紀伊井田駅
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紀伊井田駅 | |
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駅舎(2005年8月) | |
きいいだ Kii-ida | |
◄阿田和 (5.4 km) (2.8 km) 鵜殿► | |
所在地 | 三重県南牟婁郡紀宝町井田1444 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 紀勢本線 |
キロ程 | 173.8 km(亀山起点) |
電報略号 | イタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
44人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1940年(昭和15年)8月8日 |
備考 | 無人駅 |
紀伊井田駅(きいいだえき)は、三重県南牟婁郡紀宝町井田にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。
旧鵜殿村と合併する直前までは紀宝町にある唯一の鉄道駅であったが、その中心からは相当に離れていた。
駅構造
単式ホーム1面1線を持つ地上駅であり、交換設備(列車の行き違いをするための設備)は持たない。開業当初からの駅舎が今も残る。駅舎の中にある出札口はすでに板でふさがれている。熊野市駅管理の無人駅。
駅周辺
七里御浜に沿ってこのあたりには比較的大きな集落が連続してあるが、この駅はそのうちのひとつにあたる井田の集落にある。海沿いを走る国道からは細い路地をしばらく歩かねばならず、駅への道が分かりにくいがこの駅の周りには人家が密集している。なおこのとおり熊野市駅から新宮駅までの間は大変に沿線の人口が多いが、紀勢本線の普通列車は本数が少ないため並行する国道には30分に1本の割合でバスが運行されており、そちらのほうが便利である。紀伊井田駅の最寄バス停は「井田駅前」であるがこのバス停は国道にあって当駅からは少し離れており、またその道は大変にわかりにくいものとなっている。なおこのあたりの海岸はアカウミガメの産卵場所となっている。
- 紀伊井田郵便局
- 紀宝町立井田小学校
- 紀宝町役場井田支所
- 井田観音 - 海岸で見つかった観音像を移設したものと伝わりこの観音にまつわる昔話がある([1])。
- 神内神社 - 安産の守り神。自然にできた岩窟を社殿として使用している。
- 七里御浜
- 国道42号
路線バス
- 新宮駅前
- 三交南紀
- 大又大久保
- 新町
利用状況
三重県統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 50人(1998年度)
- 51人(1999年度)
- 44人(2000年度)
- 37人(2001年度)
- 38人(2002年度)
- 47人(2003年度)
- 55人(2004年度)
- 59人(2005年度)
- 57人(2006年度)
- 51人(2007年度)
- 44人(2008年度)
- 45人(2009年度)
- 44人(2010年度)
歴史
この駅は昭和15年8月、国鉄紀勢西線の新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開通により国鉄紀勢西線の駅として開業した。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀勢西線の新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開通に伴い国鉄紀勢西線の駅として開業する。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅・新鹿駅間の開通を持って現在の紀勢本線が全通し新たに亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となり、当駅も国鉄紀勢本線の駅となる。
- 1983年(昭和58年)12月21日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により、東海旅客鉄道紀勢本線の駅となる。