三谷温泉
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温泉情報 | |
所在地 | 愛知県蒲郡市三谷町 |
座標 | 北緯34度48分25.59秒 東経137度15分22.43秒 / 北緯34.8071083度 東経137.2562306度座標: 北緯34度48分25.59秒 東経137度15分22.43秒 / 北緯34.8071083度 東経137.2562306度 |
交通 |
JR東海 三河三谷駅 名鉄バス東部 三谷温泉バス停 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム (塩化物泉) |
泉温(摂氏) | 35 °C |
宿泊施設数 | 9軒 |
外部リンク | 蒲郡三谷温泉旅館組合 |
三谷温泉(みやおんせん)は、愛知県蒲郡市三谷町(旧国三河国)にある温泉である。
概要[編集]
三河湾の湾奥に位置し、行楽、歓楽温泉としても発達した。三河湾国定公園の指定地内にあり、景観には優れる。
蒲郡市には他にも形原、西浦、蒲郡、近隣に吉良などがあるが、その中で最も長い歴史を持つ愛知県下有数の古湯である。
泉質[編集]
温泉街[編集]
三谷海岸沿いに9軒の旅館、ホテルが林立し、旅館街を形成する。 交通アクセスの良さ、同じ愛知県の名古屋や豊橋などの都市圏に近いことから戦後は歓楽温泉としても発達したが、今日では、その要素は薄れている。
最近では、近郊のラグーナテンボスの影響で観光客が増えつつある。
温泉街の背後には弘法山と呼ばれる山が差し迫っており、頂上からは三河湾の多島海風景など景観に優れる。山頂には名の由来となった弘法大師像と金剛寺があり、散策コースが設けられている。
温泉を引湯している各宿泊施設が実施しているトライアスロンを捩った「トライお湯ロン」という温泉巡りは1993年から始まった試みであり、ユニークでインパクトのある名前から、観光客にも評価を得ているものである。
歴史[編集]
開湯伝説によれば、行基による発見と伝えられ、1200年の歴史を誇る県内有数の古湯である。以後は近郷の湯治場として活用されたが、国道23号の整備によって大幅に交通アクセスが向上し、戦後急速に中京圏や東三河の奥座敷として発達を遂げ、大規模なホテル街や歓楽街が形成され、最盛期には30軒以上のホテルや旅館が一帯を占め、大いに賑わいを見せた。
1957年(昭和33年)に蒲郡弘法山観光ロープウェイ(のちに三谷温泉ロープウェイに改称)により、弘法山(金剛寺)から国道23号線上を横切り、乃木山(三谷温泉南側)に至るロープウェイが開業した。翌年には三谷弘法山遊園地が開業し、バンビセンターやプラネタリウム会館が併設された。
しかし、次第に自動車道の整備に伴う他県温泉地との競争の激化やニーズの多様化、団体旅行の衰退などにより大型ホテル、旅館の廃業が相次ぎ、温泉街の規模は縮小し、それにならって歓楽街も衰退した。1998年(平成10年)6月に当時市内最大客室数を保有していた「蒲郡ふきぬき観光ホテル」が負債総額30数億円で倒産。その後廃墟となっていたが、2005年(平成17年)頃に、本館を除き17階建てのホテル棟や宴会場などの建物は取り壊された。本館はその後、宗教法人の研修所、デイサービス施設、格安宿泊施設として使われた。これも2014年(平成26年)頃に、取り壊されており現存していない。
現在は数件のホテル、旅館が国道沿いに軒を構え、年間約60万人の宿泊客が訪れる。近くにヨットハーバー、マリーナ、海水浴場があり、2002年に愛知県下有数のレジャースポットであるラグーナ蒲郡のオープンに伴い、その近接性を生かし南紀白浜温泉などのようにマリンリゾート、レジャー拠点としての活性化を見出している。
アクセス[編集]
- 鉄道
- 路線バス
- 自家用車
参考文献[編集]
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