伊豆長岡温泉

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Hot springs 001.svg 伊豆長岡温泉
Izu-Nagaoka Onsen 20100518.jpg
写真中央右の源氏山の周りに旅館が集まる
温泉情報
所在地 静岡県伊豆の国市
座標 北緯35度2分7秒 東経138度55分45秒 / 北緯35.03528度 東経138.92917度 / 35.03528; 138.92917座標: 北緯35度2分7秒 東経138度55分45秒 / 北緯35.03528度 東経138.92917度 / 35.03528; 138.92917
交通 鉄道:伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅よりバスで約5分。
車:東名高速道路沼津IC
新東名高速道路長泉沼津ICより約20分。
泉質 アルカリ性単純温泉
外部リンク 伊豆長岡温泉旅館協同組合
特記事項 古奈地区と長岡地区から構成される
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伊豆長岡温泉の位置(静岡県内)
伊豆長岡温泉
伊豆長岡温泉
伊豆長岡温泉の位置

伊豆長岡温泉(いずながおかおんせん)は、静岡県伊豆の国市にある温泉

泉質[編集]

  • アルカリ性単純温泉
    • 無色、透明、無臭。無臭と案内されているが、また源泉によってはヨウ素イオンを含むことがあり、自家源泉の施設では若干の薬臭、または海藻の様な臭いがする。

戦後に急速に開発され、伊豆長岡と韮山地区併せて200本程度の井戸を開発した結果、温度低下と揚湯量が激減した。そのため泉質保護を目的とし、伊豆長岡町温泉事業協同組合により温泉集中管理組合を先駆的に導入した温泉地である。

40本近い源泉と集湯管により、一方通行循環供給を行っている。ピーク時の夕方以降に備えて、貯湯槽を2基備えている。自家源泉を所有している施設は、宿泊施設の規模や利用状況に応じて自施設で自家源泉を使用し、一部を集湯管に放流する形式となっている。自家源泉が無い施設は、その規模に応じて配湯館の共同源泉を引湯する。

配湯管の総延長は13km、集湯管の総延長は3.8kmである。

伊豆長岡温泉源泉一覧表
源泉名 泉温 泉質 湧出量 深度 所在地
古奈1号(たから温泉) 毎分 L アルカリ性単純温泉 100m 静岡県伊豆の国市古奈85-3(「KKR伊豆長岡千歳荘」駐車場敷地内北西)
古奈2号(多門1号) 毎分 L アルカリ性単純温泉 静岡県伊豆の国市長岡1329-3(「華の湯」北側)
古奈4号(あやめ温泉) アルカリ性単純温泉 静岡県伊豆の国市古奈43-5(「井川館」敷地内西側)
古奈6号(小坂千人風呂) / 毎分 L アルカリ性単純温泉 m 静岡県伊豆の国市古奈1179-2(「弘法の湯・古奈本店」敷地内東側)
古奈36号(京急ホテル1号源泉・宝の湯) 毎分 L アルカリ性単純温泉 m 静岡県伊豆の国市古奈182-3(「京急ホテル」正門前、道路を挟んだ向かい側)
古奈38号(花の湯)  毎分 L アルカリ性単純温泉 静岡県伊豆の国市古奈259-3(「正平荘」の東側敷地内)
古奈50号(ホテルサンバレー富士見温泉) 68.4℃ 毎分88L アルカリ性単純温泉 500m 静岡県伊豆の国市古奈185−1(「ホテルサンバレー富士見」敷地内)


  • 第1貯湯槽
    • 静岡県伊豆の国市長岡1157−2
    • アルカリ性単純温泉
    • 給湯温度:約60度
    • 伊豆長岡地区の21源泉を集約、分配


  • 第2貯湯槽
    • 静岡県伊豆の国市墹之上
    • アルカリ性単純温泉
    • 給湯温度:約62度
    • 古奈地区の17源泉を集約、分配

温泉街[編集]

温泉街は源氏山を挟んで西側の長岡地区、東側の古奈地区に分かれる。昔は別々の温泉名で呼ばれていたが、現在は両地区を合わせて「伊豆長岡温泉」と呼ばれる。

高度成長期には歓楽街的温泉として栄えたが、最近は女性サービスを前面に出した飲食店は減り、「源氏山七福神巡り」や女性客も楽しめる「芸妓まつり」「まゆ玉飾り」を開催するなど、地域の文化や伝統芸能を残した観光へ力を注いでいる。

温泉街は低山に囲まれているが、いくつかの旅館からは富士山が眺められるところもある。

施設[編集]

  • 長岡地区側には足湯を中心とした「湯らっくす公園」がある。古奈地区側にも足湯を中心とした「古奈湯元公園」があり、無料で利用できる。
  • 共同浴場は長岡地区に2箇所、古奈地区に1箇所ある。
  • 温泉街には温泉での治療を目的とした病院も複数ある。
  • 長岡地区側には伊豆の国パノラマパークがあり、ロープウェイを使って葛城山の山頂まで行くことができ、富士山駿河湾などの風景が楽しめる。

歴史[編集]

伊豆長岡温泉長岡温泉古奈温泉が合併してできた。

お祭り・行事[編集]

閉館した施設[編集]

全国の温泉街が衰退傾向になり始めたバブル崩壊の際、当温泉はもとより比較的安価な価格設定が多かったうえ、コンパニオン接待や、当時はまだ珍しいインバウンド需要を積極的に取り入れるといった別路線で多くの施設が危機を脱した。

しかし、1998年伊豆縦貫道が修善寺まで開通し修善寺温泉などと競合関係になったこと、2010年には伊豆縦貫道が東名高速道路沼津インターと直結したことで静岡県中東部、神奈川県西部から日帰り圏内となり宿泊需要が減少、同時に近県の石和温泉河口湖温泉三谷温泉などがインバウンド需要の取り込みに注力したことで競合が激化し、2010年ころより廃業に追いこれまれた宿が急増している。

閉館が続出しているのが2010年以降のため、他温泉にみられるバブル期に閉鎖され、明らかな廃墟となっている様な建物は見当たらない。

  • 伊豆ホテル
    • 1993年8月末で閉館。廃墟となっている。
  • 長岡石亭
    • 静岡県伊豆の国市長岡55
    • 2006年6月、石亭グループ破産に伴い2009年9月末で閉館。2020年現在は「石のや」となっている。
  • ささや竹翠亭
    • 静岡県伊豆の国市古奈407
    • 2007年6月末で事業停止、負債10億4400万円。桂川グループの傘下になり、「桂川彩峰」としてオープン。
  • 長岡ホテル
    • 静岡県伊豆の国市長岡1110
    • 2011年頃に閉館。2020年現在は日帰りプランなどに特化した「弘法の湯・長岡店」となっている。
  • 三渓園
    • 静岡県伊豆の国市長岡1035-1
    • 2020年現在は「伊東園ホテル 金城館」となっている。
  • こだま荘
    • 静岡県伊豆の国市長岡605
    • 2010年頃に閉館。2015年頃解体。
  • さかなや本館
    • 静岡県伊豆の国市長岡1068
    • 2010年頃に閉館。廃墟となっている。
  • さかなや別館本陣
    • 静岡県伊豆の国市古奈6
    • 2010年頃に閉館。現在は「頼朝の湯本陣」となっている。
  • ゆもとや
    • 静岡県伊豆の国市長岡1093-5
    • 2010年9月末で閉館。廃墟となっている。
  • 孔雀亭(住吉館旧館)
    • 伊豆の国市古奈1193-1
    • 2012年頃に閉館、解体済。住吉館新館である「梅香苑住吉館」は山海荘に経営譲渡した上で、「すみよし館」に名称変更し営業継続。
    • その後、「すみよし館」経営の山海荘は、2017年に負債11億円で破産申請をしている。
  • 懐石のやど ときわ旅館
    • 静岡県伊豆の国市長岡1033-1
    • 2012年9月末で閉館、2020年現在は一条となっている
  • 山田屋旅館
    • 静岡県伊豆の国市長岡1076-1
    • 2013年9月末で閉館、2018年解体。
  • 湯屋光林
    • 静岡県伊豆の国市長岡329-1
    • 2014年11月末で閉館。
  • 南山荘
    • 静岡県伊豆の国市長岡1056
    • 2016年3月末で閉鎖。
  • 大観荘
    • 静岡県伊豆の国市古奈307
    • 2018年頃に閉館。2020年現在は「コナステイ」となっている。
  • 桂川彩峰
    • 静岡県伊豆の国市古奈407
    • 桂川グループ解散に伴い、2019年3月で営業終了、同年9月より、「富嶽はなぶさ」が移転しオープン。
  • 二葉
    • 静岡県伊豆の国市長岡1348−10
    • 2019年6月末で事業停止、負債2億8000万円。
    • 2020年7月、「桂の泉」としてリニューアルオープン。
  • 三楽の宿さかや
    • 静岡県伊豆の国市長岡78
    • 2019年9月末で閉館。
  • 富嶽はなぶさ(旧)
    • 静岡県伊豆の国市長岡1148-1
    • 素泊まりの宿としてリニューアルオープンしたが、2020年2月末で閉鎖。
  • 華の湯
    • 静岡県伊豆の国市長岡1304-1
    • 2020年3月末で閉館。

アクセス[編集]

長岡温泉駅」バスターミナル
伊豆長岡駅などと結ぶバスが発着する

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 第31巻嘉禎2年4月8日、第33巻仁治元年9月8日
  2. ^ 熱川温泉 寮が倒壊、生き埋め『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月14日夕刊、3版、1面
  3. ^ シアン禍は人災だ 怒りと不安の渦『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月20日朝刊、13版、23面
  4. ^ 特急バス運行開始

関連項目[編集]

外部リンク[編集]