アピス

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ルーヴル美術館所蔵のアピスの像、エジプト第30王朝時代のもの

アピス (Apis) は、古代エジプトの都市メンフィスで信仰された聖なるエジプト神話創造神であるプタハの化身、あるいは代理とされる[1]。別名ハピス (Hapis) またはハピアンク (Hapi-ankh)。

概要[編集]

オシリスの牡牛とも呼ばれた。

メンフィスでは、プタハの牛には、全身に29の特徴があるとされ、その全てを満たす牛をアピスとして飼育し、崇拝していた。もし誰かが新しいアピスを見つけた時には、前のアピスは、ナイル川に沈められたと伝えられている[2]

脚注[編集]

  1. ^ 『エジプト神話』244-245頁。
  2. ^ 『エジプト神話』245-246頁。

参考文献[編集]

  • イオンズ, ヴェロニカ『エジプト神話』酒井傳六訳、青土社〈シリーズ世界の神話〉、1991年8月。ISBN 978-4-7917-5145-7