クリーター

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クリエイター
Kreator
Kreator – Elbriot 2015 03.jpg
ドイツ・ハンブルク公演 (2015年8月)
基本情報
別名 クリーター
TORMENTOR (1982-1985)
出身地 ドイツの旗 ドイツ
ノルトライン=ヴェストファーレン州エッセン
ジャンル ジャーマンメタル
スラッシュメタル
ブラックメタル(初期)
活動期間 1982年 - 現在
レーベル ノイズ・レコード
GUN レコード
ドラッカー
SPV/Steamhammer
ニュークリア・ブラスト
公式サイト kreator terrorzone
メンバー ミレ・ペトロッツァ (Vo/G)
サミ・ウリ=シルニヨ (G)
クリスチャン・ギースラー (B)
ユルゲン・レイル (Ds)
旧メンバー ロブ・フィオレッティ (B)
フランク・ゴトツィック (G)
ほか別記参照

KREATORクリエイター/クリーター)は、ドイツ出身のスラッシュメタルバンド[1]

同国のスラッシュ・シーン形成期から支えてきた実績を持ち、日本では「ソドム」「デストラクション」と並んで『ジャーマンスラッシュ三羽ガラス(Dreigestirn des deutschen Thrash Metal)』とも称された、ジャーマンメタルの代表的グループ。

日本語表記は「クリーター」「クリエイター」とあるが、日本の所属レコード会社の現行表記に沿って「クリエイター」に準拠する。(詳細は補足・備考で説明)

略歴[編集]

創設メンバー ミレ(Vo/G) & ヴェンター(Ds)
  • 1982年に旧西ドイツエッセンで前身バンド「TORMENTOR(トーメンター)」が結成される。オリジナルラインアップはミレ・ペトロッツア(Vo,G)、ユルゲン "ヴェンター" レイル(Ds)、ロブ・フィオレッティ(B)。TORMENTORとして2本のデモテープを作り、アンダーグラウンド・シーンで話題になる。ちなみに、デモ音源のうち4曲は、現在『Endless Pain』の再発盤(輸入盤のみ)にボーナストラックとして収録されている。
  • 1985年にドイツのヘヴィメタル専門レーベル「ノイズ・レコード」と契約を結び、バンド名を「KREATOR」に改名しデビューアルバム『Endless Pain』をリリース。このときミレ・ペトロッツァは17歳であった。その後、ギタリストに元「ソドム」のマイケル・ウルフ(G)を迎えるが、技術不足を理由にたった1回のギグだけでクビになる。
  • 1986年、2ndアルバム『Pleasure to Kill』、シングル『Flag Of Hate』をリリース。その後、ギタリストにイェルク・トリッツェを迎える。
  • 1987年に3rdアルバム『Terrible Certainty』をリリースし、続いてミニアルバム『Out of the Dark... Into the Light』をリリース。
  • 1989年、4thアルバム『Extreme Aggression』をリリース。その後、イェルクが脱退し後任に元ソドムのフランク・ブラックファイヤーを迎え、アメリカへ進出。ヨーロッパだけでなく世界中のファンを獲得することになった。
  • 1990年、5thアルバム『Coma of Soul』をリリース。
  • 1993年、アルバムリリースにおけるツアーの一環として4月に初めての日本公演を行い大盛況を迎えるが、秋にベースのロブ・フィオレッティが脱退し、後任にアンドレアス・ハーツが加入する。
  • 1995年、アンドレアス・ハーツが脱退し、後任にクリスチャン・ギースラーが加入。同年、Epicとの契約が切られバンドは「GUN Records」と契約し7thアルバム『Cause for Conflict』をリリース。
  • 1996年、フランク・ブラックファイヤーとジョー・カンゲロッシが脱退。後任に元コロナーのトミー・ヴェッターリが加入し、ユルゲン・レイルがバンドに復帰。
  • 1997年、8thアルバム『Outcast』をリリース
  • 1999年、9thアルバム『Endorama』をリリース。アルバムからは『Chosen Few』がシングルカットされる。
  • 2001年、ギタリストが「ワルタリ」のサミ・ウリ=シルニヨに交代し、アンディ・スニープのプロデュースによる10thアルバム『Violent Revolurion』をリリース。再びスラッシュ路線に戻った。
  • 2003年、6月にライブアルバム『Live Kreation』及び同内容のDVDをリリース。
ポーランド・クラクフ公演 (2009年2月)
  • 2012年、13thアルバム『Phantom Antichrist』をリリース。

スタイル[編集]

ボーカルを兼任するミレ・ペトロッツァ
原点回帰を含んだ2005年のライブ
  • 初期の彼らの楽曲は、ミレ・ペトロッツァのヒステリックなボーカルに、演奏力が追いつかない程の高速なリズムで展開していく猪突猛進なスラッシュスタイルで、2ndアルバム『Pleasure To Kill』では、あのスレイヤー以上に高速なサウンドを見せ付けていた。その後3rdアルバム『Terrible Certainty』、4thアルバム『Extreme Aggression』では若干スピードが押さえめになったが、アルバムごとに演奏力や楽曲構成は確実に向上し、独特のリフ展開とあいまって世界中で人気を得ることになった。続く5th『Coma Of Soul』では、新加入したフランク・ブラックファイヤーによるメロディアスなギタープレイもフィーチャーされ、曲もバラエティ豊かになった。
  • だが、その後の彼らは1990年代初頭の「メタリカ」の『ブラックアルバム』の大ヒットや「パンテラ」の出現、そしてグランジブームなどの影響で、「メガデス」「アンスラックス」「エクソダス」らがこぞってスピード主体の曲からグルーブ主体の曲に変わっていったように、当バンドもスピード主体の曲からインダストリアル要素やゴシック要素を取り入れたり、ギター・ソロを排したりと試行錯誤を繰り返した。またミレも叫ぶのを止め、メロディを歌う唄法に移行してしまった。ゴシック路線では新たなファンを獲得したものの、初期のファンの多くからは失望をもって迎えられてしまい、世界的にヘヴィメタルが下火になっていった事も相まって、活動規模も縮小されることになった。後にミレ自身は、この頃を「アイデンティティの危機に陥った」と評している。
  • しかし、2000年頃から「アンスラックス」「エクソダス」「テスタメント」らによる初期スタイルへの回帰ブームに合わせる形で、2001年の『Violent Revolution』からは、再びスピーディな曲に乗せミレがヒステリックに叫ぶスラッシュ路線へ回帰し、再び人気を得ることに成功した。だが、単に初期の頃のようなスピーディーな部分だけでなく、中期に実験を重ねたメロディアスな部分もバランスよく曲に盛り込まれている。続く2005年の『Enemy Of God』でもその路線をアップデートさせている。

メンバー[編集]

現ラインナップ[編集]

  • ミランド "ミレ" ペトロッツァ Miland "Mille" Petrozza - ボーカル/ギター (1982- ) 1966年11月18日生まれ
  • サミ・ウリ=シルニヨ Sami Yli-Siriniö - ギター (2000- ) 1972年4月10日生まれ
    フィンランド人で、「ワルタリ」にも在籍。他にティアマットのアルバムにも参加していた。
  • クリスチャン "スピーシー" ギースラー Christian "Speesy" Giesler - ベース (1994- ) 1970年7月4日生まれ
  • ユルゲン "ヴェンター" レイル Jürgen "Ventor" Reil - ドラムス (1982-1994,1996- ) 1966年6月26日生まれ。
    設立者の一人。3rdまでは一部の楽曲でヴォーカルを担当している。

旧メンバー[編集]

  • ロブ・フィオレッティ Rob Fioretti - ベース (1982-1992)
  • イェルク・トリッツェ Jörg "Tritze" Trzebiatowski - ギター (1986-1989)
  • フランク・ゴトツィック Frank Gosdzik - ギター (1989-1996)
    元「ソドム」(フランク・ブラックファイアーの名で活動)で、『Agent Orange』レコーディング後に脱退し、移籍という形でクリーターに加入。
  • アンドレアス・ハーツ Andreas Herz - ベース (1992-1995)
  • ジョー・カンゲロッシ Joe Cangelosi - ドラムス (1994-1996)
    アメリカのスラッシュメタルバンド、ウィップラッシュの元ドラマー。
  • トミー・ヴェッターリ Tommy Vetterli - ギター (1996-2000)
    スイスのスラッシュメタルバンド、コロナーの元ギタリスト。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

シングル・EP[編集]

  • 1986年 Flag of Hate
  • 1988年 Out of the Dark... Into the Light
  • 1989年 Behind the Mirror
  • 1999年 Chosen Few

ライブ・アルバム[編集]

コンピレーション[編集]

  • 1989年 V.A. / Doomsday News I
(Track:10にAfter The Attackを収録。後にPast Life Traumaにも収録されている。)
  • 1990年 V.A. / Doomsday News Ⅲ -Thrashing East Live-
(1990年3月4日に東ベルリンで行われたライブ音源を収めたオムニバス。クリーターはFlag Of HateとRiot Of Violenceが収録されている。)
  • 1996年 Scenarios Of Violence
  • 1999年 Voices Of Transgression
  • 2000年 Past Life Trauma

ライブ・ビデオ[編集]

  • 1992年 Hallucanative Comas
  • 1990年 Extreme Aggression Tour 1989-1990 Live In East-Berlin
  • 2003年 Live Kreation - Revisioned Glory(DVD)
  • 2008年 At The Pulse Of Kapitulation(DVD)
前述の「Hallucinative Comas」と「Extreme Aggression Tour 1989-1990」をセットにしてDVD化したもの。
  • 2013年 Dying Alive

補足・備考[編集]

  • バンド名のカタカナ表記についてEPIC・ソニーより初めて日本盤がリリースされた4thアルバム『Extreme Aggression』では「クリーター」と表記されていたが、ビクターJVCよりリリースされた6thアルバム『Renewal』以降は表記が「クリエイター」に変更。日本クラウンからリリースされた10thアルバム『Violent Revolution』以降は再び「クリーター」に表記が変更された。その後 日本コロムビアに移り、13thアルバム『Phantom Antichrist』から再び「クリエイター」となった。
  • 11thアルバム『Enemy of God』の「Murder Fantasies」ではアーチ・エネミーマイケル・アモットがゲストで参加してギター・ソロを弾いている。これはプロデューサーのアンディ・スニープの縁によるものと思われる。
  • そのアンディ・スニープだが、かつて彼が在籍していたイギリススラッシュメタルバンド・サバトとはライブで共演したことがあり、そのライブの様子が『V.A. / Doomsday News Ⅲ-Thrashing East Live-』としてCDとVHSでリリースされている。また、後にギタリストとして加入するトミー・ヴェッターリも、当時在籍していたスイスのスラッシュメタルバンド・コロナーのメンバー(トミー・T・バロンの名で活動していた)として共演している。
  • ミレ・ペトロッツァはエドガイの『Hellfire Club』の「Mysteria」でボーカルでゲスト参加した。
  • 12thアルバム『Hordes Of Chaos』では『Pleasure To Kill』以来であるベーシック・トラックをライヴ・レコーディングで収録するという手法がとられている[4]
  • 13thアルバム『Phantom Antichrist』について、ミレは「真実だと思っていたことが実は人を操るマスコミや支配者たちの手口だったらどうする、そういうことを考えた時に作ったアルバム」だと語っている[4]

脚注[編集]

外部リンク[編集]