メルセデスAMG・GT

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メルセデスAMG・GT
C190
R190
GT
Amggt.jpg
GT S
Mercedes-AMG C190 fr.jpg
GT S Edition 1
Mercedes AMG GT - Mondial de l'Automobile de Paris 2014 - 002.jpg
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアクーペ
2ドアオープン
エンジン 3.9L V8ツインターボ M178型
駆動方式 FR
最高出力 (GT)
340 kW (460PS) /6,000 rpm
(GT S)
375kW (510PS) /6,250rpm
最大トルク (GT)
600 N·m (61.2 Kgf·m) /5,000 rpm
(GT S)
650 N·m (66.3 kgf·m) /4,750 rpm
変速機 7速DCT
サスペンション ダブルウィッシュボーン式
全長 4,546 mm
全幅 1,939 mm
全高 1,260 mm
ホイールベース - mm
車両重量 (GT)
1,540 kg
(GT S)
1,570 Kg
先代 SLS AMG
-自動車のスペック表-

メルセデスAMG・GTMercedes-AMG GT )は、ドイツの自動車メーカーであるダイムラーメルセデス・ベンツのサブブランドであるメルセデスAMGにて展開するスポーツカーである

概要[編集]

AMG GTは、2013年秋に生産を終了したSLS AMGの実質的な後継車にあたり、2014年秋に全貌を公開することが発表された。それに伴いメルセデス・ベンツはティーザーサイトを開設し内装の画像を一部公開した。

SLS AMGからセグメントを一つ下げ、ポルシェ・911を直接的な競合車として、価格は1,500万程度からとされている[1]。車体サイズも全長4,546 mm、全幅1,939 mm、全高1,289 mmであり、911のそれに近い。また、このモデルよりAMGは「メルセデス・ベンツ」のサブブランド「メルセデスAMG」となっており、リアの「AMG」エンブレムの取り付け位置が右から左に変更されている。この手法はメルセデス・マイバッハにも踏襲されている。

クーペスタイルのロングノーズ・ショートデッキ。後部には大型のリアゲート、350Lと実用的なラゲッジスペースを備える。駆動形式はFRとなり、ドアはSLS AMGのようなガルウィングドアは採用されず通常の横開きドアになる。

エンジンはAMG GT用に開発されたAMG M178型3,982 cc V型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力はGT Sにおいて510 PS/6,250 rpm、最大トルクは66.3 kg·m/1,750 - 4,750 rpmを発揮[2]

2014年9月9日に正式に公開[3]。その後ジュネーブモーターショーにて2015年3月3日グループGT3仕様が公開された。ただしエンジンは市販車と異なり、SLS AMG GT3と同じ6.2 L V8を搭載する[4]

日本においては2015年(平成27年)5月8日に正式発表され、同時に『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』で「ネクストライドロン」として劇中に登場することが発表された。なお、それに先駆けメルセデス・ベンツ コネクション大阪にて同年5月2日から4日の3日間限定で「GT S」が展示されたことがある。

日本でのモデルラインナップはベースモデルである「GT」(1,580万円)と出力・トルクを強化した「GT S」(1,840万円)の2モデル。また、導入限定の特別仕様車として「GT S」をベースに固定ウィング等の装飾を施した「GT S Edition1」(2,000万円)が全国限定75台で発売された。なお、ステアリング位置はともに左右両方が選択可能(Edition1は左のみ)。

2016年(平成28年)5月12日に日本仕様を一部改良[5]。「GT」・「GT S」共通でメタリックペイント(ダイヤモンドホワイト、ヒヤシンスレッド、イリジウムシルバーマグノ、セレナイトグレーマグノ、AMGソーラービームを除く)を標準化したほか、「GT」はベーシックパッケージを、「GT S」はエクスクルーシブパッケージとAMGダイナミックパッケージプラスの一部装備(ダイナミックエンジントランスミッションマウント、AMGパフォーマンスステアリング(レザーDAINAMICA/ステッチ入)、イエローメーターゲージ)をそれぞれ標準装備化した。これにより、車両本体価格が「GT」は70万円、「GT S」は90万円それぞれ値上げされた。併せて、自動車誕生130周年を記念して「GT S」をベースに、ベースグレードではオプションにも設定がない専用エアロパーツ(フリック、サイドスカート、固定式リアスポイラー)を特別装備したほか、マットブラックペイント19/20インチAMGマルチスポークアルミホイール(鍛造)、専用ナッパレザーシート、Burmesterハイエンドサウランドサウンドシステムなども装備した特別仕様車「GT S 130th Anniversary Edition」を発売した(同年8月31日までの期間限定販売)[6]

同年10月25日に特別仕様限定車「GT S Carbon Performance Limited(カーボン パフォーマンス リミテッド)」を全国39カ所にあるAMGパフォーマンスセンターを通じて発売。「GT S」をベースに、ボディカラーにイリジウムシルバーマグノを採用し、専用のハイグロスカーボンブラックパーツを用いた「AMGカーボンエクステリアパッケージ」を装備。内装には各所に専用の「AMGマットカーボンファイバー」パーツを用い、新色となるサドルブラウンのフルレザー仕様とした。エンジンルーム内には「AMGカーボンファイバー エンジンカバー」を装着。ホイールには専用ポリッシュ加工を施した鍛造製のAMGクロススポークアルミホイール(フロント:19インチ、リア:20インチ)を採用し、ブレーキには製造時に1,700度の高温下での真空強化処理で硬度を高め、大幅な耐フェード性と耐久性の向上を図るとともに、約17kgの軽量化の実現によりばね下重量を低減した「AMGカーボンセラミックブレーキ」を採用。さらに、Burmasterハイエンドサウランドサウンドシステムを特別装備した。20台の限定販売である[7]

F1世界選手権およびドイツツーリングカー選手権においてセーフティカーとしてGT S Edition1が2015年より起用されている。

2017年8月25日に、オープントップモデルの「GT ロードスター」を日本で発売を開始[8]。既存のGTをベースに、約11秒で自動開閉し、走行中(約50km/hまで)でも開閉可能な「アコースティックソフトトップ」を備えており、開放時にはソフトトップがシートの後ろの折りたたまれる構造を採用している。また、標準仕様の「GT ロードスター」に加え、最高出力557PS・最大トルク680N・mに高性能化したエンジンに、ダイナミックエンジントランスミッションマウントやAMG RIDE CONTROL スポーツサスペンションを搭載し、アルミニウム製サイドウォールを装備してリア幅をワイド化した「GT C ロードスター」もラインナップされる。

出典[編集]

  1. ^ メルセデスAMG・GTAUTOCAR DIGITAL
  2. ^ メルセデスの新型スポーツ、AMG GT…4.0リットルV8ツインターボは510hpに確定Response
  3. ^ AMG GT初公開、大量オフィシャルフォトを紹介carview
  4. ^ 【ジュネーブモーターショー15】メルセデス-AMG GT にレーサー「GT3」…市販車と異なる6.2リットルV8搭載carview
  5. ^ “「メルセデスAMG GT」を一部改良” (PDF) (プレスリリース), メルセデス・ベンツ日本株式会社, (2016年5月12日), http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2016/20160512_1.pdf 2016年5月12日閲覧。 
  6. ^ “「メルセデスAMG GT S 130th Anniversary Edition」を限定発売” (PDF) (プレスリリース), メルセデス・ベンツ日本株式会社, (2016年5月12日), http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2016/20160512_2.pdf 2016年5月12日閲覧。 
  7. ^ “「メルセデスAMG GT S Carbon Performance Limited」を発売” (PDF) (プレスリリース), メルセデス・ベンツ日本株式会社, (2016年10月25日), http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2016/20161025_1.pdf 2016年10月27日閲覧。 
  8. ^ “「メルセデスAMG GT ロードスター」「メルセデスAMG GT Cロードスター」を発売” (PDF) (プレスリリース), メルセデス・ベンツ日本株式会社, (2017年8月25日), http://www.mercedes-benz.jp/news/release/2017/20170825_1.pdf 2017年8月31日閲覧。 

外部リンク[編集]