ブロードメディア
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | ブロメディア |
本社所在地 |
日本 〒107-0052 東京都港区赤坂八丁目4番14号 |
設立 | 1996年9月5日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 2010401054419 |
代表者 | 代表取締役社長 橋本太郎 |
資本金 |
26億6663万円 (2014年3月31日現在) |
売上高 |
単体28億円、連結123億円 (2014年3月期) |
純資産 |
単体55億円、連結61億円 (2014年3月31日現在) |
総資産 |
単体97億円、連結110億円 (2014年3月31日現在) |
従業員数 |
単体57名、連結393名 (2014年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
SBBM 27.33% SBI エンタテインメントファンド2号 14.53% SBIホールディングス 9.07% (2014年9月30日現在) |
主要子会社 |
ブロードメディア・スタジオ株式会社 CDNソリューションズ株式会社 株式会社釣りビジョン |
外部リンク | www.broadmedia.co.jp |
ブロードメディア株式会社(英: Broadmedia Corporation)は、東京都港区に本社をおくマルチメディア配信会社。SBBMとその親会社のソフトバンクグループの持分法適用関連会社である。
概要
世界がブロードバンド化・デジタル化して行く環境の中で、それを先取りしたコンテンツ事業とコンテンツ配信事業の双方を行う会社。
創業事業のCS放送サービスを柱とした時期から積極的に事業展開を行い、コンテンツ事業と配信技術事業を中心とした事業展開を行っている。新規事業として、独自のクラウド技術を活用した「T's TV」サービス、デジタルシネマの普及促進を目的として、映画館への配信システムと配信サービスの提供を行う「デジタルシネマ」サービス等を手掛けている。
沿革
- 1996年、スカイインターナショナル企画株式会社として設立。
- 1998年、株式会社デジタルクラブに社名変更。日本デジタル放送サービス(現・スカパーJSAT)と代理店契約を結び、当時高価だったスカパー!チューナーのレンタルを開始する。
- 1999年8月、光通信が40%の株式を取得するが、光通信(HIT SHOP)を通じた強引な契約により社会問題化。2000年11月、サービス名を後の社名でもある「Club It」に変更(「クラビット株式会社」への社名変更は2002年1月)。
- 2000年4月、株式会社デジタルクラブ(旧社名ガルバ株式会社)と合併。
- 2001年6月には光通信が所有していた株式のうち3/4をソフトバンク・インベストメント(現・SBIホールディングス)傘下のファンドに譲渡するなどして光通信色を弱めていたが、2002年4月にはスカイパーフェクト・コミュニケーションズ(現・スカパーJSAT)から代理店契約を解除される。
- 2001年、子会社ブロードメディア・ティービー企画株式会社(現・ビー・ビー・ケーブル株式会社)を設立。
- 2002年3月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現:JASDAQスタンダード)に上場。
- 2002年5月、ビー・ビー・テクノロジー株式会社(現・ソフトバンクBB株式会社)とヤフー株式会社が提供する「Yahoo!BB」と「BBフォン」の取扱い開始。
- 2002年7月、日本で初めて有線役務利用放送事業者に登録。同8月にはブロードメディア・ティービー企画株式会社をビー・ビー・ケーブル株式会社に社名変更。
- 2003年3月、IP放送「BBケーブルTV」(2004年6月「BBTV」にサービス名変更)のサービスを開始(2004年8月ソフトバンクBBに譲渡)。
- 2003年7月、Oy Gamecluster社(フィンランド)と、ゲームを中心としたインタラクティブサービス事業の共同展開に関する業務提携契約を締結。
- 2003年10月、CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービス事業に参入。
- 2004年7月、ムービーテレビジョンから営業権の譲渡を受け、ブロードメディア・スタジオ株式会社を設立。
- 2004年9月、ビー・ビー・ケーブル株式会社の全株式を、ソフトバンクBB株式会社に売却。
- 2005年4月、アカマイテクノロジー社(米国)の主要リセラーであるCDNソリューションズ株式会社を子会社化。
- 2006年3月、シーディーネットワークス社(韓国)とその子会社の株式会社シーディーネットワークス・ジャパンと業務提携契約を締結。
- 2006年7月、親会社のソフトバンク・ブロードメディア(現SBBM)より、釣りビジョン、日本映画衛星放送(日本映画専門チャンネル・時代劇専門チャンネル)、ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング(J SPORTS)など8社の株式を取得。これにより、釣りビジョンは連結子会社、日本映画衛星放送は持分法適用会社となった。
- 2006年11月、ブロードメディア・スタジオ株式会社を子会社化。
- 2007年10月1日、ブロードメディア株式会社に商号変更。
- 2008年1月、会社分割によりゲーム事業をGクラスタ・グローバル株式会社へ承継。
- 2008年5月16日、SBIホールディングスに第三者割当を実施、当社の筆頭株主となる。
- 2009年9月、通信単位制高等学校「ルネサンス高等学校」を運営するルネサンス・アカデミー株式会社を子会社化。
- 2010年3月31日、SBIホールディングスが当社株式をSBI エンタテインメントファンド2号などに売却、連結対象から外れ、SBBMが再び筆頭株主となる。
- 2010年4月、映画館のデジタル化普及推進を目的としたデジタルシネマ倶楽部株式会社を設立。
- 2011年11月、Gクラスタ・グローバル株式会社がインテル キャピタルからの投資を受ける[1]。その後同社の株式を追加取得、これにより同社は持分法適用会社となった。
- 2012年9月、「世界初のWi-Fiクラウドゲーム機」のG-clusterを東京ゲームショウに出展。
- 2013年5月、G-clusterを6月20日に発売すると発表[2]。
- 2014年3月、日本映画衛星放送株式会社の保有全株式を譲渡。
主な子会社
- ブロードメディア・スタジオ株式会社(海外映画・テレビ番組の放映権販売。2004年7月、ムービーテレビジョンから営業権を譲受)
- CDNソリューションズ株式会社
- ハリウッドチャンネル株式会社
- 株式会社釣りビジョン
- ルネサンス・アカデミー株式会社
- デジタルシネマ倶楽部株式会社
G-cluster
メーカー | ブロードメディア |
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種別 | 据置型ゲーム機 |
世代 | 第8世代 |
発売日 | 2013年6月20日 |
外部接続 |
IEEE 802.11 g/n USB |
G-cluster(ジークラスタ)はテレビに繋ぐクラウドゲーム機[2](シンクライアント)。日本では2013年6月20日に発売[2]。
「月額500円プラン」と「単品購入」が用意される[2]。提供タイトルとしてはユービーアイソフト、コナミデジタルエンタテインメント、日本ファルコム、スクウェア・エニックスなどが参入。
PC向けゲームコントローラが使えるほか、スマートフォンなどをコントローラ代わりに利用できる[2]。
Gクラスタ・グローバルの「Gクラスタ」技術を利用している。この技術は「T's TV」やひかりTVゲーム(NTTぷらら)にも使われている。
脚注・出典
- ^ インテル キャピタル、日本企業2社を含むアジア企業10社に総額 4,000万ドルを投資
- ^ a b c d e “クラウドゲームを体験できるゲーム機「G-cluster」が6月20日に発売。価格は9980円から”. 4Gamer.net (2013年5月27日). 2013年5月28日閲覧。
外部リンク
関連