ほくほくテレビ

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ほくほくテレビ
ジャンル 情報番組
出演者 目加田頼子
森本健成
村上里和
礒野佑子
永井伸一
松村正代
佐藤龍文ほか
製作
制作 NHK札幌放送局
放送
音声形式ステレオ放送(2004年より)
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2002年4月8日 - 2008年3月28日
放送時間放送時間参照
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ほくほくテレビ』(HOKUHOKU TV)は、2002年4月8日から[1]2008年3月28日まで、北海道内のNHK総合テレビジョンで放送されたNHK札幌放送局制作の大型情報番組である。

概要[編集]

北海道では、1991年札幌テレビ放送 (STV) が『どさんこワイド』の放送を開始して以降、他民放各社も夕方ワイド番組を編成していた。

NHK札幌放送局でも、従来から17時台にローカル番組を編成してきたが、本番組で夕方ワイド番組に本格参戦。放送時間約4時間と『どさんこワイド』を40分近く上回り、東京から目加田頼子を投入、道内各放送局からの中継をふんだんに盛り込み、放送初日には15時台を教育テレビで振り替え放送を行う[1]など、民放への対決意識を鮮明にさせた船出となった。

民放各社が回線費用の都合で実施していない「道内全域ステレオ音声」(2004年度から)で放送し(東京からの全国ニュースなど一部を除く)、定点中継(狸小路商店街2丁目)や、札幌市内の大型ショッピングモール「サッポロファクトリー」(金曜15時台 - 17時台)での公開生放送なども実施してきたが、「国会中継」や「高校野球中継」の際は中継終了後からの番組スタートで放送時間が短縮されるほか、「大相撲中継」の期間中は18時台のニュースのみ放送となり、実質的に放送できない期間が多いことに加え、既に高視聴率で確固たる支持を集めていたSTVとの差が埋まらないことも重なり、段階的に放送時間を縮小。2005年10月からはサッポロファクトリーの公開生放送も取りやめとなり、札幌放送局のスタジオから全国他地域同様に17時台から18時台の放送となった。

キャスター陣も、2005年度に目加田が東京アナウンス室へ戻ったことに伴い、新たに礒野佑子が加入。2006年度からは、森本健成が東京アナウンス室に戻り、代わって永井伸一がメインキャスターとなったが、礒野も2007年3月で降板し東京へ異動、新たに松村正代盛岡より異動)が加入した。当初は18時台のみを担当し、5月1日放送分から17時台も受け持つようになった(松村が担当しなかった時期は、藤井聖子が17時台を務めた)。

2008年3月28日をもって6年間の放送を終了した。また、17時台の放送については大相撲中継、高校野球中継のため、3月7日が最終日となった。同年3月31日からの後番組は、17時台は『ゆうどきネットワーク』をネット受けし、18時台は森田美由紀赤松俊理旭川から異動)がキャスターを務める『まるごとニュース北海道』(18:10 - 19:00)となった。

タイトルロゴは2006年度からデザイン変更されているが、「ほくほくテレビ」と「ほくほくテレビニュース」・「ほくほくニュース845」でタイトルロゴは若干異なっている。

「ほくほくテレビニュース」・「ほくほくニュース845」のオープニングCG映像(北海道の図と札幌市の風景をイメージしたもの)とBGMはともに同じフォーマットである。「ほくほくテレビニュース」のエンディングBGMはオープニングとは若干曲調が異なる。

コーナー[編集]

  • ヘルシークッキング
  • 暮らし彩り新発見(健康、美容、シェフの料理)
  • はやりものウオッチャー
  • 生活ホットライン
  • 昔の遊び
  • ほくほく川柳大賞
  • おしゃれサロン
  • 連続テレビ小説すずらん」の再放送
  • ぐるっと旅中継(谷地健吾曽根優福田光男武田涼介堀伸浩が担当)
  • さっぽろ街角おでかけ隊(木村光江、岩尾亮)
  • どーも君中継(藤井聖子)
  • ほくほく物産展(金曜)
  • ほくほく金曜トークブレイク(金曜)
  • この人この技(金曜)
  • たけしげがいく
  • くらしの便利帳(木村光江)
  • きたの道の駅(金曜)
  • ほくほく晩ごはん
  • できごとまるごと北海道
  • 金曜ひろば640(金曜、2001年 - 2006年3月)

放送時間の推移[編集]

  • 2002年4月 - 2003年9月
    15:05 - 19:00
  • 2003年10月 - 2005年3月
    15:07 - 19:00 ※15時の全国ニュースが2分拡大されたため
  • 2005年4月 - 9月
    15:45 - 19:00
  • 2005年10月 - 2008年3月
    17:10 - 19:00
  • 全期間で以下の編成状況が継続されている
    • 道内各局別ローカル枠:月 - 木曜 18:45 - 19:00、金曜18:30 - 19:00[2]
      札幌局は別番組放送のため、金曜のみ18:40まで
    • 大相撲中継、高校野球全国大会期間中:18:10 - 19:00(ニュースのみ)
    • 祝日は18時台も含めて休止

出演者(2007年度)[編集]

メインキャスター[編集]

ニュースキャスター[編集]

なお、佐藤は札幌局に復帰した2014年度から2018年3月まで、『ほっとニュース北海道』のメインキャスターを務めた。

中継リポーター[編集]

そのほか道内各局のアナウンサー・キャスターが随時出演する。

コーナーキャスター[編集]

  • 藤井聖子

料理コーナー講師[編集]

  • 小笠原登志子(火曜)
  • 坂井美恵子(水曜)

気象キャスター[編集]

  • 小川隆(気象予報士、2003.4 - )

過去の主な出演者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f その他の北海道の番組”. nhk.or.jp. 日本放送協会 (2002年4月11日). 2024年1月1日閲覧。
  2. ^ 2008年4月より各局別ローカル編成はニュース・天気合わせて8分、2013年4月より4分(2019年4月からは5分)に縮小されたが、2022年4月より道央(札幌・室蘭)、道北・オホーツク(旭川・北見)、道東(帯広・釧路)、道南(函館)の4つのエリアに再編され15分に拡大された(事実上14年ぶりに15分のローカルパート復活)。

関連項目[編集]

「ほくほくテレビ」をモデルにして福岡県内のNHKで放送されていた番組。北海道が早期に "白旗" を上げた状態となったのに対し、福岡県内では2007年3月の終了までニュースとあわせ3時間枠を維持。連日民放と激しい戦いを繰り広げていた。
全国のNHKのほとんどが17時台のローカル番組をやめて「ゆうどきネットワーク」を放送するようになった中、2007年度はこの番組と上記の番組だけが17時台のローカル放送を維持している。
NHK北海道ネットワーク 平日夕方ローカル情報番組
前番組 番組名 次番組
ほくほくテレビ
(2002年4月1日 - 2008年3月7日)
ゆうどきネットワーク
(2008年3月31日 - 2015年3月6日)
NHK北海道ネットワーク 平日18時台のローカル報道番組
ニュース北海道
ほくほくテレビニュース
(2002年4月1日 - 2008年3月28日)
まるごとニュース北海道
(2008年3月31日 - 2010年3月26日)