ハリモグラ

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ハリモグラ
ハリモグラ Tachyglossus aculeatus
ハリモグラ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 原獣亜綱 Prototheria
: カモノハシ目 Monotremata
: ハリモグラ科 Tachyglossidae
: ハリモグラ属 Tachyglossus
: ハリモグラ T. aculeatus
学名
Tachyglossus aculeatu
(Shaw, 1792)
和名
ハリモグラ
英名
Short‐beaked Echidna
亜種
  • T. a. acanthion
  • T. a. aculeatus
  • T. a. lawesii
  • T. a. multiaculeatus
  • T. a. setosus
ハリモグラの分布

ハリモグラ (針土竜、Tachyglossus aculeatus) は、現存している原獣亜綱カモノハシ目ハリモグラ科の4種のうちの1種であり、ハリモグラ属 Tachyglossus の唯一の種である。ハリモグラは背面がトゲで覆われている。また特有の吻と特化した舌を持ち、それを使い獲物であるアリやシロアリを素早く捕らえる。現存している他の単孔類であるカモノハシミユビハリモグラ属のように、ハリモグラもを産み、メスは子育ての期間にのみ育児嚢を発達させ、母乳で子供を育てる。

ハリモグラはオーストラリアに広く自然分布する。また、ニューギニア島南西部の高地および海岸地帯に分布している。絶滅の危機にはないが、狩猟や生息地の開発などの人間活動、移入種寄生虫などにより、オーストラリアのハリモグラの分布域は減少しつつある。

分布

オーストラリア(タスマニア島を含む)の砂漠を除くほぼ全域と、ニューギニア島南西部の高地および海岸地帯。

分布域内では、餌となるアリシロアリが豊富であれば、生息できる。

形態

ハリモグラは全長30–45cm、口吻は約75mm、体重約2–7kgである[1][2]。タスマニア亜種 T. a. setosus は大陸亜種よりも大きく、また体毛はトゲよりも長くなる[2]は外部に見えないため首と胴が一緒になっているように見える。の穴は頭部の両側についているが、耳介は持たない。は小さく、くさび形の口吻の基部にある。鼻孔と口は口吻の先端にある。ハリモグラは5mm以上に口を開けることができない[3]。ハリモグラの体は、腹部、顔、脚を除きクリーム色のトゲで覆われている。最大50mmになるこのトゲは体毛が変化したものであり[4]、大部分は角質化したクチクラで作られており[5]、このトゲは1年に1度生え替わる[2]。トゲの根元(毛根)は体内に約1.5cmほどの所にあり、トゲの筋肉はそれぞれ独立していて、トゲを別々に動かすことができる[5]。トゲの間にある、黒色や濃い赤褐色、黄褐色の体毛が断熱材の役割を果たし、体毛は腹面、尾も覆っている[4]。体毛やトゲの色のバリエーションは、場所によって様々である。ハリモグラの体毛には、世界最大と言われる約4mmのノミの一種 Bradiopsylla echidnae が寄生する[4]

ハリモグラの四肢は土を素早く掘るのに適応している。四肢は短いが、強力な爪がついている[4]。四肢ともに5本の指があり、後足の第2指と第3指の爪は長く伸び、トゲの間を清潔に毛繕いすることができるよう、後ろ向きに曲がっており、“groomig claw”(毛繕いをする)と呼ばれる[2]。また、オスは後肢にカモノハシのオスと同じように蹴爪があるが、この蹴爪はカモノハシとは違い、毒を出さない[2]

カモノハシのように、ハリモグラの体温は低く30–32の間である。しかし不活発になったり冬眠を行うという証明のないカモノハシとは違い、ハリモグラの体温は5℃近くまでに下がる[6]。ハリモグラは息を荒くしたり、汗腺がないため汗をかくことはなく[5]、暑い時にはシェルターを探す。秋から冬にかけて、ハリモグラは不活性状態もしくは冬眠する[7]。季節にかかわらず、暑い天候や寒い天候では不活発になる[5]

他の単孔類のように総排出腔を持ち、尿や糞、卵が通過する[7]。オスは体内に精巣を持ち、体外には陰嚢はなく、先端が4つに分かれた特殊な陰茎を持つ。妊娠したメスは腹部に、幼獣を育てるための育児嚢を発達させる。

ハリモグラはボールのように丸まることができる。口吻が右側に見える。

ハリモグラの筋肉構造は独特のものである。皮筋は大量の筋からなり、皮膚の直下にあり、体全体を覆っている。皮筋の様々な部分の収縮により、ハリモグラは形態を変えることができ、最も特徴的な形状は危険が迫った時にボールのように丸まることであり、腹部を守り、鋭いトゲで防御する。他の動物よりも全長に対し短い脊髄を持ち、胸腔をできる限り広げられる[8]

顔、あご、舌の筋肉構造はハリモグラが採食するのに特化している。ハリモグラの舌は獲物を捕らえる唯一の手段であり、口吻から約180mmほど出すことができる[1]。口は5mm以上に開くことはできない[2]。舌は糖タンパク質が豊富な粘液を出すため粘ついている。この粘液は口吻から舌を出し入れする潤滑油の役割と、アリやシロアリを粘着させて捕らえるのに役立つ。舌を出す行動は、舌の形を変え、舌を前方へ出すのを強制する環状筋を収縮させ、舌の基部とあごの二つのオトガイ舌筋を収縮させることにより可能となる。出した舌は血流により堅くなり、木や土壌を貫通することができるようになる。舌を引っ込める時は、2つの内部縦走筋の収縮により行われる。ハリモグラは歯を持たず、舌が引っ込められる時に捕らえられた獲物は口蓋の奥にあるケラチン質の歯のようなものですりつぶされる[2][3]。舌の動きはとても速く、1分間に100回ほど出し入れすることができる[1][9]。腸はアリなどの外骨格や餌と同時に飲み込んだ土を粉砕するために長くなっており、成獣で約3.4mの長さである[5]

多くの生理学適応性がハリモグラの生活スタイルを手助けしている。穴に潜るので、身の回りの空気中の二酸化炭素が高レベルであっても耐えられ、二酸化炭素濃度が高い環境であっても生存ができる。耳は低周波を感じることができ、アリやシロアリが地中から出す音を感じることができる。鼻は周囲環境の情報を収集するための機械受容器温度受容器で覆われている[10]。ハリモグラの嗅覚は良く発達しており、仲間や捕食者を捜すのに使われている。良く発達した視神経をもち、視覚的分別能力と空間記憶能力はネズミのそれと同程度である[11]。ハリモグラの中枢神経系は、有胎盤類の進化的比較のために手広く研究された。ハリモグラは体の大きさと比較し、他の動物よりも大きな前頭前皮質を持ち、レム睡眠を行うことが知られ、脳は有胎盤類の前障と同等のを持っており、このことはこれらが共通の祖先から分化したことを示している[12][13]

生態および行動

フレンチ島国立公園のハリモグラ。身を守るための穴を掘っている(ビデオ 0:43秒)

ハリモグラの体系的な生態学的研究は発表されていない。しかし、生態学的行動に関するいくつかの研究はなされてきた。ハリモグラは単独性で、子供を育てるために穴を掘るのを別とすると、特定のシェルターやねぐらは持たない。特定のなわばりを持たず、行動圏は幅広い。ハリモグラは昼行性であるが、しかし、汗腺を持たずあえぐことをしないために、熱さに対処できるようにはなっていない。そのため暑い天候時には、薄明薄暮性夜行性に、行動パターンを変化させる。寒さに耐えることができ、とても寒い地域では冬の間は冬眠する[14]

ハリモグラは餌さえあれば何処でも生活できる。口吻の先にある感覚器を使い、匂いによって餌の場所を知り、通常はアリやシロアリを捕食する[15]。獲物を掘り当てるためやシェルターにする穴を掘るために前足の爪を使い、強力に穴を掘ることができる。もし危険が迫り、逃げ場所が見つからなかった時には素早く地面を掘る[4]

オーストラリアでは朽ちた木にシロアリが豊富である森林地帯で最も普通に見られる。農村地帯では低木地帯で見られ、草原、乾燥地帯、都会の郊外などでも見られる。ニューギニアでの分布は余り知られておらず、西部ではメラウケから、東部ではポートモレスビーの東部にあるケルプ・ウェルシュ川の間のニューギニア南部に分布し、疎林で見られる[16]

繁殖

ハリモグラの腹面;卵を入れるポーチがある。

単独性のハリモグラは5月から9月の間に繁殖相手を探す[4]。明確な繁殖期は地方により異なる。繁殖期の間、雌雄ともに強い匂いを発する。1989年に最初に観察されたのであるが、求愛行動の間、オスはメスを探し出し、追いかける。最大4週間続く求愛行動では、最大10頭のオスの列が1頭のメスを追いかける。この求愛行動の期間は場所により様々である[1][17]

分布域の冷温な場所、例えばタスマニアなどでは、メスは冬眠から目覚めた数時間以内に交尾を行うことがある[18]

交尾の前に、オスはメスの、特に総排出口の匂いに注意して匂いをかぐ。オスはしばしばメスの周りを回りながら観察し、そして2頭が腹部と腹部をあわせられるように、同じような体勢をとる。

左右対称の、ロゼットのような、先端が4つに分かれた陰茎(爬虫類に似ている)を、射精の間は半分が閉じ、交互に使用する。各々約100の精子の塊がさらに高い精子の運動性を与えるようで、オス間の精子の競争の可能性がある[19]。それぞれの交尾により一つの卵が生産され、メスは繁殖期の間、ただ1度だけ交尾することが知られている。つまり、各々の交尾は成功する[20]

受精卵管で起こる。妊娠期間は21–28日で、その間メスは育児するための巣穴を掘る。この巣穴の中の気温は15度前後に保たれ、他の哺乳類の育児のための巣穴よりも低い[5]。妊娠期間の後、腹部に発達させた育児嚢に、直径14–16mmの[5]、弾性のある卵を1つ産む。産卵後10日で、育児嚢の中で孵化する[4]胎芽は抱卵期間中に卵歯を発達させ、それを使用し卵殻を割る。卵歯はふ化後すぐに消える。新生児は約1.5cm、体重0.3-0.4gである[21]。孵化後、幼児はpuggle(パグル)という呼び名で知られる。新生児は母親の乳輪を自身で探し出す。単孔類は乳首を持たず、この乳輪は母乳がしみ出してくる特化した部分である[4][1]。新生児が母乳を飲む方法はまだ知られていないが、各々の授乳期間に多量の母乳を摂取することが観察されており、母親は5-10日間、巣穴に子供を置き去りにする。母乳の主成分は脂肪、プロテイン(フコシルラクトースとシアリルラクトース)、鉄分が多く含まれ[5]、ピンク色をしている[2]。幼獣は、トゲが成長するために最終的に2-3ヶ月で育児嚢から出る[4]。幼獣が約6ヶ月で乳離れするまでの間、授乳は徐々に減少する。授乳期間は約200日で[1]、幼獣は約180-240日で巣穴を去る。

性成熟の年齢は不確実であるが、4–5年とされる。2003年に発表された、12年間の野外研究により、5年から12年で性成熟し、繁殖頻度は2年に1回から、6年に1回であるのが分かった[21]。寿命は野外では最大45年ほどである[22]

単孔類の仲間のカモノハシのように、ハリモグラの性染色体のシステムは非常に珍しく、オスはメスよりも性染色体数が少ない。メスはXXXXXXXXXX(5対)であるが、オスの最後のX染色体は対とはならず、XYXYXYXYX(4対と1つ)である。染色体間に不充分な同一性しかないために、減数分裂時の対合ではXXXXXとYYYYの2種類のみの精子遺伝子型しか可能とならず、そのためにこの性染色体の複雑なシステムが保存されている[23]

保護状態

移動中のハリモグラ

ハリモグラはオーストラリアの温暖地域やニューギニアの低地に広く分布しており、絶滅危惧種ではない[1][4]。オーストラリアでは、ハリモグラの多くが他の種よりも土地開発による影響は少ない[4]。ハリモグラは餌となるアリシロアリが豊富に生息していれば、他には特別な生息環境を必要としないからである[4]

トゲを持つにもかかわらず、猛禽類タスマニアデビル[4]ディンゴ[1]イヌネコキツネにより狩られる[5][24]オーストラリア先住民や初期のヨーロッパ入植者により食べられていた[4]。オーストラリアの動物にとって最も普通の脅威は自動車や生息地の破壊であり、これらは地域個体群の絶滅を引き起こす可能性がある。移入された寄生虫であるマンソン裂頭条虫による伝染病はハリモグラにとって致命的である。クイーンズランド野生動物保護協会はオーストラリアの動物種を観測する Echidna Watch(ハリモグラの監視)と呼ばれる調査をオーストラリア全土で行っている。

飼育下繁殖は、一部の繁殖周期が珍しいため難しい[25]。5個所の動物園だけが、ハリモグラの飼育下繁殖に成功しているが、飼育繁殖された若い個体は、成熟するまでに生き残れない。このことはミユビハリモグラ属 Zaglossus 内のハリモグラの絶滅危惧種やハリモグラに対しても少なからず、保護する意味合いをもつ。

分類

T. a. setosus、バリントン、タスマニア

ハリモグラは1792年にジョージ・ショーによって最初に発表された。ショーは、この種は南アメリカのアリクイに近縁であると考え、この種に Myrmecophaga aculeata という学名を名付け、オオアリクイ属に分類した。ショーが最初に記載して以来、この種名は4度にわたり変更され、M. aculeata からOrnithorhynchus hystrixEchidna hystrixEchidna aculeata、そして最終的に Tachyglossus aculeatusと決定した[26]

Tachyglossus とは quick tongue(素早い舌)という意味であり、ハリモグラがアリやシロアリを採餌するのに舌の動きがとても速いことに関連している。また、aculeatusspiny(とげで覆われた)もしくは equipped with spines(とげを備えた)という意味である。

ハリモグラ T. aculeatus はハリモグラ属唯一の種であり、ニューギニアに生息するミユビハリモグラ属 Zaglossus とともにハリモグラ科を構成する。Zaglossus bruijniZaglossus bartoniZaglossus attenboroughi の3種からなるミユビハリモグラ属 Zaglossus は、すべての種においてハリモグラよりも明らかに大きく、食性もアリやシロアリよりもミミズや土中の幼虫が大部分を占めている。ハリモグラ科の種は産卵をする哺乳類である。つまり、カモノハシ科に近縁であり、ハリモグラ科とカモノハシ科は、世界中に現存している数少ない単孔類である。

ハリモグラには5亜種が確認されており、それぞれが地理的に異なった場所に分布している。また、亜種は体毛の量、トゲの長さおよび幅、後足にある身繕いをするための鉤爪であるグルーミング・クロー(Grooming Claw)の大きさなどに違いが見られる。

呼び方

ハリモグラは古くは “Spiny Anteater”(トゲアリクイの意)と呼ばれていたが、実際のところハリモグラとアリクイは生物学的にはあまり関係がないために、この表現は使われなくなった。

ハリモグラが分布している地域での先住民の言語では様々な名前が与えられている。西オーストラリア州南西部のヌーンガー族 NoongarNyingarnと呼んでいる。ノーザンテリトリーのアリススプリングス南西部のセントラル・オーストラリア地域では、ピチャンチャチャラ族 Pitjantjatjara が、Porcupine Grass(Triodia属)のとげに対する言葉のtjiriという言葉に由来するtjilkamatatjiriliと呼んでいる。この言葉は“のろま”という意味も有する[28]

ヨーク岬半島の中央部では、Pakanh語族は(minha) kekoywaと呼び、minhaは“肉”や“動物”を修飾する言葉である。Uw Oykangand 語族は(inh-)ekorak、Uw Olkola 語族は(inh-)egoragと呼び、inh-はやはり“肉”や“動物”を修飾する言葉である[29]。ニューギニア南西部の高地地域では、Daribi族Chimbu族によってMungweとして知られている[16]

他の動物との関係

モグラ目ハリネズミネズミ目ヤマアラシとは体が針で覆われている点で共通するが、系統分類的には関係ない。

人との関わり

ハリモグラはオーストラリア先住民のアボリジナル・アートや伝承を含む自然崇拝文化を特徴づけている。この種は西オーストラリア州のNoongar族を含むいくつかのグループにとって、トーテム(象徴)となっていた。多くのグループはハリモグラの神話を持っている。ある神話は、腹を空かせた若者のグループが夜間に狩りに行き、ウォンバットを発見した際にハリモグラが作られたと説明している。彼らはウォンバットをめがけてやりを投げたが、暗闇で投げたやりを見失ってしまった。ウォンバットはやりを己の防具に改造し、ハリモグラへと変化したのである[30]。 他の神話では、食い意地の張った男が食糧を彼の部族から隠した神話を伝えている。戦士達は彼をやりで刺し、彼は藪の中へとはって逃げた。そこで彼はハリモグラへと姿を変え、やりは彼のトゲへと変化したのである。

ハリモグラは現代オーストラリアの象徴的な動物であり、注目に値すべきはオーストラリアの5セント硬貨[31]、および1992年に発行された200ドル記念硬貨[32]に描かれていることである。ハリモグラは郵便公社のいくつかの発行物にも含まれている。オーストラリアの郵便切手に描かれた4種のオーストラリア在来種の1つであり、1974年には25セント切手に[33]、1987年には37セント切手に[34]、1992年には35セント切手に描かれた[35]擬人化したハリモグラ・ミリー(Millie)はシドニーオリンピックのマスコットとなった[36]

キャラクター・物語

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e f g h Egerton, p. 38.
  2. ^ a b c d e f g h Cath Jones & Steve Parish, Field Guide to Australian Mammals, Steve Panish Publishing, 2004, ISBN 9781740217439
  3. ^ a b Murray, P.F. 1981. A unique jaw mechanism in the echidna, Tachglossus aculeatus (Monotremata). Australian Journal of Zoology 29: 1–5
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n http://www.dpiw.tas.gov.au/internnsf/WebPages/BHAN-5357K5?open
  5. ^ a b c d e f g h i Peggy Rismiller, THE ECHIDONA, Hugh Lauter Levin Associates, 1999, ISBN 0-88363-788-X
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  22. ^ http://www.parkweb.vic.gov.au/education/factfiles/15.htm
  23. ^ Rens, W., et al.. “The multiple sex chromosomes of platypus and echidna are not completely identical and several share homology with the avian Z”. Genome Biology 8: R243. 
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  27. ^ Griffiths, M.E. 1978. The Biology of Monotremes. Academic Press : New York ISBN 0-12-303850-2
  28. ^ Cliff Goddard (1992). Pitjantjatjara/Yankunytjatjara To English Dictionary (2 ed.). Alice Springs, Northern Territory: Institute for Aboriginal Development. p. 152. ISBN 0-949659-64-9 
  29. ^ Philip Hamilton (1997年). “short-beaked echidna, Tachyglossus aculeatus”. Australian Institute of Aboriginal and Torres Strait Islander Studies. 2007年6月8日閲覧。
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  31. ^ http://www.ramint.gov.au/designs/ram-designs/5c.cfm
  32. ^ http://heavymetalholdings.com.au/index_files/RAMGoldCoins.htm
  33. ^ http://www.filatelicbird.co.uk/animals_wild.htm
  34. ^ 1987 Wildlife II Definitives MUH Australia Stamp Setという名前の切手セットの一枚
  35. ^ http://www.stamps.com.au/shop/reprints/australian-wildlife-1992
  36. ^ How not to have an Olympic mascot nightmare

参考文献

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  • Augee, M.L. 1983. R. Strahan Ed. The Australian Museum Complete Book of Australian Mammals. p. 8–9. Angus & Robertson ISBN 0-207-14454-0
  • Egerton, L. ed. 2005. Encyclopedia of Australian wildlife. Reader's Digest ISBN 1-876689-34-X
  • Griffiths, M. 1989. Tachyglossidae. Pp. 407–435 in Fauna of Australia (D. W. Walton and B. J. Richardson, eds.). Mammalia, Canberra, Australian Capital Territory 1B:1–1227.Adam blundell rocks

外部リンク

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