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ズート・アリュアーズ

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『ズート・アリュアーズ』
フランク・ザッパスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル フュージョンコメディ・ロックハードロックプログレッシブ・ロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
ライコディスク(リイシュー)
プロデュース フランク・ザッパ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 16位(ノルウェー[1]
  • 17位(スウェーデン[2]
  • 61位(アメリカ[3]
フランク・ザッパ アルバム 年表
  • ズート・アリュアーズ
  • (1976年 (1976)
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ズート・アリュアーズ[注釈 1](Zoot Allures)は、フランク・ザッパ1976年に発表したアルバム[注釈 2][4]。収録曲の大部分はスタジオ録音だが、「ブラック・ナプキンズ」は同年2月に開催されたマザーズ・オブ・インヴェンション(MOI)の唯一の日本公演[注釈 3]の、同月3日の大阪厚生年金会館で録音されたライブ音源が使用されている[5][6]

解説

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本作は当初、ディスクリート・レコード英語版から2枚組LPとして発売される予定だったが、最終的には1枚組となり発売元もワーナー・ブラザース・レコードに変更された[7]。後のリマスターCDは、ザッパの他のアルバムと同様ライコディスクから発売された。

収録曲の全てに参加したのはザッパとテリー・ボジオで、「拷問は果てしなく」「ワンダフル・ワイノ」は彼らだけでレコーディングされた[5][6]。彼ら以外の参加者は曲によって異なる。ジャケットにはザッパとボジオに並んで、当時ザッパのバンドに加入したエディ・ジョブソンパトリック・オハーンが写っているが、この二人は参加していない[8]

「ブラック・ナプキンズ」は本作のライブ音源がレコードでの初披露であるが、ライブでは1975年10月より頻繁に演奏された曲で、次作のライブ・アルバム『ザッパ・イン・ニューヨーク』(1978年)に収録された1976年のニューヨーク公演で録音された音源はアルバム『オン・ステージVol.6』(1992年)に、1988年のライブ音源は『メイク・ア・ジャズ・ノイズ』(1991年)に、それぞれ収録された。スタジオ録音は発表されていない[9]。「拷問は果てしなく」は1975年4月から5月まで行われたMOIとキャプテン・ビーフハートの国内ツアーで、ビーフハートのボーカルをフィーチャーして「Why Doesn't Somebody Get Him a Pepsi?」というタイトルで披露された[10]。本作版にはビーフハートは参加していないが、1991年にリリースされた未発表ライブ音源集『オン・ステージ Vol.4』には、彼が歌った初期ヴァージョンが収録されている[11]。本作からの第1弾シングルとしてリリースされた「ファインド・ハー・ファイナー」には、ビーフハートがハーモニカで参加している[12]。「ワンダフル・ワイノ」はジェフ・シモンズのソロ・アルバム『Lucille Has Messed My Mind Up[注釈 4](1969年)の収録曲を改作したもので、1970年にシモンズやエインズレー・ダンバーなどをメンバーに迎えて結成された新しいMOIのツアーで演奏されていた[13]

評価

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François Coutureはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ユーモアが完全に排除されたわけではないが、『ズート・アリュアーズ』は、よりシリアスなロック・アルバムとして突出している」と評している[8]。また、D. J. Considineは1995年7月9日付のThe Baltimore Sun紙において、ザッパの代表作の一つとして本作を挙げ「かなりダークなアルバムで、汚らしい皮肉と悪意に満ちた嫌味に満ちているが、その一方で、驚くほどファンキーなリズム・ワークや、ザッパの雄弁なギター・ソロが誇示されている」と評している[14]

収録曲

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特記なき楽曲はフランク・ザッパ作。

  1. ワインド・アップ・ワーキン・イン・ア・ガス・ステイション - "Wind Up Workin' in a Gas Station" - 2:29
  2. ブラック・ナプキンズ - "Black Napkins" - 4:14
  3. 拷問は果てしなく - "The Torture Never Stops" - 9:45
  4. ミズ・ピンキー - "Ms. Pinky" - 3:40
  5. ファインド・ハー・ファイナー - "Find Her Finer" - 4:07
  6. フレンドリー・リトル・フィンガー - "Friendly Little Finger" - 4:17
  7. ワンダフル・ワイノ - "Wonderful Wino" (Jeff Simmons, Frank Zappa) - 3:38
  8. ズート・アリュアーズ - "Zoot Allures " - 4:13
  9. ディスコ・ボーイ - "Disco Boy" - 5:09

オリジナルLP

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邦題は日本盤『虚飾の魅惑』(P-10266W)に準拠[15]

Side one
#タイトル作詞・作曲時間
1.「ガソリン・スタンドの仕事はごめんだぜ Wind Up Workin' in a Gas Station 
2.「ブラック・ナプキン Black Napkins」 
3.「拷問は懲りなく The Torture Never Stops 
4.「Ms.ピンキーちゃん Ms. Pinky」 
合計時間:
Side two
#タイトル作詞・作曲時間
1.「彼女のいいとこ見つけようぜ Find Her Finer 
2.「人なつこい小指 Friendly Little Finger」 
3.「すごいのんだくれ野郎 Wonderful Wino」Jeff Simmons, Frank Zappa
4.「虚飾の魅惑 Zoot Allures」 
5.「ディスコ・ボーイ Disco Boy 
合計時間:

参加ミュージシャン

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脚注

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注釈

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  1. 日本初回盤(P-10266W)では『虚飾の魅惑』という邦題が付いていたが、後の再発CDで原題の片仮名表記に変更された。
  2. 通算6作目のソロ・アルバム。
  3. この時のMOIはザッパ、テリー・ボジオ(ドラムス)、ナポレオン・マーフィー・ブロック(テナー・サクソフォーン、ボーカル)、ロイ・エストラーダ(ベース・ギター、ボーカル)、アンドレ・ルイス(キーボード、ボーカル)の5人編成。この日本公演は、1976年1月から3月まで行なわれたハワイ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパを巡るワールド・ツアーに組み込まれていた。このワールド・ツアーはMOIの名前が使われた最後のもので、以後のツアーではザッパが率いるバンドの正式名称はZappaになった。
  4. ザッパによってプロデュースされ、ストレイト・レコードから発表された。

出典

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  1. norwegiancharts.com - Frank Zappa - Zoot Allures
  2. swedishcharts.com - Frank Zappa - Zoot Allures
  3. Frank Zappa | Awards | AllMusic
  4. Zoot Allures (英語). www.zappa.com. 2026年5月14日閲覧。
  5. 1 2 リマスターCD(VACK-5126)英文ブックレット内クレジット
  6. 1 2 Zappa* - Zoot Allures (CD, Album) at Discogs
  7. リマスターCD(VACK-5126)ライナーノーツ(岸野雄一、1994年10月)
  8. 1 2 Zoot Allures - Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
  9. Black Napkins – Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
  10. The Torture Never Stops - Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
  11. You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 4 - Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
  12. Find Her Finer – Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
  13. Wonderful Wino - Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
  14. Frank Zappa Albums Worth Money | Among 53 albums reissued, some are worth your money - Baltimore Sun - article by J. D. Considine - 2014年12月3日閲覧
  15. Zappa* – Zoot Allures (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
  16. Davey Moire (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
  17. Ruben Ladron De Guevara (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
  18. Dave Parlato (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
  19. Lou Anne Neill (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
  20. Sparkie Parker (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。