ズート・アリュアーズ

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ズート・アリュアーズ
フランク・ザッパスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル フュージョン、コメディ・ロック、ハードロックプログレッシブ・ロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
ライコディスク(リイシュー)
プロデュース フランク・ザッパ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 16位(ノルウェー[1]
  • 17位(スウェーデン[2]
  • 61位(アメリカ[3]
フランク・ザッパ 年表
ボンゴ・フューリー
(1975年)
ズート・アリュアーズ
(1976年)
ザッパ・イン・ニューヨーク
(1978年)
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ズート・アリュアーズ[4]』(Zoot Allures)は、フランク・ザッパ1976年に発表したアルバム。収録曲の大部分はスタジオ録音だが、「ブラック・ナプキンズ」は1976年2月3日大阪厚生年金会館に於けるライヴ音源が使用されている[5][6]

背景[編集]

「ワンダフル・ワイノ」は、ザッパ率いるマザーズ・オブ・インヴェンションのベーシストだったジェフ・シモンズのソロ・アルバム『Lucille Has Messed My Mind Up』の収録曲を改作したもので、1970年よりマザーズ・オブ・インヴェンションのツアーでも演奏されていた[7]。「拷問は果てしなく」は、本作に先行して1975年4月から5月に行われたツアーでキャプテン・ビーフハートのボーカルをフィーチャーして演奏されており、ライヴ初披露時は「Why Doesn't Somebody Get Him a Pepsi?」というタイトルだった[8]。1991年にリリースされた未発表ライヴ音源集『オン・ステージ Vol.4』には、ビーフハートが歌った「拷問は果てしなく」の初期ヴァージョンが収録されている[9]。本作に収録されたライヴ音源が初出となった「ブラック・ナプキンズ」は、1975年10月よりライヴで頻繁に演奏された曲で、『ザッパ・イン・ニューヨーク』(1978年)と同じショウで録音された1976年のライヴ音源はアルバム『オン・ステージVol.6』(1992年)に収録され、1988年のライヴ音源は『メイク・ア・ジャズ・ノイズ』(1991年)に収録されたが、スタジオ録音のヴァージョンは発表されていない[10]

当初はディスクリート・レコード英語版から2枚組LPとして発売される予定だったが、最終的には1枚となり、発売元もワーナー・ブラザース・レコードに変更された[11]。後のリマスターCDは、ザッパの他のアルバムと同様ライコディスクから発売されている。

ザッパとテリー・ボジオ以外のメンバーは曲によって異なり、「拷問は果てしなく」「ワンダフル・ワイノ」はザッパとボジオの2人だけでレコーディングされた[5][6]。また、本作からの第1弾シングルとしてもリリースされた「ファインド・ハー・ファイナー」には、キャプテン・ビーフハートがハーモニカで参加している[12]。ジャケットの写真には、当時ザッパのバンドに加入したエディ・ジョブソンパトリック・オハーンも含む4人が写っているが、ジョブソンとオハーンは本作のレコーディングに参加していない[13]

評価[編集]

François Coutureはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ユーモアが完全に排除されたわけではないが、『ズート・アリュアーズ』は、よりシリアスなロック・アルバムとして突出している」と評している[13]。また、D. J. Considineは1995年7月9日付のThe Baltimore Sun紙において、ザッパの代表作の一つとして本作を挙げ「かなりダークなアルバムで、汚らしい皮肉と悪意に満ちた嫌味に満ちているが、その一方で、驚くほどファンキーなリズム・ワークや、ザッパの雄弁なギター・ソロが誇示されている」と評している[14]

収録曲[編集]

特記なき楽曲はフランク・ザッパ作。

  1. ワインド・アップ・ワーキン・イン・ア・ガス・ステイション - "Wind Up Workin' in a Gas Station" - 2:29
  2. ブラック・ナプキンズ - "Black Napkins" - 4:14
  3. 拷問は果てしなく - "The Torture Never Stops" - 9:45
  4. ミズ・ピンキー - "Ms. Pinky" - 3:40
  5. ファインド・ハー・ファイナー - "Find Her Finer" - 4:07
  6. フレンドリー・リトル・フィンガー - "Friendly Little Finger" - 4:17
  7. ワンダフル・ワイノ - "Wonderful Wino" (Jeff Simmons, Frank Zappa) - 3:38
  8. ズート・アリュアーズ - "Zoot Allures " - 4:13
  9. ディスコ・ボーイ - "Disco Boy" - 5:09

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

  1. ^ norwegiancharts.com - Frank Zappa - Zoot Allures
  2. ^ swedishcharts.com - Frank Zappa - Zoot Allures
  3. ^ Frank Zappa | Awards | AllMusic
  4. ^ 日本初回盤(P-10266W)では『虚飾の魅惑』という邦題が付いていたが、後の再発CDで原題の片仮名表記に変更された。
  5. ^ a b リマスターCD(VACK-5126)英文ブックレット内クレジット
  6. ^ a b Zappa* - Zoot Allures (CD, Album) at Discogs
  7. ^ Wonderful Wino - Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
  8. ^ The Torture Never Stops - Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
  9. ^ You Can't Do That on Stage Anymore, Vol. 4 - Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
  10. ^ Black Napkins – Frank Zappa | AllMusic - Song Review by François Couture
  11. ^ リマスターCD(VACK-5126)ライナーノーツ(岸野雄一、1994年10月)
  12. ^ Find Her Finer – Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
  13. ^ a b Zoot Allures - Frank Zappa | AllMusic - Review by François Couture
  14. ^ Frank Zappa Albums Worth Money | Among 53 albums reissued, some are worth your money - Baltimore Sun - article by J. D. Considine - 2014年12月3日閲覧