USレッチェ

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USレッチェ
原語表記 Unione Sportiva Lecce
愛称 Giallorossi (黄と赤),
Salentini (サレント人),
Lupi (狼)
クラブカラー 黄と赤
創設年 1908年
所属リーグ セリエA
所属ディビジョン 1部
ホームタウン レッチェ
ホームスタジアム
ヴィア・デル・マーレ
収容人数 40,670
代表者 イタリアの旗 サヴェリオ・スティッキ・ダミアーニ
監督 イタリアの旗 マルコ・バローニ英語版
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ウニオーネ・スポルティーヴァ・レッチェUnione Sportiva Lecce)は、イタリアレッチェを本拠地とするサッカークラブチーム。2022-23シーズンはセリエAに所属。

概要

1908年3月15日、スポルティング・クラブ・レッチェSporting Club Lecce)として創立。1927年9月16日に現在のウニオーネ・スポルティーヴァ・レッチェへと改称している。

セリエA初昇格は、1985-86シーズンで、過去最高順位は1988-89シーズンに記録した9位。その後もセリエAとセリエBを毎年のように降格と昇格を繰り返していた。

デリオ・ロッシ監督に率いられた2003-04シーズンにセリエAに再昇格し、エルネスト・チェバントンを中心に若手主体の編成で昇格組ながらも10位と大躍進した。続く2004-05シーズンもロッシ監督の師匠に当たるズデネク・ゼーマン監督に率いられ、失点を恐れない攻撃サッカーを魅了し、一桁順位にまでは届かなかったものの、このシーズンも10位と余裕でセリエA残留を勝ち取った。しかし2005-06シーズンは一転、ゼーマン監督が去り、スタイルも大きく異なったチームは一気に下降線を辿り、19位に終わりセリエB降格が決定した。

2011年5月15日、セリエA第37節ASバーリ戦にて、2-0の勝利を収め、セリエA残留を決める。しかし、後に降格の決まっていたバーリに対して、レッチェが八百長を働きかけていた事が発覚し、当時バーリに所属していたDFアンドレア・マジエッロは意図的にオウンゴールを入れた事を認め、逮捕された。レッチェは八百長に関わった事により、シーズン終了後にレガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネ(3部)へ降格。この八百長にはシンガポールマフィアが仕組んだ事が判明している。なお、バーリサポーターである弁護士らが起こしていた訴訟を受けて、バーリ裁判所はこの試合を観戦していた観客にチケット価格の10倍にあたる金額を払い戻すという異例の判決を下した[1][2]

1985-86シーズンのセリエA初昇格以降で15回の昇降格を繰り返している。とりわけ1990年代は、1995-96シーズンでのセリエC1に属していた時期を含む毎年のように昇降格を経験した。

セリエAに留まることを目標にするエレベータークラブである[3]

タイトル

国内タイトル

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズン ディビジョン コッパ・イタリア
リーグ 順位
2000-01 セリエA 34 8 13 13 40 54 37 13位 ベスト16
2001-02 セリエA 34 6 10 18 36 56 28 16位 2回戦敗退
2002-03 セリエB 38 15 18 5 46 33 63 3位 GS敗退
2003-04 セリエA 34 11 8 15 43 56 41 10位 GS敗退
2004-05 セリエA 38 10 14 14 66 73 44 11位 ベスト16
2005-06 セリエA 38 7 8 23 30 57 29 18位 1回戦敗退
2006-07 セリエB 42 17 7 18 56 53 58 9位 1回戦敗退
2007-08 セリエB 42 23 14 5 70 29 83 3位 1回戦敗退
2008-09 セリエA 38 5 15 18 37 67 30 20位 3回戦敗退
2009-10 セリエB 42 20 15 7 66 47 75 1位 3回戦敗退
2010-11 セリエA 38 11 8 19 46 66 41 17位 4回戦敗退
2011-12 セリエA 38 8 12 18 40 56 36 18位 3回戦敗退
2012-13 セリエC・ジローネA 32 18 7 7 56 34 61 2位 3回戦敗退
2013-14 セリエC・ジローネB 32 19 4 9 51 30 61 3位 3回戦敗退
2014-15 セリエC・ジローネC 38 20 7 11 50 32 67 6位 2回戦敗退
2015-16 セリエC・ジローネC 34 17 12 5 46 28 63 3位 2回戦敗退
2016-17 セリエC・ジローネC 38 21 11 6 62 36 74 2位 3回戦敗退
2017-18 セリエC・ジローネC 36 21 11 4 53 30 74 1位 3回戦敗退
2018-19 セリエB 36 19 9 8 66 45 66 2位 3回戦敗退
2019-20 セリエA 38 9 8 21 52 85 35 18位 4回戦敗退
2020-21 セリエB 38 16 14 8 68 47 62 4位 3回戦敗退
2021-22 セリエB 38 19 14 5 59 31 71 1位 ベスト16
2022-23 セリエA

現所属メンバー

2022年9月2日現在[4]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK イタリア マルコ・ブレーヴェ
3 DF アルバニア カストリオト・デルマク ()
4 DF トルコ ユルドゥルム・メルト・チェティン
5 DF クロアチア マリン・ポングラチッチ ()
6 DF イタリア フェデリコ・バスキロット
7 MF ノルウェー クリストフェル・アスキルセン
8 MF クロアチア クリスティアン・ビストロヴィッチ
9 FW イタリア ロレンツォ・コロンボ
11 FW イタリア フェデリコ・ディ・フランチェスコ
13 DF イタリア アレッサンドロ・トゥーイア
14 MF アイスランド ソーリル・ヨハン・ヘルガソン
16 MF スペイン ジョアン・ゴンサレス
17 DF フランス バレンティン・ゲンドリー ()
19 FW ポーランド マルチン・リストコフスキ
20 MF チェコ ダニエル・サメク
21 GK イタリア フェデリコ・ブランコリーニ
22 FW ザンビア ラメック・バンダ
No. Pos. 選手名
23 MF スウェーデン ヨン・ビョルケングレン
25 DF イタリア アントニーノ・ガッロ
26 DF イタリア マッティア・チウッチ
27 FW ブラジル ガブリエウ・ストレフェッツァ ()
28 FW フランス レミ・ウダン
29 MF フランス アレクシ・ブラン
30 GK イタリア ウラディミーロ・ファルコーネ
31 FW スウェーデン ヨエル・ヴォエルケーリング・ペルソン
34 FW フィンランド エエトゥ・メンメ
42 MF デンマーク モルテン・ヒュルマンド キャプテン
70 DF ベルギー ロブ・ニゼー
77 FW ガンビア アッサン・セーサイ
80 MF コソボ メドン・ベリシャ
83 DF ベルギー マッツ・レメンス
93 DF フランス サミュエル・ユムティティ ()
97 DF イタリア ジュゼッペ・ペッツェッラ
99 FW スペイン パブロ・ロドリゲス

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

レンタル移籍

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
4 DF トルコ ユルドゥルム・メルト・チェティン (ヴェローナ)
5 DF クロアチア マリン・ポングラチッチ (ヴォルフスブルク) ()
7 MF ノルウェー クリストフェル・アスキルセン (サンプドリア)
8 MF クロアチア クリスティアン・ビストロヴィッチ (CSKAモスクワ)
9 FW イタリア ロレンツォ・コロンボ (ミラン)
No. Pos. 選手名
28 FW フランス レミ・ウダン (ボルドー)
30 GK イタリア ウラディミーロ・ファルコーネ (サンプドリア)
93 DF フランス サミュエル・ユムティティ (バルセロナ) ()
97 DF イタリア ジュゼッペ・ペッツェッラ (パルマ)
-- DF イタリア ジャンルカ・フラボッタ (ユヴェントス)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- DF イタリア リャリオ・モンテリージ (フロジノーネ)
-- DF イタリア ロベルト・ピエルノ (ヴィルトゥス・フランカヴィッラ)
-- DF コロンビア ブライアン・ベラ (アメリカ・デ・カリ)
-- DF イタリア ファビオ・ルチオーニ (フロジノーネ)
No. Pos. 選手名
-- DF イタリア ジャンルカ・フラボッタ (フロジノーネ)
-- MF イタリア セルジオ・マゼッリ (カルチョ・フォッジャ)
-- FW イタリア マッティア・フェリシ (パレルモ)

歴代監督

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

脚注

参考文献

  • 後藤 健生『ヨーロッパ・サッカーの源流へ―プレミア、セリエA、フランスリーグ取材ノートから』双葉社、2000年。ISBN 978-4575291391 

外部リンク