ナチュラル・カラーズ
『ナチュラル・カラーズ』 | ||||
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プリシラ・アーン の カバー・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2012年4月 - 5月[3] | |||
ジャンル | フォーク、ポップス | |||
時間 | ||||
レーベル | EMIミュージック・ジャパン | |||
プロデュース |
プリシラ・アーン(#8を除く全曲)[3] マリウス・デ・ヴライス(#2)[3] ブラム・インスコア(#8)[3] エグゼクティブ・プロデューサー:行方均[3] | |||
チャート最高順位 | ||||
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プリシラ・アーン アルバム 年表 | ||||
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『ナチュラル・カラーズ』(Natural Colors)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、プリシラ・アーンが2012年に発表したカバー・アルバム。フル・レングスのアルバムとしては通算3作目に当たり、当時アーンが所属していたブルーノート・レコードの作品の日本発売元に当たるEMIミュージック・ジャパンにより制作・発売された。
背景[編集]
スタジオジブリ作品のカバー・アルバムを作りたいという思いから発展して作られた作品で、本作では「風の谷のナウシカ」(映画『風の谷のナウシカ』より)、「やさしさに包まれたなら」(映画『魔女の宅急便』より)といったジブリ関連作品が歌われた[4]。そして、最終的にはSUPER BUTTER DOG、くるり、井上陽水、はっぴいえんどといった日本のアーティストの曲も含む内容となった。はっぴいえんどのカバー「風をあつめて」は、アーンが初めて好きになった日本語の曲とのことで、映画『ロスト・イン・トランスレーション』のサウンドトラックを聴き、この曲を知ったという[5]。日本の曲のカバーに関しては、大部分の曲は日本語詞で歌われているが、SUPER BUTTER DOGの「サヨナラCOLOR」は英語詞と日本語詞の2種類のバージョンが収録された[2][5]。
モンキーズのカバー「デイドリーム・ビリーバー」は、ザ・タイマーズのカバーにおける日本語詞も取り入れられており、アーン自身は「タイマーズのバージョンを聴いたときは、清志郎さんの歌の生命力に驚きましたね」とコメントしている[5]。また、アーンのオリジナル曲「希望の歌」と「ドリーム」も、本作では日本語詞と英語詞の両方を織り交ぜた内容となっている[2][5]。
反響・評価[編集]
日本では2012年7月9日付のオリコンチャートで最高186位を記録し、4週チャート入りした[1]。CDジャーナルのミニ・レビューでは「くるり、荒井由実、『風の谷のナウシカ』、ビートルズ……などが、淡い歌声で再現される時、客観的な視線は無意識な形で言葉の美しさを浮き彫りにする」と評されている[6]。
収録曲[編集]
- デイドリーム・ビリーバー - "Daydream Believer" - 4:04
- 風の谷のナウシカ - 4:47
- サヨナラCOLOR (English version) - 4:49
- 作詞・作曲:永積タカシ/英語詞:プリシラ・アーン
- SUPER BUTTER DOGが2001年に発表したシングル曲。
- ばらの花 - 5:03
- ノルウェーの森 - "Norwegian Wood (This Bird Has Flown)" - 2:20
- 作詞・作曲:レノン=マッカートニー
- ビートルズのアルバム『ラバー・ソウル』(1965年)より。
- やさしさに包まれたなら - 4:12
- 作詞・作曲:荒井由実
- 荒井由実が1974年に発表したシングル曲。
- 帰れない二人 - 4:40
- 哀しみのアダージョ - "T'en va pas" - 3:46
- 風をあつめて - 4:10
- 希望の歌(日本語詞付) - "Song for Hope" - 3:28
- 作詞・作曲:プリシラ・アーン
- 2011年に「Song for Japan」というタイトルでYouTubeにアップされたオリジナル曲。正式な録音は本作が初となる。
- ドリーム(日本語詞付) - "Dream" - 3:44
- 作詞・作曲:プリシラ・アーン
- メジャー・デビュー作『グッド・デイ』(2008年)からのシングル曲のセルフ・カバー。
- サヨナラCOLOR - 4:50
- 作詞・作曲:永積タカシ
- 3.と同じ曲だが、ここではオリジナルの日本語詞で歌われた。
参加ミュージシャン[編集]
- プリシラ・アーン - ボーカル、アコースティック・ギター、ピアノ、ウクレレ、ホイッスル、グロッケンシュピール、ヴィブラフォン、チェレステ、ハーモニカ、バンジョー他
- アーロン・アーンツ - ピアノ、キーボード
- Zac Rae - ピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン、パンプ・オルガン、オムニコード、キーボード、オートハープ
- ジェイク・ブラントン - ギター、ベース、バックグラウンド・ボーカル
- ウェンディ・ワング - ギター
- ジェン・コンドス - ベース
- ジェイク・シンクレア - ベース
- Jonathan Flaugher - アップライト・ベース
- アーロン・レッドフィールド - ドラムス
- ルーク・アダムス - ドラムス、パーカッション
- オリヴァー・クラウス - チェロ
- マリウス・デ・ヴライス - キーボード、アレンジ(on #2)
- ブラム・インスコア - キーボード、ベース、バックグラウンド・ボーカル、アレンジ(on #8)
脚注・出典[編集]
- ^ a b c ORICON NEWS
- ^ a b c d “プリシラ・アーン、最新作は「サヨナラCOLOR」含むJ-POP曲中心の癒しのカヴァー集!”. CDJournal. 音楽出版社 (2012年6月4日). 2017年9月15日閲覧。
- ^ a b c d e CDブックレット内クレジット
- ^ 内本順一 (2012年6月28日). “プリシラ・アーン「なぜ日本語で? 私はジブリの映画の大ファンだったから」”. BARKS. Japan Music Network. 2017年9月15日閲覧。
- ^ a b c d e f 内本順一 (2012年6月28日). “プリシラ・アーン、「できれば次のアルバムは2枚組にして…」”. BARKS. Japan Music Network. 2017年9月15日閲覧。
- ^ “プリシラ・アーン / ナチュラル・カラーズ”. CDJournal. 音楽出版社. 2017年9月15日閲覧。