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長崎県営野球場

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長崎県営野球場
(長崎ビッグNスタジアム)
Nagasaki Big N Stadium
施設データ
所在地 長崎県長崎市松山町2-5
座標 北緯32度46分39秒 東経129度51分38秒 / 北緯32.77750度 東経129.86056度 / 32.77750; 129.86056座標: 北緯32度46分39秒 東経129度51分38秒 / 北緯32.77750度 東経129.86056度 / 32.77750; 129.86056
開場 1997年7月26日
所有者 長崎県
管理・運用者 長崎県体育協会グループ(指定管理者、同協会と長崎ダイヤモンドスタッフによる共同事業体)
グラウンド 内外野:ロングパイル人工芝(全面)
照明 照明塔 - 6基
最大照度:投捕間3000Lx
     内 野2000Lx
     外 野1500Lx
設計者 環境設計研究室
使用チーム • 開催試合

収容人員
25,000人
グラウンドデータ
球場規模 グラウンド面積:13,481m²
両翼:99.1 m
中堅:122 m
フェンス 3.9m

長崎県営野球場(ながさきけんえいやきゅうじょう)は、長崎県長崎市にある野球場で、平和公園の敷地内に位置している。愛称は「長崎ビッグNスタジアム」で、施設は長崎県が所有し、長崎県体育協会グループが指定管理者として運営管理を行っている。

歴史

以前長崎市内には長崎市営大橋球場1951年4月3日完成)があり、高校野球社会人野球などのアマチュア公式戦をはじめ、プロ野球公式戦も開催されていた。しかし施設の老朽化に加え、グラウンドが両翼90m・中堅115mと狭く、ナイターを開催するための照明設備が設置されていない、外野フェンス部もラバー部分が少なく安全性に疑問が残る、などの問題点が出てきたことから、野球場を県に移管して全面改築することとなった。

こうして改築され、現球場は1997年に開場。スコアボードは九州・山口9県では福岡ドームに次ぐ全面電光式(公営としては九州・山口地方9県初)。九州でも随一の設備を誇る野球場として生まれ変わった。当球場の愛称である「ビッグNスタジアム」(以下、ビッグN)は「長崎県民の夢を大きく育む野球場に育って欲しい」というコンセプトの下で名付けられた。開場以来、高校や社会人などのアマチュア野球公式戦が開催されている。一方、野球場を県に移管したのに伴い、市は郊外の柿泊町にある長崎市総合運動公園(かきどまり運動公園)に新たな市営野球場の整備を進め、翌1998年長崎市総合運動公園かきどまり野球場が開場した。

ビッグNでは開場以来、プロ野球公式戦が行われるようになり、2000年7月にはオールスターゲーム第3戦が開催された。また2006年4月25日には福岡ソフトバンクホークスが、1989年の福岡移転以来初となる一軍公式戦(対東北楽天ゴールデンイーグルス戦1試合)を開催した。

開場以来敷設されていた人工芝が経年劣化したため、2005年シーズン前に人工芝の張替えを実施し、現在フィールドにはフィールドターフ・ターケット社製ロングパイル人工芝が敷設されている。

また、2007年2月27日から3月1日には楽天が春季キャンプ終了後の調整のため、ミニキャンプを実施した。楽天の本拠地である宮城県仙台市は3月上旬はまだ寒冷なため、本格的な実戦調整を行うには不向きな気象条件であることや、専用球場宮城球場では毎年オフの期間には集中的に改修工事が行われていることもあって、公式戦開幕までの調整場所を必要としていた。そんな折、2006年のソフトバンクとの公式戦(前述)でビッグNを訪れた際、スタンドの規模や構造、フィールドに使用しているロングパイル人工芝の風合いなどが宮城球場に似ていることが球団関係者の好感触を得て調整地候補に浮上。

他方、2014年国民体育大会開催を控え、スポーツイベントの運営ノウハウを蓄積したい長崎国際観光コンベンション協会と、ビッグNの活用策を模索している指定管理者の長崎ダイヤモンドスタッフなど、地元関係者も楽天に対して積極的な誘致を開始。こうした両者の思惑が一致し、同年からのミニキャンプ実施に至った。同年は調整を行ったのみだったが、2年目の翌2008年2009年と楽天主催のオープン戦も2試合(いずれも対千葉ロッテマリーンズ戦)開催された。長崎でのミニキャンプについては県、球団とも今後の実施継続に前向きな姿勢を見せている。また、2008年と2009年には四国・九州アイランドリーグ長崎セインツが一部のホームゲームを開催した。

実施された主な競技等

センター付近からの眺め

施設概要

  • 両翼:99.1m、中堅:122m
  • 内外野:全面ロングパイル人工芝(2004年まで砂入り人工芝)
  • スコアボード:全面電光式(高輝度放電管)
  • 照明設備:6基
  • 一・三塁側スタンド下に屋内練習場あり
  • 収容人員:25,000人
  • 事業費:約72億円

交通

関連項目

外部リンク