金博洋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Pix.gif 金 博洋
Boyang Jin
Figure skating pictogram.svg
2012-12 Final Grand Prix 2d 026 Jin Boyang.JPG
基本情報
代表国: 中華人民共和国の旗 中国
生年月日: 1997年10月3日(17歳)
出生地: 中国 ハルビン市
身長: 156 cm
コーチ: 許兆暁
振付師: ジャスティン・ディロン
元振付師: Hailan Jiang
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 229.70 2015 世界Jr.選手権
ショートプログラム: 75.30 2014 JGPファイナル
フリースケーティング: 156.85 2015 世界Jr.選手権

金 博洋(きん はくよう、中国語: 金 博洋英語: Boyang Jin ボーヤン・ジン、1997年10月3日 - )は、中国出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)。

2015年世界ジュニア選手権2位。2013年ジュニアグランプリファイナル優勝。

人物[編集]

好きな選手はアレクセイ・ヤグディンエフゲニー・プルシェンコ羽生結弦申雪/趙宏博組。好きなエレメンツはジャンプ、嫌いなエレメンツはステップ。両親は陸上競技800メートル競走の選手である。両親と同様に走ることが好きだが、それ以上にスケートが好きなのだという[1][2]。2009年から金を指導しているコーチの許兆暁は、1980年のレイクプラシッドオリンピックに中国のフィギュアスケート選手として始めて出場した。

スケート技術[編集]

4回転ジャンプを得意とし、2種類の4回転ジャンプトウループサルコウ)を跳ぶことができる。 初めて試合で成功したのは、4回転トウループは14歳、4回転サルコウは15歳のときである。練習では4回転ルッツを着氷したこともある。 ジュニア離れどころかシニアのトップ選手並の高難度なジャンプ構成で技術点を積み重ね、高得点につなげている。

ルッツジャンプとフリップジャンプを正確に跳び分けられるスケーターの1人で、エッジエラー判定になることは滅多にない。

経歴[編集]

7歳の時、フィギュアスケートの競技会を見た後にスケートを始める。

2011-2012シーズン、アジアフィギュア杯 のジュニアクラスで国際大会デビューし優勝する。2011年12月の全国青少年錦標賽で初めて4回転トウループに挑戦し、2012年1月の全国冬季運動会 のSPで初めて成功した(いずれも当時14歳)。

2012-2013シーズンより本格的に国際大会に参戦。 ジュニアグランプリではクールシュベルのFSで国際大会で初めて4回転トウループを成功し完全優勝。続くセンシラ・ブレッド杯では2位となり、ジュニアグランプリファイナルへの進出を決めた。ジュニアグランプリファイナルではFSで2度の4回転ジャンプに初めて挑戦し、5位。中国選手権ではすべての4回転を成功し銅メダル。世界ジュニア選手権では表彰台に迫る4位となる。

2013-2014シーズン、金曰く夏の国内大会で初めて4回転サルコウに成功した。ジュニアグランプリではFSでトウループとサルコウの2種類の4回転を入れた構成で2大会ともに優勝し、2年連続でジュニアグランプリファイナルに進出。ファイナルのFSでは当時16歳で初めて3度の4回転ジャンプに初めて挑戦し、SP5位から追い上げて優勝した。初挑戦ながら3本の4回転全てが認定され技術点は88点を超えた。中国選手権では初優勝。ここまですべての主要な大会で優勝していたが、世界ジュニア選手権ではSPで2位となるもののFSではジャンプのミスが相次いで6位となる。2014年4月、国内大会のFSで初めて4回転ルッツに挑戦したが転倒(回転は認定)。

2014-2015シーズン、ジュニアグランプリでは昨シーズンに続き2大会ともに優勝し、3年連続でジュニアグランプリファイナルに進出した。ファイナルではSPでパーソナルベストを更新し2位となるものの、FSはジュニアで初めて230点台を出した宇野昌磨の次の滑走でミスが続き表彰台を逃した。 中国選手権ではSPで初めて2度の4回転(トウループとサルコウ)に挑戦し着氷、FSではすべてのジャンプを成功し非公式ながら17歳で自身初の技術点100点台を記録。完全優勝かつ2連覇を達成した。世界ジュニア選手権では銀メダルを獲得した。2015年4月の国内大会ではSPで4回転ルッツと4回転トウループの2度の4回転に挑戦(4回転ルッツはステップアウト)。FSでは前半に2度(4回転ルッツと4回転サルコウ)、後半に2度(4回転トウループ)、合計の4度の4回転を飛ぶ予定だったが冒頭の4回転ルッツは飛ばなかった。しかし他の3つの4回転(前半の4回転サルコウ、後半の4回転トウループと4回転-2回転トウループのコンビネーション)は全て成功した。

主な戦績[編集]

大会/年 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15
中国選手権[3] 6 4 3 1 1
世界Jr.選手権 4 6 2
JPGファイナル 5 1 4
JGPメ~テレ杯 1
JGPリュブリャナ杯 1
JGPタリン杯 1
JGPリガ杯 1
JGP S.ブレッド杯 2
JGPクールシュヴェル 1
アジアフィギュア杯 1 J

詳細[編集]

2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月2日-8日 2015年世界ジュニアフィギュアスケート選手権タリン 5
72.85
1
156.85
2
229.70
2014年12月27日-28日 全国花様滑冰錦標賽2014-2015長春 1
87.24
1
180.24
1
267.48
2014年12月11日-14日 2014/2015 ISUジュニアグランプリファイナルバルセロナ 2
75.30
5
125.72
4
201.02
2014年9月11日-14日 ISUジュニアグランプリ メ~テレ杯長久手 1
70.88
1
151.04
1
221.92
2014年8月28日-30日 ISUジュニアグランプリ リュブリャナ杯リュブリャナ 2
72.21
1
147.96
1
220.17


2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月10日-16日 2014年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 2
71.51
6
132.13
6
203.64
2013年12月28日-29日 全国花様滑冰錦標賽2013-2014長春 3
71.00
1
158.18
1
229.18
2013年12月5日-8日 2013/2014 ISUジュニアグランプリファイナル福岡 5
68.42
1
150.31
1
218.73
2013年10月9日-13日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 2
69.06
1
141.79
1
210.85
2013年8月27日-9月1日 ISUジュニアグランプリ リガ杯リガ 2
63.19
2
126.60
1
189.79


2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月28日-29日 全国花様滑冰冠軍賽2012-2013青島 6
55.20
3
127.35
4
182.55
2013年2月25日-3月3日 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミラノ 6
62.82
4
129.76
4
192.58
2012年12月20日-21日 全国花様滑冰錦標賽2012-2013ハルビン 1
75.84
5
127.20
3
203.04
2012年12月6日-9日 2012/2013 ISUジュニアグランプリファイナルソチ 6
60.73
5
127.22
5
187.95
2012年9月26日-30日 ISUジュニアグランプリ センシラ・ブレッド杯ブレッド 6
58.10
2
128.35
2
186.45
2012年8月22日-26日 ISUジュニアグランプリ クールシュヴェルクールシュヴェル 1
62.98
1
131.15
1
194.13


2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年1月4日-6日 中華人民共和国第12回全国冬季運動会長春 3
71.95
5
133.57
4
205.52
2011年9月20日-23日 全国花様滑冰錦標賽2011-2012長春 4
62.86
5
130.78
6
193.64
2011年8月22日-26日 2011年アジアフィギュア杯 ジュニアクラス(東莞 1
58.00
1
119.17
1
177.17


2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年12月23日-24日 全国花様滑冰錦標賽2010-2011チチハル 12
48.94
5
113.90
6
162.84


プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2014-2015 タンゴ・アモーレ
曲:エドウィン・マートン
Dragon Racing 映画『ヒックとドラゴン』より
作曲:ジョン・パウエル
バレエ『ラ・バヤデール』より
作曲:レオン・ミンクス
2013-2014 バレエ『ラ・バヤデール』より
作曲:レオン・ミンクス
チャーリー・チャップリンメドレー バレエ『ラ・バヤデール』より
作曲:レオン・ミンクス
マイケル・ジャクソンメドレー
2012-2013 チャンバーメイド・スイング
作曲:パロフ・ステラー
チャンバーメイド・スイング
作曲:パロフ・ステラー
マイケル・ジャクソンメドレー

脚注[編集]

  1. ^ Newcomer Jin takes gold at Asian Trophy
  2. ^ 金博洋:期待总决赛上滑行更好,跳跃更稳
  3. ^ 中国では全国選手権として複数の大会が行われている。ここでは、国内順位として国際スケート連盟に報告された大会の結果を記載している。複数の大会結果を総合して付けられた国内順位が報告されたシーズンは、総合順位を付ける際にもっとも比重の高かった競技会の結果を記載している。

参考文献[編集]