯一メンバーカラーを2つ持っている。これはもともと誠で設定されたメンバーカラーは青であったが、2013年にBOYS AND MENのメンバー全員が学ラン衣装を身に着けることになった際に勇翔には白を用いた衣装が与えられ、青はのちに紺と言及されるようになって「白と紺」と名乗るようになった、という経緯がある[31][36]。
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
- 明日の光をつかめ -2013 夏-(2013年7月、東海テレビ)[15]
- メ〜テレドラマ「卒業」(2014年3月、メ〜テレ)[15]
- 鉄子の育て方 第10話(2014年6月、メ〜テレ)
- なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?(2014年10月 - 12月、メ〜テレ)原田 役
- マジで航海してます。(2017年7月 - 8月、毎日放送)鳴海新太 役
- マジで航海してます。〜Second Season〜 第3話(2018年8月)
- ボイメン新世紀 祭戦士ワッショイダー(2018年4月 - 6月、CBCテレビほか)勇翔 役
- トクサツガガガ(2019年1月 - 3月、NHK総合)オザーム 役
- ミナミの帝王ZERO(2019年4月 - 6月、関西テレビ)ペラペラ 役
- GARO -VERSUS ROAD-(2020年4月 - 6月、TOKYO MXほか)天羽涼介 役[37]
バラエティ、情報番組[編集]
- サタメン!!!(2011年4月 - 2012年3月、中京テレビ)「春ボーイズ」メンバー
- 土曜はこれダネッ!(2018年4月 - 2022年6月、長野放送)[20]
- モーターゾーンTV (2022年3月- 、岐阜テレビ、群馬テレビ、奈良テレビ放送、テレビ和歌山)
映画[編集]
- A.F.O 〜All for one〜(2014年)[15]
- サムライ・ロック(2015年)滝川一翔 役
- 復讐したい(2016年)前田達也 役
- BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜(2016年)勇翔 役[16]
- ヴァンパイア ナイト(2017年)桜井裕吾 役[38]
- パンとバスと2度目のハツコイ(2018年)柏木芯 役
- 棘の中にある奇跡 〜笠間の栗の木下家〜(2018年)三島大樹 役
- 瞬間の流レ星(2018年)菊池時雄 役
- キスできる餃子(2018年)たくや 役
- 鈍色のキヲク(2019年)遠野隆之 役[39]
- 透子のセカイ(2020年)
- ペルセポネーの泪(2021年)槇 役
配信ドラマ[編集]
舞台[編集]
- ストレートドライブ!(2011年・2012年)大場 役[42]ほか
- ホワイト☆タイツ(2011年 - 2012年)赤石晃司 役[43]ほか
- ホワイト☆タイツII(2012年 - 2013年)平良優斗/ライカ 役[44]
- RETURNER(2013年 - 2014年)岡田以蔵 役ほか[45]
- 夢幻不条理劇「蜘の糸」(2015年)[17]
- なごや万華鏡落語(2016年・2017年)[46][47]
- ボイメンステージ 諦めが悪い男たち〜NEVER SAY NEVER〜(2020年)緑川辰哉 役[48][49]
- 路地裏の優しい猫(2020年)主演・エイジ 役
- 舞台『弱虫ペダル』SPARE BIKE篇〜Heroes〜(2021年)福富寿一 役
CM[編集]
その他[編集]
- D☆DATE「DAY BY DAY」 ミュージック・ビデオ(2011年)
- 博物館明治村『明治探偵GAME』メインキャラクター(2016年[18] - 2018年)明治小五郎 役
作品[編集]
電子書籍
- CanCam デジタルフォトブック 『勇翔 COLOR-07 “WHITE/NAVY”』(2018年、小学館)[51]
- 勇翔デジタル版 BOYS AND MEN THANKS! AT DOME LIVE(2019年、講談社)[52]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c “勇翔”. フォーチュンエンターテイメント. 2018年4月4日閲覧。
- ^ a b c 「勇翔 熱い思いで奮闘中 高山出身 アイドル「BOYS AND MEN」の一員」 『信濃毎日新聞』2016年8月20日。
- ^ a b c d “アイドルじゃない! 名古屋発の男版・宝塚“BOYS AND MEN”とは”. ORICON NEWS (2015年8月12日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ 「ボイメンと妄想デートしない? - 勇翔」 『中日スポーツ』 2014年9月10日、Weeklyエンタメ。
- ^ ボイメンWalker2, p. 88, 「メンバー個人history: 勇翔」.
- ^ a b “勇翔です”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2010年12月29日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ a b “役者になるキッカケに!BOYS AND MEN・勇翔の好きな特撮BEST3”. ランキングBOX (2016年8月26日). 2016年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月17日閲覧。
- ^ a b 谷口誠治, p. 117-119.
- ^ a b c ボイメンWalker, p. 54, 「5th ANNIVERSARY INTERVIEW: 勇翔」.
- ^ “ボイメンに“普段聞けないこと”を質問 “ファン代表”おかずクラブ・オカリナが乙女に”. モデルプレス (2018年5月8日). 2018年8月19日閲覧。
- ^ a b c “ボイメン勇翔、全員集合したメンバーと目指す“伝説のグループ””. 大手小町. 読売新聞 (2020年3月19日). 2020年3月24日閲覧。
- ^ “おめでとう【MASARU】”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2015年2月5日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ “卒業”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2011年3月5日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ 「BOYS AND MEN 仲良し男子のマル秘トーク 小林豊×勇翔」『JUNON 3月号』、主婦の友社、2020年1月。
- ^ a b c d e ボイメンWalker, p. 74-77, 「ボイメン年表&ボイメンビジュアルヒストリー」.
- ^ a b “BOYS AND MEN:メンバーに聞く〈7〉 勇翔 将来は「メンバーがヒーローに」?”. まんたんウェブ (2016年10月25日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ a b ボイメンWalker, p. 83, 「ボイメン年表&ボイメンビジュアルヒストリー」.
- ^ a b ボイメンWalker2, p. 76-81, 「ボイメンビジュアルヒストリー 2015〜2017」.
- ^ “ボイメン小林豊&土田拓海、饒舌な勇翔に驚く「うれしいんですけど!」”. 音楽ナタリー (2017年6月30日). 2030年8月17日閲覧。
- ^ a b “勇翔 長野放送レギュラーコーナー開始と生出演のお知らせ”. BOYS AND MEN OFFICIAL SITE (2018年4月2日). 2018年4月4日閲覧。
- ^ “「最後に温かい涙が」 タテさん、勇翔さんらあいさつ 映画「瞬間の流レ星」”. 南信州新聞 (2018年6月30日). 2018年8月19日閲覧。
- ^ “『牙狼』愛あふれる勇翔が語る、最新作『GARO -VERSUS ROAD-』は「シリーズのひとつのチャレンジ」”. マイナビニュース (2020年4月2日). 2020年8月17日閲覧。
- ^ “主演は市川美織&ボイメン勇翔、「路地裏の優しい猫」が東京・大阪で”. ステージナタリー (2020年2月3日). 2020年3月24日閲覧。
- ^ “BOYS AND MENの水野勝、小林豊、本田剛文、勇翔、吉原雅斗が新型コロナウイルス感染”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2020年12月22日) 2020年12月22日閲覧。
- ^ “新春買D(勇翔)”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2020年12月31日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “「ペダステ」SPARE BIKE篇幕開け!曽田陵介「原作の細かいポイントも見つけて」”. ステージナタリー (2021年3月20日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ “本気度MAX!BOYS AND MEN・勇翔のお気に入りロードバイクコースBEST3”. ランキングBOX (2016年1月9日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ 「BOYS AND MEN:Personal Questions 20 勇翔」『clip clap!! Vol.08』、カレイドスコープ社、2016年1月、16-17頁。
- ^ a b 「BOYS AND MEN “丸裸”スペシャルインタビュー 2017:勇翔」『KELLY 2月号』、株式会社ゲイン、2016年12月、88-89頁。
- ^ “《連載》BOYS AND MEN「直筆アンケート」(6) 世界の救世主・勇翔”. ポニーキャニオン (2015年6月22日). 2016年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月21日閲覧。
- ^ a b “プロフィール > 勇翔”. ボイメン☆騎士. 中京テレビ (2014年). 2018年8月19日閲覧。
- ^ 「BOYS AND MEN 『ラン、ボーイズ、ラン』:田中俊介×勇翔」『Audition blue 2019年2月号』、白夜書房、2018年12月、30-31頁。
- ^ “【独占インタビュー】東海発の人気急上昇グループ「BOYS AND MEN」の魅力を大解剖!!【Part1】”. Dairy MORE (2016年8月14日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “ボイメンEnglish★ 制作スタッフインタビュー「ボイメンがもっと頑張ろうと思わせてくれた」”. インターネットTVガイド (2016年9月5日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “ラジオ番組『栄第七学園男組』ディレクターがボイメンを語る! 「他のメディアとは違った彼らの魅力を楽しんでもらえる番組に」”. インターネットTVガイド (2017年4月25日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ ボイメンWalker, p. 64-71, 「BM 衣装図鑑」.
- ^ “15周年記念作品「GARO -VERSUS ROAD-」2020年4月放送決定!キャスト解禁!”. GARO PROJECT NEWS BLOG (2020年2月3日). 2020年3月24日閲覧。
- ^ “柳ゆり菜「銃が大好きになった」と主演作舞台挨拶で告白、上野優華と勇翔も登壇” (2017年5月6日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ 『鈍色のキヲク』 オデッサ・エンタテインメント、2020年。
- ^ “STORY: 『指先』勇翔”. 「キスのカタチ 11VARIATIONS OF LOVE」公式サイト. 2019年9月20日閲覧。
- ^ “大人の初恋、はじめます配信(勇翔)”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2019年3月13日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “初めての…”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2011年2月18日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ “スタッフよりお知らせです。”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2012年1月1日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ 『ミュージカル「ホワイト☆タイツ II」名古屋本公演』 Fortune Records、2014年。
- ^ “STAFFより東建ホール「Returner」公演のお知らせです。”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2014年1月2日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ “ボイメン勇翔:二人芝居に初挑戦 後輩との共演に「精いっぱい頑張る」”. まんたんウェブ (2016年10月2日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ “演劇・落語・談義の宴「なごや万華鏡落語」にボイメン、おもてなし武将隊ら”. ステージナタリー (2017年8月11日). 2017年9月26日閲覧。
- ^ “CAST & STAFF”. ボイメンステージ 諦めが悪い男たち〜NEVER SAY NEVER〜 (2020年). 2020年3月24日閲覧。
- ^ “どんよりした雰囲気を払拭し笑い届ける、ボイステ「諦めが悪い男たち」レッド公演開幕”. ステージナタリー (2020年3月21日). 2020年3月24日閲覧。
- ^ “勇翔出演「赤穂の天塩」CM放送のお知らせ”. BOYS AND MEN OFFICIAL SITE (2017年5月26日). 2017年6月21日閲覧。
- ^ “勇翔 COLOR-07 “WHITE/NAVY””. 小学館. 2018年3月6日閲覧。
- ^ “勇翔デジタル版 BOYS AND MEN THANKS! AT DOME LIVE”. 講談社. 2019年9月20日閲覧。
参考文献[編集]
- 『ボイメンWalker』KADOKAWA、2015年9月29日。ISBN 978-4-04-894711-4。
- 谷口誠治 『夢は叶えるもの! -ボイメンを創った男-』Sweet Thick Omelet、2017年1月7日。ISBN 978-4-90-706125-8。
- 『ボイメンWalker2』KADOKAWA、2017年3月29日。ISBN 978-4-04-895927-8。
外部リンク[編集]
- フォーチュンエンターテイメントによるプロフィール
- 勇翔(BOYS AND MEN) (@BOYMEN_yuhi0205) - Twitter
- BOYS AND MENオフィシャルブログ - Ameba Blog