ズート・アリュアーズ
| 『ズート・アリュアーズ』 | ||||
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| フランク・ザッパ の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | フュージョン、コメディ・ロック、ハードロック、プログレッシブ・ロック | |||
| 時間 | ||||
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ワーナー・ブラザース・レコード ライコディスク(リイシュー) | |||
| プロデュース | フランク・ザッパ | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| チャート最高順位 | ||||
| フランク・ザッパ アルバム 年表 | ||||
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『ズート・アリュアーズ』[注釈 1](Zoot Allures)は、フランク・ザッパが1976年に発表したアルバム[注釈 2][4]。収録曲の大部分はスタジオ録音だが、「ブラック・ナプキンズ」は同年2月に開催されたマザーズ・オブ・インヴェンション(MOI)の唯一の日本公演[注釈 3]の、同月3日の大阪厚生年金会館で録音されたライブ音源が使用されている[5][6]。
解説
[編集]本作は当初、ディスクリート・レコードから2枚組LPとして発売される予定だったが、最終的には1枚組となり発売元もワーナー・ブラザース・レコードに変更された[7]。後のリマスターCDは、ザッパの他のアルバムと同様ライコディスクから発売された。
収録曲の全てに参加したのはザッパとテリー・ボジオで、「拷問は果てしなく」「ワンダフル・ワイノ」は彼らだけでレコーディングされた[5][6]。彼ら以外の参加者は曲によって異なる。ジャケットにはザッパとボジオに並んで、当時ザッパのバンドに加入したエディ・ジョブソンとパトリック・オハーンが写っているが、この二人は参加していない[8]。
「ブラック・ナプキンズ」は本作のライブ音源がレコードでの初披露であるが、ライブでは1975年10月より頻繁に演奏された曲で、次作のライブ・アルバム『ザッパ・イン・ニューヨーク』(1978年)に収録された1976年のニューヨーク公演で録音された音源はアルバム『オン・ステージVol.6』(1992年)に、1988年のライブ音源は『メイク・ア・ジャズ・ノイズ』(1991年)に、それぞれ収録された。スタジオ録音は発表されていない[9]。「拷問は果てしなく」は1975年4月から5月まで行われたMOIとキャプテン・ビーフハートの国内ツアーで、ビーフハートのボーカルをフィーチャーして「Why Doesn't Somebody Get Him a Pepsi?」というタイトルで披露された[10]。本作版にはビーフハートは参加していないが、1991年にリリースされた未発表ライブ音源集『オン・ステージ Vol.4』には、彼が歌った初期ヴァージョンが収録されている[11]。本作からの第1弾シングルとしてリリースされた「ファインド・ハー・ファイナー」には、ビーフハートがハーモニカで参加している[12]。「ワンダフル・ワイノ」はジェフ・シモンズのソロ・アルバム『Lucille Has Messed My Mind Up』[注釈 4](1969年)の収録曲を改作したもので、1970年にシモンズやエインズレー・ダンバーなどをメンバーに迎えて結成された新しいMOIのツアーで演奏されていた[13]。
評価
[編集]François Coutureはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ユーモアが完全に排除されたわけではないが、『ズート・アリュアーズ』は、よりシリアスなロック・アルバムとして突出している」と評している[8]。また、D. J. Considineは1995年7月9日付のThe Baltimore Sun紙において、ザッパの代表作の一つとして本作を挙げ「かなりダークなアルバムで、汚らしい皮肉と悪意に満ちた嫌味に満ちているが、その一方で、驚くほどファンキーなリズム・ワークや、ザッパの雄弁なギター・ソロが誇示されている」と評している[14]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はフランク・ザッパ作。
- ワインド・アップ・ワーキン・イン・ア・ガス・ステイション - "Wind Up Workin' in a Gas Station" - 2:29
- ブラック・ナプキンズ - "Black Napkins" - 4:14
- 拷問は果てしなく - "The Torture Never Stops" - 9:45
- ミズ・ピンキー - "Ms. Pinky" - 3:40
- ファインド・ハー・ファイナー - "Find Her Finer" - 4:07
- フレンドリー・リトル・フィンガー - "Friendly Little Finger" - 4:17
- ワンダフル・ワイノ - "Wonderful Wino" (Jeff Simmons, Frank Zappa) - 3:38
- ズート・アリュアーズ - "Zoot Allures " - 4:13
- ディスコ・ボーイ - "Disco Boy" - 5:09
オリジナルLP
[編集]邦題は日本盤『虚飾の魅惑』(P-10266W)に準拠[15]。
参加ミュージシャン
[編集]- フランク・ザッパ Frank Zappa – ギター、 ボーカル(1、3、4、 5、7、9)、ベース(1、3、4、5、6、7、9)、シンセサイザー(1、4、5、9)、キーボード(3、5、7、9)
- テリー・ボジオ Terry Bozzio – ドラムス、バックグラウンド・ボーカル(5、9)
- デイヴィ・モイア Davey Moiré[16] – リード・ボーカル(1)、バックグラウンド・ボーカル(1、9)
- アンドレ・ルイス Andre Lewis – オルガン(2)、ボーカル(2)、バックグラウンド・ボーカル(5、9)
- ロイ・エストラーダ Roy Estrada – ベース(2)、ボーカル(2)、バックグラウンド・ボーカル(4、5、9)
- ナポレオン・マーフィー・ブロック Naopoleon Murphy Brock – サックス(2)、ボーカル(2)
- ルース・アンダーウッド Ruth Underwood – シンセサイザー(4、6)、マリンバ(6、8)
- キャプテン・ビーフハート Captain Beefheart – ハーモニカ(5)
- ルーベン・ラドロン・デ・ゲヴァラ Ruben Ladron de Guevara[17] – バックグラウンド・ボーカル(5)
- デイヴ・パーラート Dave Parlato[18] – ベース(8)
- ルー・アン・ニール Lu Ann Neil[19] – ハープ(8)
- スパーキー・パーカー Sparkie Parker[20] – バックグラウンド・ボーカル(9)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ 日本初回盤(P-10266W)では『虚飾の魅惑』という邦題が付いていたが、後の再発CDで原題の片仮名表記に変更された。
- ↑ 通算6作目のソロ・アルバム。
- ↑ この時のMOIはザッパ、テリー・ボジオ(ドラムス)、ナポレオン・マーフィー・ブロック(テナー・サクソフォーン、ボーカル)、ロイ・エストラーダ(ベース・ギター、ボーカル)、アンドレ・ルイス(キーボード、ボーカル)の5人編成。この日本公演は、1976年1月から3月まで行なわれたハワイ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパを巡るワールド・ツアーに組み込まれていた。このワールド・ツアーはMOIの名前が使われた最後のもので、以後のツアーではザッパが率いるバンドの正式名称はZappaになった。
- ↑ ザッパによってプロデュースされ、ストレイト・レコードから発表された。
出典
[編集]- ↑ norwegiancharts.com - Frank Zappa - Zoot Allures
- ↑ swedishcharts.com - Frank Zappa - Zoot Allures
- ↑ Frank Zappa | Awards | AllMusic
- ↑ “Zoot Allures” (英語). www.zappa.com. 2026年5月14日閲覧。
- 1 2 リマスターCD(VACK-5126)英文ブックレット内クレジット
- 1 2 Zappa* - Zoot Allures (CD, Album) at Discogs
- ↑ リマスターCD(VACK-5126)ライナーノーツ(岸野雄一、1994年10月)
- 1 2 Zoot Allures - Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
- ↑ Black Napkins – Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
- ↑ The Torture Never Stops - Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
- ↑ You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 4 - Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
- ↑ Find Her Finer – Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
- ↑ Wonderful Wino - Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
- ↑ Frank Zappa Albums Worth Money | Among 53 albums reissued, some are worth your money - Baltimore Sun - article by J. D. Considine - 2014年12月3日閲覧
- ↑ “Zappa* – Zoot Allures” (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
- ↑ “Davey Moire” (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
- ↑ “Ruben Ladron De Guevara” (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
- ↑ “Dave Parlato” (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
- ↑ “Lou Anne Neill” (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。
- ↑ “Sparkie Parker” (英語). www.discogs.com. 2026年5月14日閲覧。