虎ノ門テレビ
DHCテレビジョンが入居する共同通信会館 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-2-5 共同通信会館2F |
設立 | 1995年11月22日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 6010401091391 |
事業内容 |
番組供給事業 興行事業 動画配信事業 |
代表者 | 吉田嘉明(代表取締役会長兼社長) |
資本金 | 9000万円 |
主要株主 | 株式会社DHC(100%) |
関係する人物 |
大塚隆一(日本ラッド会長)[注釈 1][1] 武田邦彦(日本ラッド取締役)[注釈 2][1] 日下公人(日本ラッド監査役) |
外部リンク | https://dhctv.jp/ |
特記事項:2015年1月1日に株式会社シアター・テレビジョンから株式会社DHCシアターに商号変更。2017年4月1日に株式会社DHCシアターから株式会社DHCテレビジョンに商号変更。 |
DHCシアター カルチャー&エンターテイメント | |
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基本情報 | |
運営(番組供給)事業者 | 株式会社DHCシアター |
旧チャンネル名 | シアター・テレビジョン |
放送(配信)開始 | 1996年10月1日 |
放送(配信)終了 | 2017年3月31日 |
ジャンル | 娯楽・趣味 |
放送内容 | 情報番組・討論番組・演劇(以前はオペラ、ダンス、演劇、ミュージカル、お笑いなどの舞台中継) |
視聴可能世帯数 |
なし 2009年時点で80万世帯[2] |
スカパー!プレミアムサービス | |
放送事業者 | 株式会社スカパー・エンターテイメント |
チャンネル番号 | Ch.547(HD) |
放送開始 | 2012年9月29日 |
放送終了 | 2017年3月31日 |
スカパー!プレミアムサービス(標準画質) | |
放送事業者 | 株式会社DHCシアター |
チャンネル番号 | Ch.262 |
放送開始 | 1996年10月1日 |
放送終了 | 2014年5月31日 |
ディレクTV(放送終了) | |
放送事業者 | ワンダーウェーブ株式会社 |
チャンネル番号 | Ch.320 |
放送開始 | 1997年12月1日 |
放送終了 | 2000年9月30日 |
その他(再送信・配信) | |
eo光テレビ | 262 |
J:COM | 235 |
株式会社DHCテレビジョン(ディー・エイチ・シー・テレビジョン)は、インターネット動画配信と番組販売の事業を行う制作プロダクション。通称はDHCテレビ。2017年3月31日まではDHCシアターの通称で、日本のCS放送チャンネルを放送事業者として運営していた。
概要
この節の加筆が望まれています。 |
1995年11月22日、セゾングループの元映画事業担当者で映画プロデューサーの山田英久が(旧)株式会社シアター・テレビジョン社を設立。1996年3月29日、委託放送業務の認定申請[3]。1996年10月1日から放送開始。シアター・テレビジョンとして開局以降、日本初の「舞台」専門チャンネルとしてオペラ、ダンス、演劇、ミュージカル、お笑い等の舞台中継を国内物と海外物のソフトを半分ずつ取り扱っていく方針で扱ってきた[4]。しかし、2000年12月26日、(旧)株式会社シアター・テレビジョンが民事再生手続開始決定を受け、事実上倒産[5]。後に、ネビュラプロジェクト、サントリー他の出資による新会社に放送事業を譲渡して経営再建に成功。代表が代わり、今井美和になる[6]。2001年には市村作知雄が代表取締役となった。
2006年3月、日本ラッドの持分法適用会社となる[7][8][9]。2007年、日本ラッドの大塚隆一が代表取締役に就任し、2008年10月10日付で元国会議員、弁護士である浜田卓二郎の妻で、実業家の浜田マキ子が取締役社長に就任[10]。2009年2月17日、日本ラッドを対象とする第三者割当増資を実施し、これにより日本ラッドの連結子会社となる[11]。
それに伴い、スカパー!へのチャンネルカテゴライズを「芸術」から「総合」へ変更し[12]、旧経営陣は退陣した[2]。2009年4月からは「シアター・テレビジョンはウイングを広げます」[13]とのキャッチコピーのもと、同年5月1日から編成を大幅に変え、芸術番組を削減し、保守派論客による時事番組やインタビュー番組、映画などを放送するようになった[14][15][注釈 3]。
また、編成の中で、放送収益強化の為、競艇中継への放送枠の販売や電波オークションなる放送枠のネットオークション販売を行った事もある。
2014年5月1日付で、筆頭株主がDHCの代表取締役会長である吉田嘉明が取締役会長に就任[16]、本社フロアを日本ラッド社内である共同通信会館7階から現在の2階に移転[17]。また、2014年9月に株式会社TVTVTVから移籍入社した山田晃が取締役に就任する。
2015年1月1日、社名を株式会社シアター・テレビジョンから株式会社DHCシアターに変更した。それに伴い、同社のサテライトスタジオを生放送の対応が出来るよう、放送ブースとサブルームを増改築[18][19][20][21]。同年4月1日付でチャンネル名称を「シアター・テレビジョン」から「DHCシアター」へ変更し、CI、ロゴ等も変更した[22][23][24]。それに伴い、株主も吉田嘉明個人からDHCグループ傘下となった。その際、外部プロデューサーとして上村直人が参加し、統括プロデューサーとして「虎ノ門ニュース」「ニュース女子」「放言BARリークス」などの全てのヒット番組を企画し立ち上げに華を添えた。
2016年4月1日、インターネットへの動画配信へリソースを注入するため、番組編成で日中のテレビ放送時間を停波する事を決定し、視聴料金の改定を実施[25]。
2017年3月31日をもって、スカパー!プレミアムサービス、プレミアムサービス光、eo光テレビでのテレビ放送サービスを終了し、テレビ局として閉局[26]。インターネット動画配信と番組販売の事業を継続し、2017年4月1日に企業名称を「DHCテレビジョン」に、ブランド名を「DHCテレビ」に変更した[27]。
2017年10月24日、取締役社長であった浜田マキ子と同社元社員が『やらまいか〜真相はこうだ!〜』及び『日本らしい国づくり』をDHCテレビに無断でYouTubeにて配信[28]し、かつ「やらまいか」の続編を匂わす説明をしていたため、取締役会にて2017年10月18日付で浜田を解任したことを発表。後任に取締役である山田晃が就任した[29][30]。
2017年11月22日、経営方針の違いから同社の一部が離れ、未来ネットが設立され袂を分れた。
2019年7月28日、渋谷区宇田川町に所在する、東急ハンズ渋谷店地下2階にDHCグループのCROSS FMと共同で新たにスタジオを開設した[31]。2022年度から共同通信会館が虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業のため閉鎖・取り壊しになったが、当面は同社本社が所在する共同通信会館のスタジオからも配信は継続する予定。
2022年11月4日付で、当時の代表取締役社長であった山田晃が解任された。
現在は株式会社ボーイズ、WACホールディング株式会社、株式会社NEXTEPの関連会社が同社のコンテンツを仕切る仕組みになっている。
2022年11月にオリックスから、2023年3月にDHCを吉田から買収して子会社化することが発表されたが、当社については継承されないとみられ、買収発表直前には一部の番組の終了が発表されている。今後はDHCから切り離されて吉田の個人オーナー事業として継続されるか、他資本に経営譲渡されるか、事業そのものが整理されるかまだ明らかにされていない。
主な番組
ストリーミング生配信
- 以下の番組はYouTube Live、ニコニコ生放送、OPENREC.tvにて配信
- 過去
- キレイになれる生放送 エクストリーム昼休み →DHCキレイを磨く!エクストリームBeauty
- 和の国の明日を造る
- DHC渋谷スタジオ製作委員会[注釈 4]
- ニュース女子★△
- #渋谷オルガン坂生徒会
- 虎ノ門ニュース 8時入り! →真相深入り!虎ノ門ニュース
アップロード配信
放送事業者に対しての番販番組
- ☆:TOKYO MXで放送枠枠購入放送番組
★:一部地上波放送局での放送枠枠購入放送番組
△:FOXスポーツ&エンターテイメントでの放送枠枠購入放送番組
◎:テレビ東京での放送枠枠購入放送番組 - 過去
- スカイ△はいく[注釈 5]◎
- 放言BARリークス〜酒と政治とおカネと女〜△
- エクストリーム昼休み → DHCキレイを磨く!エクストリームBeauty△
- ニュース女子★△
放送事業者として放送していた番組
- ☆:TOKYO MXでの放送枠枠購入していた放送番組
▲:FOXスポーツ&エンターテイメントで放送枠購入していた過去の放送番組
生放送
- 虎ノ門ニュース 8時入り! → 真相深入り!虎ノ門ニュース
- エクストリーム昼休み → DHCキレイを磨く!エクストリームBeauty
政治・教養
- ニュース女子 ☆▲
- 放言BARリークス〜酒と政治とおカネと女〜▲
- 佐々木伸、大久保涼香『中東ヘッドライン』
- 加瀬英明、村松えり『日本らしい国づくり』
- 武田邦彦『現代のコペルニクス』
- 渡部昇一×宮崎美子『書痴の楽園』▲
- 渡部昇一『平成の修身』
- 宮脇淳子『歴史とは何か』
- 宮脇淳子×福島香織『本当は日本が大好きな中国人』
- 加瀬英明×堤堯『つつみかくさず』
- 志方俊之『危機管理と日本の安全』
- 日下公人『日本出動』
- 馬渕睦夫『和の国の明日を造る』
- 佐々木伸 『中東メルトダウン』
- 高山正之 『変見の作りかた』
- 馬渕睦夫『世界を知れば日本がわかる』
- 辻毅の『地理散歩』
文化
- Quality HATAGO▲
- ゴードン・ラムゼイ 悪夢のキッチン
- ヴァルデマー・ヤヌシャックのバロック美術紀行
- リアリティ・ショー『女王メアリーの店舗再生物語』
- “しつけのカリスマ”ジョー・フロスト 子育て相談の旅(スーパーナニー)
- プロ野球ニュース
- 長坂靖子『きれい物語』
- 2015 ミス・インターナショナル世界大会とその軌跡
- ミス・ワールド2014
- 平松玲 『すべての食はローマに通ず』
- 女の生き方▲
- 『音の教養』〜あなたのためのクラシック音楽〜
- 山田美彌子『未来への伝統』▲
- ダニエル・カールの英語 にっぽん昔話
- 『江戸千家〜家元の所作に学ぶ〜』
以前放送されていたレギュラー番組
- 武田邦彦 『福島原発シリーズ』
- 渡部昇一 『知的生活の準備』
- 三須啓仙 『興運のすすめ』
- 伊藤賀一 『天職』
- 小西千尋 さくらの女王ドキュメンタリー2014
- そのまま言うよ! やらまいか→やらまいか 〜真相はこうだ!〜[注釈 6]
- 岩見隆夫 週刊 岩見隆夫『サンデー時評』
- 鈴木美勝 ひげ流 日本外政論
- 論を立てる(平沢勝栄・浅尾慶一郎・木内たかたね)
- 激動アジア〜500人のリーダーたち〜
- 松本健一/松本健一の思想旅行〜ライカ犬の夢〜
- 安倍晋三×黒岩祐治/晋ちゃん&黒ちゃんのシンクロナイストーク
- 黒岩祐治/黒岩祐治の人材発掘!〜国づくりは人づくり〜
- 杉田勝/FX先生[注釈 7]
- 石井至/石井至の為替哲学[注釈 8]
- ボートレース大村実況中継(無料放送、2012年4月より)
- ボートレース若松実況中継(無料放送、2013年4月より。大村開催日は17時から、非開催時は14時30分から)
- 中曽根康弘の新・定点観測(政治や社会問題に関して岩見隆夫との対談番組、月一回放送)
- 時代を創る(堤尭とゲストによる討論番組、毎週月曜日放送)
- 討論番組
- 平泉渉 世界のダイナミズム〜父が娘に語る千夜一夜〜
- ありのままの主張
- 子供向け番組『ノリノリタマゴ!』
- ストリングラフィ・アンサンブル『糸の森の音楽会』
- 親子で聞きたいギリシア神話
- 日本女子体育大学 ダンス・プロデュース研究部出演 ドキュメンタリーBongo Bongo,9 phases
- 尾米タケル之一座 小出裕章『絶対!!原子力戦隊スイシンジャー』
日本ラッド事業移転前の番組
- CaramelboxTV[注釈 9]
- CaramelboxPV[注釈 10]
- ステージNews シアター・ゴーズ・オン![注釈 11]
- What's up 宝塚[注釈 12]
- 踊りに行くぜ!!(全国各地で行う「踊りに行くぜ!!」プロジェクトの公演を放送、第1土曜日放送)
- Theater Info.Clips(舞台情報番組、毎週土曜日放送)
- テアトルプラトー(新進気鋭の劇団の舞台を放送、第2・第3・第4土曜日放送)
- 大人の時間(劇団 大人計画の舞台を放送、毎月1作品)
- 愛っぱ(小林愛司会の舞台情報番組)
- ホリプロお笑いスペシャルセレクト
脚注
注釈
- ^ 武田とは東京大学時代の先輩にあたる
- ^ 大塚とは東大時代の後輩にあたる
- ^ 資本関係変更に伴う編成の変更であるが、大塚、濱田のこの対応に対して、劇団キャラメルボックスやナイロン100℃主宰である、ケラリーノ・サンドロヴィッチは遺憾の意を発信していた
- ^ 若者向け新番組の企画を検討する番組。虎ノ門ニュース番組終了直後にスタジオセット入替えをして、虎ノ門ニュースの演者もそのまま出演する。
- ^ 著作はテレビ東京とdentsuの共同名義
- ^ 番組構成変更
- ^ 日本ラッドが主要株主時代のタイアップ番組
- ^ 日本ラッドが主要株主時代のタイアップ番組
- ^ 演劇集団キャラメルボックスの舞台中継。インターローカルTVを経て現在はホームドラマチャンネルで放送を行っている
- ^ 演劇集団キャラメルボックスの公演情報番組
- ^ 舞台情報番組、月二回放送。Theater Info.Clipsの後番組
- ^ TAKARAZUKA SKY STAGEより番組販売
出典
- ^ a b theatertvの投稿(189769234433304) - Facebook
- ^ a b “社長 浜田麻記子のインタビュー”. 日刊ゲンダイ (2009年6月19日). 2016年1月29日閲覧。 付け
- ^ “電波監理審議会(第782回)議事要旨”. 総務省 郵政事業庁 (1996年4月16日). 2016年1月27日閲覧。
- ^ 『放送』 二期出版
- ^ “2000.12.26 シアターテレビジョンが倒産、民事再生へ”. 週刊StagePower編集部. 2016年1月24日閲覧。
- ^ 多チャンネル時代に挑む 番組供給事業者 インタビュー/佐々木一朗 Vol.1 映像新聞社 2003年11月10日号
- ^ “平成18年3月期 個別財務諸表の概要”. 日本ラッド (2006年5月22日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “平成18年3月期 決算短信(連結)”. 日本ラッド (2006年5月22日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “日本ラッド株式会社 企業プレゼン資料”. 日本ラッド (2007年9月6日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “4月1日からシアターテレビジョン”. 浜田マキ子ジャーナル (2009年3月20日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “平成21年3月期 決算短信”. 日本ラッド (2009年5月20日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “シアターテレビジョン「CaramelBoxTV」、唐突に4月いっぱいで終了。 [製作総指揮としてのお知らせ。]”. 加藤昌史 (2009年5月21日). 2016年1月24日閲覧。
- ^ 読売新聞 朝刊 2009年4月29日
- ^ “シアターテレビジョン会社概要(Webアーカイブ)”. シアターテレビジョン (2009年7月24日). 2016年1月24日閲覧。
- ^ “シアターテレビジョン「CaramelBoxTV」、唐突に4月いっぱいで終了。 [製作総指揮としてのお知らせ。]”. ケラリーノ・サンドロヴィッチblog 「日々是嫌日」 (2009年5月2日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ "シアター・テレビジョン新体制発足と本社移転のご挨拶" (Press release). シアターテレビジョン. 29 May 2014. 2016年1月26日閲覧。
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- ^ “2015・3・12 ゴーサインに歓声”. 濱田麻紀子のブログ (2015年3月12日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “2015・3・13 DHCシアターがいよいよ動きだしました”. 濱田麻紀子のブログ (2015年3月13日). 2016年1月25日閲覧。
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- ^ “2014・9・18 ベストキッズ 松陰先生の言葉は「その8」”. 濱田麻紀子のブログ (2014年9月18日). 2016年1月26日閲覧。
- ^ “会社概要”. シアター・テレビジョン (2014年12月24日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “会社概要”. DHCシアター (2015年2月16日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ “放送時間短縮のお知らせ ~スカパー!プレミアムサービス、eo光TVにて番組をご覧頂いている皆様へ~” (2016年3月23日). 2016年4月10日閲覧。
- ^ "【スカパー!プレミアムサービス・プレミアムサービス光及びeo光テレビでの放映終了と今後のお知らせ】" (Press release). DHCシアター. 2014-5-29. 2017-2-1閲覧。
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の日付が不正です。 (説明) - ^ "【社名変更と今後のお知らせ】" (Press release). DHCシアター. 2017-3-1. 2017-3-10閲覧。
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の日付が不正です。 (説明) - ^ yaramaika360のツイート(922649290916347904)
- ^ "お知らせ" (Press release). DHCテレビジョン. 24 October 2017. 2017年10月24日閲覧。
- ^ “DHCシアターが浜田麻記子社長を解任 無断で「関連」番組を制作か”. 産経新聞. (2017年10月24日) 2017年10月25日閲覧。
- ^ “東急ハンズ渋谷店に「DHC」スタジオ 若者に訴求、公開生放送も”. みんなの経済新聞ネットワーク(2019年7月25日作成). 2019年7月25日閲覧。