リチャード・ドーンブッシュ

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リチャード・ドーンブッシュ
Richard DORNBUSH
選手情報
生年月日 (1991-08-27) 1991年8月27日(32歳)
代表国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出生地 アメリカ合衆国 コロナ (カリフォルニア州)
身長 172 cm
コーチ タミー・ガンビル
タイロン・ベネット
ジョン・ニコルズ
ガリーナ・バリノワ
振付師 マーク・ピレイ
元振付師 ブレイデン・オヴァレット
シンディ・スチュワート
所属クラブ All Year FSC
ISUサイト バイオグラフィ
ISU パーソナルベストスコア
合計スコア 237.28 2014 CSロンバルティア杯
ショート 83.01 2013 四大陸選手権
フリー 157.92 2014 CSロンバルティア杯
獲得メダル
フィギュアスケート
ジュニアグランプリファイナル
2008 高陽 男子シングル
2010 北京 男子シングル
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リチャード・ドーンブッシュ英語: Richard Dornbush, 1991年8月27日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)。2010年JGPファイナル優勝、ISUジュニアグランプリ大会で優勝4回。

経歴[編集]

2010-2011シーズン、3年連続の出場となったジュニアグランプリファイナルで初優勝。全米選手権ではFSで1位となり、初の表彰台となる2位となった。世界ジュニア選手権ではなく、世界選手権の代表に初選出され、アメリカ代表の3人の中で最高位の9位となった。

2011-2012シーズン、シニアのグランプリシリーズに参戦。全米選手権では前年から順位を大きく落とし13位。ジェレミー・アボット四大陸選手権の出場を辞退したために、補欠から繰り上がって出場し13位[1]

2012-2013シーズン、フィンランディア杯で2位となり、シニアの国際大会で初めてメダルを獲得した。この大会のFSから3回転ルッツ+3回転トゥループのコンビネーションジャンプで、両方手を上げて跳んでいる[2]アダム・リッポンの負傷により、2年連続で補欠から四大陸選手権に出場[3]

2014-2015シーズン、ロンバルディアトロフィーでシニアの国際大会初優勝。中国杯では3位となり、グランプリシリーズで初メダルを獲得した。全米選手権は前年より大きく順位を落とし10位に終わった。

2015-2016シーズンの全米選手権は椎間板ヘルニアにより欠場を発表した[4]

主な戦績[編集]

大会/年 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16
世界選手権 9
四大陸選手権 13 5 5
全米選手権 5 N 6 N 8 J 4 J 11 2 13 6 5 10
GP NHK杯 5 8
GP中国杯 6 5 3 7
GPエリック杯 7
GPロステレコム杯 6 5
GPスケートアメリカ 4
CS USクラシック 6
CSロンバルディア杯 1
フィンランディア杯 2 4
JGPファイナル 3 4 1
JGP オーストリア杯 4
JGP B.シュベルター杯 5 1
JGPブダペスト 1
JGPスケートサファリ 1
JGPメキシコ杯 1
JGPウィーン杯 6
ガルデナスプリング杯 1 J

詳細[編集]

2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年11月27日 - 29日 ISUグランプリシリーズ NHK杯長野 7
78.20
10
139.30
8
217.50
2015年11月6日 - 8日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 8
70.21
7
147.05
7
217.26
2015年9月16日 - 20日 ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 6
65.33
6
125.69
6
191.02
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年1月17日 - 25日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 7
79.24
11
142.84
10
222.08
2014年11月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯ボルドー 4
80.24
8
139.03
7
219.27
2014年11月7日 - 9日 ISUグランプリシリーズ 中国杯上海 4
77.23
4
149.50
3
226.73
2014年9月18日 - 21日 ISUチャレンジャーシリーズ ロンバルディアトロフィーセスト・サン・ジョヴァンニ 2
79.36
1
157.92
1
237.28
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年1月20日 - 25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 2
82.13
7
142.31
5
224.44
2014年1月5日 - 12日 全米フィギュアスケート選手権ボストン 2
92.04
8
144.34
5
236.38
2013年11月22日 - 24日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 7
63.74
2
151.71
5
215.45
2013年11月1日 - 3日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 6
72.58
4
145.99
5
218.57
2013年10月4日 - 6日 2013年フィンランディア杯エスポー 8
65.82
4
140.89
4
206.71
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年2月6日 - 11日 2013年四大陸フィギュアスケート選手権大阪 3
83.01
4
151.03
5
234.04
2013年1月20日 - 27日 全米フィギュアスケート選手権オマハ 5
77.66
7
151.15
6
228.81
2012年11月23日 - 25日 ISUグランプリシリーズ NHK杯利府 6
70.05
4
147.51
5
217.56
2012年11月9日 - 11日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 7
67.44
6
143.45
6
210.89
2012年10月4日 - 7日 2012年フィンランディア杯エスポー 3
71.19
2
168.80
2
239.99
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年2月9日 - 12日 2012年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 13
61.34
14
102.95
13
164.29
2012年1月22日 - 29日 全米フィギュアスケート選手権サンノゼ 17
51.59
5
149.00
13
200.59
2011年11月4日 - 6日 ISUグランプリシリーズ 中国杯上海 8
62.93
5
142.34
6
205.27
2011年10月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカオンタリオ 5
70.03
6
132.24
4
202.27
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年4月24日 - 5月1日 2011年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 11
70.54
8
151.88
9
222.42
2011年1月23日 - 30日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 7
67.71
1
157.85
2
225.56
2010年12月9日 - 12日 2010/2011 ISUジュニアグランプリファイナル北京 1
70.75
1
148.81
1
219.56
2010年10月6日 - 9日 ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯ドレスデン 1
69.05
1
126.18
1
195.23
2010年9月15日 - 18日 ISUジュニアグランプリ オーストリア杯グラーツ 7
52.74
3
109.16
4
161.90
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月15日 - 17日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 7
65.79
12
118.49
11
184.28
2009年12月3日 - 4日 2009/2010 ISUジュニアグランプリファイナル東京 6
59.35
3
132.45
4
191.8
2009年10月2日 - 3日 ISUジュニアグランプリ ブラオエン・シュベルター杯ドレスデン 5
56.62
4
110.21
5
166.83
2009年8月28日 - 29日 ISUジュニアグランプリ ブダペストブダペスト 2
62.55
1
125.28
1
187.83
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年12月11日 - 14日 2008/2009 ISUジュニアグランプリファイナル高陽 3
66.50
4
117.43
3
183.93
2008年10月8日 - 12日 ISUジュニアグランプリ スケートサファリケープタウン 1
68.73
2
123.93
1
192.66
2008年9月10日 - 14日 ISUジュニアグランプリ メキシコ杯メキシコシティ 1
67.24
1
119.46
1
186.70
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年1月20日 - 27日 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(セントポール 12
52.46
3
126.81
4
179.27
2007年9月13日 - 16日 ISUジュニアグランプリ ウィーン杯ウィーン 10
49.27
7
105.95
6
155.22
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年1月21日 - 28日 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(スポケーン 13
44.18
4
112.54
8
156.72
2007年3月29日 - 30日 2007年ガルデナスプリング杯 ジュニアクラス(セルヴァ・ガルデーナ 1
54.08
1
112.28
1
166.36
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年1月7日 - 15日 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(セントルイス 7
42.71
6
86.55
6
129.26

プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2015-2016[5] Come What May 映画『ムーラン・ルージュ』サウンドトラックより
作曲:デイビット・バアーワルド
振付:マーク・ピレイ
イエロー
フィックス・ユー
美しき生命
曲:コールドプレイ
振付:マーク・ピレイ
2014-2015 Sons of Italy
作曲:ヘンリー・マンシーニ
振付:マーク・ピレイ
マカレナの聖母
演奏:アルトゥーロ・サンドヴァル
2013-2014[6] ビートルズメドレー
振付:マーク・ピレイ
Lover Of The Light
曲:マムフォード・アンド・サンズ
Let's Get It On
ボーカル:マーヴィン・ゲイ
ステイン・アライヴ
曲:ビージーズ
2012-2013 ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー
作曲:U2
振付:マーク・ピレイ
ザ・ワイルド・ワンズ
作曲:ルー・ブッシュ
ハーレム・ノクターン
作曲:アール・ヘイゲン、ディック・ロジャーズ
ルーフ・トップス
作曲:ダニー・エルフマン
振付:シンディ・スチュアート
Let's Get It On
ボーカル:マーヴィン・ゲイ
ステイン・アライヴ
曲:ビージーズ
2011-2012 交響曲第5番
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
演奏:デイヴィッド・ギャレット
映画『荒野の用心棒』より
映画『続・夕陽のガンマン』より
作曲:エンニオ・モリコーネ
ドラマ『ローン・レンジャー』より
ウィリアム・テル序曲
作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ
Black Cat Bone
ボーカル:リー・ロッカー
2010-2011 エレーナ
演奏:ブライアン・セッツァー
映画『シャーロック・ホームズ』サウンドトラック
作曲:ハンス・ジマー
I'm Your Boogie Man
演奏:KC&ザ・サンシャイン・バンド
2009-2010 黒くぬれ!
曲:ローリング・ストーンズ
ピアノ協奏曲第1番
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
2008-2009 La virgen de la Macarena
演奏:Genaro Nuñez
映画『バックドラフト』サウンドトラック
作曲:ハンス・ジマー
2007-2008 Celtic medley

脚注[編集]

  1. ^ Dornbush to replace Abbott at Four Continents
  2. ^ Humble Hanyu wins Finlandia with grace on, off ice
  3. ^ RICHARD DORNBUSH SET TO COMPETE AT 2013 FOUR CONTINENTS CHAMPIONSHIPS
  4. ^ Dornbush withdraws from U.S. championships
  5. ^ Masterful Chen wins quad fest at Glacier Falls
  6. ^ The Inside Edge: Punk rock skating with Overett

参考文献[編集]