交響曲第27番 (モーツァルト)

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交響曲第27番 ト長調 K. 199 (161b) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した交響曲

概要[編集]

音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
Mozart,Symphony No.27 - ステファノ・モンタナリ指揮フェニーチェ劇場管弦楽団よる演奏。フェニーチェ劇場公式YouTube。
第1楽章第2楽章第3楽章
ジェームズ・レヴァイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。YouTubeアートトラック公式収集による。

1773年から1774年にかけてザルツブルクで作曲された9曲の交響曲の第2作で、第25番ト短調 K. 183より後の番号であるが、実際は4ヶ月早く作曲された。

この曲は1773年4月10日完成の日付を持っており、第26番変ホ長調 K. 184(161a)の曲の構造と内容が似ている。しかし、日付は実際には判読不明で、4月16日であるともいわれている。

楽器編成[編集]

フルート2、ホルン2、弦楽5部

構成[編集]

全3楽章構成。演奏時間は約19分である。

  • 第3楽章 プレスト
    ト長調、8分の3拍子。
    モチーフの一部はピアノソナタK.545の第1楽章冒頭で、引き伸ばしたような形で見られる。
    後の第41番ハ長調 K. 551「ジュピター」の終楽章を思わせるフガートで締めくくる。

外部リンク[編集]