湯浦駅
湯浦駅 | |
---|---|
駅舎 | |
ゆのうら Yunoura | |
◄佐敷 (3.9 km) (8.7 km) 津奈木► | |
所在地 | 熊本県葦北郡芦北町大字宮崎 |
所属事業者 | 肥薩おれんじ鉄道 |
所属路線 | 肥薩おれんじ鉄道線 |
キロ程 |
33.7km(八代起点) 266.0 km(門司港起点) |
電報略号 | オレユラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1926年(大正15年)9月12日 |
備考 | 無人駅 |
湯浦駅(ゆのうらえき)は、熊本県葦北郡芦北町大字宮崎358番地にある肥薩おれんじ鉄道線の駅。当駅から水俣方の次駅である津奈木駅までは複線となっている。
その津奈木駅とは8.7km離れており、当路線の中では最も駅間距離が長くなっている。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。駅舎はないが、コンクリート造りの待合所が設置される。無人駅となっている。
1 | ■肥薩おれんじ鉄道 | 八代方面 |
---|---|---|
2 | ■肥薩おれんじ鉄道 | 水俣方面 |
わかりにくいが、駅舎とは反対の2番ホーム側に裏口があり、湯浦の中心地への近道となっている。また、九州新幹線開業による第三セクター移行が決まっていたためか、九州旅客鉄道(JR九州)時代末期には駅名標が錆びたままとなっていた。これは近くの海浦駅、袋駅なども同様である。現在でも2番ホームの屋根付きベンチの箇所に国鉄時代から使われている駅名標が残っている。
駅周辺
周辺は住宅が建ち並んでいる。また、北側は湯浦温泉の温泉街である。
- 芦北町役場湯浦出張所
- 湯浦郵便局
- 芦北町湯浦運動公園
- 芦北町立湯浦中学校
- 芦北町立湯浦小学校
- 芦北町立星野富弘美術館
- 湯の香橋(くまもとアートポリス参加プロジェクト)
バス路線
- ヘルシーパーク芦北前 - 国道3号上にある。裏口から最も近い。
- 栫(かこい)- 駅前の道路を南下し近くの踏切を渡った先の国道3号上にある。駅から約500m程離れている。
- 産交バス
- 水俣産交(つなぎ温泉・新水俣駅経由)
- 道の駅たのうら(佐敷経由)
- 産交バス
かつては駅前(湯の浦駅前)からも産交バスが発着していた。当駅前からは佐敷駅、佐敷車庫、社教センター入口、古石、長崎、百木、水俣産交(大崎・平国経由)と様々な行き先の路線バスが発着していたが、古石、長崎、百木方面は2011年5月31日限り、水俣、佐敷方面も2015年9月30日限りで廃止され、現在は駅前からは廃止代替バスである「あしきたふれあいツクールバス」の発着のみで、定期路線バスの発着はない。
歴史
- 1926年(大正15年)9月12日 - 鉄道省肥薩線(初代)の駅として開業。当時は終着駅であった。
- 1927年(昭和2年)10月17日 - 鹿児島本線編入により、鹿児島本線の駅となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 公共企業体である日本国有鉄道が発足。
- 1966年(昭和41年)9月27日 - 当駅 - 倉谷信号場(廃止)間が部分複線化。
- 1968年(昭和43年)5月23日 - 当駅 - 津奈木駅間が複線化。
- 1970年(昭和45年)9月1日 - CTC導入に伴い無人化、駅舎解体。水俣駅の被管理駅になる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、九州旅客鉄道の駅となる。
- 2004年(平成16年)3月13日 - 九州新幹線の部分開業に伴う鹿児島本線(八代駅 - 川内駅間)の経営移管により、肥薩おれんじ鉄道の駅となる。
駅名の由来
開業時の地名(葦北郡湯浦村)が由来。
「湯浦」はその地名の通り「湯の湧き出る港」を意味する地名で、古くからこの地に温泉が湧いている事から付けられた地名である。
隣の駅
※ かつて当駅と津奈木の間には倉谷信号場が存在した(旧国鉄時代の1968年5月に廃止)
関連項目
外部リンク
- 湯浦駅(各駅案内) - 肥薩おれんじ鉄道