フレイミング・パイ
![]() |
『フレイミング・パイ』 | ||||
---|---|---|---|---|
ポール・マッカートニー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1992年、1995年-1997年 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
![]() ![]() | |||
プロデュース | ポール・マッカートニー、ジェフ・リン、ジョージ・マーティン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ポール・マッカートニー 年表 | ||||
|
『フレイミング・パイ』(Flaming Pie)は、1997年に発表されたポール・マッカートニーのスタジオ・アルバムである。
解説[編集]
エレクトリック・ライト・オーケストラのリーダーで、ジョージ・ハリスンの『クラウド・ナイン』やビートルズの25年ぶりの新曲として発表された「フリー・アズ・ア・バード」「リアル・ラヴ」にも参加したジェフ・リンを共同プロデューサーに迎えた作品。「カリコ・スカイズ」など一部は前作『オフ・ザ・グラウンド』の制作時期に録音されたものもあるが、殆どが1995-96年に録音されている。コンサート・ツアーのバックバンドの面子によるバンドサウンドで構成されていた前作とは対照的に、ここでは基本的にマッカートニーとリンの2人が多重録音を行っている。一部の楽曲ではスティーヴ・ミラーやリンゴ・スター、息子ジェイムズがプレイヤーやソングライターとして客演し、ジョージ・マーティンによるストリングス・アレンジがほどこされている。制作時期の95年11月に乳癌が発覚し、当時闘病中だった妻リンダもコーラスで参加。この作品は全米と全英のチャートで高順位を記録しただけでなく、ビートルズ解散以降のマッカートニーの作品としては『タッグ・オブ・ウォー』や『フラワーズ・イン・ザ・ダート』と並んで非常に高い評価を受け、翌年の第40回グラミー賞のアルバム・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされた。
アルバムの発売を記念して、マッカートニーは同年5月にインターネットのオンライン・チャットを行った。当時はまだ珍しかったこの試みには300万件あまりのアクセスが殺到し、当時の世界記録を樹立している。
2016年6月に全世界同時発売された、オールタイムベストアルバム「ピュア マッカートニー」にもこのアルバムからの楽曲が最も多く収録されている。
収録曲[編集]
- 特筆無い限り ポール・マッカートニー作詞作曲。
- ザ・ソング・ウィー・アー・シンギング - The Song We're Singing
- ザ・ワールド・トゥナイト - The World Tonight
- イフ・ユー・ウォナ - If You Wanna
- サムデイズ - Somedays
- ヤング・ボーイ - Young Boy
- カリコ・スカイズ - Calico Skies
- フレイミング・パイ - Flaming Pie
- ヘヴン・オン・ア・サンデイ - Heaven on a Sunday
- ユースト・トゥ・ビー・バッド - Used to be Bad(Miller, McCartney)
- スーベニア - Souvenir
- リトル・ウィロー - Little Willow
- リアリー・ラヴ・ユー - Really Love You (McCartney, Richard Starkey)
- ビューティフル・ナイト - Beautiful Night
- グレイト・デイ - Great Day
- Looking For You (McCartney, Richard Starkey)
※15.は2007年、iTunes Store販売版のボーナス・トラック。(シングル・カップリング曲)
|