選り抜き記事
ロジスティック写像とは、xn+1 = axn(1 − xn) という2次関数の差分方程式(漸化式)で定められた離散力学系である。単純な2次関数の式でありながら、驚くような複雑な振る舞いが生み出される。特に数理生物学者ロバート・メイの研究によってロジスティック写像は広く知られるようになり、生物の個体数の変化を表すモデルとしても知られる。
適当にパラメータ a の値を決め、最初の変数 x0 を決めて計算すると、x0, x1, x2, … という軌道が得られる。a を変化させると、ロジスティック写像の軌道は、一つの値へ落ち着いたり、いくつかの値を周期的に繰り返したり、カオスと呼ばれる非周期的変動を示したりと様々に変化する……
- ノコギリクワガタは、コウチュウ目クワガタムシ科ノコギリクワガタ属に分類される昆虫の1種である。日本、朝鮮半島、中国の遼寧省に分布する。日本に分布するクワガタムシの中では大型の種、および代表的な種と評されている……
- 気管切開または気管切開術は、外科的気道確保の一種である。首の前面を切開し、気管を切開して直接、気道を開く手術である。出来上がった開口部は、呼吸をするためのチューブの挿入経路として用いることができ、単独で呼吸をするための経路としても機能する……
- 佐渡電灯株式会社は、新潟県を本拠とした電力事業者の一つで佐渡島の大部分に供給した、大正から昭和戦前期にかけて存在した日本の電力会社である。本社を佐渡郡河原田町(現・佐渡市)に構え、河原田町や相川町を中心に電気の供給にあたった。1930年代末より佐渡島内の事業統合を進めて島内の大部分に供給区域を広げ……