C・ムーン

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C・ムーン
ウイングスシングル
A面 ハイ・ハイ・ハイ(両A面)
リリース
規格 7インチシングル
録音 1972年 11月
ジャンル レゲエ
時間
レーベル アップル・レコード
作詞・作曲 ポール・マッカートニー
リンダ・マッカートニー
プロデュース ポール・マッカートニー
ウイングス シングル 年表
メアリーの子羊

(1972年)
C・ムーン
(1972年)
マイ・ラヴ
1973年
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C・ムーンC Moon)は、1972年ポール・マッカートニー&ウイングスが発表した楽曲。

概要[編集]

レゲエ風のC調の(キーがCの)曲で、シングル「ハイ・ハイ・ハイ」の両A面扱いでリリースされた。ポールは「ハイ・ハイ・ハイ」が、歌詞にセックスやドラッグを連想させる言葉が多いことから放送禁止になることを見越して、このシングルを両A面にしたという。レコーディングも「ハイ・ハイ・ハイ」と同じ1972年11月に行なわれている[1]

「C・ムーン」は、イギリスの多くのメディアで放送され[2][3]全英シングルチャートで最高5位を記録したが、アメリカでは主要なレコード・チャートに浮上することはなかった[4]

「"C Moon"」とは、1965年にサム・ザ・シャムが発表した楽曲「Wooly Bully」に登場する一節、「“Let's not be L seven”(L7にならないで)」に影響されて作り出された造語である。「L7」とは「L」と「7」を合わせたら四角形、つまり頭の固い人の意味であり、ポールはそれに対して「C」と「三日月」を合わせたら、つまり性格が穏やかな人を指す言葉を作った。ちなみに本曲の歌詞中にも「L7」という言葉は使われている[5]

楽器の編成が通常と異なり、本来ギタリストであるデニー・レインエレクトリックベース、同じくギタリストであるヘンリー・マカロードラムスドラマーであるデニー・セイウェルシロフォンを演奏している[6]

パーソネル[編集]

ライヴ演奏[編集]

ウイングスのライヴでは「リトル・ウーマン・ラヴ」とのメドレーで1973年から1975年まで演奏された。1973年のTVショー「ジェームズ・ポール・マッカートニー」や、1974年のビデオ「ワン・ハンド・クラッピング」でも、前述のメドレー形式で演奏され、収録されている。

1990年のツアーから現在まで、サウンドチェックでは、ポールは頻繁にこの曲を演奏している。コンサート本編で演奏された回数も多く、ライヴ盤「バック・イン・ザ・U.S. -ライブ2002」でその音源を聞く事が出来る。

脚注[編集]

  1. ^ The McCartney Recording Sessions - 1972”. Webpages.charter.net. 2012年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月27日閲覧。
  2. ^ McGee, Garry (2003). Band on the Run: A History of Paul McCartney and Wings. New York: Taylor Trade Publishing. p. 35. ISBN 978-0-87833-304-2. 
  3. ^ Official Charts: Paul McCartney”. The Official UK Charts Company. 2019年3月27日閲覧。
  4. ^ Whitburn, Joel (2015). The Comparison Book. Menonomee Falls, Wisconsin: Record Research Inc.. p. 333. ISBN 978-0-89820-213-7. 
  5. ^ McGee, Garry (2003). Band on the Run: A History of Paul McCartney and Wings. New York: Taylor Trade Publishing. p. 198. ISBN 978-0-87833-304-2. 
  6. ^ McCartney, Paul (2007年). The McCartney Years (DVD). Rhino Records.