朝市
朝市(あさいち)とは、決まった日の早朝に一か所に集まり、持ち寄った野菜や魚介類などを売買する市(いち)のことをいう。一般に、駅前、峠、広場など人が集まるところで開催されることが多い。
日本
農業協同組合(農協・JA)や漁業協同組合(漁協)が主催することがあるほか、観光の目玉イベントとして自治体等が行う場合もある。中には平安時代頃から続いているといわれる石川県輪島市の朝市や安土桃山時代から続いている千葉県勝浦市の朝市、江戸時代から続いている岐阜県高山市の飛騨高山朝市など歴史的な朝市も現存している。
一般的には一定場所で開催する所が多いが、一定期間ごとに開催場所が異なる朝市(勝浦の朝市など)や曜日ごとに開催場所が異なる朝市(高知朝市など)も存在する。
なお、「朝市」と称するが朝以外の時間帯にも営業する市場も存在する。
主な朝市
本来の意味での「朝市」
- 館鼻岸壁朝市(青森県八戸市) 約400店舗
- 陸奥湊駅前朝市(青森県八戸市) 約300店舗
- 神子田朝市(岩手県盛岡市) 毎朝4時から年間300日開催
- ゆりあげ港朝市(宮城県名取市)
- 五城目朝市(秋田県五城目町)
- 勝浦の朝市(千葉県勝浦市)
- 上越の朝市(新潟県上越市)
- 魚津の朝市(富山県魚津市)
- 輪島朝市(石川県輪島市)
- 七間朝市(福井県大野市)
- 宮川朝市(岐阜県高山市)
- 陣屋前朝市(岐阜県高山市)
- 備前岡山京橋朝市(岡山県岡山市)
- 呼子朝市(佐賀県唐津市)
- 勝本朝市(長崎県壱岐市)
- 豊橋朝市(日にちによって開催場所が異なる)
- 大野の朝市
- 高知の朝市
常設の市場が「朝市」を名乗るもの
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函館朝市の朝市ドーム