ホット・ラッツ

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ホット・ラッツ
フランク・ザッパスタジオ・アルバム
リリース
録音 1969年7月18日 - 8月30日
ジャンル ロックジャズ・ロックチェンバー・ジャズフュージョン
時間
レーベル ビザール・レコード
リプリーズ・レコード
プロデュース フランク・ザッパ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 6位(オランダ[1]
  • 9位(イギリス[2]
  • 173位(アメリカ[3]
フランク・ザッパ 年表
アンクル・ミート
(1969年)
ホット・ラッツ
(1969年)
バーント・ウィーニー・サンドウィッチ
(1970年)
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ホット・ラッツ』(Hot Rats)は、フランク・ザッパ1969年に発表したアルバム。マザーズ・オブ・インヴェンションとの連名ではなく、『ランピー・グレイヴィ』(1968年)に続く、ザッパにとって2作目のソロ・アルバムとしてリリースされた。

解説[編集]

16トラックのマルチトラックレコーダーを用いてレコーディングされた。キャプテン・ビーフハートがボーカルで参加している「ウィリー・ザ・ピンプ」以外は全曲インストゥルメンタルで、即興演奏を重視した内容。本国アメリカよりもイギリスで高く評価され、全英9位の大ヒットとなったのに加え、イギリスの音楽専門新聞『メロディ・メイカー』の人気投票でアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出された[4]

1987年にCD化された際、リミックスが施され、オリジナルLPでは短く編集されていた「ガンボ・ヴァリエーションズ」は、17分近いロング・ヴァージョンとなった[5]

収録曲[編集]

全曲フランク・ザッパ作曲・編曲。楽曲のランニング・タイムはCDヴァージョンに基づく。

Side 1
  1. ピーチズ・エン・レガリア - Peaches en Regalia - 3:37
  2. ウィリー・ザ・ピンプ - Willie the Pimp - 9:16
  3. サン・オブ・ミスター・グリーン・ジーンズ - Son of Mr. Green Genes - 8:58
Side 2
  1. リトル・アンブレラズ - Little Umbrellas - 3:04
  2. ガンボ・ヴァリエーションズ - The Gumbo Variations - 16:55
  3. イット・マスト・ビー・ア・キャメル - It Must Be a Camel - 5:15

参加ミュージシャン[編集]

アートワーク[編集]

レコードの見開きジャケットのデザインはカル・シェンケル(Cal Schenkel)が行った。写真は表、裏ともにアンディ・ナサンソン(Andee Nathanson)が撮影した。赤外線写真を効果的に使っている。表のジャケットに写っている女性はクリスティーン・フルカ(通り名はミス・クリスティーン)。クリスティーンは1960年代末にロサンゼルスで結成された女性グループ「The GTOs」のメンバーで、いわゆるグルーピーであった。フライング・ブリトー・ブラザーズのファースト・アルバム『The Gilded Palace of Sin』(1969年)に収録された「Christine's Tune」は、彼女に着想を得て書かれた作品と言われている。その後、1972年11月5日にヘロインの過剰摂取で死亡した[7]

ミス・クリスティーンが身を沈めている穴は、ハリウッド・ヒルズにあるエロール・フリンの別荘のスイミング・プールである。

脚注[編集]

  1. ^ dutchcharts.nl - Frank Zappa - Hot Rats
  2. ^ FRANK ZAPPA | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
  3. ^ Frank Zappa | Awards | AllMusic
  4. ^ 日本盤CD(VACK-5237)ライナーノーツ(岸野雄一、1994年9月)
  5. ^ The Gumbo Variations - Frank Zappa - Listen, Appearances, Song Review: AllMusic
  6. ^ クレジットなしでの参加
  7. ^ SickthingsUK - THE Unofficial Alice Cooper Site