ブラックサンダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ブラックサンダー

ブラックサンダーは、有楽製菓が製造している準チョコレート菓子である。1994年発売開始。標準小売価格は税抜きで30円(メーカー希望小売価格)。姉妹商品としてブラックサンダーミニバー、ビッグサンダーも発売されている。

キャッチコピーは「おいしさイナズマ級!」、「若い女性に大ヒット中!」。

概要[編集]

1994年、有楽製菓豊橋工場の20代の社員が開発[1]ココア風味のクランチチョコレートで固めたものであり、開発コンセプトは売れ筋商品であった『チョコナッツスリー』の食感を重くしたもので、子供ではなく若者を販売ターゲットとした。ココアクッキーを連想させる"ブラック"をキーワードに、黒い雷神、ブラックサンダーという名前が考えられた。

2000年の最初のリニューアル時に、「おいしさイナズマ級!」というキャッチコピーが付けられ、更に2003年の現行デザインへのリニューアル時に、「若い女性に大ヒット中!」というキャッチコピーが追加され、現在に至る。初期には、「うまさ本物!スーパーチョコバー」というキャッチコピーが付けられていたが、最初のリニューアル時に姿を消している[1]

当初は九州地方限定で試験的に販売していた。しかし、有楽製菓がコンビニ等の量販店に販路を持っていなかったということもあり、駄菓子屋等の小規模販売店での販売に留まっていたため、ターゲットと販売店の利用者層が噛み合わずに、売上は5年間低迷を続けていた。そこで、若者が集まる大学生協に目を付け販売を開始したところ、学生に支持され、京都大学生協では菓子部門で売上1位を獲得するほどの人気となった。その後、セブン-イレブンにパイプを持つ卸売会社の協力で得た商談の機会にて、九州地方限定での「もし販売が不調であれば、即取引停止」という条件付きの3カ月の試験販売期間を得る。そこで好調な販売成績を得て、全国のセブン-イレブンにも採用され、その後ローソンファミリーマート等の大手コンビニでの展開もされるようになり、売上も急上昇する[2]

インターネット上では2006年頃に「生協の白石さん」に取り上げられて以降、知名度が上昇した。また、2008年には北京オリンピック体操個人総合において銀メダルを獲得した内村航平の好物として知られたことで、認知度、売上が上昇し、2009年度には販売数が一億個を突破[2]2012年、内村がロンドンオリンピック体操個人総合で優勝した際にも、母親が花束の代わりにブラックサンダーを贈ったこと[3]などが報じられ、話題となった。また、第96代内閣総理大臣安倍晋三もブラックサンダー愛好者であり、昭恵夫人は自身の顔写真を印刷した「My ブラックサンダー」をバレンタインチョコとして安倍総理にプレゼントした。

2010年5月にはアパレルブランドのGuacamoleと水着のコラボレーションを発表、有名セレクトショップなどで発売された。2011年2月には『謎のブラックサンダー』というタイトルで書籍化もされた。

2013年からはバレンタインデーのシーズンに「一目で義理とわかるチョコ」のキャッチコピーで、主に義理チョコ用途を狙ったキャンペーンを展開しており[4]、主にネット上で大きな反響を得ている[5]。また、2014年からは期間限定の「義理チョコショップ」を出店し、限定商品を発売している(後述)。

日本国外では2011年より台湾で販売を開始。台湾では「黒雷神(ヘイレイシェン)」等の商品名で展開されている[6]2013年9月に「ビッグサンダー」の販売を開始したあたりから人気が上昇し、2014年現在は全生産量の6割を台湾への輸出に回すほどのブームとなっている[7]。2014年に起きた台湾学生による立法院占拠においても、運動のメインとなっている「太陽花学運(ひまわり学生運動)」のシンボルカラーが黒であるというつながりから、ブラックサンダーが差し入れ品として人気になっている[8]

ブラックサンダーは愛知県豊橋市の豊橋夢工場で最も製造されているため、豊橋銘菓としてキヨスクで限定商品が売られている。なお、白いブラックサンダーは北海道札幌市厚別区の札幌工場で製造される。

2016年、MCバトルをモチーフにしたCMが公開された[9]

シリーズ[編集]

  • ブラックサンダー
1994年に30円で発売。2000年にリニューアル。2003年8月に再リニューアル。
  • ブラックサンダー ミニバー
2005年に298円で発売。
  • ビッグサンダー
2006年に50円で発売。ココアクッキークランチをチョコでコーティングし、板チョコ状にした商品。2011年4月18日からパッケージを一新した。2012年3月19日にはチョコを増量し「厚盛り」になってリニューアル。
  • ちびサンダー ホワイトチョコ味
2009年6月22日に1個20円で発売。ちびサンダーシリーズの1種で雷神戦隊というキャラクターがプリントされている。キャラクターの色は灰色と黒をメインとしている。
2012年9月28日のリニューアルの際に、包装から電神戦隊のキャラクターが消えている。
  • ちびサンダー バナナチョコ味
2009年6月22日に1個20円で発売。ちびサンダーシリーズの1種で雷神戦隊のキャラクターはイエローになっている。
  • ブラックサンダーアイス
2009年10月1日に120円で発売。ロイヤル食品の製造によるアイスでセブン-イレブンで限定発売されている。
  • ちびサンダー ナッツ&クッキーチョコ味
2010年2月8日に1個20円で発売。ちびサンダーシリーズの1種で雷神戦隊のキャラクターはブルーになっている。
  • DearGirlサンダー
2010年3月8日に関東・関西のコンビニ、アニメイト、超A&Gショップで1個30円で発売。キャッチコピーは「DearなGirlに大ヒット中!? おいしさハンサム級」、味は「初恋の味 塩チョコ」。
神谷浩史・小野大輔のDearGirl〜Stories〜文化放送)とのコラボレーション商品で、購入場所によっては20個入りのボックスを2箱同時購入でDGサンダーポストカードが付いた。包装の裏面には「裏面お楽しみ企画」として35種類のキャッチコピーが印刷されている。2010年10月には一部ファミリーマートで、2011年1月よりアニメイトで再発売された。再発売時には裏面の一部キャッチコピーの入れ替えや特典のDGサンダーポストカードも変更されている。
  • ブラックサンダーモナカ
2010年9月に140円で発売。ロイヤル食品の製造によるアイスでセブン-イレブンで先行発売されている。
  • モーニングサンダー
2010年10月18日に九州地区限定で1個30円で発売。2012年現在では、販売地域が拡大されている。2012年9月28日にリニューアル。
  • 白いブラックサンダー
2010年に楽天市場限定で20個入りのセットで1,000円で発売。2011年2月1日に北海道限定で12個入りのセットで600円で発売。キャッチコピーは「おいしさ直滑降!」
  • 豊橋ブラックサンダーミニ
2011年3月1日にJR豊橋駅のキヨスク限定で740円で発売。A4サイズ程度のボックス仕様で、包装も豊橋の吉田城路面電車豊橋鉄道東田本線)、手筒花火など祭りの写真がプリントされた特別仕様になっている。なお現在は豊橋駅の他二川駅岡崎駅蒲郡駅豊川駅のキヨスク、及び中部国際空港でも販売されている。
  • ブラックサンダーまんじゅう
2011年4月に北海道限定で100円で発売。同年8月より東北地方、12月に中部地方で販売地域が拡大されたが、関東地方では販売されていない。
  • ブラックサンダー チロルコーヒー味
2011年10月10日に関東限定で1個30円発売。チロルチョコ監修によるコラボ。公式には関東限定となっているが、実際には関東以外でも販売されている。
  • ブラックサンダー キョロちゃんピーナッツ味
2011年10月10日に関東限定で1個30円発売。森永製菓監修によるコラボ。公式には関東限定となっているが、実際には関東以外でも販売されている。
  • ビッグサンダー猪木
2011年10月11日セーブオン限定で1個50円で発売。アントニオ猪木とのコラボ。包装には「BIG 1!2!サンダー」と印刷されている。
  • ちびサンダー ブラックベリー
2011年10月24日に1個20円で発売。ベリーチョコレートとブラックココアビスケットを組み合わせた商品。ニューヨークをイメージしており、商品も英字で書かれている。ちびサンダーシリーズの1種で雷神戦隊のキャラクターはピンクになっている。
  • ビッグサンキュー
2012年1月19日に100円で発売。ビッグサンダーの包装をバレンタイン仕様にしたもの。
  • 白いブラックサンダーアイス
2012年5月8日に120円で北海道限定で発売。ブラックサンダーアイスと同じくロイヤル食品製造によるアイスでセブン-イレブンで限定発売されている。順次、全国販売予定。
  • ちびサンダー 朝食ヨーグルト味
2012年5月22日に20円で発売。ちびサンダーシリーズの1種で雷神戦隊のキャラクターはアクアブルー(水色)になっている。
  • ブラックサンダーX
2012年に6月25日に80円で関西・中京地方限定発売、7月31日から関東地方でも発売。
  • ブラックサンダー BOXケーキ
2012年に9月25日に260円で東北から中京圏のサークルKサンクスで先行発売。10月以降一部スーパーでも販売。株式会社ロピアが製造、株式会社アンジュールが販売している。
  • ブラックサンダー ワッフル
2012年に9月25日に150円で東北から中京圏のサークルKサンクスで先行発売。関西から九州と北海道エリアは10月2日より発売。栄屋乳業が製造。
  • ブラックサンダー チョコクレープ
2012年に9月25日に190円で東北から中京圏のサークルKサンクスで先行発売。10月以降一部スーパーでも販売。株式会社ロピアが製造、株式会社アンジュールが販売している。
  • ブラックサンダー チョコムースバー
2012年に9月26日に100円でローソンストア100で先行発売。有楽製菓と株式会社ロピアと提携し、株式会社アンジュールが販売している。要冷蔵商品。
  • ブラックサンダー ハードボイルド
2012年11月に30円で中京・静岡・北陸のサークルKサンクスで先行発売。
  • ピンクなブラックサンダー プレミアムいちご味
2015年6月に北海道限定で発売。白いブラックサンダーの姉妹品で、これも札幌工場で製造される。
  • 幸せの黄色いブラックサンダー レモン味[10]
瀬戸内産レモンのフレーバーを使用した「初恋の思い出の甘酸っぱい味」。1箱18個入りで1,000円。
  • ブラックサンダー ミニバーアメリカン[10]
アメリカンチェリー味のミニバー。1袋12個入りで417円。
  • 白黒サンダー 板チョコ
ビッグサンダーのチョコをホワイトチョコに変更した商品。
  • 和のブラックサンダー きなこ
コーティングのチョコをきなこ味にしたもの。セブンイレブン限定、一袋40円。
  • 和のビッグサンダー 沖縄産黒糖
ココアクッキークランチを黒糖味のクッキーに変えたもの。セブンイレブン限定、一袋50円。
  • ブラックサンダーゴールド
チョコチャンクとココナッツを加えた商品。
  • クリスプサンダー Wナッツカーニバル
クランチをコーンと米のパフに変更し、ナッツを加えた商品。
  • ブラックサンダー×ファンタ 爽快オレンジ味
2016年6月6日発売。炭酸飲料ファンタのオレンジ味とコラボした商品。
  • ブラックサンダー ダークマター
2016年9月に100円で販売。「ながーいブラックサンダー」として誕生[11]

義理チョコショップ限定商品[編集]

2014年から有楽製菓はバレンタインデーおよびホワイトデー前に東京駅のおかしランドへ「義理チョコショップ」をオープンしており、お返し用の限定商品やその年の新商品を先行販売している[10][12]

  • ブラックサンダー 義理チョコパッケージ
  • ラ・ブラックサンダー ミニバー[10]
どちらも中身は通常の商品と同一だが、「一目で義理と分かる」包装やパッケージに変更されている。前者は1箱20個入りで600円、後者は160グラム×2袋入りで700円。
  • ブラックサンダー大
  • 白いブラックサンダー大
通常の約35倍の重さがある特大サイズの商品で、「おおきさヘビー級!」がキャッチコピー。個数限定で、1個1,000円[10][12]
  • ブラックサンダー ショコラケーキ[10]
ブラックサンダーのような食感のチョコレートケーキ。個数限定、1個1,500円。
  • 生ブラックサンダー
生チョコレートを使用した「義理の本命、特別な相手への義理チョコ」用の特別品。2014 - 2015年は生ブラックサンダーラグジュアリー[12]、2016年はチョコ専門店監修による柚子味の生ブラックサンダー2016[10]として個数限定で発売。

コラボレーション企画商品[編集]

2011年10月から、首都圏と北関東を中心に森永製菓チョコボール、チロルチョコ株式会社チロルチョコなどとのコラボレーション企画商品が発売されている。

  • チロルチョコ
    • チロルチョコ ブラックサンダー - ブラックサンダーの味(ココアクッキークランチ)と包装を模している。30円。

関連商品[編集]

  • シルフ Vol.11 電撃大王 2010年3月号増刊
ブラックサンダーとコラボしたおもしろさイナズマ級「DearGirl~Stories~響」コミック第2巻かけかえクリアカバーが付録として付いた。
  • 発表!知らなきゃイケない!?最新ワード展覧会
DAIGOを中心に製作されたCDで、「黒い稲妻のイルミネーション(ブラックサンダー ga-chi-de DAIGO)」が収録されている。2010年5月12日に1000円で発売。もともとはフジテレビ笑っていいとも!」水曜コーナーで、DAIGOによる誤解答が元に作られたうちの1曲。
  • 謎のブラックサンダー
キャッチコピーやネーミングの秘密、復活や今後の展開が書かれたファンブック。2011年2月10日にPHP研究所から800円で発売。

この他にコラボ商品として衣類や水着などがGUACAMOLE SHOPで扱われている。

類似商品[編集]

  • ゴールデンチョップ
正栄食品工業(現:正栄デリシィ)から30円で販売されていた。キャッチコピーは「電光石火のたべごたえ」「うまさヘビー級

脚注[編集]

  1. ^ a b 有楽製菓株式会社 もっと!ブラックサンダー
  2. ^ a b コンビニ、ヒット商品の理由:大学生協でのヒットが救った――「ブラックサンダー」成長の裏側 Business Media 誠 2011年02月22日 2011年2月22日閲覧
  3. ^ 内村母、花束の代わりにブラックサンダーデイリースポーツ、2012年8月2日
  4. ^ 一目で義理とわかる「ブラックサンダー」 無料配布が大人気 - MSN産経ニュース・2013年2月8日
  5. ^ ブラックサンダー、バレンタイン義理チョコ市場を獲得した、効果的プロモ戦略とは? - mixiニュース・2014年2月18日
  6. ^ 台湾異常事態、日本にも波及・・・超人気のブラックサンダー - ニコニコニュース・2014年3月18日
  7. ^ 「ブラックサンダー」台湾で大ブーム 入荷と同時に即完売の店舗も - フォーカス台湾・2014年3月16日
  8. ^ 【ドキュメント台湾国会占拠(12)】占拠された立法院を駆け抜けた「ブラックサンダー」!! - Independent Web Journal
  9. ^ MCニガリがウェイ系リア充とラップバトル 赤い稲妻から黒い稲妻に変身”. KAI-YOU. 2016年7月31日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g ブラックサンダー「義理チョコショップ」が東京駅に今年も登場--生チョコも”. 2016年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月28日閲覧。
  11. ^ ブラックサンダー ダークマター|有楽製菓株式会社
  12. ^ a b c 生チョコを使った高級なブラックサンダー!「義理チョコショップ」がオープン”. 2015年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月28日閲覧。
  13. ^ 東京サンダー|新商品・限定商品|商品情報|常盤堂雷おこし”. 2015年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月28日閲覧。

外部リンク[編集]