鏡五郎
鏡 五郎 | |
---|---|
出生名 | 山中 詔二 |
生誕 | 1944年6月8日(79歳) |
出身地 | 日本・大阪府豊中市 |
学歴 | 大阪府立園芸高等学校卒業 |
ジャンル | 演歌 |
職業 | 演歌歌手 |
担当楽器 | 歌 |
活動期間 | 1967年 - |
レーベル | キングレコード(1985年 - ) |
公式サイト | 鏡五郎オフィシャルサイト |
鏡 五郎(かがみ ごろう、本名:山中 詔二、1944年6月8日 - )は、日本の演歌歌手。大阪府豊中市出身。大阪府立園芸高等学校卒業。
作曲家の山中孝真は長男。
来歴
1967年に『嫌んなっちゃった東京』でレコードデビュー。以後長い間下積み生活が続く。その間、俳優として暴れん坊将軍等時代劇で得意の殺陣も披露した。1985年にキングレコードと所属契約を交わす。
1988年に『鴻上尚史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で自身や家族が話題となり(詳細は後述)、同年に発売した『おしどり人生』(作詞:水木れいじ、作曲:久保進一)は、5人の歌手の競作だったが、ラジオ出演により広い世代に名を知られるようになったため、鏡の曲が最もヒットし、ようやく一般的な知名度を獲得するようになった。以後演歌界の中堅どころの歌手として活躍。
近年はCDセールスの全般的な低迷から、著名な演歌歌手でもレコード会社との所属契約を解消されてしまうケースが少なくない中で、現在もキングレコードからコンスタントに新曲をリリースし続けている。 独特の節回しで夫婦ものから、忠臣蔵などの歌謡浪曲ものまで幅広い作品を歌い上げ、根強い人気を得ている様子が伺える。
鏡五郎の息子
1988年に『鴻上尚史のオールナイトニッポン』で、当時のいわゆる「二世ブーム」のパロディとして「Jr.からの手紙」というネタコーナーが放送されていた際、パーソナリティの鴻上尚史が「売れない演歌歌手のJr.」からのハガキを(半分冗談で)募集したところ、当時中学生だった息子・孝真が反応してハガキを投稿、以後、孝真は番組に定期的に電話出演するなど、同コーナーの名物的な存在となった。
この結果、孝真は翌1989年に「鏡五郎の息子」の芸名でキングレコードからCDデビューを果たすことになるが(題名は「Jr.からの手紙」。オリコンシングルチャート最高73位)、それに伴い父親の鏡五郎も何度となく同番組にゲスト出演するようになり(ちなみに番組中では「鏡五郎の息子の親父」という呼ばれ方をすることが多かった)、当時10〜20代が大半を占めていた『鴻上〜』のリスナーの間で鏡五郎の知名度が大きく上昇した。「鏡五郎の息子」の「Jr.からの手紙」は鏡五郎の「おしどり人生」とオリコンシングルチャートに同時チャートインし、北島三郎と1st BLOOD以来、オリコン史上2回目の「親子同時チャートイン」を記録した[1]。
孝真の歌手活動はこの一曲で終わるが、その後、作曲家となり、現在も活動している。
代表的な曲
- 「おしどり人生」- 作詞:水木れいじ、作曲:久保進一 最大のヒット曲。
- 「男ごころ」- 作詞:仁井谷俊也、作曲:山崎剛昭 カップリング曲「夢歌舞伎」は長男で作曲家の山中孝真の作曲
- 「夫婦盃」- 作詞:水木れいじ、作曲:水森英夫
- 「男の流転」- 作詞:木下龍太郎、作曲:岡千秋
- 「刃傷松の廊下」- 作詞:藤間哲郎、作曲:桜田誠一
- 「番場の忠太郎」- 作詞:藤間哲郎、作曲:桜田誠一
- 「道頓堀人情」- 作詞:若山かほる、作曲:山田年秋
- 「片恋しぐれ」- 作詞:久仁京介、作曲:山崎剛昭
- 「越前しぐれ」- 作詞:仁井谷俊也、作曲:山崎剛昭
- 「まよい舟」- 作詞:岡崎ふくみ、作曲:徳久広司
- 「露地裏」- 作詞:海老原秀元、作曲:桜田誠一
- 「未練の酒」- 作詞:伊吹とおる、作曲:湯野カオル
- 「深川しぐれ橋」- 作詞:松井由利夫、作曲:吉田矢健治
- 「酒が呑みたいね」- 作詞:福江精太郎、作曲:深谷昭
- 「うちの女房」- 作詞:もず唱平、作曲:市川昭介
- 「瞼の母」- 原作:長谷川伸、作詞:坂口ふみ緒、作曲:沢しげと
主なテレビ出演
脚注
- ^ オリコン・ウィークリー(編)『小池聡行のオリコンデータ私書箱』オリジナルコンフィデンス、1991年、102-103頁。ISBN 4871310272