周星馳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャウ・シンチーから転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動
周星馳
チャウ・シンチー
Stephen Chow, 2008 (cropped).JPG
基本情報
出身地 ShangHai
生誕 (1962-06-22) 1962年6月22日(58歳)
国籍 香港の旗 香港
別名 星爺、幇主
英語名 Stephen Chow
職業 映画監督俳優
ジャンル 映画監督俳優製作脚本
活動期間 1980年 - 現在
テンプレートを表示
チャウ・シンチー
周星馳
各種表記
繁体字 周星馳
簡体字 周星驰
拼音 Zhōu Xīngchí
注音符号 ㄓㄡ ㄒㄧㄥㄔˊ
発音: ヂョウ シンチュー
広東語拼音 Zau1 Sing1ci4
広東語発音: ツァウ セィンツィー
英文 Stephen Chow
テンプレートを表示

周 星馳チャウ・シンチー: Stephen Chow)は映画監督[1][2][3]俳優[4][5]。別名は星爺(シンイェ)、幇主簡体字: 帮主; 繁体字: 幫主)。中国人民大学商学院准教授[6]。中国の当代文化に多大な影響を及ぼした、当代を代表するシネアストであった[7][8][9]

人物・経歴[編集]

1962年6月22日、香港生まれ。先祖は上海系。両親が幼い時に離婚、姉と妹に挟まれ唯一の息子として、母親に頼りにされる。中学(日本でいう高校2年までに当たる)を卒業するが、家庭の事情もあって進学を断念。テレビの仕事をする前は、学歴が高くなかったこともあって秘書(悪く言えば使い走り)のような仕事しか選択できなかった。無綫電視の俳優養成所第11期の卒業生となる。子供番組『430穿梭機』の司会者としてデビュー。この番組は2人の司会者が「良いお兄さん」と「悪いお兄さん」に扮し、「良いお兄さん」が「悪いお兄さん」の素行を叱って話が展開していく教育番組で、チャウは「悪いお兄さん」役を担当した。この役を大好評のうちに5年間務め上げ、その後、総合チャンネルの司会者を1年務めた後、俳優としての活動を開始。当初は週に1、2日しか仕事がなかったが、この下積み時代にたくさんの本を読むなどして勉強したことが今日の彼を支えているという。

初期のテレビドラマ出演作は脇役、準主役が多い。1988年の映画『カウボーイ・ダンディ』で金馬奨の最優秀助演男優賞を受賞しているが、この頃まではシリアス路線だった。ようやく掴み取ったドラマ初主演の時代劇『蓋世豪侠』で、若者言葉やパロディの台詞など現代感覚を持ち込み、一躍人気者となる。流行語も産み出した。やがて彼独特のナンセンス・他人には意味の掴めないとっさの切り返し・アクションは「無厘頭(もうれいたう)」と呼ばれ、一世を風靡することになる。1993年の『詩人の大冒険』でノンクレジットではあるが一部監督を行う。同作は中国でも公開され1993年度興収1位。1990年代後半により絶大的な人気を博し、周星驰現象を巻き起こした、全盛期は「幇主周星驰」の異名を持った[10]1994年の『0061北京より愛を込めて!?』で、初の監督としてクレジットされる。

2001年の『少林サッカー』は香港映画歴代興行収入の記録を塗り替え、2002年に日本ブルーリボン賞を受賞[11]。日本でも一躍その名を知られるようになった。同作は世界32カ国で上映され、イタリアで公開されたアジア映画として最大のヒット作となった。

2004年の『カンフーハッスル』は中国公開され2004年度興収1位、その年のアメリカ放送映画批評家協会賞を受賞し、ゴールデングローブ賞英国アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされた[12]。世界72カ国で上映され、2005年度にアメリカで公開された外国映画として最大のヒット作となった。

ドラゴンボールの実写化映画『DRAGONBALL EVOLUTION』のプロデューサーだったが(監督にも意欲を示していた[13])、自分の意見が全く採用されないなどの待遇への不満や、作品の出来に対する不満からプロモーション活動には参加せず、一切手を引いた形となっている[14]。また2009年に、自身の監督によってリメイク製作される予定だった『グリーン・ホーネット』からも突然降板した[15][16]

2013年の『西遊記〜はじまりのはじまり〜』は中国で5200万人を動員し興収1位となり[17]、世界12カ国で上映された。2014年11月21日に日本で公開されることが決定し、これを受け7月22日に6年振りに来日した。本作は自身が熱烈なファンであるドラゴンボールに影響を受けたと述べており[18]、本作を絶賛したドラゴンボール原作者の鳥山明がポスターを描き下ろした[19]

2016年に公開された『人魚姫』では、世界で1億人超を動員し、アジア映画歴代興行収入No.1を樹立した[20][21][22][23]

主な出演作品[編集]

太字は日本で劇場公開された作品。

映画[編集]

その他の関係作品[編集]

関連項目[編集]

  • 馳星周:日本の作家。周星馳の大ファンで、彼の名前をひっくり返したものを自分のペンネームとした。

担当した声優[編集]

参考文献[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Stephen Chow the NO.1 star of China, PEOPLE; accessed 10 October 2018.
  2. ^ Stephen Chow, at $5 billion, the highest paid star of China, livedoor.com; accessed 31 May 2015.
  3. ^ Stephen Chow Top-Grossing Hollywood Directors
  4. ^ Stephen Chow earn US$420 million, PEOPLE
  5. ^ Stephen Chow earn US$420 million, CCTV
  6. ^ adjunct professor of Renmin University of China, PEOPLE 2004
  7. ^ 新浪报道:5月2日晚,周星驰到访北京大学,在百周年纪念讲堂直接面对北大的学生与网友。近5、6年来由各著名高校的学生倡导形成的“周星驰热”也终于达到了一个高潮。周星驰和他的电影的影响已经远远超出了大屏幕的范围,渗透到了当今中国的文化甚至是日常生活中。
  8. ^ 文化中国:周星驰获首届当代汉语贡献奖
  9. ^ Chinese watched Stephen Chow's films and grew up. So they knew Stephen Chow's words and use them customarily., PEOPLE
  10. ^ 新浪报道:5月2日晚,周星驰到访北京大学,在百周年纪念讲堂直接面对北大的学生与网友。近5、6年来由各著名高校的学生倡导形成的“周星驰热”也终于达到了一个高潮。周星驰和他的电影的影响已经远远超出了大屏幕的范围,渗透到了当今中国的文化甚至是日常生活中。
  11. ^ See more awards
  12. ^ Kung fu (2004) Awards
  13. ^ 「ドラゴンボール」の“チチ”がモデル?『少林サッカー』の監督版『西遊記』のヒロイン“段””. シネマトゥデイ (2014年11月10日). 2018年3月11日閲覧。
  14. ^ 周星馳 映画『ドラゴンボール』に不満でPR拒否?
  15. ^ Stephen Chow Bails Out of Director’s Chair on Green Hornet
  16. ^ Chow no longer to direct 'Hornet'
  17. ^ 5200万人を動員し興収1位となった
  18. ^ チャウ・シンチー監督、自身の新作『西遊記』は「『ドラゴンボール』からひらめきを受けた」”. Walkerplus (2014年7月22日). 2018年3月11日閲覧。
  19. ^ 鳥山明が映画「西遊記−はじまりのはじまり−」のポスターを書き下ろし―中国紙”. Record China (2014年11月11日). 2018年3月11日閲覧。
  20. ^ チャウ・シンチー監督最新作『人魚姫』アジア歴代興行収入No.1を樹立
  21. ^ a b “チャウ・シンチー節全開『人魚姫』予告編解禁”. biglobe. (2016年11月8日). http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/1108/hwc_161108_7254135303.html 2016年11月15日閲覧。 
  22. ^ Stephen Chow The Mermaid Worldwide US$553,810,228
  23. ^ NO.1 star in China -- Stephen Chow”. 2016年2月21日閲覧。
  24. ^ All for the Winner

外部リンク[編集]