交響曲第10番 (モーツァルト)

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交響曲第10番 ト長調 K. 74 は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した交響曲

概要[編集]

『交響曲第10番』作曲当時のモーツァルト(1770年)

1770年ミラノで作曲されたが、作曲の動機については不明で、この時期にイタリアへ旅行に行ったことしかわかっていない。同地で初演されたオペラポントの王ミトリダーテ』K. 87(74a)の序曲として作曲され、使用したという説もある。

自筆譜の終わりの箇所に、ラテン語で「Finis Laus Deo(終わり、神に感謝)」と書かれている。

楽器編成[編集]

オーボエ2、ホルン2、弦楽

構成[編集]

3楽章の構成で、演奏時間は約7分。第1楽章と第2楽章は切れ目なく続けて演奏する形で書かれている(なお、第1楽章と第2楽章の自筆譜にはテンポの指示は書かれていない)。

音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
Mozart:Sinfonie Nr.10 G-Dur KV.74 - ファビオ・ビオンディ指揮(Vn弾き振り)hr交響楽団による演奏。hr交響楽団公式YouTube。
第1楽章第2楽章第3楽章
カール・ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。
第1楽章第2楽章第3楽章
ハンス・グラーフ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団による演奏。
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以上2演奏は何れもYouTubeアートトラック公式収集による。

外部リンク[編集]